首相官邸 首相官邸 トップページ
首相官邸 コミュニケーション
 トップ小泉内閣メールマガジンバックナンバー
小泉内閣メールマガジン
 

小泉内閣メールマガジン 第182号 ========================== 2005/03/31

★☆ 小泉内閣メルマガ英語版、携帯版の読者登録を受付中です。 ☆★
 英語版の登録はこちらから
 http://www.mmz.kantei.go.jp/add_e.html
 携帯版の登録はこちらから
 http://www.mmz.kantei.go.jp/add11.html
--------------------------------------------------------------------

□ 目次

[らいおんはーと 〜 小泉総理のメッセージ]
● シラク大統領の来日

[大臣のほんねとーく]
● 「国民の保護」についてご理解をお願いします
  (有事法制担当大臣 村田吉隆)

[特別寄稿]
● 社会保障改革の担い手は?(一橋大学名誉教授 石弘光)

[小泉内閣の動き]
● 福岡県西方沖地震の被災地を視察 など

[数字でみる日本]
● 19,982件
====================================================================
[らいおんはーと 〜 小泉総理のメッセージ]
小泉総理大臣プロフィール 英語版はこちらから
● シラク大統領の来日

 小泉純一郎です。

 先週土曜日(26日)、福岡県西方沖地震で大きな被害の出た玄界島を視
察するとともに、避難所生活を送っている被災者の皆さんを激励し、お話を
聞きました。

 玄界島では、崖は崩れ、岸壁はひび割れ、斜面に密集して建つ家々は軒並
み倒壊。間近に見て改めて被害の大きさを実感しました。被災された皆さん
が一日も早く安心した生活を取り戻せるよう、県や市と一体となって復旧、
復興支援に全力をあげてまいります。

 スマトラ沖では、また大きな地震がありました。政府は、早速、国際緊急
援助隊を派遣しました。これからも、現地からの要請をふまえて、迅速に支
援の手を差し伸べていきたいと思います。

 「自然の叡智」をテーマにした「愛・地球博」が25日に開幕。私も開会
式に出席し、音楽の演奏やバレエ、太鼓、ロボットたちのダンスなど、多彩
な催しを楽しませてもらいましたが、残念ながら時間がなくて博覧会の展示
を観ることはできませんでした。一日では回りきれないと思いますので、一
度といわず何回か訪れてみたいと思っています。

 「愛・地球博」では、食中毒の予防やテロ対策のために、お弁当や飲み物
を会場に持ち込めないというので、せっかく家で作ってきたおむすびも会場
に持ち込めないという苦情を耳にしました。もう少し訪問者のことを考えた
対応をするように早急に再検討するよう指示しました。

 家で作ったお弁当などは持ち込むことができるように、「愛・地球博」の
事務局の方で、今日にも新しい対応を発表すると思います。

 テロ対策などの安全面の必要性から、これからも一部の食品や飲み物の会
場への持ち込みが制限されると思いますが、ご協力をお願いします。

 この万博を視察した最初の外国元首は、フランスのシラク大統領でした。
シラク大統領は大の日本通で、大相撲三月場所も観戦。27日の日曜日には、
東京で首脳会談を行い、国連改革や世界情勢など幅広い議題について話し合
いました。

 シラク大統領が、国連改革について日本の常任理事国入りを全面的に支持
すると表明したことを心強く受け止めています。日仏関係は、政治、経済、
文化など、あらゆる分野で良好ですが、もっと良くしていこうということで
意見が一致しました。

 月曜日には、映画俳優のリチャード・ギアさんが官邸を訪ねてくれました。
お会いしてみると、さすがに大スター、輝きがありますね。「Shall we dance?」
という映画は、もともと日本の同じ名前の映画が原作。日本版は観ましたが、
リメイク版も是非劇場で観てみたいと思います。

 今週は、「改革の本丸」郵政事業の民営化の法案についての与党との調整
がやま場を迎えています。依然として反対論は強いですが、民営化の基本方
針に基づいて法案がまとまるように、調整に努力しています。

--------------------------------------------------------------------
[大臣のほんねとーく]
村田大臣プロフィール
● 「国民の保護」についてご理解をお願いします
  (有事法制担当大臣 村田吉隆)

 外国からの武力攻撃や大規模テロが、もしもわが国で起こったらどうする
かといっても、皆さんにとってはピンと来ないかもしれません。しかし、こ
のような緊急事態への必要な備えは、平和なときにこそ十分に考えておくべ
きことであり、武力攻撃やテロ等から国民の命や財産を守るため、昨年「国
民保護法」が成立しました。

 この法律では、「国民の保護に関する基本指針」を予め政府が決めること
になっていて、去る3月25日に基本指針を決定しました。

 基本指針では、武力攻撃の態様を、外敵の陸上への侵攻(着上陸侵攻)、
ゲリラや特殊部隊による攻撃、弾道ミサイル攻撃、航空攻撃の4つに整理し、
その類型に応じた避難や救援、災害への対処など、国民を保護するための措
置を実施する際の留意事項や、国、地方公共団体などの役割分担を定め、そ
うした保護措置が円滑に行えるようにしています。

 また、NBC攻撃(核兵器等又は生物剤若しくは化学剤を用いた兵器によ
る攻撃をいいます。)による災害への対応や、大都市や離島地域、原子力事
業所、自衛隊施設・米軍施設の周辺地域などの地域の特性に応じた避難に当
たっての留意事項などに関する事項を定めています。

 「基本指針」を踏まえて、今後、各省庁や地方公共団体、そして民間の指
定公共機関において、それぞれ国民を保護するために行う措置の手順などを
定めた計画を作成していただくこととなります。また、国民を保護するため
の訓練も行われていくことになります。

 「国民の保護」は、皆さん一人ひとりの命や財産に直接関係するとても大
事なことです。私どもとしても、今後とも「国民の保護」について啓発活動
を行っていきますが、訓練なども通じて、国民の皆さんの一層のご理解とご
協力をいただかなければならないと考えています。

--------------------------------------------------------------------
石氏プロフィール
[特別寄稿]

● 社会保障改革の担い手は?(一橋大学名誉教授 石弘光)

 年金を中心に、社会保障改革に対する国民の関心は非常に高まっている。
事実、一昨年秋の衆議院選挙、そして昨夏の参議院選挙において共に、年金
改革が大きな争点となった。

 民主党の躍進は、将来の年金制度に新しいヴィジョン(まだその具体的内
容は明瞭でないが)を、打ち出したところにあると一般に考えられている。
年金法案は国会で可決成立されたが、それに対する不満はまだくすぶってい
る。

 介護保険の改革も創設後5年見直しの約束に従い、新年度の大きな問題と
なってきている。更に、医療制度の見直しも2年後の2006年度に行われ
る予定である。

 このように見ると、公的年金・医療・介護を中心に社会保障改革は、今後
まさに目白押しに控えているといえよう。改革は待ったなしで来ているが、
これも人口の高齢化を反映して将来年金・医療・介護などの社会保障給付費
の急騰が見込まれているからである。

 現制度をそのままにしておくと、2004年度に86兆円である社会保障
給付費は、2025年度には152兆円と1.7倍に達するとされている。
当然この背後には、ほぼ等しい額の負担(税と社会保険料)が必要となる。

 これまでわれわれ国民は、ともすれば改革を他人任せにする嫌いがあった。
国がやる、政府に任せておけば、といった発想が長く続いてきたように思う。
だから、極力高い給付水準の維持を要求する一方で、負担は出来るだけ軽く
といった主張に繋がることになる。

 政治家はこれを受け、痛みを伴う改革つまり給付引き下げ反対、負担引き
上げ反対を自分達の行動基準としてきた。その結果、すべての社会保障財政
は破綻の危機に瀕し、このままでは持続不可能な状況に追い込まれている。

 社会保障改革の担い手は、われわれ国民にあるのだ。この自覚を持てば、
給付と負担のバランスを考え、無理な要求はできないはずである。つまり高
い給付を求めるなら負担水準引き上げを受け入れねばならぬし、逆に高い負
担が嫌なら給付水準の引き下げを容認せねばなるまい。

 すべてがわれわれ国民の選択にあり、その結果に責任が生ずるのだ。

--------------------------------------------------------------------
[小泉内閣の動き]

● 「京都議定書目標達成計画」案の了承(05/03/29)
 https://www.kantei.go.jp/jp/koizumiphoto/2005/03/29ondanka.html
  地球温暖化対策推進本部で、温室効果ガス削減目標達成に向けた計画案
 を了承し、温暖化防止の国民運動に関するロゴマークの設定を報告

● 民間国連ヤング大使の表敬(05/03/28) 
https://www.kantei.go.jp/jp/koizumiphoto/2005/03/28young.html
  開発途上国の薬物乱用防止活動を支援する寄付金贈呈のため、ウィーン
 の国連薬物犯罪オフィスに派遣される6名の中高生が小泉総理を表敬

● 日・仏首脳会談(05/03/27)
 https://www.kantei.go.jp/jp/koizumiphoto/2005/03/27french.html
  シラク大統領と会談し、EUの対中国武器禁輸措置の解除問題、国連改
 革、国際核融合実験炉計画などについて意見交換の後、共同記者会見

● 福岡県西方沖地震の被災地を視察(05/03/26)
 https://www.kantei.go.jp/jp/koizumiphoto/2005/03/26fukuoka.html
  福岡県西方沖地震で被災した福岡市西区の玄界島を視察するとともに、
 同市の九電記念体育館で避難生活を送る島民らを激励

● 「日韓歴史共同研究委員会」委員の表敬(05/03/25)
 https://www.kantei.go.jp/jp/koizumiphoto/2005/03/25nikkan.html
  同委員会の共同研究が最終段階を迎えることを受け、日本側座長、韓国
 側座長代理をはじめとする21名が小泉総理を表敬

● 「愛・地球博」開会式に出席(05/03/24)
 https://www.kantei.go.jp/jp/koizumiphoto/2005/03/24tikyuuhaku.html
<ビデオ> https://www.kantei.go.jp/jp/koizumivideo/2005/03/24tikyuuhaku.html
  「『愛・地球博』が、人間と自然が共生する未来への道を考える出発点
 となることを祈念する」と挨拶

--------------------------------------------------------------------
[数字でみる日本]

● 19,982件

 19,982件とは、昨年1年間に我が国の企業等が特許の国際出願を行った件
数(世界知的所有権機関(WIPO)発表)です。17,376件だった一昨年に
比べ、16.6%増加しました。

 特許の国際出願とは、我が国を含む126カ国が加盟する特許協力条約に基
づく制度で、1つの言語(日本特許庁に提出する場合は日本語または英語)
で1つの出願書類を提出すると、加盟国すべてに出願したのと同じ効果が得
られるという、合理的かつ経済的な出願制度です。

 国別の出願件数では、我が国は最近までアメリカ、ドイツに次いで3位で
した。一昨年、19年ぶりにドイツを抜き2位となり、昨年もその順位を維持
しました。

 また、昨年1年間の国際出願件数の加盟国合計は前年比4.3%増の12万100
件、累計では100万件を突破しました。1978年に制度が創設されてから、50
万件に達したのは22年後の2000年。その後たった4年で倍増しました。経済
のグローバル化が進み、国際競争が激しくなっていることの現れといえます。

 資源の少ない我が国の将来の発展と安心のためには、今後も付加価値の高
い財・サービスを創出し、国際的な特許を多数保有するような国際競争力を
有する産業を育成していく必要があります。

 政府は平成13年に策定された5カ年計画である第2期の「科学技術基本計
画」の中で、「国際競争力があり持続的発展ができる国の実現」を掲げ、そ
のための目標の一つとして国際的な特許の登録件数の増加を目指しています。

 特許の国際出願件数の最近の伸びは、政府が特許の審査体制の整備や科学
技術の振興などを行ってきた成果の一つの現れと考えられます。

 平成17年度予算においても科学技術振興費は1兆3170億円で、前年度に比
べ2.6%増加しています。厳しい財政事情の中、前年度に比べて予算が増額
されたのは科学技術振興費と社会保障費だけです。

 科学技術関係の予算編成では、総合科学技術会議の優先順位付けも踏まえ
てメリハリをつけました。また、「競争的研究資金*」については、研究資
金の弾力的運用などの制度改革とともに、重点的拡充を図りました。

* 「競争的研究資金」とは、研究者の研究費の選択の幅と自由度を拡大し、
 競争的な研究開発環境の形成を通じて研究の質を高め、優れた研究開発成
 果の創出に貢献する研究開発資金をいいます。

※ 財務省ホームページ(平成17年度一般歳出概算)
 http://www.mof.go.jp/seifuan17/yosan003.pdf

--------------------------------------------------------------------
[編集後記]

 明日から4月。桜と入学式の季節がやってきます。
 1日には、農業分野を含んだ我が国初の本格的自由貿易協定となる、日・
メキシコ経済連携協定が発効します。この協定によって両国間の貿易、投資
の大幅な拡大が見込まれています。フィリピンとは署名に向けた作業、タイ、
マレーシア、韓国との間でも交渉が進んでおり、「貿易立国」日本の輸出拡
大・経済活性化が期待されます。
 懸案であった社会保障制度改革についての与野党協議は、自民、公明、民
主、共産、社民の5党全党が参加して始まることになりそうです。社会保険
庁改革も、昨年8月から議論を重ねてきた有識者会議が、今日から改革の具
体的な姿についての検討を始めます。(せいけん)

※ 首相官邸ホームページ(社会保険庁の在り方に関する有識者会議)
 https://www.kantei.go.jp/jp/singi/syahotyou/index.html

杉浦内閣官房副長官プロフィール杉浦内閣官房副長官
--------------------------------------------------------------------
[ご意見、ご感想]

 おんらいん読者感想
  ※メールマガジンの登録者が対象です。(4月3日まで)
====================================================================
[小泉内閣メールマガジン]

<バックナンバー・配信先変更・配信中止>
  https://www.kantei.go.jp/jp/m-magazine/

総編集長:内閣総理大臣 小泉純一郎
編集長:内閣官房副長官 杉浦正健
発行:内閣官房内閣広報室(〒100-8968 東京都千代田区永田町1-6-1)