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小泉内閣メールマガジン 第136号 ========================== 2004/04/08

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□ 目次

[らいおんはーと 〜 小泉総理のメッセージ]
● 「らいおんインタビュー」第二回

[大臣のほんねとーく]
● イカをいかして(構造改革特区担当/地域再生担当大臣 金子一義)

[特別寄稿]
● イラクの空から(イラク復興支援派遣輸送航空隊司令 新田明之)

[小泉内閣の動き]
● 成田空港のテロ対策を視察 など

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[らいおんはーと 〜 小泉総理のメッセージ]
小泉総理大臣プロフィール英語版はこちらから
● 「らいおんインタビュー」第二回


【郵政民営化について】

(インタビュアー)
――― 先週に引き続いて、「らいおんインタビュー」第二回をお送りしま
   す。総理が進めていらっしゃる「官から民へ」の改革の中で、郵政民
   営化についてたくさんの質問をいただきました。郵政民営化によって
   具体的にどこがよくなるんでしょうか?

(小泉総理)
 郵便にしても、貯金にしても、保険にしても、いま、全部民間でもやって
いますね。「民間にできることは民間に」という方向に向かっています。

 民間企業は税金を払っていますが、郵便局は、法人税などの税金を払って
いないんです。預金の場合は、民間金融機関は預金保険料を納めなければな
りませんが、郵便局は免除されています。
  
 この郵便貯金や簡易保険のお金を使って、なかなか利益は出にくいけれど
も国民にとって必要だといわれる事業を、特殊法人を使って実施しているん
です。
  
 年金でいえば「グリーンピア」、簡易保険や郵便貯金でいうと「簡保の宿」
や「メルパルク」。何で国が民間より安い旅館やホテルをつくらなければい
けないんでしょうか。

 民間よりも安い旅館だったらみんな行きます。なぜそれができるのかとい
えば、簡易保険や郵便貯金などのお金を使っているからです。

 民間の金融機関だったら不良債権になったら大変です。利益が出なければ
自ら負担しなければならない。特殊法人に赤字が出ても、郵便貯金に預けて
いる人や簡易保険に入っている人に赤字分を負担してくれとは言えない。だ
から結局は保険料や税金で補填することになるんです。

  本当に必要な事業だったら、郵便貯金や簡易保険のお金を使わないで、き
ちんと説明して、税金を使って進めればいいんです。

 特殊法人の住宅金融公庫は廃止するようにしましたが、住宅向けの長期、
低利の融資も民間金融機関でできるんです。住宅金融公庫の廃止を決めたと
たんに民間金融機関がこぞって住宅融資を始めました。

 郵便局を民間に任せれば、もっと多様なサービス展開をしてくれると思い
ます。かつて、宅配便は民間でできるわけがないと言われていました。いま
はもう民間がどんどん進出して、郵便局よりもいいサービス、安い料金でや
っているでしょう。民間にできないことはありません。

 民間は税金を払って事業をしています。郵政事業を民営化すれば、利益を
上げないと倒産してしまいますから、一所懸命になるはずです。そして、利
益が上がれば税金を払う側になるわけです。貴重な税金は効率的に使わなけ
ればいけません。
 
 今まで、郵便貯金、簡易保険のお金を使って、特殊法人という名前のもと
に、いろいろな理由をつけて融資していた。そういうお金の使いみちを絶た
なければいけない。

 皆さんも何でもタダでやってくれればいいという考え方を直していかなけ
ればいけないと思います。特殊法人のしている事業にはどこかで税金など国
民負担があるんだという意識を皆さんに持ってもらうためにも、どうしても
郵政民営化は必要な改革なんです。

 これは、全ての役所につながる問題で、全特殊法人につながる改革です。
だからこそ、郵政民営化の改革は大改革なんです。

 金融、保険、物流、そして郵便局のネットワークがあるわけですから、民
間に任せればどんなにいいサービスが出てくるかわからないでしょ。東京や
大阪の中央郵便局、どちらも一等地にありますね。あんないい所にあるのに
郵便、貯金、簡易保険の三事業だけで、他のことをやらないのはもったいな
いと思いませんか。

 郵政改革は大改革です。


【食の安全について】

――― 食の安全も読者の皆さんから高い関心が寄せられています。BSE
   や鳥インフルエンザなど、食の安全について、総理はどのようにお考
   えですか?

 食の安全、これは皆さんが一番関心をもっていることです。健康にも影響
がありますから、皆さんも気をつけなければならないという気持ちをもって
いると思います。

 健康の基本は食生活です。安全な食品を食べたいという国民の要望にどう
やって国が必要な対策をするのか、また、食品業者に安全な食品を提供して
もらうのか。これからますます大事な仕事になっていきます。

 病気の蔓延(まんえん)防止にも十分注意しなければいけない。日本はB
SEが発生したときに世界一きびしい全頭検査体制をつくりました。鳥イン
フルエンザでも蔓延(まんえん)防止に努力して、今のところそれほど拡大
していない。生産者、食品業者と国民、政府が協力できるような対応をとっ
ています。

 食品業者の皆さんには、「自分たちの食品は安全ですよ」と偽りなく表示
してもらわなければなりません。卵をとってみても、賞味期限の問題もあり
ましたが、国民も値段の安さ、高さだけでなく、何が健康にいいかという点
をある程度勉強してほしいと思います。

  今年の施政方針演説に「食育」という言葉を使いました。知育、徳育、体
育、これはみんな知っていると思いますが、「食育」という言葉は使われて
いませんでした。食べる教育。どのような食物を食べたら健康になるのか。
食事をするということは人間関係を円滑にする基本ですから、食事の際の礼
儀作法を親や先生から学ぶと、社会に出てから大いに役立ちます。

 箸の使い方がおかしいとか、ナイフやフォークの使い方を知らない、これ
では、やはり恥かしい場面に遭遇(そうぐう)することがあります。どうい
うものをバランスよく食べたらいいのか、食べ物に関心をもってもらうとい
う意味からも「食育」は大切なことです。

  健康の三原則は、バランスの取れた食生活、十分な休養、そして適度の運
動。この三原則をおろそかにして病気になったらすぐに薬を飲めばいい、お
医者さんにかかればいいというのではなく、自分の健康は自分で守るという
基本を大事にしてほしいと思います。

 そういう面でも「食育」は大事です。暴飲暴食は、健康に一番悪いと昔か
ら言われていますからね。


【総理としてやり遂げたいこと】

――― 最後になりますが、政治家になってよかったなと実感されたのは
   どのようなときですか、総理としてやり遂げたいと思っていることは
   どんなことでしょうか?

 政治家になって、「ああ政治家でよかったな」と思うときは、多くの人か
ら喜ばれるときです。一所懸命努力して、人から感謝されるというのは張り
合いがありますね。社会の制度にはいろいろと矛盾がある、おかしいなと思
ったところを多くの人と協力して直す。難しい問題もやればできる。これは
いい仕事だな、やりがいあるなと思います。

 総理になると、これは想像以上の緊張と重圧があります。しかし、私には
自分から目指した改革があります。これだけはやり遂げたいという意欲が出
てきます。自分の責任を放り出して辞めてしまえば楽になるかもしれません
が、これだけは実現したい、多くの皆さんの支持をいただいて総理になった
んですから、自分が目指した「改革なくして成長なし」という改革は是非や
り遂げたいと思っています。

 「『改革なくして成長なし』は無理だ、やはり『成長なくして改革なし』
ではないか」と批判する人がいますが、そういう人にも、やはり、「改革な
くして成長なし」なんだということをわかってもらうためにも、任期いっぱ
い、自分の目指す改革を進めて、改革を軌道に乗せなければならないと考え
ています。

 「民間にできることは民間に」、「地方にできることは地方に」。誰もが
不可能と言っていた道路公団を民営化するための法案を提出しました。郵政
民営化は来年法案を出します。「地方にできることは地方に」ということで、
補助金、交付税、税源移譲の三位一体の改革を進めていますが、これも芽が
出てきました。反対が強い規制改革についても、経済を活性化するために頑
張って進めています。

 不良債権処理などの金融改革については、当初、小泉改革は不良債権を増
やすばかりだと言われていましたが、ようやく進んできました。予定どおり、
不良債権処理を進めてまいります。

 あと2年は歯を食いしばってでも頑張らなければならない。私が目指した
改革が実現すれば、任務は終わるわけですから、その時はできるだけ早く総
理の座から解放されたいと思っています。

 いまは、任務を遂行するために全力を尽くし、決して途中で逃げ出すわけ
にはいかないと思って頑張っています。

――― どうもありがとうございました。

 こちらこそ、どうもありがとうございました。

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[大臣のほんねとーく]
金子地域再生担当/行政改革担当/構造改革特区担当/規制改革担当大臣/産業再生機構担当大臣プロフィール
● イカをいかして(構造改革特区担当/地域再生担当大臣 金子一義)

 先日、地域再生タウンミーティングで、函館に行ってきました。

 函館は水産の町。函館を代表する水産物といえばイカですが、最近、新し
い活用方法が研究されています。北海道立工業技術センターに立ち寄って、
おもしろい話を聞いてきました。

 イカは鮮度が命です。とはいえ、生きたままイカを輸送するには、100
匹(杯)で1トンの海水が必要だそうです。これでは、海水を運んでいるよ
うなもので、輸送コストばかりかさんで非効率です。

 そこで、センターでは、イカを生かしたまま一匹ずつパック詰めし、鮮度
を保ったまま輸送する方法を研究しています。これが実現すれば、輸送コス
トが大幅に下がり、皆さんの食卓でも、透き通るようなプリプリのイカソー
メンが手軽に食べられるようになりそうです。

 ほかにも、イカ墨をパソコンのプリンターのインクに活用する研究や、イ
カの目玉から抽出される成分を化粧品として活用する研究も行われています。

 こうした研究は、主に地元の大学と企業とが一緒になって進められていま
す。実用化を見据えた取組によって、商品化された際には、大きな経済効果
が期待できます。イカを活かして、地域経済の活性化につなげるわけです。

 函館市では、こうした共同研究をさらに後押しするため、特区を申請して、
地元企業が国立大学の試験研究施設を利用しやすくしました。敷居が高かっ
た国立大学の施設を簡単に利用できるということもあって、大学と一緒に研
究をしたいという申込みが殺到し、選定に苦労しているとか。

 地域産業の主要な部分を占めている漁業や農業は、競争力に乏しいとよく
言われます。しかし、函館のイカの例にも見られるように、最新の技術や研
究を取り入れることで、高付加価値型の産業に進化させることは可能だと思
っています。

 そのためにも、産学連携は有効な手段です。今まで具体的イメージが湧き
にくかった産学連携ですが、今回、函館でその重要性を実感することができ
ました。函館のイカに感謝しています。

※ 日本改革前線マップ
 http://www.zensen.jp/

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[特別寄稿]

● イラクの空から
  (イラク復興支援派遣輸送航空隊司令、1等空佐 新田明之)

 平成16年3月3日、その日は朝から全隊員の顔が引き締まっていました。

 昨年の12月末に先遣要員がクウェート国に展開以来2ヶ月が過ぎ、いよ
いよ初任務飛行が命ぜられたのです。目的地はイラクのタリル飛行場、荷物
は新生児保育器、心電図計測器等医療用具の人道復興支援物資約2トンです。

 日の出前の午前3時、隊員達が活動を開始します。初任務を前に、航空情
報を確認し合う搭乗員も、機体点検をする整備員も、その目は真剣そのもの
です。

 午前9時、私以下の搭乗員等が乗り込んだC−130は、クウェートのア
リアル・サレム飛行場を離陸しました。イラク領空に入る前に、防弾チョッ
キを身につけた見張り要員が決められた配置に付きました。今回初めて装備
された見張り用のバブルウインドウが威力を発揮するのはこの時からです。

 いよいよ目的地に向かって降下を開始します。無駄な会話は一切なく、必
要最小限の点検の声だけが流れます。見張り員が危険な状況を発見したとき
は、直ちに報告し、機長はすかさず対応するための動きを指示しなければな
りません。全員がしっかりシートベルトを締め身構えています。誰もが自分
の呼吸も忘れるほどの雰囲気の中、降下進入を終え、無事タリル飛行場に着
陸することができました。

 駐機地区では、サマーワから陸上自衛隊の佐藤1佐が荷物の受け取りに来
ていて、直接荷物を手渡す事ができました。彼とがっちり握手を交わし、今
後の互いの健闘を誓い合いました。国内外の関係者のこれまでの努力が結実
してようやく初任務を果たせた事に対する感謝と喜びの気持ちで一杯になり
ました。

 空から見たイラクの地は、国境線もなく砂漠が広がるばかりでした。今後
も隊員一同一丸となって安全に任務を遂行し、長い戦乱で傷ついたイラクの
人々が、一日も早く穏やかで豊かな生活が取り戻せるよう、イラクの復興に
貢献してゆかねば、と誓いを新たにしました。

※ 航空自衛隊ホームページ(イラク復興支援派遣輸送航空隊)
 http://www.jda.go.jp/jasdf/iraq/index.htm

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[小泉内閣の動き]

● 国家公務員合同初任研修で訓示(04/04/06)
 http://www.kantei.go.jp/jp/koizumiphoto/2004/04/06kenshu.html
 <ビデオ>http://www.kantei.go.jp/jp/koizumivideo/2004/04/06kenshu.html

● 成田空港のテロ対策を視察(04/04/05)
 http://www.kantei.go.jp/jp/koizumiphoto/2004/04/05narita.html
 <ビデオ>http://www.kantei.go.jp/jp/koizumivideo/2004/04/05narita.html
  最新の爆発物探知装置を利用した手荷物検査や、偽造パスポートを発見
 する最新の鑑識装置など、テロ警戒及び水際対策の取組を視察

● 日米交流150周年記念式典への出席(04/04/03)
 http://www.kantei.go.jp/jp/koizumiphoto/2004/04/03us_japan.html
 <ビデオ>http://www.kantei.go.jp/jp/koizumivideo/2004/04/03us_japan.html
  日米和親条約以来150年間にわたる日本と米国の交流を記念して、条
 約締結の地である横浜市の開港広場で開催された式典への出席の模様

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[編集後記]

 らいおんインタビューに大きな反響をいただきました。もっといろいろき
いてみたいというご意見も多いと思います。また企画しますのでご期待くだ
さい。
 テロへの不安を訴えるご意見をいただいています。小泉総理は今週、テロ
対策の最前線のひとつ、成田空港を訪れました。荷物を開けなくても爆弾な
どを立体的に透視できる装置や探知犬が火薬や麻薬に敏感に反応する様子な
どを視察し、早速、現場の意見をよく聞いて対策を徹底するよう各大臣に指
示しました。
 おかげさまで英語版メルマガの登録が2万4千を超えました。翻訳や校正
に慎重を期するため、現在は半日遅れで配信していますが、だんだんと早く
していきたいと思っています。(博)
細田内閣官房副長官プロフィール細田内閣官房副長官

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総編集長:内閣総理大臣 小泉純一郎
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