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小泉内閣メールマガジン 第167号 ========================== 2004/12/09

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□ 目次

[らいおんはーと 〜 小泉総理のメッセージ]
● ひとつ2000円のりんご

[大臣のほんねとーく]
● 日本からの平和のメッセンジャーとして(防衛庁長官 大野功統)

[特別寄稿]
● 安心社会の実現に向け社会保障制度の抜本改革を
  (日本労働組合総連合会会長 笹森清)

[小泉内閣の動き]
● 平成17年度予算編成の基本方針の決定 など

[キーワード解説]
● イラク人道復興支援

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[らいおんはーと 〜 小泉総理のメッセージ]
小泉総理大臣プロフィール 英語版はこちらから
● ひとつ2000円のりんご

 小泉純一郎です。

 北京では、いま青森の「りんご」がひとつ2000円で売られているそう
です。

 以前、ある人から「日本のイチゴが中国の上海でひとつ300円で売れて
いる。」という話を聞いたことがあります。中国の方が官邸に見えたときに
その話を聞いたところ、「それだけではありません。北京では日本のりんご
が150元で売られていますよ。」と言うのです。

 本当かと思って調べてみると、北京のデパートでは青森でつくっているり
んごが150元で売られている。1元が約15円ですから、150元という
と2000円以上になります。これにはびっくりしました。

 先日、日本の農作物を輸出している農家の方々とお話しする機会がありま
した。このりんごの輸出を始めたきっかけをうかがったところ、国内のりん
ごの価格が下がって原価割れになってしまい、赤字になった。このままでは
いけないという危機感から、まずヨーロッパにりんごを輸出したのだそうで
す。輸出の手続きは思ったよりも簡単で農家なら誰でもできる。

 はじめに大きいりんごを出したら、大きすぎて売れない。そこで一番小さ
な「王林」という品種をイギリスに輸出した。その後大きいりんごを中国に
輸出したら、おいしくて珍しいりんごだというので、ひとつ2000円以上
の値がついたのだそうです。

 まさにピンチをチャンスに変えたのだと思います。

 りんご以外にも、海外で人気が高い日本の農産物があります。北海道の
「ながいも」は台湾に輸出され、日本国内よりも高い価格がついているそう
です。

 「みかん」は、カナダでクリスマス・オレンジという名前で販売されてお
り、「緑茶」は健康によいということでヨーロッパで人気が出ているそうで
す。

 台湾では島根県産の減農薬の「おこめ」が売れていて、台湾の地元ではこ
れに対抗して台湾産の良質なおこめをより高い値段で売り始めたそうです。
日本のおこめが海外に輸出できるとは思いませんでした。

 今までは日本の農家は輸入を阻止しようとばかりしていましたが、発想を
切り替えて日本の農産物も輸出できる、もっと世界に輸出すべきだ、そうい
う考えでこれからやっていくべきではないかと思います。

 お寿司もそうです。外国人はおこめのごはんをあまり食べないし、まして
生の魚は食べない。だから外国人がお寿司を食べるはずはないと思い込んで
いました。ところが、回転寿司ができて、今では、ニューヨークでもモスク
ワでも、回転寿司のお店がたくさんできています。先日訪問したチリのサン
ティアゴでも、最近お寿司のお店が増えていると聞きました。

 固定観念にとらわれないで、ピンチをチャンスに、何事にも挑戦していく
ことが大切だと思います。

 12月にはいって、いよいよ予算の編成や税制改正の作業がやま場を迎え
ました。災害対策などについては補正予算を組んで必要な資金は十分に確保
することにしていますが、来年度予算については歳出の無駄をけずり、必要
な予算は増やすように、聖域なき歳出改革を進めます。

 昨日、構造改革特区と地域再生計画を追加認定しました。「日本語教育特
区」や「英語教育特区」、廃校になった校舎を音楽の練習や芸術作品の制作
場所に転用して地域再生につなげる計画など、今回も地域の知恵と工夫があ
ふれたものばかりでした。

 これで特区の総数は475件、地域再生計画は全国で250件。新しい規
制改革など地域のアイデアを全国に広めることができるように、これからも
応援していきたいと思います。

 私も挑戦する心をもって改革を進めてまいります。

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[大臣のほんねとーく]
大野大臣プロフィール
● 日本からの平和のメッセンジャーとして(防衛庁長官 大野功統)

 12月5日に陸上自衛隊のサマーワ宿営地を訪問し、活動状況を見てまい
りました。派遣部隊は、厳しい環境の中にもかかわらず、松村群長の下、
「油断せず、助け合って、真心支援」のスローガンを掲げて、医療、給水、
公共施設の整備等の人道復興支援活動に隊員が一丸となって、目を輝かせて
取り組んでおりました。

 今回の視察に先立って、私は、サマーワ市の評議会の方から手紙を頂きま
した。その手紙には、「日本からの自衛隊の皆さんは正に東アジアから平和
のメッセージを運んでくる『平和と安全の鳩』である。」と書いてありまし
た。派遣された全ての隊員が一生懸命支援しているからこそ、このような手
紙を頂けるのだと感激いたしました。

 今回の視察では、そうした隊員たちの活躍をこの目で見てみたいと思い、
宿営地のみならずサマーワ市内や付近の道路の改修現場を訪れました。その
道すがら、子供はもちろんのこと、大人の人も仕事の手を休めて大勢の皆さ
んが我々の車に手を振ってくれ、「ああ、派遣部隊はサマーワの人達と心が
通じ合っていて、信頼されているんだな。」こんな思いを強くしました。

 サマーワ市内は、新しい家が建ちはじめ、煉瓦工場の煙突からはもくもく
と煙が上がり、以前は見られなかったパラボラアンテナが家々についている
といった様子で、民生が安定し始めていることが見て取れます。

 しかしながら、道路や学校の修復、医療支援活動等の要望が依然として数
多く存在し、人道復興支援活動が引き続き必要であると感じました。ハッサ
ーニ・ムサンナー県知事にお会いした際にも、感謝と引き続き活動を続けて
欲しいとのお言葉をいただきました。

 新潟県中越地震の視察において若い隊員が言っておりました。「国民の皆
様からの感謝の言葉を聞くたびに一生懸命やる気が起きます。」これは、こ
こ、イラクでも同様です。自衛隊のイラクにおける活動について、国民の皆
様のご理解とご支持をお願いしたいと思います。

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笹森会長プロフィール
[特別寄稿]

● 安心社会の実現に向け社会保障制度の抜本改革を
  (日本労働組合総連合会会長 笹森清)

 連合会長の笹森です。

 現在、政府のもとに「社会保障の在り方に関する懇談会」が設置され、こ
れまで4回開催されています。私と日本経団連の奥田会長とで、社会保障全
体の改革について労使代表が参加する「協議の場」設置を、昨年末から小泉
首相に強く要請してきました。これらの経緯もあって、設置されたものです。

 この「在り方懇談会」の構成は、民間から労使代表をはじめ税調会長、熊
本県知事など6名、政府側が官房長官、厚生労働大臣、財務大臣など6閣僚
となっています。

 これまでに、「在り方懇談会」の位置づけ、連合と経団連の社会保障改革
案、年金一元化、介護保険制度、少子化対策などについて論議してきました。

 これまでの論議では、この「在り方懇談会」が社会保障全体の改革協議の
中心であること、「在り方懇談会」の結論を政府の改革方針とすること、税
制を含め社会保障の一体的改革を行うこと、などで認識が一致しています。
年内には論点整理を行い、2006年度を目途にとりまとめをする予定です。

 第2回「在り方懇談会」で、私は連合「21世紀社会保障ビジョン」(2
002.10)の基本的考え方を提起しました。

 ビジョンでは、今後のあるべき社会として、「労働を中心とする福祉社会」
の実現が重要であり、その基盤となるのが社会保障制度である、という認識
に立っています。そのため、社会保障制度の理念と全体像を示し、国民皆年
金・皆保険制度の再構築、基礎年金の税方式化などを提言しています。

 社会保障制度は、国民生活の根幹に関わる極めて重要な課題であるため、
税制と社会保障全体を一体的に見直し、負担と給付の全体像を含め、抜本改
革を行うことが必要です。このことが、「在り方懇談会」に与えられた社会
的、歴史的な役割だと思います。

 なお、この「在り方懇談会」での論議に合わせ、国会でも社会保障制度の
抜本改革について、より国民にわかりやすい形で論議をすべきであり、それ
が、政治の責任を果たすことにもなると思います。

※ 首相官邸ホームページ(社会保障の在り方に関する懇談会)
 http://www.kantei.go.jp/jp/singi/syakaihosyou/index.html

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[小泉内閣の動き]

● 構造改革特別区域計画及び地域再生計画認定式への出席(04/12/08)
 http://www.kantei.go.jp/jp/koizumiphoto/2004/12/08tokku.html
  90件の特区計画と36件の地域再生計画認定式への出席の模様

● 日・タンザニア首脳会談(04/12/07)
 http://www.kantei.go.jp/jp/koizumiphoto/2004/12/07tanzania.html
  ベンジャミン・ウィリアム・ムカパ大統領との会談の模様

● 文化外交の推進に関する懇談会の初会合(04/12/07)
 http://www.kantei.go.jp/jp/koizumiphoto/2004/12/07bunka.html
  国際的な文化交流や、文化面での国際協力などの在り方について総合的
 な検討を行う懇談会の初会合の模様

● 日・アルジェリア首脳会談(04/12/06)
 http://www.kantei.go.jp/jp/koizumiphoto/2004/12/06algeria.html
  アブデラズィズ・ブーテフリカ大統領との会談の模様

● トラックドライバー・コンテスト内閣総理大臣賞受賞者の表敬
  (04/12/06)
 http://www.kantei.go.jp/jp/koizumiphoto/2004/12/06track.html
  「交通事故ゼロを目指して」をスローガンにプロトラックドライバーの
 日本一を競ったコンテストの内閣総理大臣賞受賞者らが小泉総理を表敬

● 国際自由労働組合連盟(ICFTU)世界大会への出席(04/12/05)
 http://www.kantei.go.jp/jp/koizumiphoto/2004/12/05roudou.html
  「連帯のグローバル化」をテーマに宮崎市で開かれた世界大会の開会式
 に小泉総理が出席

● 平成17年度予算編成の基本方針の決定(04/12/03)
・ 平成17年度予算編成の基本方針
 http://www.kantei.go.jp/jp/kakugikettei/2004/1203yosan.html

・ 小泉総理の談話
 http://www.kantei.go.jp/jp/koizumispeech/2004/12/03danwa.html

● ASEAN+3首脳会議(04/11/29〜30)
<ビデオ>http://www.kantei.go.jp/jp/koizumivideo/2004/11/29asean.html

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[キーワード解説]

● イラク人道復興支援

 イラクでは、昨年4月のフセイン政権崩壊後、国家再建の努力が行われて
います。同年10月、国連は、国際社会が団結してこれを支援することを求
める決議を全会一致で可決し、現在、世界76の国・地域などがイラク復興
を支援しています。

 我が国は、昨年10月のイラク復興国際会議で、当面の支援としての総額
15億ドルの無償資金の供与を含む最大50億ドルまでの支援を表明しまし
た。また、この会議で設置されたイラク復興信託基金の拠出総額の約半分に
当たる4.9億ドルを拠出するとともに、同基金に一定額以上を拠出してい
る国の集まりである「ドナー委員会」の議長を務めています。

 イラクに対しては、ODA(政府開発援助)による支援と自衛隊による人
的貢献を「車の両輪」として人道復興支援を行っています。

<ODAによる支援の状況>
・ 発電所の復旧など(イラクの供給電力量の約10%に相当する電力を復
 旧)
・ 病院の修復や医療機材の供与(年間延べ約400万人が医療を受けられ
 る体制を整備)
・ 上下水道の修復・整備(延べ約200万人の人々を支援)
・ 学校の修復や学用品の供与(延べ約610万人の生徒・学生を支援)

 これらの援助の結果、イラク復興国際会議において表明した15億ドルの
無償資金の供与のうちすでに約13億ドル分の事業が確定し、延べ30万人
以上の雇用が創出されています。

<自衛隊による人的貢献の状況>
 今年1月からの先遣隊派遣を皮切りにイラク南部のサマーワに派遣された
イラク復興支援群が、現地で以下の活動を続けています。

・ 運河の水を浄化して、毎日約5万6千人分の清潔な水を供給し、4つの
 病院で診療や看護、医療機材の使用方法などの助言・指導
・ 道路などのインフラ整備やそのための技術的な助言・指導(現地で1日
 当たり300〜500人を雇用し、10の学校の補修や5カ所の道路の修
 復を完了。現在、22カ所の道路や学校などを修復中)
・ サマーワ以外でも、航空自衛隊が人道復興支援のための物資を空輸し、
 また、海上自衛隊は復興支援に用いる車両などをクウェートまで輸送

 こうした我が国の復興支援活動は、現地の住民や国際社会からも高い評価
を得ています。イラクのアッラーウィー首相やムサンナー県のハッサーニ知
事からも感謝の意が表明され、「自衛隊の人道復興支援活動を是非とも続け
てほしい。」と話しています。

 今年10月、現在イラクを統治している暫定政府が「イラク復興戦略」を
発表し、歳入の中心となる石油生産量を増加させるなど今後3年間の開発指
針を明らかにしました。イラクでは来年1月30日に、国民議会選挙が予定
されており、国家再建への大きな節目を迎えようとしています。

 イラク人自身の手による復興が進められている中、国際社会の一層強力な
支援が求められています。

※ 人道復興支援活動の様子は以下のページからご覧ください。
 http://www.kantei.go.jp/jp/fukkosien/iraq/index.html

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[編集後記]

 今週7日、拉致被害者の曽我ひとみさんが、夫のジェンキンスさん、長女
の美花さん、次女のブリンダさんとともに、一家そろって佐渡に帰郷されま
した。ジェンキンスさんの涙の記者会見には感動しました。曽我さんの帰国
から2年余り。「4人でそろって日本で暮らしたい」という曽我さんの切な
る願いがやっと叶いました。一家水入らずで、良い年の瀬、そして新しい年
をお迎えになられるよう、お祈りいたします。
 その一方で、横田めぐみさんの「遺骨」とされる骨は、めぐみさんのもの
ではないとの鑑定結果が出ました。北朝鮮側の調査が虚偽であったと断じざ
るを得ず、厳重に抗議して真相究明を迫るとともに、今後の対応を早急に検
討するつもりです。
 5日に締切った「郵政民営化」に関する政策アンケートには、10日間で
1万5千件を上回るご回答をいただきました。反響の大きさに驚いています。
多数のご参加をいただいたことに改めて感謝いたします。来週号は2度目の
「ご意見満載メルマガ」です。アンケートの結果や皆さんからのご意見を誌
面でご紹介します。どうぞご期待ください。(せいけん)

杉浦内閣官房副長官プロフィール杉浦内閣官房副長官
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総編集長:内閣総理大臣 小泉純一郎
編集長:内閣官房副長官 杉浦正健
発行:内閣官房内閣広報室(〒100-8968 東京都千代田区永田町1-6-1)