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小泉内閣メールマガジン 第169号 ======================= 2004/12/23-30

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□ 目次

[らいおんはーと 〜 小泉総理のメッセージ]
● 年の瀬を迎えて

[大臣のほんねとーく]
● 信託業法の改正について(金融担当大臣 伊藤達也)

[シリーズ郵政民営化]
● 郵政民営化への理解を高めるために(郵政民営化担当大臣 竹中平蔵)

[特別寄稿]
● 誇りと感謝(イラク復興業務支援隊長 1等陸佐 田浦正人)

[小泉内閣の動き]
● 日韓首脳会談 など

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[らいおんはーと 〜 小泉総理のメッセージ]
小泉総理大臣プロフィール 英語版はこちらから
● 年の瀬を迎えて

 小泉純一郎です。

 早いものでもう年末。今年最後のメルマガになりました。年の瀬を迎えて、
みなさんそれぞれ仕事に、あるいは受験生の方は勉強に、毎日忙しいことと
思います。冬を迎え、被災地のみなさんのご苦労も大変だと思います。

 政府は、豪雨や台風、新潟中越地震などの災害復旧に全力をつくしていま
すが、加えて災害対策費を計上した総額4兆7000億円の補正予算を組み
ました。補正予算というとその財源のために国債を増発することが多かった
のですが、今回は税収が増えたことや既存の予算の節約分を財源として、新
たな国債を発行することなく補正予算の編成ができました。

 来年度予算の編成作業はいよいよ大詰めを迎え、明日24日に閣議決定し
ます。スピード感をもって構造改革を推進するための「改革断行予算」です。

 聖域をつくらず歳出改革を進め、増やしたのは科学技術と社会保障関係予
算だけ。公共事業は4年連続で削減し、この4年間で1兆9000億円のマ
イナス、防衛費は新たな中期防は初めてマイナスとし、17年度予算は3年
連続で減額しました。関西空港や新幹線関連の予算も計上しましたが、これ
は公共事業全体を削減する中で計上するもので、それぞれの予算を見直すと
ともにほかの公共事業予算を削りこむことによって実現できたものです。

 この結果、一般歳出を3年ぶりに前年度以下に、新規国債の発行も4年ぶ
りにマイナスに、特殊法人の原資になっていた財政投融資も、特殊法人改革
などを進めた結果、10年前に40兆円規模だったものを半分以下の17兆
円にまで減らすことができました。メリハリのきいた予算に仕上がったと思
います。

 平成16年も残すところ一週間あまり。この一年、実にたくさんの課題が
発生し、休むことなく山積する内外の課題に立ち向かった年でした。

 来年は酉(とり)年。中国の思想家、荘子の教えの中に「木鶏(もっけい)」
という言葉が出てきます。強い闘鶏は、木でつくられた鶏のように何ものに
も動ぜずに泰然としているという意味で使われています。

 昭和の大横綱、双葉山は69連勝という大記録を打ちたてましたが、双葉
山は、70連勝をかけた大一番で敗れたとき「われ未だ木鶏たりえず」と語
ったそうです。

 私は木鶏にはなれませんが、私も不動心をもって改革に邁進したいと思い
ます。

 皆さん、よいお年をお迎えください。

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[大臣のほんねとーく]
伊藤金融担当大臣プロフィール
● 信託業法の改正について(金融担当大臣 伊藤達也)

 先の臨時国会において、金融庁が提出していた「信託業法案」が成立しま
した。

 信託業法は、信託業を営む者に対し必要な規制や監督のあり方を規定する
法律ですが、これまで古式ゆかしい「カタカナ表記」となっており、非常に
読みにくい法律でしたが、約80年振りに全面改正し、読みやすい「ひらが
な表記」となります。

 信託とは、「信頼して託する」という意味で、お金や土地などの財産の運
用や管理を信頼できる他の人に委託することですが、今般の改正で、(1)
これまで信託できるものは金銭等に限られていましたが、その範囲が知的財
産権を含め財産権一般に拡大されます。また、(2)これまで金融機関のみ
が信託業を認められていましたが、金融機関以外でも信託業を行えるように
なります。

 これにより、新たな金融の流れを促し、(1)利用者のニーズに応じたい
ろんな信託商品が販売され資産運用手段が多様化されます。また、(2)著
作権などの知的財産権を債券化できるようになり資金調達手段が多様化され
ます。さらに、(3)知的財産権の管理を信託会社に任せることができ知的
財産の管理手段も多様化されます。

 私の地元(三鷹)に「ジブリの森」という美術館があります。宮崎駿監督
の「千と千尋の神隠し」がアカデミー賞を受賞したことは記憶に新しいと思
います。「千と千尋の神隠し」も含め日本のアニメ作品は世界的に見ても比
肩するものがないと思いますが、実は、アニメや映画、音楽といったいわゆ
るコンテンツ産業は慢性的な資金不足の状態にあると言われていることは、
意外と知られていないのではないでしょうか。映画業界では、新たに映画を
作りたいと思ってもなかなか資金が集まらないという問題がありました。

 一般にお金を調達する方法には、金融機関から借り入れを行う方法や、社
債を発行して市場からお金を調達する方法がありますが、これからは、著作
権などを信託することで資金を調達するという方法も可能になります。映画
製作のための資金需要への対応として、この改正された信託業法が一役買う
のではないかと考えています。自分が出したお金が映画やアニメ等になって
大ヒットしたら楽しいですよね。

 これらの業界の発展だけではなく、新たな起業意識の醸成、ひいては日本
経済の活性化のため、資金調達や資金運用の手段といったものを拡大・多様
化していくことは非常に重要なことだと考えます。

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[シリーズ郵政民営化]
竹中郵政民営化担当大臣プロフィール
● 郵政民営化への理解を高めるために(郵政民営化担当大臣 竹中平蔵)

 郵政民営化担当大臣の竹中平蔵です。

 先週号のメルマガで郵政民営化に関する政策アンケートの結果が報告され
ました。読者の皆様からは15,000件を超える回答をいただき、郵政民
営化に対する関心の高さを改めて実感しました。

 アンケートでは、約7割の方が郵政民営化に期待しておられるという結果
が得られ、担当大臣として大変心強く思っています。

 また、「どのような効果を期待しているか」という質問に対しては、生活
に密着した身近なサービスに対する期待から日本経済の活性化に対する期待
まで、郵政民営化には国民の幅広い期待が寄せられていると強く感じました。

 このような皆様の期待に応えられるよう、民営化の制度設計に取り組んで
いきたいと思います。

 一方では、各種の世論調査などを通じて、政府の説明不足との意見が多く
寄せられているのも事実です。このため、先月末から「郵政民営化TVキャ
ラバン」と題して、全国各地を訪問し、各地方の方々と討論会を開催してい
ます。雪の降る北海道からスタートし、現在までに18の道県で開催しまし
た。

 討論会の模様は、地元TV局で放送されることとなっていますので、これ
から放送される地域にお住まいの方は是非番組を御覧ください。

 このキャラバンを通じて、国民の皆様の不安や疑問に1つ1つお答えして
いくことの大切さを改めて実感しています。

 特に、民営化によって、地域の生活に欠かせない郵便局が廃止されはしな
いか、といった不安の声を多くいただいていますが、過疎地を含む全ての国
民がアクセスをできるよう、利用者の視点に立って、しっかりとした民営化
の制度を作り上げていこうと考えています。

 年明けに召集される通常国会での法案提出に向けて、現在、作業を進めて
います。国民の皆様に理解を一層深めていただけるよう、今後とも、しっか
りと説明責任を果たしていきたいと考えています。

※ 郵政民営化について(「郵政民営化TVキャラバン」放送予定)
 https://www.kantei.go.jp/jp/singi/yuseimineika/caravan.html

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[特別寄稿]

● 誇りと感謝(イラク復興業務支援隊長 1等陸佐 田浦正人)

 「あなた、佐藤さんがイラクに行くってテレビに出てたわよ。」
 「ああ、見たよ。凄いね。佐藤さんなら大丈夫だよ。」

 佐藤前隊長と私の経歴に共通点が多いことを知っている家内は、
 「あなたも、行くことになるの?」

 「打診があれば行くことになると思うよ。」
 「そうよねぇ。行くわよねー・・・」

 今年1月頃の我が家の会話です。既に12月に打診があり快諾していたも
のの、話を切り出せなかった私にとって、ホッとさせられた会話でした。

 後厄が明けた2月、私は家内にイラクに行くことを打ち明けるとともに、
小学生の二人の息子を正座させ、「お父さんはイラクに困っている人がたく
さんいるので、助けに行ってきます。だから、半年間寂しいと思うけれど我
慢しなさい。二人とも、お父さんのかわりにお母さんを守るんだよ。」と諭
しました。子供は子供なりに理解してくれたものと思います。

 イラクだけではなく、ゴラン高原やインド洋、そして国内の災害地でも、
自衛官は皆、人の役に立ちたいと思って活動しています。そして、それぞれ
の派遣地域で、我が子と目の前の子供達をだぶらせて「この子供達のために
もしっかり活動しなければ」と決意を新たにしています。

 私は、現地の小学校を訪問する時、「皆さん、夢を持ってください。夢は
必ず実現します。そのためにも、一生懸命勉強してください。イラクを復興
するのはあなた達です。しっかり勉強してイラク復興の担い手になって下さ
い。明るい未来が必ず待っています。夢はきっと叶います。」と子供達の輝
く瞳に話しかけています。

 この子供達の輝く瞳と日本の皆さんの応援があれば、自衛官はどんなにつ
らいことも頑張ることができます。

 皆さんからの激励メールで最も目につくのが、「誇り」という言葉です。
日本人が最近忘れかけている言葉の一つではないでしょうか。「自衛隊を誇
りに思います。・・・」等のメールを読むだけで涙と元気と勇気が湧き出て
きます。

 私達は、故郷から遙か八千キロ離れた異国の地においてまさに平成の防人
として、任務に邁進しています。

 アラブには「言葉は雲、行動は雨」という諺があります。私達の行動はま
さにイラクに恵みの雨をもたらすものと確信しています。そして、雨上がり
の青空にはイラクと日本の間に鮮やかな虹の架け橋を築きたいと考えていま
す。今後とも応援の程宜しくお願いいたします。

※ 陸上自衛隊ホームページ(イラク復興支援関連)
 http://www.jda.go.jp/jgsdf/iraq_index.html

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[小泉内閣の動き]

● 平成17年度の経済見通しと経済財政運営の基本的態度(04/12/20)
 https://www.kantei.go.jp/jp/koizumiphoto/2004/12/20keizai.html
  経済対策閣僚会議において、「平成17年度の経済見通しと経済財政運
 営の基本的態度」が了承され、引き続き行われた閣議で了解

● 内閣総理大臣謹話(高松宮妃喜久子殿下薨去について)(04/12/18)
 https://www.kantei.go.jp/jp/koizumispeech/2004/12/18kinwa.html

● 日韓首脳会談(04/12/17)
 https://www.kantei.go.jp/jp/koizumiphoto/2004/12/17nikkan.html
<ビデオ>https://www.kantei.go.jp/jp/koizumivideo/2004/12/17nikkan.html
  指宿市で盧武鉉大統領と会談し、自由貿易協定(FTA)交渉の促進、
 北朝鮮問題などについて意見交換の後、共同記者会見

● 「模倣品・海賊版対策加速化パッケージ」を決定(04/12/16)
 https://www.kantei.go.jp/jp/koizumiphoto/2004/12/16tizai.html
  知的財産戦略本部において、知的財産権の海外における侵害状況調査な
 ど5項目にわたる対策を加速するとした行動計画を決定

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[編集後記]

 今年は台風や地震といった自然災害の多い一年でした。被災地の皆さんは、
今も、それぞれ言葉に表せない「非日常」を抱えていらっしゃるのではない
でしょうか。仮設住宅や知人宅など、自宅を離れて年末年始を迎えなくては
ならない被災者の方々、復旧活動を続けるボランティアや国や地方の職員の
方々、たとえ束の間でも、ゆっくりと年末年始を過ごしてほしいと思います。
来年は災害の少ない年であってほしいと強く願わずにいられません。
 本年も小泉内閣メールマガジンをご愛読いただき、本当にありがとうござ
いました。来週は休刊とし、次号は新年1月6日に配信の予定です。読者の
皆さまの新年のご多幸を編集部一同心からお祈り申し上げます。(せいけん)
杉浦内閣官房副長官プロフィール杉浦内閣官房副長官

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総編集長:内閣総理大臣 小泉純一郎
編集長:内閣官房副長官 杉浦正健
発行:内閣官房内閣広報室(〒100-8968 東京都千代田区永田町1-6-1)