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小泉内閣メールマガジン 第129号 ========================== 2004/02/19

★☆ おんらいん読者感想 ☆★
  ※メールマガジンの登録者が対象です(2月22日まで)
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□ 目次

[らいおんはーと 〜 小泉総理のメッセージ]
● 住んでよし、訪れてよしの国づくり

[大臣のほんねとーく]
● 輸出管理の強化について(経済産業大臣 中川昭一)

[特別寄稿]
● 建物に屋根をかけよう(都市再生戦略チーム座長 伊藤滋)

[小泉内閣の動き]
● 観光政策に関する各国大使との懇談会(04/02/18)
● 司法制度改革推進本部(04/02/13)

[数字でみる日本]
● 23,738件

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[らいおんはーと 〜 小泉総理のメッセージ]
小泉総理大臣プロフィール
● 住んでよし、訪れてよしの国づくり

 小泉純一郎です。

 昨日、欧米やアジアの大使の方々に官邸に来ていただいて、外国人がもっ
と日本を訪れるようにするにはどうしたらよいか、お話をうかがいました。

 日本から外国へは毎年1600万人が訪問しているのに、外国から日本を
訪れるのは毎年500万人程度にとどまっています。

 もっとたくさんの人が外国から日本を訪問するようになって欲しい。もっ
と多くの外国人が訪れたくなるような国に日本をしていきたい。こういう思
いで、昨年1月、「2010年までに日本を訪れる外国人を倍増させる」と
いう目標を打ち出しました。以来、「住んでよし、訪れてよしの国づくり」
を進めているところです。

 このメルマガでも紹介したのでみなさんご存知の「観光カリスマ」の方々
に頑張ってもらって「一地域一観光」を進めてもらっていますし、外国テレ
ビのCMに私自身が出演して海外に日本のよさをアピールしています。

 各国の大使の方々からは、「日本はどこを訪れても、文化も、自然も、人
々も、ワクワクするような観光資源でいっぱいだ。」と心強い言葉をいただ
きました。

 しかし、「日本の鉄道は速くて正確ですばらしいけれども、外国人にはど
うやって乗ったらよいのかわかりにくい。」、「外国語のパンフレットや案
内表示が少なすぎる。」という厳しい声もきかれました。

 外国で使っていた携帯電話が日本では使えないとか、外国の銀行のキャッ
シュカードでは日本の銀行のATMからお金を引き出せないなど、まだまだ
改善すべき点があります。

 そうかといって、何でも外国流が良いというわけではありません。日本式
の旅館で温泉につかって、日本間に布団を敷いて寝たいという外国の観光客
もたくさんいるそうです。

 地域再生と観光振興、この二つはお互いに関連していて、一緒に進めてい
くことが大切です。もうすぐ愛知で「愛・地球博」が開かれますから、こう
いう大きな行事も活用して、観光立国を進めていきたいと思っています。

 先週、平壌(ピョンヤン)で日朝の政府間協議がおこなわれました。拉致
問題などについて大きな進展はありませんでしたが、拉致問題と核、ミサイ
ルの問題を包括的に解決して日朝の国交正常化を進めるという日本の立場に
変わりありません。

 日朝平壌宣言を重視していこうという基本的な認識はお互いに一致してい
ますから、できるだけ早く正常化につながるように努力していきたいと思い
ます。
 
 まもなく六カ国会合も始まります。ねばり強く解決に向けて努力していき
ます。

※ 小泉総理が出演した外国人旅行者訪日促進ビデオ「ようこそ!ジャパン」
 日本語版 http://www.kanko-otakara.jp/vjc_cm/jp.html
 英 語 版 http://www.kanko-otakara.jp/vjc_cm/en.html

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[大臣のほんねとーく]
中川経済産業大臣プロフィール
● 輸出管理の強化について(経済産業大臣 中川昭一)

 皆さんは、核兵器等の大量破壊兵器に日本製の部品が使われていたとすれ
ば、どう思いますか。日本の安全を確保するとともに、世界の平和に貢献す
ることはとても大切なことです。今日は、大量破壊兵器の拡散を防ぐ手段の
一つ、「輸出管理」についてお話します。

 世界各地でのテロや核開発の進展など、このところ、大量破壊兵器が使わ
れる危険性が高まっています。実は、大量破壊兵器の開発には、本来軍事用
に製造されたものではない部品が使われることがあります。日本から輸出さ
れる工作機械などが大量破壊兵器の開発者やテロ集団などの手に渡り、大量
破壊兵器の開発などに転用されては大変です。皆さんの普段の生活とは縁遠
い話かもしれませんが、輸出管理は世界の平和のためには絶対に欠かせない
取組なのです。

 私たちも効果的な「輸出管理」を目指し、一昨年の「キャッチオール規制」
の導入など、制度面と運用面から様々な工夫をしています。しかし、特に最
近では、北朝鮮など懸念国による調達活動が活発化し、また第三国を経由し
た迂回輸出を行うなど、手口が巧妙化しています。それを防ぐためには、日
本だけの取組では限界があり、国際的協力体制が欠かせません。

 私たちは、何よりもまず、アジア地域で問題意識の共有が必要だと考えて
います。そのために、昨年12月の日ASEAN特別首脳会合では、私から、
各国がきちんと輸出管理を実施するよう提案し、「行動計画」に盛り込まれ
ました。また、今年1月にベトナムとカンボジアを訪問した際にも、輸出管
理分野での協力をお願いしたところです。

 とはいうものの、アジアの国々の問題意識はまだまだばらつきがあり、日
本が先頭に立ってアジアの輸出管理レベルを引き上げていかなければなりま
せん。アジア各国へ訴える力をもっと強くするためにも、皆さんにも少しで
も関心を持っていただければ幸いです。

※ キーワード解説(大量破壊兵器、キャッチオール規制)
 http://www.kantei.go.jp/jp/m-magazine/backnumber/2004/0219kw.html

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[特別寄稿]
伊藤滋氏プロフィール
● 建物に屋根をかけよう(都市再生戦略チーム座長 伊藤滋)

 今回はコンクリートの建物に屋根をかける話しをします。皆さん高い建物
に登って下を見ますと、私達の町が本当に雑然と薄汚いことに驚かれると思
います。特にマンションや商店街のオフィスビルの屋上は空調機や水槽・広
告塔が置かれ、ひどい所ではゴミ袋や建物の廃材が放置されています。建築
士や工務店は建物の出入口や四周の壁面のデザインには気を使いますが屋上
には無関心なのです。

 しかし高層ビルが当たり前になった現在、都市を美しくするためには、高
いところから見た都市景観がとても大切になってきました。ヨーロッパの街
が美しいのは市街地の建物に屋根をつける習慣があるからです。パリの街、
ロンドンの街が美しいのは、普通の街の建物に屋根があるからです。

 我国でも関西に行きますと、屋根をかけているマンションが幾つかありま
す。とても品が良く周囲に配慮している建築士の心構えが伝わってきます。
屋根をかければ、みにくい屋上の装置が隠されるだけでなく、夏の熱い日照
から建物を守ります。

 湿度が高く多雨の我国で、建物が汚れず、雨漏りを防ぐためにも屋根は必
要です。屋根に太陽光発電パネルをつけてもよいでしょう。コンクリートの
建物に屋根がかかれば、日本の都市景観もモザイク的な美しさを取り戻しま
す。かって、江戸の街が美しかったと外国人から言われたのは、どの建物に
も銀色の瓦屋根がのっていて統一された街並みであったからです。

 屋根をかけるのにはそれ程の費用はかかりません。工事費総額3億円のマ
ンションで、工事費の1%、300万円位あれば充分です。小さい商店街の
雑居ビルならば100万円もかかりません。半額は国や市役所が補助をして
もよいのです。まず隗より始めよで、役所の建物には全て屋根をかけましょ
う。

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[小泉内閣の動き]

● 観光政策に関する各国大使との懇談会(04/02/18)
 http://www.kantei.go.jp/jp/koizumiphoto/2004/02/18kankou.html
 12の国・地域の大使を官邸に招き、外国人旅行者受け入れに関する経験
・ノウハウや各国の観光政策について意見交換

● 司法制度改革推進本部(04/02/13)
 http://www.kantei.go.jp/jp/koizumiphoto/2004/02/13sihou.html
 司法ネットや裁判員制度の実現に向けた司法制度改革関係法案について最
終的な協議を行い、速やかに作業を進めて今国会に提出することを確認

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[数字でみる日本]

● 23,738件

 23,738件とは、平成14年度に全国の児童相談所が処理した児童虐待相談件
数(厚生労働省調査)です。調査を始めた平成2年度は1,101件でしたが、
その後徐々に増え、10年度には約7千件となり、11年度には急増して1万件
を突破し、12年度、13年度もそれぞれ17,725件、23,274件と増え続けました。
14年度は若干の増加にとどまっています。

 主たる虐待者は、63.2%が実母で、実父の22.4%の約3倍となっています。
しかし、実の親でない親の場合を見ると、実父以外の父が6.7%で、実母以
外の母の1.6%に比べて4倍以上と、父母の割合が逆転しています。

 虐待の内容は、殴ったり熱湯をかけたりするなどの身体的虐待が最も多く、
次いで食事を与えないなどのネグレクト(保護の怠慢ないし拒否)となって
います。最近は身体的虐待の割合が減って、ネグレクトや言葉で脅迫するな
どの心理的虐待の割合が増える傾向にあります。

 政府は、児童虐待を早急に対応すべき社会的課題と位置付け、児童相談所
において児童虐待の対応の中心となる児童福祉司の増員を図るとともに、児
童相談所に関する体制の充実、児童福祉施設・里親等の見直し、保護を要す
る児童に関する司法関与の強化などを行う児童福祉法の改正案を今国会に提
出しています。

 児童虐待の禁止、児童虐待の防止に関しては、平成12年11月に児童虐待防
止法が施行されています。

 児童虐待防止法は、学校の教職員など虐待を発見しやすい立場にいる者に
通告義務を課したために通告件数が増えたことなど評価すべき点が多い一方
で、発生予防や虐待を受けた子どものケアに改善の余地があるといった声も
きかれます。

 このような状況を踏まえ、児童虐待防止法をより実効性のあるものとする
ため、児童相談所の職員が児童虐待の疑いがある家庭への立入調査を拒否さ
れた場合、児童の生命の危険があるなどの要件を満たせば、警察官とともに
室内に立ち入ることができることとするなどの改正法案が、議員立法として
今国会に提出される予定です。

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[編集後記]

 小泉改革の柱の一つ、司法制度改革の総仕上げ法案が国会に提出されます。
中でも、皆様のご関心の高い裁判員制度については、原則として、3人の裁
判官と6人の裁判員の双方の意見を含む全体の多数決で有罪・無罪の判断や
刑の重さの判断が行われます。複雑なので表にすると次のとおりです。たと
えば、裁判官が全員有罪としても裁判員の意見によっては被告人が無罪にな
ることもあります。今まで裁判官だけで行われていた裁判内容の決定に一般
の方々の判断を反映させ、また迅速化が実現できる画期的な制度です。裁判
員に指名された方々にはご迷惑ですが、なるべく回数を抑えますので、ご理
解とご協力をお願いしたいと思います。(博)


【有罪・無罪の決定(例)】

  有罪・無罪は、3人の裁判官と6人の裁判員の合議体の過半数であって、
裁判官及び裁判員のそれぞれ1人以上が賛成する意見によって決定されます。


                      裁判官(3人)  裁判員(6人)

例1) 双方の意見を含む多数意見により有罪
                       ●○○   ●●●●○○
                      ●●○   ●●●○○○
                      ●●●   ●●○○○○

例2) 有罪の意見が少数であるため無罪
                      ●●●    ●○○○○○
                      ●●○   ●●○○○○
                      ●○○   ●●●○○○

例3) 評決の要件を満たさないため無罪
                      ○○○     ○●●●●●

                                            (●:有罪 ○:無罪)

細田内閣官房副長官プロフィール細田内閣官房副長官
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総編集長:内閣総理大臣 小泉純一郎
編集長:内閣官房副長官 細田博之
発行:内閣官房内閣広報室(〒100-8968 東京都千代田区永田町1-6-1)