● 国際競争に勝ち抜くための国家戦略を作成しました
(経済産業大臣 中川昭一)
昨日の経済財政諮問会議において、「新産業創造戦略」を発表いたしまし
た。
最近、経済全体としてはようやく上向きとなってきたといわれています。
でも、私の地元の北海道もそうですが、必ずしも地域経済や中小企業にまで
活気が十分行き届いているとはいえません。今回まとめた「新産業創造戦略」
は、地域経済や中小企業までを含め、日本が世界の中で勝ち抜いていくため
の戦略レポートです。
資源の乏しい日本が生きていくには、人材を育てていくことが何より大切
です。企業の人材投資を促進したり、現場の第一線で活躍する尊い人材を育
む顕彰制度を充実させたり、また、体験学習などを通じ子供達にものづくり
の面白さを伝えていくなど、色々取り組んでいきたいと考えています。
技術力も重要な鍵です。ナノテク、バイオ、ITなどの先端技術はもちろ
ん重要です。同時に、日本には眠れる優れた伝統技術がたくさんあり、これ
を有効利用していくこともとても大切です。江戸時代のからくり人形の技術
が最新鋭の自動車部品工場の搬送装置に応用されています。20年、30年
と世界ナンバーワンに立ち続けられる産業を育てるためには、日本の伝統技
術を先端技術とうまく接ぎ木することが大切です。
また、こうして生み出された成果を官民一体となって、きちんと保護する
ことが必要です。知的財産の保護は国際戦略に欠かせません。
外国と同じことをしているだけでは国際競争を勝ち抜くことはできません。
他には真似できないことが日本のブランドにつながります。感性や職業観な
どを大切にし、知恵と工夫を蓄積していく。それが、我が国産業が世界のト
ップを走るための「秘伝のたれ」となるのです。
今回は、「新産業創造戦略」に込めた、私の思いを述べさせていただきま
した。この戦略は、90年代の米国の驚異的な国際競争力回復をもたらした
「ヤングレポート」に劣らないものと自負しております。経済産業省のホー
ムページからもご覧いただけますので、是非多くの方にご覧いただきたいと
思います。
※ 経済産業省ホームページ(新産業創造戦略について)
http://www.meti.go.jp/policy/economic_industrial/press/0005221/index.html
● 食品の安全と安心(食品安全担当大臣 小野清子)
「国政モニター」に対して食の安全性に関する意識調査を行ったところ、
8割以上のモニターが科学者や行政との間で何らかの認識の違いを感じたこ
とがあるとしています。また、不安を感じるものとして、9割近くのモニタ
ーが「農薬」や「食品添加物」を上げています。これらについては、いろい
ろな試験による科学的な評価に基づいて適切な管理措置がとられ、安全性の
確保が図られていますが、残念ながら「安全」が「安心」に必ずしも結びつ
いていないという状況にあります。
国の食品安全行政を預かる責任者の一人として、「安全」と「安心」の距
離を縮めていくことは私の使命の一つでもあります。それを実現していくた
めには、消費者、事業者、科学者、行政などの関係者の間で情報や意見を双
方向で交換するという地道な積み重ねが大切であると考えています。食品安
全委員会では、関係者と連携して、食の安全に関して意見交換会を各地で開
催しています。是非参加していただきたいと思います。
今年に入り、鳥インフルエンザが発生し、鶏肉や鶏卵の安全性について不
安を招きました。東南アジアなど、生きた鶏がマーケットで売られている地
域では、人と鶏が密接に接触することで感染したケースがありますが、鶏肉
や鶏卵を食べて感染することは考えられないというのが専門家の見解です。
食品安全委員会も、速く、分かりやすく、正確な情報提供に今後とも努め
ていきますので、読者の皆様には、食品の安全に関する理解を深め、巷にあ
ふれる情報の中から正しいものを見極める「眼」を養っていただきたいと思
っています。
※ 食品安全委員会ホームページ
http://www.fsc.go.jp/
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[特別寄稿]
● 桃栗3年、改革は・・・(経済財政政策担当大臣 竹中平蔵)
現在、日本経済は、製造業を中心に確実に回復基調にあり、バブル崩壊後
の景気回復はこれで3度目であり、平成15年度の実質GDP成長率は、見
通しの2%を上回る3.2%と、経済の順調な回復が続いています。
今回の景気回復が過去2回の回復と異なるのは、過去の景気回復が財政の
支出で支えられてきたのに対して、今回の景気回復は民需によって主導され
ているという点です。これは大きな違いです。
2001年4月に小泉内閣が発足して以来、これまでの3年間、「改革な
くして成長なし」、「民間にできることは民間に」「地方にできることは地
方に」との基本理念のもと、「金融改革」「規制改革」「税制改革」「歳出
改革」といった構造改革を積極的に推進してきました。
その結果、「負の遺産」とも言うべき不良債権は、2002年3月末の不
良債権比率8.4%が、2003年9月末には6.5%にまで改善されてい
ます。さらに1年後には4%台までに改善することを目標としています。
財政赤字も、2010年代の初頭には基礎的な収支をプラスにしようとの
目標を掲げています。
また、規制改革を推進し、地域や企業の活性化を図っていくことも重要で
す。「構造改革特区」や「一円起業」の制度は、まさに地域や企業活動の足
かせとなりかねない法制度の改革や規制の緩和を行い、地域や企業が存分に
力を発揮できるような環境を整備したことの具体例です。
このように、この3年間での改革の取組の結果、成果が出はじめています
が、経済状態が比較的良好な今こそ、改革へのさらなる取組を推進すること
が重要です。
「桃栗3年」といいますが、改革については、すぐ成果の出るものから成
果が出るまで時間がかかるものまで、色々なものがあります。いずれにせよ、
現在出てきている改革の芽を大きな木に育てていきたいと思います。
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[小泉内閣の動き]
● 地球環境保全に関する関係閣僚会議及び地球温暖化対策推進本部
(04/05/18)
http://www.kantei.go.jp/jp/koizumiphoto/2004/05/18tikyu.html
京都議定書で定められた温室効果ガス排出削減目標の達成のため、地球
温暖化対策推進大綱の進捗状況をとりまとめ
● 小泉総理ラジオで語る 総理再訪朝(04/05/15)
http://www.kantei.go.jp/jp/koizumiradio/2004/0515.html
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[特別企画]
● 第1回政策アンケートの実施について
英語版メルマガ、らいおんインタビューに続く、リニューアル企画第三弾
として、読者アンケートで最も要望が高かった政策アンケートを実施します。
アンケート内容は、小泉内閣がこれまで進めてきた構造改革などの項目の
中から、今後、重点的に進めてほしい項目に投票していただきます。また、
その中のひとつのテーマについて、私ならこうしたいという自由意見を募集
します。
アンケートの結果と自由意見の中からいくつかをメルマガ誌面で紹介しま
す。
下記のホームページから、ふるってご参加ください。
※ 第1回政策アンケート
メールマガジンの登録者が対象です。(5月30日まで)
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[編集後記]
新米の編集長へ励ましのメールをたくさんいただきました。ありがとうご
ざいます。皆さんのお気持ちをしっかりと胸に刻んでがんばってまいります。
18日、北朝鮮による拉致被害者家族連絡会、救う会の方々とお会いしま
した。肉親の帰りを待ち続けてこられた長い年月を思うと言葉もありません。
今回の訪朝が被害者・ご家族の皆さんの期待に沿うものとなるよう、全力を
尽くします。
スタッフと知恵をしぼって、メルマガのリニューアルを進めてまいります。
メルマガ初の「政策アンケート」を始めました。読者に政策づくりに参画し
ていただこうというのがねらいです。「自分ならこうするのに・・・」と、
日ごろ小泉改革に対してもどかしく感じていることなど、忌憚のないご意見
をどしどしお寄せください。そのほかにもいろいろと企画を練っています。
皆さんからのご提案もお待ちしております。(せいけん)
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[ご意見、ご感想]
おんらいん読者感想
※メールマガジンの登録者が対象です。(5月23日まで)
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[小泉内閣メールマガジン]
<バックナンバー・配信先変更・配信中止>
http://www.kantei.go.jp/jp/m-magazine/
総編集長:内閣総理大臣 小泉純一郎
編集長:内閣官房副長官 杉浦正健
発行:内閣官房内閣広報室(〒100-8968 東京都千代田区永田町1-6-1)