小泉内閣メールマガジン 第185号 ========================== 2005/04/21 ★☆ 小泉内閣メルマガ英語版、携帯版の読者登録を受付中です。 ☆★ 英語版の登録はこちらから http://www.mmz.kantei.go.jp/add_e.html 携帯版の登録はこちらから http://www.mmz.kantei.go.jp/add11.html -------------------------------------------------------------------- □ 目次 [らいおんはーと 〜 小泉総理のメッセージ] ● アジア・アフリカとの協力 [大臣のほんねとーく] ● 市町村数は4割減に−市町村合併(総務大臣 麻生太郎) [ニッポンの元気] ● 人は誰でも主役になれる(上勝町株式会社いろどり取締役 横石知二) [小泉内閣の動き] ● 日・豪首脳会談 など [数字でみる日本] ● 283億7866万円 ==================================================================== [らいおんはーと 〜 小泉総理のメッセージ]
● アジア・アフリカとの協力 小泉純一郎です。 今週は、月曜日(18日)にはスイスのシュミート大統領と、昨日(20 日)はオーストラリアのハワード首相と会談しました。両国ともに、これか ら経済関係の一層の緊密化が期待されますし、オーストラリアとは、東ティ モールの平和維持活動やイラクの復興支援活動などの面でも密接な協力関係 にあります。今後さらに関係を強化していきたいと思います。 明日から日曜日まで、インドネシアに出張し、アジア・アフリカ首脳会議 に出席します。この会議は、1955年にインドネシアのバンドンでアジア ・アフリカ諸国29カ国の首脳などが一堂に会した歴史的な会議から50周 年を記念して開かれるもので、約100カ国の首脳などが集まります。 会議では、アジア・アフリカ諸国に対する日本の協力を改めて明らかにす ることにしていますが、会議の合間に時間の都合のつく限り二国間の首脳会 談をして、アジア・アフリカ諸国との関係をさらに強化していきたいと思い ます。 土曜日には、地震と津波の被害の大きかったスマトラ島アチェに飛んで、 現地の状況や日本の復興支援の模様を見てくることにしています。震災から の復興のために、これからもできる限りの支援を続けていく予定です。 先週末も、中国で、デモ隊の一部が総領事館や日系企業の店舗などに投石 したり、日本人に暴力をふるうなどの行為があり、被害が発生したことは大 変遺憾です。 中国側に対しては、謝罪と賠償、そして再発防止を求めていますが、日本 と中国の間に意見の異なることがあっても、日中両国が対立を強調したり、 非難しあうのではなく、未来志向で協力していくことが大切だと思います。 中国側の暴力的な行為に反応して、日本国内の中国関連の施設に対し、ペ ンキを吹きかけたり、かみそりの刃を送りつけるなどの行為が見られました が、とても残念に思います。こういう時こそ冷静に、日中友好を基本に行動 して欲しいと思います。 郵政民営化法案に関する政府と与党との間の真剣な調整が続いています。 もともと郵政民営化には反対だという議員がたくさんいたわけですから、調 整が難航するのは覚悟していました。 今月中に法案を閣議決定して国会に提出するというのが政府の方針です。 昨年秋に閣議決定した基本方針に基づいて民営化を進めていくという考えに 変わりはありません。 いよいよ大詰めですが、与党の理解をえられるように努力しながら、法案 作成作業を続けてまいります。 -------------------------------------------------------------------- [大臣のほんねとーく]
● 市町村数は4割減に−市町村合併(総務大臣 麻生太郎) 今、全国で市町村合併が大きく進んでいます。私が総務大臣に就任した平 成15年9月には、全国で3181市町村あったのが、来年の3月末には、 1822になる見込みとなりました。わずか2年半の間に、市町村の数が今 までの6割以下になるわけです。 私が今年1月に担当者に聞いた感触では、合併後の市町村数が2千内外に なるとのことでしたから、特に最近の合併の進み方は、私たちの予想以上で した。 これだけ進んだのは、三位一体改革で国から地方への税源移譲の議論が進 み、地方が国への発言権を強める中で、これからの市町村は、国頼みでなく、 地域主権が実現できる行財政基盤を備える必要があることを、市町村自身が 強く感じているからだと考えています。 私も、市町村の人口1人当たりにかかる行政経費が、人口5千人未満の市 町村が約103万5千円、人口3〜4万人の市町村では約36万1千円と、 約3倍も違うということをみて、市町村合併の必要性を強く感じたところで す。 合併の実現までには、「あっちがいい」「いや、こっちがいい」という話 にはじまって多くの解決すべき問題があり、障害や難問にぶつかることもし ばしばです。しかし、互いに譲り合い、知恵を出し合って合併を実現した市 町村こそ、合併後に「強靱な自治体」となって、行政改革や住民サービスに 邁進していくものと考えています。 市町村長も、これからは自治体を経営するという感覚が大事なのであって、 人がいいだけでは務まりません。合併によるメリットを十分に活かし、住民 が「合併して良かった」と思えるだけの結果を出す必要があるのです。 総務省としては、新しい法律により引き続き市町村合併を進めていきます が、これまで合併した新市町村についても、そのスリム化の努力や住民の皆 様との協働をしっかり支援してまいります。 --------------------------------------------------------------------
[ニッポンの元気] ● 人は誰でも主役になれる(上勝町株式会社いろどり取締役 横石知二) 私は「人は誰でも主役になれる」という言葉をいつも心の中にもち続けて います。人口2,179人の徳島県の山あいの小さな町で、「毎日が楽しく て楽しくてしょうがない」というおばあちゃん達に囲まれてそのことを実感 しています。 昭和61年の秋に料理に添える「つまもの」として葉っぱを売ることを思 いつき、高級料亭向けに季節の花や葉を出荷する「いろどり事業」をスター トさせました。商品化までには、いろんなことがありましたが、今ではこの 商売が上勝町(かみかつちょう)の人にとって生きる喜びへとつながりまし た。 葉っぱは自分達のところで簡単に作ることができて都会に比べて唯一優位 に立てる田舎の大特権商品なのです。もみじやよもぎなどは、ただの樹木や 草ですが、田舎でしかできないもの。いつも田舎のハンディを持ち続けてい た人達にとって長い人生の中で初めてつかんだ自慢の商品の誕生でした。価 値観がまったく変わってしまったのです。 今の日本はどうしてこう画一的になってしまったのでしょうか。平坦部で いくらでもできるものをこの山の中でやっても何のメリットもありません。 商店街も同じです。駅前の個人商店と大型スーパーと、売る商品が同じでは まったく勝ち目がありません。 もっと足元にあるものを見直せば、すばらしい地域資源はいっぱいありま す。個性化に磨きをかけていけば、ほんまにおもしろいものです。田舎には 宝がいっぱい埋もれていることに早く気がついてもらいたい。上勝の人達は そのすばらしさに目ざめました。 上勝は人口の45%が65歳以上と高齢化が進んでいますが、高齢者所得 は全国でもトップクラス。80歳で月70万を稼ぐおばあちゃんがいるかと 思えば、売上げ1000万円を目標に日々奮闘している農家もあります。 この事業でうまくいったことは、高齢者がパソコンを使って販売動向や単 価、自分の売上げ・順位などを見ることができ、注文は瞬時に防災無線を利 用した同報ファックスで流すという独自のシステムをつくり上げたことです。 おかげで農村特有の保護された環境から脱出し、自らのこととして思考す る力を高めてきました。当事者になるということがものすごく大事というこ とがわかりました。この発見は大成功でした。 また、世の中では福祉の重要性が叫ばれています。産業福祉と名付けたこ の事業。日本の福祉はいたわりのみでどこか間違っています。人のほんとの 幸せは自分の生き甲斐をもつことであり、それを上勝のおばあちゃん達が教 えてくれています。 八十歳を超えてもまだ苗木を植え続けるのはなぜと聞いてみると 「人は生き甲斐をもって死ぬまで働らかなあかんなぁ〜」という言葉がとて も印象的です。 この地に生まれて良かったと満面の笑みを浮かべるその姿はまさに主役を 演じてくれています。 ※ 上勝町「彩」ブランドを支える生産農家の皆さん http://www.kantei.go.jp/jp/m-magazine/backnumber/2005/0421a.html -------------------------------------------------------------------- [小泉内閣の動き] 日・豪首脳会談(05/04/20) http://www.kantei.go.jp/jp/koizumiphoto/2005/04/20australia.html ハワード首相と会談し、イラクへのオーストラリア軍部隊の派遣や日本 の常任理事国入りへの支持について謝意を表明、その後共同記者会見 ● 「緑の羽根」着用キャンペーン(05/04/19) http://www.kantei.go.jp/jp/koizumiphoto/2005/04/19midori.html 23日からのみどりの週間及び緑の募金に先立ち、第20代日本さくら の女王らの表敬を受け、緑の羽根を着用 ● 日本・スイス首脳会談(05/04/18) http://www.kantei.go.jp/jp/koizumiphoto/2005/04/18swiss.html シュミート大統領と会談し、日本とスイスの経済連携のあり方について 検討していくため、政府間の研究を開始することで合意 ● 京都迎賓館開館披露式典に出席(05/04/17) http://www.kantei.go.jp/jp/koizumiphoto/2005/04/17kyoto.html <ビデオ>http://www.kantei.go.jp/jp/koizumivideo/2005/04/17kyoto.html 京都の伝統技能者の技を生かして建設し、西陣織や蒔絵などの伝統技能 を活用した家具を配置した京都迎賓館の開館披露式典に小泉総理が出席 ● 小泉総理ラジオで語る 脱石油戦略(05/04/16) http://www.kantei.go.jp/jp/koizumiradio/2005/0416.html ● 日露修好150周年記念式典(05/04/16) http://www.kantei.go.jp/jp/koizumiphoto/2005/04/16nitiro.html <ビデオ>http://www.kantei.go.jp/jp/koizumivideo/2005/04/16nitiro.html 日魯通好条約以来150年間にわたる両国の交流を記念して、条約締結 の地である下田市のまどが浜海遊公園で開催された式典の模様 -------------------------------------------------------------------- [数字でみる日本] ● 283億7866万円 283億7866万円とは、昨年1年間に「振り込め詐欺*」事件の被害に遭っ てだまし取られた金銭の総額(警察庁調査)です。認知件数(警察が犯罪の 発生を認知した件数)が25,667件で、そのうち既遂事件が20,194件なので、 単純に割り算すると既遂事件1件当たりの平均被害額は約141万円となりま す。 「振り込め詐欺」とは、電話や葉書などで相手をだまし、金銭の振込みを 要求する詐欺の総称です。親族等を装い交通事故の示談金など虚偽の急用を 訴える「オレオレ詐欺」、架空の事実を口実とした料金を請求する「架空請 求詐欺」、融資しないのに融資すると偽り、保証金等をだましとる「融資保 証金詐欺」の3つの類型があります。 それぞれの類型ごとに、昨年1年間の認知件数と被害総額を見ると、「オ レオレ詐欺*」が14,874件・191億2873万円、「架空請求詐欺*」が5,101件 ・54億533万円、「融資保証金詐欺」が5,692件・38億4460万円です。 このような詐欺事件は以前から存在していましたが、平成15年になって急 増し、社会問題となっています。 交通事故などを装い、家族や身内を思う気持ちを利用して不安に陥れたり、 「事故の被害者に誠意を見せるためには、今すぐ金が必要だ」などと緊急事 態を装って慌てさせたりして、冷静な判断力を失わせ、多額の現金を振り込 ませてしまうというのが一般的な手口です。最近では、複数の犯人が役割を 分担してもっともらしくストーリーを展開するなど巧妙化しているそうです。 政府は「振り込め詐欺」を防止するため、テレビの政府広報番組やホーム ページなどで注意を呼びかけています。また、架空名義や他人名義の預金口 座が悪用されるケースが多いことから、不正な目的で預貯金通帳等を譲渡・ 譲受するなどの行為について罰則が設けられました。 被害に遭わないためには、「すぐに振り込まない。一人で振り込まない。」 を心がけることが大切です。多額かつ至急の振込みの要請は「振り込め詐欺」 ではないかと疑い、お金を振り込む前に家族や親戚又は警察に相談するよう にしましょう。 * 「オレオレ詐欺」、「架空請求詐欺」及び「振り込め詐欺」に関する数 字は、恐喝(脅し取ること)を含めたものです。 ※ 警察庁ホームページ(「振り込め詐欺(恐喝)」事件にご注意!) http://www.npa.go.jp/safetylife/seianki31/1_hurikome.htm -------------------------------------------------------------------- [編集後記] 先週号では、身びいきとのご批判を覚悟の上で母校の近藤先生のご寄稿を 掲載したところ、たくさんの皆さんから熱い感動を伝えるご意見、ご感想を いただきました。感動は国境を越えて共有し合える、という近藤先生のメッ セージが読者の皆さんにしっかりと受け止められたことを本当に嬉しく思い ます。 本夕、バンドン会議50周年記念式典に出席する小泉総理に同行します。 50年前、日本や中国を含むアジアとアフリカの29カ国が連帯と協力、国 際平和を高らかに謳い上げた「バンドン精神」を思い起こし、新たな世紀に ふさわしいアジア・アフリカ諸国の連携が前進するよう、日本としての役割 を果たしていきます。(せいけん)
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