小泉内閣メールマガジン 第150号 ========================== 2004/07/29 ★☆ 小泉内閣メルマガ英語版、携帯版の読者登録を受付中です。 ☆★ 英語版の登録はこちらから http://www.mmz.kantei.go.jp/add_e.html 携帯版の登録はこちらから http://www.mmz.kantei.go.jp/add11.html -------------------------------------------------------------------- □ 目次 [らいおんはーと 〜 小泉総理のメッセージ] ● 創刊150号を迎えて [大臣のほんねとーく] ● テロの未然防止とオリンピック(国家公安委員会委員長 小野清子) ● 沖縄美ら島(ちゅらしま)の物語 (沖縄及び北方対策担当大臣 茂木敏充) [特別寄稿] ● オリンピック初勝利に向けて(サッカー女子日本代表監督 上田栄治) [小泉内閣の動き] ● ガーディアン・エンジェルス創設者と会談 など ==================================================================== [らいおんはーと 〜 小泉総理のメッセージ]
● 創刊150号を迎えて 小泉純一郎です。 夏真っ盛り。毎日記録的な暑さが続いていますが、皆さんお元気ですか。 大雨で被害のあった福井県や新潟県、福島県の被災者の方々は、暑い中復 旧作業に大変なご苦労をされていると思います。復旧作業には、全国からた くさんのボランティアの方がかけつけたり、2億円の当選した宝くじを寄附 された方がいらっしゃいました。困った時は助け合おうという皆さんの善意 を心強く思っています。 政府も県や市町村と一緒になって、支援をしていきます。 来月13日から、アテネオリンピックが始まります。先週土曜日(24日) に選手団の壮行会に出席しましたが、笑顔の中にも、目標に向かって一心に 励んできた若い選手たちの努力、ひたむきさにはいつも熱いものを感じます。 私もテレビで応援して、選手の皆さんの喜びやくやしさをわかちあいたい と思っています。 月曜日(26日)、官邸で、オーストリアの料理人として最高の資格であ るキュッヘン・マイスターの称号を日本人で初めて獲得した神田真吾さんに お会いしました。 神田さんには、先週号のメールマガジンに寄稿していただいたので、皆さ んご存知だと思います。お会いしてみると、29才のさわやかな好青年です。 マイスターの試験は一生に一度しか受けることができない、まさに一発勝 負の試験だそうです。5日間続く実技試験では、はじめて会う現地の若いス タッフ一人にうまく手伝ってもらいながら、フルコースの料理をつくらなけ ればいけない。今年の試験では300人以上が受験して、合格したのはわず か2人という難関だそうです。 火曜日(27日)には、官邸で、ガーディアン・エンジェルスの創設者カ ーティス・スリワ氏にお会いしました。 ガーディアン・エンジェルスというのは、ニューヨークで始まった防犯活 動をするボランティア団体。小さな犯罪であっても見て見ぬふりをしないで、 自分たちで街の安全を守ろうと、メンバーは赤いベレー帽と赤いジャンバー のユニフォームを着て活動しています。アメリカでは、希望すれば8才から 15才の少年少女も、ジュニア・エンジェルスになることができるとのこと です。 日本でも同じようなボランティア活動が広がることを期待しています。 3年前に創刊して以来、このメールマガジンも今回で150号になります。 現在の読者は約170万人。3年以上もの間続けることができたのも、毎週 多くの読者に読んでいただいて、厳しいご批判や暖かい励ましのメールをた くさんいただいているおかげです。 皆さんから「メールマガジンのおかげで官邸がとても身近になった」とい う声をよく聞きますが、私の方こそ、このメルマガのおかげで、皆さんの色 々なご意見や感想を直接目にすることができて、読者の皆さんと身近に接す ることができるようになりました。 今年は、これから夏休みですが、改革の本丸ともいえる郵政三事業民営化 の具体案をつくっていきます。 内外ともに難問山積ですが、改革をさらに促進させて、メルマガでも伝え ていきたいと思います。 -------------------------------------------------------------------- [大臣のほんねとーく]
● テロの未然防止とオリンピック(国家公安委員会委員長 小野清子) 今の警察制度ができて今年で50年になります。警察を都道府県単位とし、 住民の代表である公安委員会が警察を民主的に管理する、という日本の警察 制度は世界的に見ても独特のものですが、今まで日本の良好な治安の確保に 貢献してきました。 ところが最近は、犯罪が増加し、少年犯罪や外国人犯罪、サイバー犯罪な どが深刻になっています。私は内閣の治安担当の大臣として、先の国会にお いて警察法改正を行うなど、「世界一安全な国、日本」の復活に向けて努力 しているところです。 国民が不安を覚えているものに国際テロの問題があります。内閣府の世論 調査では、約51%の人がテロの不安を感じると答えています。アメリカに おける同時多発テロ事件以降、世界各地でイスラム過激派によるテロが発生 し、スペインの列車爆破事件のように、一般市民を巻き込む卑劣な事件もあ りました。4月にはイラクで日本人を人質にとる事件が起こり、警察庁も現 地に職員を派遣しています。 来月にはギリシャでオリンピックが開催されます。日本からも選手や関係 者、観客などが大勢アテネを訪れることになります。過去にオリンピックは テロの標的になったこともあり、各国が協力してテロ対策に当たることが必 要です。 私は、今から約40年ほど前、ローマと東京のオリンピックに体操選手と して参加し、その素晴らしさを体感しました。当時は、将来自分がテロ対策 に携わることになるとは思っても見ませんでしたが、平和の祭典であるオリ ンピックがまさにその言葉どおりのものとなるよう私も協力を惜しまないつ もりです。
● 沖縄美ら島(ちゅらしま)の物語 (沖縄及び北方対策担当大臣 茂木敏充) 今、沖縄観光に熱い注目が集まっています。昨年初めて500万人を突破 した観光客数は、今年、さらに伸びる勢いです。なかでも沖縄の離島では、 国仲涼子さんが主演したNHKテレビ「ちゅらさん」もきっかけとなり、美 しい自然や独自の伝統文化など沖縄の魅力を活かした新たな観光が花開きつ つあります。 例えば、久米島では、先般、ドイツの伝統的な温浴施設を再現したバーデ ハウス久米島がオープンしました。同施設のプールは、久米島沖のミネラル 豊富な海洋深層水で満たされ、沖縄ならではの自然の魅力をまさに体いっぱ い浴びることができます。 また、西表島は、豊かな自然を活かしたエコツーリズムが盛んです。島の 90%が緑豊かな亜熱帯の森林におおわれ、多くのカヌーコースがあるほか、 日本最大規模のマングローブ林やミナミコメツキガニ(カニのくせに前進歩 行ができ、集団で行動することから別名軍隊ガニと呼ばれる淡いブルーの小 さなカニ)など貴重な生物を見ることができます。運がよければイリオモテ ヤマネコも・・・。 さらに、人口200人余の久高島は、イザイホーと呼ばれる祭祀でも知ら れ、今なお30件を超える年中行事が伝えられています。自然とともに歩ん できた琉球文化の伝統が息づく久高島の魅力に触れ、繰り返し島を訪れる人 々も少なくありません。 このような「癒し」「健康」「自然」「伝統」といった時代の志向にマッ チした離島観光の取組に熱い視線が注がれています。 その一方、沖縄の離島は、「島ちゃび」(離島苦)という言葉があるよう に、離島であるがゆえの様々なハンディを抱えています。内閣府では、離島 に注目が集まる今、島がその魅力を活かして活性化するよう、今年5月に「 美ら島(ちゅらしま)会議」を立ち上げました。40の島それぞれに担当の 職員を決め、実際に島を訪問して、1つ1つの島の持つ魅力が最大限活きる よう、地元の方と一緒にアイディアを考えています。 それぞれの島の歴史や伝統、今、島に生きる人達の日々の営み、・・・島の 物語。ベストワンよりオンリーワン、その島にしかない沖縄の美ら島(ちゅ らしま)の物語が「一島一物語」として結実することを期待しています。 ※ 内閣府沖縄担当部局ホームページ (沖縄における離島の活性化(美ら島会議)) http://www8.cao.go.jp/okinawa/tyurasima/index.html -------------------------------------------------------------------- [特別寄稿]
● オリンピック初勝利に向けて(サッカー女子日本代表監督 上田栄治) 子供の頃は野球少年で、サッカーに目覚めたのは中学3年の秋。68年の メキシコオリンピックで日本サッカーが銅メダルを取りました。杉山さんや 釜本さんのプレーに感動して高校からサッカーを始めました。 代表監督のオファーが来たとき、正直言って「えっ女子?」という感じは ありました。驚いたのは最初のミーティング。部屋に入ると27名の選手が ぎらっと私をにらみつけていました。私が話し始めると、一言も聞きもらす まいと真剣にメモをとる選手たち。男子ではあまり見られない光景です。 「サッカーが好き」「うまくなりたい」というひたむきさや「飢え」のよ うなものがひしひしと伝わってきました。彼女たちの気迫、眼力におされて 頭の中は真っ白。言いたいことも筋道立てて話すことができず、しどろもど ろ。監督として実にかっこわるいスタートになってしまいました。 女子サッカーにはプロがありません。選手たちはそれぞれサッカー以外の 仕事や学業を持っており、仕事や勉強を終えてから、夜間集まって練習して います。一部のチームを除けば、高校のグラウンドを借りて練習するなど、 環境も整っていません。代表合宿に来ると、「サッカーに集中できる」と選 手たちも喜んでいます。 練習では、常に世界のスタンダード(世界で通用するか)を意識していま す。「そのパスは世界で通用するのか?」「そういうスピードで、そういう 正確さで世界と戦えるのか?」と高い意識を持ってトレーニングすることが 大切です。 北朝鮮を破ってアテネへの切符を手にしたわけですが、過去の対戦では、 ボールを北朝鮮のゴール近くに運ぶこともできず、ゴールチャンスも1試合 1回くらい。それが3−0の勝利。相手を押し込んだゲームができた。勝因 は、組織プレーがしっかりできたこと、そしてそれ以上に、組織の中で個々 の選手が個性を発揮できたことが良かったと思います。 サッカーは11人でやるものですから組織プレーは不可欠。でも、組織だ けでは勝てないのがサッカーです。組織プレーはもともと日本の強みですが、 さらに、足りないと思っていた1対1の場面でのドリブル、相手を抜くプレ ーが世界に通用する、世界のトップが相手でも「抜ける」という自信をつけ たことは大きい。 アテネでの大きな目標として「メダルを取りたい」というのはありますが、 女子チームはオリンピックでまだ1勝もしていません。まず1勝、そして決 勝トーナメント進出、というふうに一つ一つ前に進んでいきたいと思います。 大事なのは8月11日、初戦のスウェーデン戦です。ワールドカップ準優 勝の強豪ですが、勝てない試合ではありません。大きくて当たりの強いチー ムですが、フットワークが良くないので1対1はそれほど強くない。日本の ドリブル力が生かせそうです。皆さん、ぜひ期待して観てください。 ※ アジア地区最終予選(北朝鮮戦)の様子 http://www.kantei.go.jp/jp/m-magazine/backnumber/2004/0729c.html -------------------------------------------------------------------- [小泉内閣の動き] ● ラーゼム・イラク柔道オリンピック選手の表敬(04/07/28) http://www.kantei.go.jp/jp/koizumiphoto/2004/07/28iraq.html イラクのアテネオリンピック柔道代表選手のハディール・ラーゼムさん の表敬を受け、わが国が提供するイラク代表団の制服を進呈 ● 沖縄豆記者の小泉総理表敬(04/07/28) http://www.kantei.go.jp/jp/koizumiphoto/2004/07/28okinawa.html 本土各地における取材活動を通じて、沖縄と本土を結ぶ青少年親善交流 を推進している「沖縄豆記者」51人が小泉総理を表敬 ● ガーディアン・エンジェルス創設者と会談(04/07/27) http://www.kantei.go.jp/jp/koizumiphoto/2004/07/27guardian.html 地域防犯活動を行う国際的NPOの創設者、カーティス・スリワ氏と治 安確保における地域社会の重要性などについて意見交換 ● 経済連携推進国民会議の提言の手交(04/07/26) http://www.kantei.go.jp/jp/koizumiphoto/2004/07/26renkei.html 日本活性化のための経済連携を推進する国民会議が、東アジア全体に広 がる経済連携の動きの中、日本のあり方についての提言を小泉総理に手交 ● 日韓観光広報大使の表敬(04/07/22) http://www.kantei.go.jp/jp/koizumiphoto/2004/07/22kanko.html 「日韓友情年2005」に向けて日韓政府からそれぞれ観光広報大使に 任命された木村佳乃さんと崔志宇(チェ・ジウ)さんが小泉総理を表敬 ● 日韓首脳会談の記録(ビデオ)(04/07/21) http://www.kantei.go.jp/jp/koizumiphoto/2004/07/21nikkan.html 韓国済州島で行われた盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領との会談の模様と 会談後の記者会見の模様をビデオで紹介 -------------------------------------------------------------------- [編集後記] 先日発生した新潟、福島、福井の豪雨災害の復旧作業には、全国各地から、 新潟県でのべ3万人、福井県ではのべ4万2千人にのぼる多数のボランティ アの方々が集まって、被災者宅の清掃や汚れた家財道具の運び出しなどに活 躍されています。政府や自治体が復旧・支援に当たるのは当然ですが、手弁 当で何の見返りも求めず差し伸べられる手、思いやりの気持ちは、被災した 方々の胸に特別強く響くのではないでしょうか。「百の言葉よりまず行動」 というボランティアの方々の姿勢に頭が下がります。 今週はメルマガ150号の節目です。もっと政治を身近に感じてもらえる メルマガとなるよう、これからもがんばってまいります。(せいけん)
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