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小泉内閣メールマガジン 第181号 ========================== 2005/03/24

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□ 目次

[らいおんはーと 〜 小泉総理のメッセージ]
● 平成17年度予算の成立

[大臣のほんねとーく]
● 「愛・地球博」から新しい世界が始まる(経済産業大臣 中川昭一)

[ニッポンの元気]
● マンモス発掘展示プロジェクト
  (財団法人2005年日本国際博覧会協会 川西太士)

[小泉内閣の動き]
● 小泉総理の記者会見[平成17年度予算成立を受けて] など

[キーワード解説]
● 国際博覧会

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[らいおんはーと 〜 小泉総理のメッセージ]
小泉総理大臣プロフィール 英語版はこちらから
● 平成17年度予算の成立

 小泉純一郎です。

 19日、紀宮様と黒田慶樹さんとの「納采の儀」が行われ、お二人は、正
式にご婚約なさいました。国民の皆様とともに心からお祝い申し上げます。

 平成17年度予算が、昨日(23日)成立しました。ご尽力、ご協力いた
だいた関係者の方々に御礼申し上げます。

 17年度予算では、防衛費は3年連続、公共事業は4年連続で削減し、一
般歳出を3年ぶりに前年度以下に抑えました。一方、増額したのは日本の将
来の発展と安心のために不可欠な社会保障と科学技術関係の予算だけです。

 この結果、新規国債の発行を4年ぶりにマイナスにすることができました。
特殊法人の原資になっていた財政投融資も、特殊法人改革などにより、10
年前の半分以下の17兆円にまで減らしました。

 日本の経済は、公共投資など政府の財政出動に頼ることなく、民間企業や
地域の方々の知恵とやる気によって回復してきました。地方によっては厳し
いところもありますが、引き続き、「民間にできることは民間に」「地方に
できることは地方に」という考え方に立って、構造改革を進めてまいります。

 この国会では、これから郵政民営化法案をはじめ、たくさんの重要法案が
審議されます。これからも「常在戦場」の心構えで臨みたいと思います。

 20日、福岡県西方沖を震源に北九州地方で大きな地震が発生しました。
今も玄界島の島民の皆さんを始め、多くの人々が避難所生活を強いられてい
ます。犠牲となられた方のご冥福をお祈りするとともに、被害にあわれた方
々に心からお見舞いを申し上げます。

 被災地では不安な毎日を過ごされていることと思います。政府は、被害の
復旧と復興に全力をあげてまいります。

 21日未明には、マラッカ海峡で海賊にとらわれた人質3人が、無事に解
放されました。本当によかったと思います。

 マラッカ海峡周辺の海賊事件対策については、これまでもアジアの国々と
連携や協力をしてまいりましたが、このような事件が二度と起こらないよう、
さらに対応を強化してまいります。

 明日(25日)から120を超える国と国際機関、企業や地方自治体など
の参加を得て、「愛・地球博」が開催されます。今日(24日)は、その開
会式に出席しますが、「愛・地球博」のテーマは「自然の叡智」に学んで人
間と環境の共生をめざそうというところにあります。

 会場となった名古屋市の東方の丘陵は、できるだけ木を切らず、地形を変
えないよう自然に配慮して建設されました。会場内のレストランで使われる
食器は、普通のプラスチックのように見えますが、使用後は分解されて土に
還る材料で作られています。日本館で使うエネルギーは、太陽光発電はもち
ろん、会場内で出る生ゴミからつくるメタンガスなどを使った燃料電池とい
った環境にやさしい新エネルギーだけでまかないます。

 皆さんもぜひ足を運んでいただいて、楽しみながら人間と自然が共生する
未来への道を考えていただきたいと思います。

 自然環境の保護と同じように大切なのは、食の安全です。食べ物は健康の
基本ですし、安全でおいしい食べ物は豊かな自然が育むものです。最近は、
BSEの問題など食の安全をめぐる様々な問題がありますが、食の安全を大
切にして、「食育」を進めるという考え方を基本に取り組んでまいります。
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[大臣のほんねとーく]
中川大臣プロフィール
● 「愛・地球博」から新しい世界が始まる(経済産業大臣 中川昭一)

 今年最初のメルマガで「今年は万博の年」と書きました。そしていよいよ
本日、その万博「愛・地球博」の開会式が行われます。日本では1970年
の大阪万博以来35年ぶりの大規模な国際博覧会で、「自然の叡智」をテー
マに開催されます。

 私は、できるだけ機会を作って、万博会場をこの目で幾度となく視察して
きました。会場に行くたびに、着々と準備が進んでいるのを見て、期待感を
高めてまいりましたが、ついに開幕を迎えるのです。博覧会開催にご尽力さ
れた方々に心から御礼を申し上げたいと思います。

 会場内で目を引くのは、「グローバルループ」と呼ばれる、幅21メート
ル、長さ2.6キロの空中回廊です。ループに上ると会場内が広く見渡せ、
ループの廻りには120の参加国の魅力あふれるパビリオンが並びます。パ
ビリオンを楽しみながら、ループを一周すると世界が一周できる、そんな趣
向になっています。パビリオンの中に、本場のガーデニングを展開したり、
山を作ったりなど、ちょっとびっくりするようなところもあり、とてもこの
メルマガではその魅力は語り尽くせません。是非、一度実際に足を運んでみ
てください。

 そして、ループを歩くとき、あなたの足下をよく見てみてください。木の
板が並んでいるように見えますが、真ん中の部分は、廃プラスチックや廃木
材を利用した素材になっています。

 また、ループの廻りにある外国パビリオンは、よく見ると四角い同じ形を
しています。「同じ形でつまらない?」、でも、これが「愛・地球博」のウ
リの一つなのです。パビリオンごと再利用するなど、資源の有効活用がしや
すくなるよう、こうした形となっているのです。あらかじめ環境のことを考
えて建築する、これが21世紀の万博なのです。

 会場内では、展示だけでなく盛りだくさんのイベントも行われます。参加
国が開催する「ナショナルデー」では、独自の文化を紹介するアトラクショ
ンが行われ、その国の一流のスターも出演が予定されています。気になる
「あの人」も出演するでしょうか。

 「愛・地球博」の開催は9月25日まで185日間。皆さんも「愛・地球
博」の会場で、世界との交流を楽しみつつ、人間と自然との新しい関係を見
つめ直してみてはいかがでしょうか。

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川西氏プロフィール
[ニッポンの元気]
 ● マンモス発掘展示プロジェクト
  (財団法人2005年日本国際博覧会協会 川西太士)

 シベリアから、マンモスを冷凍状態で発掘する?
 そんな途方もないプロジェクトを開始したのが、2003年の夏。

 まずは情報収集。広大なシベリアで果たしてマンモスは見つかるのだろう
か、正直言って最初は半信半疑であったが、8月シベリアから一報が入った。
なんと極めて保存状態の良い頭部があるというのだ。急遽、シベリア東部の
都市ヤクーツクに向かった。

 初めてのシベリア行きは、モスクワ経由で17時間の長い旅だった。現地
の研究所の案内により冷凍状態の頭部を初めて見る。長い牙とほぼ完全な形
の頭部の大きさと迫力に圧倒された。目と耳がはっきり確認できるではない
か。これは間違いなく万博の目玉になると確信した。

 きっと胴体も残っているに違いないと気持ちははやったが、ツンドラは既
に冬が始まっており、春まで待たなければならなかった。ヤクーツクからモ
スクワへ帰る機中、オーロラが見送ってくれた。

 2004年6月、遂に残存物捜索のためマンモス発見現場の調査を実施。
メンバーはロシア、ヨーロッパ、日本の研究者を中心に構成した。北緯72
度付近、北極海から程近い現場へは、ヘリコプターでしか行くことができな
い。

 人と荷物で満載の機中、無事に帰ることができるかと少々不安になりなが
らも、残雪残るツンドラの広大無形な景色と発見現場を目の当たりにして静
粛な気持ちになる。完全な白夜、太陽が頭上を小さい円を描いてめぐってい
た。時間を忘れてひたすら穴を掘ったが、収穫はなし。

 9月、再び調査を実施。永久凍土はコンクリートのような堅さである。鋭
利な金属棒で突き崩しながら掘り進んだ。その一方で溶けた凍土が泥となり、
あっという間に膝まで埋まって身動きとれなくなる。

 体力と気力の両方が必要な作業。大量の体毛と十数点の骨格を発見したが、
冷凍状態の胴体は発見できなかった。頭部に出会ってから1年強、マンモス
探しはひと段落つけ、輸送と展示に集中することとした。

 マンモスの頭部を冷凍状態でロシアから日本へ運び、それを展示するとい
うのは世界で初めての試み。ロシアは土地も広大だが、手続きと調整も膨大
だ。ヤクーツクとモスクワへ何度足を運んだことか。

 11月19日午前、チャーター機でヤクーツクを出発。朝もやに煙る空港
は本当にきれいだった。同日夕刻、名古屋空港に到着。一足先に旅客便で着
いていたが、マンモスを乗せた貨物機が着くまでの40分がおそろしく長く
感じた。アプローチしてくる貨物機が見えた瞬間、「きたっ!」と思わず叫
び声をあげた。

 2005年2月末、「愛・地球博」開幕を一ヶ月後に控えて、マンモスを
冷凍展示室の展示台に固定した。照明をつけた時、心の底からほっとした。

 このプロジェクトは、日本、ロシアをはじめヨーロッパなど多くの人の夢
にかける熱意があってこそ実現したプロジェクトである。いよいよ愛・地球
博の開幕。訪れるみなさんにマンモスの迫力と、それを実現したたくさんの
「元気」も感じてもらいたい。

※  愛・地球博公式ウェブサイト(マンモスプロジェクト)
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[小泉内閣の動き]

● 小泉総理の記者会見[平成17年度予算成立を受けて](05/03/23)
 https://www.kantei.go.jp/jp/koizumispeech/2005/03/23yosan.html

● 防衛大学校卒業式で訓示(05/03/21)
 https://www.kantei.go.jp/jp/koizumiphoto/2005/03/21boudai.html
  訓示の中で、自衛隊の国際平和活動の意義を強調するとともに、テロや
 弾道ミサイルなどの新たな脅威への対策を強化すべきとの考えを提示

● 小泉総理ラジオで語る 愛・地球博(05/03/19)
 https://www.kantei.go.jp/jp/koizumiradio/2005/0319.html
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[キーワード解説]

● 国際博覧会

 明日からはいよいよ「愛・地球博」(2005年日本国際博覧会・愛知万
博)が始まります。

 規模の大きい総合的な博覧会としては、我が国では大阪万博以来35年ぶ
りの開催という報道がなされています。これに対して、沖縄海洋博(197
5年)やつくば科学博(1985年)などがあったのに、なぜ35年ぶりな
のかという疑問を聞きます。

 「国際博覧会」とは、1928年に締結された国際博覧会条約に基づいて
登録又は認定された博覧会を言います。88年の条約改正以前は、幅広い分
野を扱う一般博と、一つの分野をテーマとした特別博に分けられていました。

 我が国で初めて開催された国際博覧会は1970年の「日本万国博覧会」
(大阪万博)です。「人類の進歩と調和」をテーマにした一般博として76
カ国・4国際機関が参加し、総入場者数は国際博覧会史上最高の6422万
人という大規模な万博となりました。

 その後、「沖縄国際海洋博覧会」(沖縄海洋博)、「国際科学技術博覧会」
(つくば科学博)、90年に「国際花と緑の博覧会」(大阪花博)が我が国
で開催されました。これらはすべて特別博に分類されていました。

 「愛・地球博」は、複数の分野を取り上げる総合的な博覧会であるため、
我が国では35年ぶりの大規模な万博と言われるわけです。

 博覧会は、もともと、時の支配者たちが自らの権勢を誇示する手段として
財宝や戦利品を展示したことが起源だという説があります。

 近代博覧会の原型は、1475年にフランスのルイ11世がロンドンで開
催した「フランス物産展」だと言われています。その後パリやロンドンでた
びたび開かれた美術展なども博覧会の一種と言えます。

 初めての国際博覧会は、今から150年前に開かれた「ロンドン万国博覧
会」(1851年)で、25カ国が参加しました。

 我が国と国際博覧会との関わりは、1862年、遣欧使節団の「ロンドン
万国博覧会」視察に始まります。一行は大いに刺激を受け、そのときの様子
は、福沢諭吉の「西洋事情」に紹介されました。早速、次の「パリ万国博覧
会」(1867年)には、我が国から初めて特産物や工芸品などの出展を行
いました。

 21世紀最初の国際博覧会である「愛・地球博」は、「自然の叡智」をテ
ーマに121カ国・4国際機関が出展します。今年2月に開港した中部国際
空港を空の玄関として、内外から多くの人々の来場が期待されています。

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[編集後記]
 23日、平成17年度予算が成立しました。今後、社会保障や科学技術な
ど予算に関連するテーマについてメルマガで分かり易く解説していきますの
でご期待ください。
 今日は小泉総理とともに「愛・地球博」の開会式に出席します。週末に行
われた内覧会では、期待していた日本初のリニアモーターカーが50分待ち
の混雑。大勢の人が乗り込んだために重量オーバーで一時停止という事態も
あったとか。さらに、参加した人の話では、会場に入るまでに金属探知機や
荷物検査などで30分以上かかり、やっと入れたと思うとお目当てのパビリ
オンは予約がいっぱいで見られなかったそうです。(パビリオンやイベント
の観覧はインターネットで予約ができるそうです)ピーク時には、内覧会の
5倍近い一日20万人もの人出が予想され、とくに外国から来た方々は不慣
れな地で何かと不便を感じないか心配です。明日はいよいよ開幕です。内覧
会の教訓を生かしてしっかりと改善策を講じていただき、訪れた人全員に良
い思い出を持ち帰ってもらいたいと思います。(せいけん)

※ 財務省ホームページ(平成17年度予算政府案)
 http://www.mof.go.jp/seifuan17/yosan.htm


杉浦内閣官房副長官プロフィール杉浦内閣官房副長官
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総編集長:内閣総理大臣 小泉純一郎
編集長:内閣官房副長官 杉浦正健
発行:内閣官房内閣広報室(〒100-8968 東京都千代田区永田町1-6-1)