小泉内閣メールマガジン 第148号 ========================== 2004/07/15 ★☆ 小泉内閣メルマガ英語版、携帯版の読者登録を受付中です。 ☆★ 英語版の登録はこちらから http://www.mmz.kantei.go.jp/add_e.html 携帯版の登録はこちらから http://www.mmz.kantei.go.jp/add11.html -------------------------------------------------------------------- □ 目次 [らいおんはーと 〜 小泉総理のメッセージ] ● 「改革なくして成長なし」路線を堅持して経済を活性化させます [大臣のほんねとーく] ● 外交の現場から(外務大臣 川口順子) [大臣、夢を語る] ● 自称包装マニア(環境大臣 小池百合子) [特別寄稿] ● 地域産業おこしに燃える人(一橋大学大学院教授 関満博) ● 金メダルを目指して (シンクロナイズドスイミング日本代表ヘッドコーチ 井村雅代) [小泉内閣の動き] ● 日・クウェート首脳会談 など ==================================================================== [らいおんはーと 〜 小泉総理のメッセージ]
● 「改革なくして成長なし」路線を堅持して経済を活性化させます 小泉純一郎です。 11日の参議院選挙では、自民党は議席を2減らしましたが、与党全体で は60議席を獲得し、参議院においても全ての委員会で与党が過半数の議席 を維持することができました。 年金問題、イラク問題などに対する強い批判の中で、与野党がほぼ同数と いう結果になったことは、野党の声にも耳を傾けて、「構造改革をしっかり 進めよ」という国民の声と受けとめ、改革を促進していきたいと思います。 年金問題については、年金を含む社会保障全般の一体的な見直しを与野党 が協力して考えていくことを、自民、公明、民主の三党で合意しました。こ れを早く始めたいと思います。 政府でも労働界、経済界の代表、専門家、担当大臣でこの問題を議論する 協議会を7月中に始めます。 「3時間待って5分間しか話ができなかった」、「開いているはずの昼休 みに窓口が閉まっているのはおかしい」、「保険料を無駄づかいしているの は許せない」など、社会保険庁に対する不満のメールをたくさんいただきま した。民間から来ていただく村瀬長官のもとで、社会保険庁の改革を早急に 進めます。 改革すべきところは改革し、変えるべきところは変えて、十分議論を尽く して、皆さんが将来にわたって安心して生活できる仕組みをつくっていきた いと思います。 来週、韓国の済州(チェジュ)島を訪問し、ノ・ムヒョン大統領と打ち解 けた雰囲気の中で話し合います。 来年は、日韓国交正常化から40周年。韓国との友好関係を発展させてい きたいと思います。ノ・ムヒョン大統領とは、北朝鮮の問題についても議論 したいと思っています。 いよいよ夏本番。 今年の9月には、郵政事業民営化の具体案をまとめます。民営化の方針は すでに決着がついています。夏の間も経済財政諮問会議で集中的に議論して、 そして、みなさんの協力を得ながら、よりよい案をまとめていきたいと思い ます。 引き続き、皆さんの声に耳を傾けながら、構造改革を着実に進めてまいり ます。 -------------------------------------------------------------------- [大臣のほんねとーく]
● 外交の現場から(外務大臣 川口順子) 外務大臣に就任して2年半。楽しみは世界各国の外相と知り合うことです。 アメリカのパウエル国務長官とは電話も含めると45回話し合い、互いの立 場や考えを良く理解し合える仲になりました。5月にワシントンで開かれた サミット外相会合では、会議終了間際、私がどうしても国連改革について発 言しておきたいと手を上げると、議長役の長官はすかさず頷いて私を指名し、 この問題に寄せる日本の思いを各国に伝える機会を作ってくれました。 チュニジアのベン・ヤヒア外相とは旧知の仲です。先月初めに訪日された 時はいつもの晩餐会をやめ、都内の小さな寿司屋さんで内々の夕食会にしま した。さすが元駐日大使のベン・ヤヒアさん。次々と握りを口に運びながら、 終わったばかりのアラブ首脳会議について詳しく説明して下さいました。チ ュニジアはホスト国として合意作りに大変苦労されたようで、「日本で覚え たコンセンサス作りのノウハウがとても役立った」と話しておられました。 実はこの首脳会議、アラブ世界以外からは日本などごく少数の国の外務大臣 にだけ参加招請があったのですが、当時私は日本を離れることが出来ません でした。それだけに会議が成功したとうかがって、ことのほか嬉しく思った 次第です。 また先月は中国・青島の「アジア協力対話」で、21カ国の外相とエネル ギーや地域情勢について話し合いました。各外相が全員通訳なしのよどみな い英語で熱心に議論に参加されていたことが印象的でした。初日の歓迎ディ ナーでラオスのソムサワート外相がバンドに合わせて美声を披露されると、 なんと議長役の中国の李肇星外交部長が私にダンスを申し込まれ、フロアに 出るはめになりました。時に厳しくやり合う日中両国の外務大臣ですが、私 は「両外相のステップの乱れが、日中関係の先行きを暗示した」などと言わ れぬようにと思いつつ、李部長と楽しく踊って喝采を浴びることが出来まし た。 この夏も色々外交日程があります。次はどこで誰と何を話すのか。楽しみ はつきません。 -------------------------------------------------------------------- [大臣、夢を語る]
● 自称包装マニア(環境大臣 小池百合子) 小学生の頃、私のあこがれの職業はデパートの店員だった。きれいな包装 紙で、美しく包む手つきに感心したものである。隣に住む一つ違いの従妹と お買い物ごっこと称し、何でもかんでも包んだ。新聞の折り込みや、デパー トの包装紙をきれいに伸ばして、丹念に商品を包む。モノの大きさに合わせ て、きっちり包む。古いリボンにはアイロンをかけて使う。あまり何でも包 むことから、モノがどこに行ったかわからないと、母に叱られた。 その私が今、容器包装リサイクルを主管する環境省の大臣だ。ガラスやP ETボトルのリサイクル促進や、レジ袋や紙袋の使用を抑制させる責任者で ある。包装マニアの私でも、過剰包装にはあきれることが多い。二重、三重 に包んである。結果として、ゴミが増える。 最近、デパートでは、「ご自宅用ですか」と必ず尋ねてくれる。私は自宅 用は簡易包装、贈答品はきれいな包装紙で自分で工夫しながら包むようにし ている。さし上げる相手を思いながら、楽しみながら。 -------------------------------------------------------------------- [特別寄稿]
● 地域産業おこしに燃える人(一橋大学大学院教授 関満博) 現在、市町村合併が推進されていますが、今のところ、日本には約310 0の市町村が存在しています。合併が話題にのぼると同時に、この数年、地 方分権化も推進されています。自分たちのことは自分たちで、ということで しょう。特に、今後、少子高齢化が際立ち、また、私たち自身の「生活の質 の向上」のための取り組みが必要とされています。そのためには、地域に十 分な経済力が必要とされます。その際、特に重要になるのは地域の経営資源 を見直し、独自かつ戦略的な「産業政策」を展開していくことです。 ただし、戦後五十数年を振り返ると、市町村といった基礎自治体のレベル で十分な産業政策が推進されてきたとはいえません。産業政策は国の政策と して取り扱われ、都道府県や市町村はその受け皿として、融資の手続きなど に終始してきました。地域の実情を受け止め、独自な産業政策を構想し、実 行した経験も乏しいのです。市町村合併の時代、地方分権化の時代には、こ こが「自分の街」と思える「人の姿の見える地域」が独自な産業政策を実施 していくことが求められているのです。 私の経験からすると、現在の約3100の市町村の中で、独自な産業政策 を推進しているところは、全国のわずか1%程度の約30の市町村しか見当 たりません。そして、そこには地域を愛し、力をふりしぼっている「人」が いるのです。こうした人たちの「思い」を受け止め、あとに続く地域が10 %の300ほどになれば、日本も一気に変わっていくのではないかと思いま す。国や都道府県の政策も、市町村が独自かつ自分の責任で産業政策を実行 していくための環境づくり、人づくりに最大限の努力を傾けるべきでしょう。 携帯電話の普及にみられるように、ものごと、1%から10%に広がるに は膨大な時間がかかります。ただし、10%に達すると、一気に100%に 向かっていくのです。こうしたことに関心を抱き、「地域産業おこしに燃え る人」が一人でも増えていくことが、日本を変えていくことになるのです。 ※ 首相官邸ホームページ(地域産業おこしに燃える人) http://www.kantei.go.jp/jp/kakugikettei/2003/0917moeru.html
● 金メダルを目指して (シンクロナイズドスイミング日本代表ヘッドコーチ 井村雅代) シンクロとの出会いは、母が「きれいよ」と言ったこと。以来、選手とし て10年、コーチとしては今年31年目になります。シンクロへの思いは、 鳥のように空を飛びたい、魚のように水の中を泳ぎたい、という永遠のあこ がれに近い。 コーチをしていて「いいなあ」と思うのは、選手が水との一体感の中で、 すごくきれいに見える時。水とのコラボレーションというか、水を動かし、 水の中に溶け込む感じ、水面にできる波紋の美しさ。それがシンクロの魅力。 いつも選手に言っていること。「やる前にできないと決めるな」。勝手に 自分の限界を作るな、自分の可能性を信じなさいと言いたい。オリンピック は決して能力が高い人の集まりじゃありません。オリンピックに行きたいと、 強く思った人の集まりです。 選手に向かう時、私は本気でその子を上手にしてやろうと思っています。 適当でいいと思ったら、コーチをやめたほうがいいね。人の前に立ったらあ かん。 今年の日本代表、チームの強みはパワーがあること。手足の短い日本が世 界のトップにいるのは、世界一の持久力のおかげです。デュエットの2人は 世界に誇れる、本物の技術を持っています。そして演技力。彼女たちは世界 中が認める正真正銘のトップ選手です。 4年前のシドニー。日本の「空手」の演技はかっこよかった。最高の出来 でした。あれで勝てへんかったのはシンクロという競技がおかしい。あれだ けは勝ってもよかった。勢いといい、切れ味といい、とにかくピカ一。自分 の選手を初めてかっこいいと思った。選手に二度と「空手」は泳いでほしく ない。同じ泳ぎはできないから。それくらい素晴らしい演技でした。 アテネでのチームのテクニカルは「阿波踊り」。最後の見せ場で「高度な 秘密の振付」をしています。乞うご期待。フリーは「サムライ・イン・アテ ネ」。侍の勢い、荒々しさ、研ぎ澄まされた、張り詰めた空気、鋭さを表現 して、かっこいい日本を伝えたい。 ライバルはロシア。体格がよく、手足の長い選手をそろえているロシアは、 ものすごい練習を重ねてきている。そんなに簡単にはくれないでしょうが、 本気で金メダルを狙っています。私の敵は「自分への妥協」です。 ※ 予選の様子 http://www.kantei.go.jp/jp/m-magazine/backnumber/2004/0715a.html -------------------------------------------------------------------- [小泉内閣の動き] ● 日・クウェート首脳会談(04/07/13) http://www.kantei.go.jp/jp/koizumiphoto/2004/07/13kuwait.html サバーハ首相と会談、イラク復興支援で航空自衛隊がクウェートを拠点 に空輸を行っており、「温かい支援と配慮を受けている。」と謝意を表明 ● 沖縄科学技術大学院大学学長内定者と会談(04/07/13) http://www.kantei.go.jp/jp/koizumiphoto/2004/07/13okinawa.html 学長に内定しているノーベル生理学・医学賞受賞者のブレナー博士と会 談、「世界最高水準の大学を目指してほしい。」と激励 -------------------------------------------------------------------- [編集後記] 参議院選挙が終わりました。選挙結果を謙虚に受け止め、これからの改革 を着実に進めていかなければいけないと思います。小泉内閣の目指すものを 伝え、国民との対話を図るこのメルマガも、初心にかえってしっかりと役割 を果たしていきます。 シンクロの井村コーチから金メダルへの気迫のこもったメッセージをいた だきました。オリンピック開幕まで1カ月。幼いころから野球少年(キャッ チャー)だった私にとって最大の関心事は、最強メンバーを揃えた野球の日 本代表です。大学時代、神宮球場でその勇姿を見て以来のファンである長嶋 茂雄監督が、プロ野球の精鋭を集めたゴールデンチームを率いてゴールドメ ダルをとる姿をぜひ観たい。同世代のひとりとして、また、一ファンとして、 長嶋監督の第一線復帰を心から願っています。(せいけん)
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