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小泉内閣メールマガジン 第138号 ==================== 2004/04/22-05/06

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□ 目次

[らいおんはーと 〜 小泉総理のメッセージ]
● 朝日ににほふ山ざくら花

[大臣のほんねとーく]
● ブレナー博士とともに沖縄科学技術大学院大学設立構想の実現を
  (沖縄及び北方対策担当大臣/科学技術政策担当大臣 茂木敏充)

[大臣、夢を語る]
● 昔の夢、今の夢(総務大臣 麻生太郎)
● 夢の原点(文部科学大臣 河村建夫)

[特別寄稿]
● 大変化に対応する政治と政策を(内閣特別顧問 堺屋太一)

[小泉内閣の動き]
● 総理主催「桜を見る会」の開催 など

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[らいおんはーと 〜 小泉総理のメッセージ]
小泉総理大臣プロフィール英語版はこちらから
● 朝日ににほふ山ざくら花

 小泉純一郎です。

 イラクで拘束されていた日本人5人が解放されました。よかったと思いま
す。ご家族の方もご心配で気が気でなかったと思います。ホッとされたので
はないでしょうか。

 事件発生以来、3人と2人、合計5人の皆さんの無事救出のために政府と
して全力をあげてきました。関係者のご尽力とイラクの聖職者の方々をはじ
め世界各国からのご支援とご協力に心から感謝いたします。

 今回は、犯人グループの要求には屈しないこと、しかし、人質を無事救出
しなければならないという極めて難しい仕事でした。

 現在のイラクをめぐる情勢の中にあっては、いかに善意でイラクに行って
も、人質にされたらどれほど多くの人に迷惑をかけるかということも考えて
いただきたいと思います。

 今回の事件について、メルマガ読者の皆さんから「人質の無事の解放を祈
ります。」などたくさんのメールをいただきました。「政府はイラクへの渡
航を禁止すべきではないのか。」というご意見もありました。

 日本国民がどこに住むのか、どこに行くのか、憲法で保障された自由があ
ります。現在、イラクに入ることを禁止したり、退避命令を出したりするこ
とはできません。政府は、イラクのような危険な地域には行かないでくださ
いという勧告しかできないんです。

 政府は昨年2月以来、今年に入ってからは既に14回、危険ですからイラ
クには入らないでくださいと退避勧告を出してきました。政府の退避勧告を
全ての日本人が真剣に受け止めていただければいいんですが。

 これに従わないでイラクに入る人や、まだ残っている人がいるようですが、
是非ともそういうことのないようにしていただきたいと思います。

 日本は、この事件でイラクでの人道復興支援活動をやめることは考えてい
ません。現在、一般の民間人の方々がイラクで活動できるような状況ではあ
りません。だからこそ、自衛隊の諸君がイラクの人道復興支援のために行っ
ているんです。

 イラク復興の主役は、アメリカでもない、国連でもありません。イラク人
自身なのです。何よりも、まず意見の対立を乗り越えて、イラク人自らが結
束し、自分たちの国を再建していくという強い意志が必要だと思います。

 イラクの発展のためには、アメリカだけでなく、国連やフランス、ドイツ
も含めた国際協調の下に世界中が一致協力して支援していかなければならな
いと思います。

 現在、世界各国はイラクの復興に進んで協力しようとしているのですから、
イラク人自身がこのチャンスを活かして、イラク復興につなげていってほし
いと思います。

 これからもイラクにおいて、イラク人自らの手で安定した民主的な国が再
建されるように、日本もできる限りの協力をしていきたいと思っております。

 先週土曜日の朝、新宿御苑の桜を見る会に出席しました。ソメイヨシノは
散っていましたが、ちょうど山桜、八重桜が満開でした。

 江戸時代の国学者本居宣長は、美しい桜をたたえて、

「しき嶋の やまとごころを 人とはば 朝日ににほふ 山ざくら花」

という歌を詠みました。

 桜といえば、西行法師の

「願はくは 花の下にて 春死なむ そのきさらぎの 望月のころ」

という歌も好きな歌です。

 小泉内閣はもうすぐ満3年。この間、緊張と重圧の毎日の連続ですが、晴
れの時も荒天の時も、いつも「朝日ににほふ山ざくら花」の心がけをもって
国政に当たっていきたいと思っています。

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[大臣のほんねとーく]
茂木沖縄及び北方対策担当大臣/科学技術政策担当大臣/個人情報保護担当大臣/情報通信技術(IT)担当プロフィール
● ブレナー博士とともに沖縄科学技術大学院大学設立構想の実現を
  (沖縄及び北方対策担当大臣/科学技術政策担当大臣 茂木敏充)

 「沖縄科学技術大学院大学」をご存知でしょうか?
 これは、小泉総理の指示を受け、我が国の人づくりの一環として、沖縄に
設立しようとしている、世界最高水準の教育・研究を行う国際的な大学院大
学です。

 「沖縄に新大学の夜明け見る(In Okinawa,we see the dawn of a new 
university)」−この句は、ノーベル賞学者シドニー・ブレナー博士が20
02年4月、ロサンゼルス郊外にあるホテルでの会議で、この大学院大学へ
の熱い思いを込め詠んだものです。

 それから2年たった今年の1月、私はそのブレナー博士と同じホテルでお
会いし、将来の大学院大学学長就任の内諾をいただきました。

 2002年、小柴昌俊さんと田中耕一さんがノーベル賞をダブル受賞され
ましたが、ブレナー博士もその時に、生物の遺伝子に関する研究でノーベル
生理学・医学賞を受賞されたのです。この研究は、昨年完了したヒトゲノム
解読の出発点となったもので、その素晴らしい功績により同博士は「ノーベ
ル賞学者の中のノーベル賞学者」とも呼ばれています。

 他方、先ほどの俳句を詠まれるような日本通であり、またユーモアのセン
スにも長けていて、まさに、将来の学長に最もふさわしい方に巡り会えたと
感じています。

 また、私は昨年10月、沖縄本島西海岸にある恩納村のキャンパス予定地
に行きましたが、豊かな緑に囲まれ、コバルトブルーの海を見渡す雄大な眺
めに感激しました。自由な発想で研究に打ち込み、最先端の研究成果を生み
出せる環境です。
 
 この大学院大学に先行する事業として、今年2月には、4テーマの優れた
研究を沖縄で始めてもらうことにしました。また、昨年の国際シンポジウム、
今年3月の国際ワークショップには世界中から多くの方々にご参加いただき、
大学院大学への期待の高まりを肌で感じました。

 こうした取組を将来結実させ、世界最高水準と認められる大学院大学がで
きるよう、一層努力していきます。

※ 内閣府沖縄担当部局ホームページ
 http://www8.cao.go.jp/okinawa/

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[大臣、夢を語る]
麻生総務大臣プロフィール
● 昔の夢、今の夢(総務大臣 麻生太郎)

 子供の頃の夢…と言われても、僕の子供の頃は、日本がアメリカとの戦争
に負けたすぐ後の頃です。アメリカの兵隊がたくさん私の故郷、筑豊にもや
って来ました。勿論、私の家にもたくさん来たんですが、そのときに貰った
ベービールースと言うピーナッツの入ったヌガーチョコレート…。あれを食
べたときに、こんなおいしいものを食べている人達と、戦争しても勝てない
なぁ…と思い「こんなおいしいものを、一杯食べられるように成りたいなぁ」
が、夢と言えば夢でした。

 やっぱり子供の頃の夢というのは、大人になると現実的に成りすぎて、夢
が見られなくなるのが、普通なんでしょう。しかし、政治家は、夢を現実に
する為に、政治家になっているんだと思います。自分の生まれ育った国が、
立派な国として、他国の人々に対して、いつでも胸を張って日本人ですと言
える国にしたいと、夢見ています。

河村文部科学大臣プロフィール
● 夢の原点(文部科学大臣 河村建夫)

 「政治家は体力ですね」よく皆さんから言われる。私の原点は、山口県の
片田舎に育ち、小学三年まで分教場で複々式(先生が一人で三学年を担任)
授業を受け、四年から片道十キロの山道を毎日本校へ通学したことにある。
往復の道すがら、ヘビやイノシシに出くわしたり、小川でエビをすくい、山
ももやあけびをとったりした。

 この体験が忍耐力や粘り強さ、好奇心や想像力を培ってくれたように思う。
自然に足腰が鍛えられて、マラソンと卓球の選手をやった。この経験は、私
のスポーツ大好き人間の原点でもある。私の中学時代、日本の卓球は世界の
頂点にあった。荻村伊智朗選手(故人)に憧れた。卓球日記をつけながら、
熱中した。

 全国レベルの卓球選手への夢は破れたが、この一月、全日本卓球選手権大
会の開会式に出席して、その夢を少しだけかなえさせてもらった。

 今は、スポーツ好きの少年少女がたくさん増えて、子ども達の体力低下傾
向も止まってほしいと願いつつ、ピカピカの高校一年生「福原愛ちゃん」の
オリンピックでの活躍に夢を託すこの頃である。

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[特別寄稿]
堺屋太一氏プロフィール
● 大変化に対応する政治と政策を(内閣特別顧問、作家 堺屋太一)

 今、日本はもの凄い勢いで変わっている。社会の体質と気質が根本から変
わり出しているのだ。

 例えば、2003年、日本の家計は1兆2千億円もの資金不足、つまり貯
金の取り崩しとなった。日本人は質素倹約で貯金好きというのは、もう過去
のことになってしまった。

 最近の大学生の希望する就職先はマスコミと外資系、それも移動の激しい
金融やコンサルタントという。日本人は勤勉で終身雇用を好むというのも、
昔話になってしまった。

 もう一つ、都会に住む息子や孫を装って、地方の高齢者からお金を騙し取
る「オレオレ詐欺」が話題になっている。ところが地方の高齢者が親や祖父
母を装って都会の若者を騙す「ワシワシ詐欺」は聞いたことがない。都会に
出た若者が働いて、地方にいる高齢者に仕送りをする、という図式はもうな
くなったらしい。今は地方の高齢者が都会の若者にお金を送る世の中なのだ。

 私たちは、こうした新しい現実を直視し、それにふさわしい考え方を創り
出さねばならない。

 世界も今、猛烈に変わっている。私は1962年の通商白書で、世界に先
駆けて水平分業論を提示した。経済水準の近似した国々の間で自由貿易が拡
大し、互いに規格大量生産を発展させる、それが世界経済の発展方向だ、と
いう考え方である。

 実際、水平分業論の中で、日本は大発展し繁栄と平和を享受することがで
きた。ところが、21世紀に入ると様相が一変した。ヨーロッパでも米州で
も経済水準の大いに違う国々が経済統合や自由貿易協定をやり出した。

 グローバル化した企業が、事業企画、技術開発、デザイン創造、部品生産、
組立て製造、販売戦略、広告宣伝、金融運用の各工程を別々の国や地域で行
う工程分業が進んでいる。そしてそこでは、労働集約的な企画・創造や開発
などの工程が、賃金の高い先進国に集中することが明らかになった。ヨーロ
ッパや米州の自由経済地域の拡大は、そうした現実を踏まえたものだ。

 そうであれば、日本も高賃金に耐えられる企画開発工程の集まる国になら
ねばならない。これからの政治政策では、国際的な競争と分担の視点が必要
である。

 官僚たちのセクションごとに分けた机上の計算では何事も進まない。世界
の全貌を見渡して日本の未来の全体像を描き、その上でそれぞれの政見政策
を決定する「政治リーダーシップ」が大事な時期である。

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[小泉内閣の動き]

● 日露賢人会議メンバーの表敬(04/04/21)
 http://www.kantei.go.jp/jp/koizumiphoto/2004/04/21nitiro.html
  日露両国の有識者が平和条約締結に向けて二国間の幅広い問題を話し合
 う日露賢人会議のメンバーが小泉総理を表敬

● 日・キルギス首脳会談(04/04/21)
 http://www.kantei.go.jp/jp/koizumiphoto/2004/04/21kyrgyz.html
  アカエフ大統領との会談の模様

● 小泉総理ラジオで語る イラク人質事件(04/04/17)
 http://www.kantei.go.jp/jp/koizumiradio/2004/0417.html

● 総理主催「桜を見る会」の開催(04/04/17)
 http://www.kantei.go.jp/jp/koizumiphoto/2004/04/17sakura.html
  政財界や文化、スポーツ界関係者などを招き、新宿御苑で開催された「
 桜を見る会」の模様

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[編集後記]

 イラクでの日本人人質の解放に皆さんもほっとされたことでしょう。事件
について皆さんから多くのご意見をいただきました。5人全員の無事を喜び
たいと思います。
 小泉総理は来週26日、就任3周年を迎えます。改革をさらに前進させる
べく、決意も新たに張り切っています。これからも総理の熱意や改革の進捗
状況などを、メルマガを通じて皆さんに伝えていきたいと思います。
 なお、来週、再来週は休刊とし、次号は5月13日に配信します。私もリ
フレッシュして、また新たな気持ちでがんばっていきます。(博)
細田内閣官房副長官プロフィール細田内閣官房副長官
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[ご意見、ご感想]

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 http://www.kantei.go.jp/jp/m-magazine/

総編集長:内閣総理大臣 小泉純一郎
編集長:内閣官房副長官 細田博之
発行:内閣官房内閣広報室(〒100-8968 東京都千代田区永田町1-6-1)