首相官邸 首相官邸 トップページ
首相官邸 コミュニケーション
 トップ小泉内閣メールマガジンバックナンバー
小泉内閣メールマガジン
 

小泉内閣メールマガジン 第154号 ========================== 2004/09/09

★☆ 小泉内閣メルマガ英語版、携帯版の読者登録を受付中です。 ☆★
 英語版の登録はこちらから
 http://www.mmz.kantei.go.jp/add_e.html
 携帯版の登録はこちらから
 http://www.mmz.kantei.go.jp/add11.html

--------------------------------------------------------------------
□ 目次

[らいおんはーと 〜 小泉総理のメッセージ]
● 郵政事業民営化の基本方針

[大臣のほんねとーく]
● 介護の議論が核心に入る(厚生労働大臣 坂口力)

[大臣、夢を語る]
● 子どもの頃の夢、今の夢(農林水産大臣 亀井善之)

[特別寄稿]
● 東ティモールに永遠の足跡を残して
  (第4次東ティモール派遣施設群 1等陸尉 木下博子)

[小泉内閣の動き]
● 北方領土を視察 など

====================================================================
[らいおんはーと 〜 小泉総理のメッセージ]
小泉総理大臣プロフィール 英語版はこちらから
● 郵政事業民営化の基本方針

 小泉純一郎です。

 今週日本を襲った台風18号は、強い風と雨で各地に多くの被害をもたら
しました。私がこの春訪問した厳島神社も大きな被害を受けました。被害に
あわれた方々に心からお見舞い申し上げます。今年に入ってから日本に上陸
した台風は既に7つ。引き続き防災の備えを新たにするとともに、地域と協
力して災害復旧にあたってまいります。

 ロシア南部の北オセチア共和国で起こった学校占拠事件では、大勢の子供
たちを含むたくさんの犠牲者が出ました。子供たちが通う学校を狙うという
卑劣な行為には強い憤りを感じます。犠牲者の方々に心から哀悼の意を表し
ます。

 9・11米国同時多発テロからもうすぐ3年になりますが、頻発するテロ
に対して、国際社会が一致して立ち向かっていかなければならない、この思
いを改めて強くしています。

 今週も忙しい一週間になりました。金曜日に郵政事業民営化の基本方針を
閣議決定することを目指して、作業はいよいよ大詰めです。

 2007年には、持株会社の下で郵便事業の会社、郵便貯金の会社、郵便
保険の会社そして窓口ネットワークの会社という4つの会社に分社化して、
それぞれの会社が自立して透明な経営ができるような形で民営化したいと考
えています。

 読者の皆さんから、民営化すると身近にある郵便局がなくなってしまうの
ではないかと心配のメールをいただきますが、そんなことはありません。

 全国にくまなく存在する郵便局のネットワークは私たちにとっての貴重な
資産と言えるのではないでしょうか。今までは郵便局では郵便、貯金、保険
の3つの事業しかできませんでしたが、民営化すれば、民間の知恵と工夫で
もっと新しい事業を始めることが可能になって、この資産がもっともっと活
かされることになると思います。

 郵便、郵貯、簡保は国民生活になくてはならない便利なサービスですが、
果たして公務員でなくてはできない事業なんでしょうか。民営化すれば、民
間の知恵と工夫でもっと便利なことができるはずです。

 郵貯や簡保のお金は特殊法人の事業資金として活用されてきましたから、
郵政事業が民営化されれば、資金の流れも「官から民へ」大きく変わること
になります。この改革は、まさに「民間にできることは民間に」という小泉
内閣の進める改革の本丸なのです。

 誰でも現状を変えることには抵抗感があるものです。改革を総論で賛成す
る人も、各論になると反対論が出てきます。法律に守られた今の状態をこれ
からもずっと守っていきたいという考えの方々がいることは承知しています
が、改革を進めるべきかどうか、是非広く国民の立場に立ってもう一度考え
ていただきたいと思います。

 「改革の本丸」というべき郵政事業の民営化、強い決意をもって改革を進
めていく思いに、ゆるぎは全くありません。

 来週月曜日から11日間の日程で、ブラジルのサンパウロとブラジリア、
メキシコシティー、ニューヨークを訪問します。来週号と再来週号のメルマ
ガでは、是非出張の様子を読者の皆さんにお伝えしたいと思っています。

--------------------------------------------------------------------
[大臣のほんねとーく]
坂口厚生労働大臣プロフィール
● 介護の議論が核心に入る(厚生労働大臣 坂口力)

 介護は、目を離さずに手を放すことだと私は思う。自分の力で生活と社会
への参加ができるように、体力や機能を維持させることが重要である。

 しかし、最近の状況は、介護の必要度の少ない人に多くの介護が行われ、
結果としてその人達の生活力が向上しているわけではない。介護が全国津々
浦々で受けられるようになっていることは喜ばしいことであるが、何事にも
手を差しのべすぎて、かえって自分で生活する能力を失っている可能性があ
る。財政的に見ても、この軽い層の人々のところに負担が増大している。

 来年は介護の見直しを必要とする年であるだけに、この介護の在り方をど
う見直すのか、大きな論点になってきた。確かにホームヘルパーさんを派遣
する事業者からすれば、生活の様々な行動を自分の力で行わせるよりも、本
人に代わって手を差しのべることの方が楽であり時間もかからないかも知れ
ない。

 従って、介護の基準を身体的介護か家事支援介護かで分けたり、時間で費
用負担を決めるようなやり方では、本当の介護効果を見分けることはできな
い。この基準の見直しが一つのポイントになるだろう。

 もう一つの大きな問題は、障害者の皆さんの介護を高齢者介護と同じ制度
の中で行うかどうかということである。障害者の団体にも色々あり、意見が
分かれていると伺っている。この結論を出す前に、社会保障負担の在り方に
ついて私見を述べたい。

 企業とその従業員が年金や医療のように折半で負担する職域連帯と、消費
税などのように国民全体が負担をして支える国民連帯の方法がある。年金や
医療は働く人達の健康や老後設計と深くかかわり、企業もそれなりの負担を
することによって、優れた人材を集める効果がある。しかし、企業の受ける
効果は少なく、むしろ国民全体で支える方が妥当な分野も存在する。私は少
子化対策や障害者対策は国民連帯で支えるものではないかと考えている。

 このように、財源の在り方と合わせて、障害者の支援制度をどう構築する
か、考えて行く必要があると考えている。

--------------------------------------------------------------------
[大臣、夢を語る]
亀井農林水産大臣プロフィール
● 子どもの頃の夢、今の夢(農林水産大臣 亀井善之)

 私が子どもの頃には戦争がありました。

 焼け野原になった横浜や荒れはてた我が家周辺の農村地帯を見て、ここか
ら復興し、お腹いっぱいおいしいものが食べられる豊かな国を目指さなくて
は、と幼な心に感じたのを覚えています。

 人の役に立ちたい、地域の役に立ちたいとの思いは、中学・高校生になっ
ても持ち続けていましたが、まさか現実に政治家になるとは思っていません
でした。さまざまな「運」、良き先輩との「巡り合わせ」があって、今の自
分があると思います。

 私の今の夢は、「日本を世界の中でキラリと輝く国にしたい」ということ
です。

 若い世代や子ども達には、国際的な舞台でも活躍してもらいたい。そのた
めの人づくり、教育が大切だと思います。

 農林水産業の分野でも、「人」すなわち「担い手」づくりのための構造改
革を進めていきます。食糧難だった戦中戦後と違い、今の食生活は豊かです
が、その基盤が危うくならないよう、努力していきたいと思います。

--------------------------------------------------------------------
[特別寄稿]
● 東ティモールに永遠の足跡を残して
  (第4次東ティモール派遣施設群 1等陸尉 木下博子)

 6月下旬、私の所属する第4次東ティモール派遣施設群は、現地での半年
間にわたる任務を終えて無事帰国しました。それと同時に陸上自衛隊の約2
年間にわたる東ティモールにおけるPKO活動も無事終了しました。

 現在、自衛隊の病院で看護師として勤務しています。今回このような機会
をいただきましたので、現地での活動の一端を紹介させていただくとともに、
通訳として勤務した感想を述べさせて頂きます。

 東ティモール派遣施設群は、平成14年3月に東ティモールに派遣され、
21世紀に誕生した東ティモール民主共和国の国造りに、国連PKOの一員
として、諸外国とともに貢献しました。具体的な業務は、国連の平和維持活
動に必要な道路・橋等の維持補修、給水所の維持管理、民生支援業務です。

 日々の業務には環境が大きく影響しました。雨季には局地的に大雨が降り、
あっという間に川が増水します。地質も極めて脆弱であり、アスファルトの
陥没や土砂崩れも各所で見られました。

 そんな中、施設補修を担任する隊員は、炎天下や多少の雨天時でも黙々と
作業にあたり、着ている迷彩服が日に日に色褪せていくのが分かりました。
作業の進捗状況は毎週のPKF司令部ミーティングでも報告され、「プロフ
ェッショナルな技術である。」と高い評価を受けました。

 「東ティモールに来て良かった」と、思ったことは、現地の様々な人々と
交流できたことです。通訳という職務上、車での移動の機会が多くありまし
た。その移動中は、道路沿いで多くの住民が笑顔で手を振ってくれます。

 最初は私自身も少々気恥ずかしさもありましたが、一瞬でも心を通わすこ
とが次第に嬉しくなり、その後は移動中の楽しみとなりました。また、子供
達から日本語で挨拶を受けたり、日本の歌や流行言葉を聞く度に、これも1
次隊からの2年間にわたる成果?だなと思い、心暖まる思いがしました。

 通訳の職務遂行においては、ナースとしての経験が役立ちました。国連病
院と連携して行う患者の航空輸送訓練や、急患をオーストラリアに連れて行
った時は、衛生の知識を持つ通訳として寄与できたと思います。

 日本での準備期間から帰国までの間、同じ派遣部隊の仲間をはじめ、国連
スタッフ、他国の軍人、東ティモールの人々等、本当に多くの方々とめぐり
会い、それらの人々との繋がりを通じ、多くの貴重な経験をすることもでき
ました。

 またこの半年間を振り返り、女性自衛官として派遣されたことに大きな意
義があったと、今改めて感じています。この経験を生かし、自衛官として、
また看護師として、僅かでも社会に貢献できるよう引き続き努力していきた
いと思います。

※ 陸上自衛隊ホームページ
 http://www.jda.go.jp/jgsdf/

--------------------------------------------------------------------
[小泉内閣の動き]

● ブラジル人国際交流員の表敬(04/09/08)
 http://www.kantei.go.jp/jp/koizumiphoto/2004/09/08jet.html
  ブラジルから来日して、国際交流活動やスポーツ指導などを行っている
 16名の青年が小泉総理を表敬

● 「青年の船」参加青年の表敬(04/09/07)
 http://www.kantei.go.jp/jp/koizumiphoto/2004/09/07fune.html
  「東南アジア青年の船」に参加する日本と東南アジア諸国連合(ASE
 AN)10カ国の青年の代表らが小泉総理を表敬

● 防災功労者への表彰(04/09/03)
 http://www.kantei.go.jp/jp/koizumiphoto/2004/09/03kourou.html
  災害発生時に、人命救助、被害の拡大防止等の防災活動に顕著な功績を
 挙げた方々を小泉総理が表彰

● 北方領土を視察(04/09/02)
 http://www.kantei.go.jp/jp/koizumiphoto/2004/09/02hoppou.html
  船上から歯舞群島の貝殻島や水晶島などを視察した後、根室市内の北方
 四島交流センターを訪問し、元島民等と対話

--------------------------------------------------------------------
[編集後記]

 私は、東ティモールを3回訪問していますが、この春には国連平和維持活
動(PKO)も視察しました。2年4カ月にわたって陸上自衛隊員約230
0人が参加し、女性自衛官が派遣された初のケースでもありました。今週号
には、その中のお一人である木下1等陸尉からその貴重な体験を寄稿しても
らいました。先週はセネガルで青年海外協力隊員として活動された加納貴美
子さんをご紹介しましたが、今も、世界69カ国で、2600人をこえる若
者たちが協力隊員として活動しています。多くの日本人が国際協力の現場で
活動していることを心から誇らしく思います。
 国内では、球団統合問題をめぐる選手会と経営陣の対立から、プロ野球史
上初のストが行われるかもしれません。昨日まで敵と思っていたチームを合
併したからさあ応援してくれと言われても、ファンの心理はそう簡単ではな
いでしょう。合併の前にまず売却の努力があってもよかったのではないかと
個人的には思っています。ファンを無視しては、プロ野球の未来はありませ
ん。いずれにしても「ファン第一」の解決を望みます。(せいけん)


杉浦内閣官房副長官プロフィール杉浦内閣官房副長官

--------------------------------------------------------------------
[ご意見、ご感想]

 おんらいん読者感想
  ※メールマガジンの登録者が対象です。(9月12日まで)
====================================================================
[小泉内閣メールマガジン]

<バックナンバー・配信先変更・配信中止>
  http://www.kantei.go.jp/jp/m-magazine/

総編集長:内閣総理大臣 小泉純一郎
編集長:内閣官房副長官 杉浦正健
発行:内閣官房内閣広報室(〒100-8968 東京都千代田区永田町1-6-1)