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小泉内閣メールマガジン 第186号 ========================== 2005/04/28-05/05

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□ 目次

[らいおんはーと 〜 小泉総理のメッセージ]
● 郵政民営化法案国会提出

[大臣のほんねとーく]
● 1.29=112万人〜生まれてくる子どもたち一人ひとりをすてきな
 大人に(青少年育成及び少子化対策担当大臣 南野知惠子)
● ここ1、2年が分かれ道〜「日本21世紀ビジョン」について〜
  (経済財政政策担当大臣 竹中平蔵)

[特別寄稿]
● 福岡県西方沖地震(福岡県知事 麻生渡)

[小泉内閣の動き]
● アジア・アフリカ首脳会議特集 など

[キーワード解説]
● 日本21世紀ビジョン

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[らいおんはーと 〜 小泉総理のメッセージ]
小泉総理大臣プロフィール 英語版はこちらから
● 郵政民営化法案国会提出

 小泉純一郎です。

 今週月曜日(25日)、兵庫県尼崎市で起きたJR西日本の列車事故は死
傷者500人を超える大惨事となりました。犠牲となられた方々のご冥福を
お祈りするとともに、被害に遭われた方々に心からお見舞いを申し上げます。

 どうしてこのような大事故が起きてしまったのか、原因をしっかり究明し、
多くの人命を預かる鉄道事業者には、再発防止と安全対策に万全を期すこと
を指示しました。

 昨日、郵政民営化法案を閣議決定し、国会に提出しました。いまから2年
後の2007年4月から郵政事業を「郵便事業株式会社」「郵便局株式会社
(窓口会社)」「郵便貯金銀行」「郵便保険会社」の四つの会社に分社化し
て民営化し、2017年4月までに完全民営化を実現するという内容です。
そして過疎地の郵便局ネットワークは維持します。

 4年前、私が総理に就任する前には、郵政事業を民営化しようなどという
のは暴論だと言われました。郵政民営化が実際に法案となって国会に提出さ
れるとは、どの政党も、そしてメルマガ読者の皆さんも想像しなかったと思
います。

 この26日で、小泉内閣が発足して満4年になりました。郵政以外にも外
交、内政の課題は山積しています。郵政より他の重要な課題をやれという人
がいますが、郵政民営化をやらずに他の課題が解決するとは思いません。他
の重要な問題と同時に郵政民営化を成すことが小泉内閣の責務だと思います。

 明日(29日)から、連休が始まります。メルマガ読者の皆さんは、行楽
地などに出かけたり、英気を養ったり、あるいは仕事に打ち込んだり、それ
ぞれの連休を過ごされることと思います。私は、これからインド、パキスタ
ン、ルクセンブルク、オランダを訪問し、連休明けには、ロシアを訪れる予
定です。忙しい日が続きます。

 来週木曜日の5月5日はこどもの日。官邸にも武者人形が飾られ、玄関脇
には鯉のぼりが空高く泳いでいます。子供たちのすこやかな成長を祈りなが
ら、これからも改革を進めてまいります。

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[大臣のほんねとーく]
南野大臣プロフィール
● 1.29=112万人〜生まれてくる子どもたち一人ひとりをすてきな
 大人に(青少年育成及び少子化対策担当大臣 南野知惠子)

 我が国は、世界で最も少子化の進んだ国のひとつになっています。合計特
殊出生率は、過去30年間にわたって、人口を維持するために必要な水準を
下回ったまま下がり続け、一昨年には、1.29と過去最低になりました。

 少子化の急速な進行により、経済成長の鈍化、税・社会保障負担の増大、
地域社会の活力の低下など、社会や経済、地域の持続可能性を基盤から揺る
がす深刻な問題が危惧されます。また、生まれてきた子どもたちにとっても、
同世代の仲間と切磋琢磨する機会の減少など、健やかに育つ環境が奪われか
ねません。

 私は、助産師として生命の誕生の場に立ち会ってまいりましたが、生まれ
てくる子どもにとって、母親はすべての環境です。母親が、また父親が、喜
びをもって子どもの育ちゆく過程を楽しみながら親業を展開しているか。そ
れが、子どもにとって、すべてを左右するのではないかと思います。

 他方で、児童虐待の被害児童数が平成16年で239人、うち51人が死
亡という悲しい現実があります。

 子どもと親との絆をどのように強め、そのためにどのようなサポートが必
要なのか、環境づくりをすることが我々の大きな課題であると認識しており
ます。

 このため、少子化社会対策基本法の「家庭や子育てに夢を持ち、かつ、次
代の社会を担う子どもを安心して産み、育てることができる環境を整備する」
という基本理念のもと、昨年12月に少子化社会対策大綱に基づく重点施策
の具体的な実施計画として「子ども・子育て応援プラン」を決定しました。

 親として、子育てを通じ喜びを感じていただけるよう、妊娠・出産・育児
にわたって切れ目のないサポートをしていきたい。これが「応援プラン」の
ほんとうの底流に流れる心であると思っております。若者の自立支援、働き
方の見直し、地域の子育て支援などを含め、そのために必要な施策を総合的
に進めてまいります。

 来週5月5日は子どもの日。社会の希望であり、未来の力である子どもた
ちは、たくましく年間112万人誕生しています。生まれてきた子どもたち
一人ひとりが、虐待なく健やかに、立派な大人に育ってもらいたいものです。
子どもを安心して産み、子育ての喜びを実感できる社会の実現に向けて、今
後とも全力を挙げて取り組んでまいります。

     『強めよう 愛の絆、 支えあおう 健康なくらし』

竹中大臣プロフィール
● ここ1、2年が分かれ道〜「日本21世紀ビジョン」について〜
  (経済財政政策担当大臣 竹中平蔵)

 竹中平蔵です。

 先日「日本21世紀ビジョン」を取りまとめ、発表しました。

 私が大臣に就任して以来、構造改革の先にどういう日本があるのかという
質問が多く寄せられていました。

 不良債権の処理にめどが立ち、財政赤字もようやく減り始め、改革の成果
が現れている今こそ、私たちはその先の未来を語るべきと考え、昨年9月か
ら作業に取りかかりました。各分野を代表する専門家約60人に集まってい
ただき、8ヶ月間にわたる議論を経て、このビジョンを取りまとめるに至っ
たのです。これだけ本格的な将来のビジョンをまとめたのは、環太平洋連帯
構想を打ち出した、かつての大平内閣の政策研究会以来のことではないかと
思います。

 このビジョンでは、これから人口が減少し少子高齢化が進む中で、構造改
革の先にある2030年の日本の姿を展望しています。具体的には、「生産
性と所得の好循環」によって活力ある経済を実現するとともに、「時持ちが
楽しむ健康寿命80歳」の社会となり国民にとっての豊かさを追求すること、
「壁のない国」や「世界のかけ橋国家」となり国際化の流れを活かすこと、
などが必要であると提案しています。

 今回のプロジェクトで改めてわかったのは、人口減少が本格的に始まる前
のここ1、2年の構造改革の成否によって、日本の将来が大きく左右される
重要な分岐点に私たちは今まさに立っているということです。

 つまり、構造改革を続ければ、日本はある程度の成長を続けながら、個人
や地域が力を発揮できるチャンスの多い社会となり、新しい躍動の時代を迎
える。また、政府は政府がすべきことだけを行う小さな政府が実現して、民
間の力が最大限活かされるようになる。しかし、構造改革を怠れば、経済が
衰退し閉ざされた元経済大国となり、成長するアメリカや中国の間で、日本
は存在感の非常に乏しいものになってしまう。また、政府の非効率が拡大し
て財政赤字に追われ、国民生活も厳しいものになってしまう。

 私たちの未来には、こういう2つの道があるのです。私たちはどちらの道
を歩むこともできます。暗い将来に向かわないためには、引き続き構造改革
を進めなくてはいけないと思いを新たにしました。

 また、この報告書には、私たちが将来を思い描くに当たって役立ついくつ
かの数値情報が盛り込まれています。例えば、「2030年頃、日本人の一
人当たり所得は、2%程度の成長を続けている」、「高齢化が進んでも、日
本の経常収支は依然黒字」、「人生の『可処分時間』が約1割増え、大学院
進学率が今の4倍程度になる」などです。ぜひ活用して下さい。

 小泉総理は、このビジョンを改革のバイブルにせよと言われています。私
はこのビジョンの伝道師となり、皆さんと一緒に国民的な議論を展開してい
きたいと思っています。

※ このビジョンの報告書は、5月9日に独立行政法人国立印刷局より冊子
 として出版される予定です。

※ 経済財政諮問会議ホームページ(日本21世紀ビジョン)
・全体  http://www.keizai-shimon.go.jp/special/vision/index.html
・子供用 http://www.keizai-shimon.go.jp/21visionkids/index.html

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麻生氏プロフィール
[特別寄稿]
● 福岡県西方沖地震(福岡県知事 麻生渡)

 3月20日、日曜日、午前10時53分、縦揺れに続き激しい横揺れ、不
気味な地響き、福岡県西方沖地震が発生した。マグニチュード7.0。震度
6。福岡県は直ちに災害対策本部を設置し、全職員に登庁を指示した。

 どこにどんな被害が発生しているのか。市町村と連絡をとるが正確な情報
把握ができない。最新鋭の画像電送システムを搭載したヘリコプターを発進
させた。上空から刻々と送られてくる鮮明な映像により、被害の概要を実に
効果的に把握することができた。14時過ぎ、県、市、警察、消防、自衛隊
が一斉に玄界島に入った。海からは、海上保安本部の巡視船が救助に向かっ
た。

 急傾斜地に住宅が密集する玄界島では、住民の安全確保が極めて深刻な問
題となっていた。住民自治組織は討論を重ね、自ら全島避難を決定した。1
7時に避難を開始。24時には、避難所への島民の収容が完了した。

 政府の初動の対応も早かった。地震発生7分後の11時に官邸に対策室を
設置。15時に入間駐屯地を出発した政府合同対策チームは、林田内閣府副
大臣と福岡空港で合流。直ちに最も打撃を受けた玄界島に向かった。その後、
合同チームは19時に県庁に到着。被災状況の確認、被災者の救助、復興方
針の協議に入った。

 3月26日には小泉総理も来福。玄界島を視察され、被災者をお見舞いい
ただいた。

 阪神・淡路大震災の時には政府の対応の鈍さが批判された。今回は、驚く
べき早さで事態に即応している。この10年間の抜本的な防災体制の整備に
は、真に目を見張るものがある。

 阪神・淡路大震災の教訓は、他にもいろいろなところで生かされている。

 10年前の地震では、ガスが止まらず、火災が多発。延々と燃え続けた。
福岡の場合、ガスの自動停止装置が普及し、火災は1件も発生しなかった。
道路や電気、水道などのライフラインへの影響も少なかった。耐震対策が講
じられた結果である。

 しかし、災害優先電話の不通、ビルの窓ガラスの破損、ブロック塀の倒壊
など取り組むべき課題もある。さっそく専門委員会を設置し、調査点検と必
要な改善を実施する考えである。

 4月25日、昼夜兼行の突貫工事により仮設住宅が完成。玄界島の皆さん
の入居が始まった。出漁も始まる。今、海は鰤(ぶり)漁の最盛期である。

 全国からあたたかい激励と御支援をいただいた。感謝の気持ちでいっぱい
である。5月3日から博多どんたくが始まる。元気な姿をお見せし、全国の
皆様に恩返しをしたい。

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[小泉内閣の動き]

● 「郵政民営化法案」など関連6法案の国会提出(05/04/27)
https://www.kantei.go.jp/jp/koizumiphoto/2005/04/27yuusei.html
  郵政民営化推進本部において、郵政民営化法案など関連6法案の内容を
 了承し、その後の臨時閣議で同法案を決定、直ちに国会に提出

● 内閣総理大臣談話(天皇皇后両陛下のサイパン島御訪問について)
  (05/04/26)
https://www.kantei.go.jp/jp/koizumispeech/2005/04/26danwa.html 

● アジア・アフリカ首脳会議特集(05/04/22〜24)
・ 全体会合での小泉総理スピーチ等(05/04/22)
https://www.kantei.go.jp/jp/koizumiphoto/2005/04/22asia_africa.html 

・ バンダ・アチェ視察、首脳会談、内外記者会見等(05/04/23)
https://www.kantei.go.jp/jp/koizumiphoto/2005/04/23asia_africa.html 

・ バンドン会議50周年記念式典(05/04/24)
https://www.kantei.go.jp/jp/koizumiphoto/2005/04/24asia_africa.html 

● 日本国際賞受賞者の表敬(05/04/21)
https://www.kantei.go.jp/jp/koizumiphoto/2005/04/21japanprize.html 
  科学技術の進歩に大きく寄与し、人類の平和と繁栄に著しく貢献した科
 学者に与えられる「日本国際賞」受賞者が小泉総理を表敬

● 日・豪首脳会談(05/04/20)
<ビデオ>https://www.kantei.go.jp/jp/koizumivideo/2005/04/20australia.html
  ハワード首相との会談や共同記者会見の様子をビデオで紹介

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[キーワード解説]

● 日本21世紀ビジョン

 「日本21世紀ビジョン」は、今後四半世紀を睨み、構造改革により実現
される「この国のかたち」を示すことを目的として取りまとめられました。

 ビジョンでは、これから日本が直面する、1)人口が減り、高齢者の割合
が増える、2)国境を越えた交流が一層増える、3)インターネットなどの
情報化が進む、といった時代の潮流をふまえ、「避けるべきシナリオ」と
「目指すべき将来像」を提示しています。

 「避けるべきシナリオ」として、時代の流れにうまく対応しようとせず、
現状に甘んじれば、1)経済活動の規模が小さくなる、2)国や地方の借金
が増える、3)日本が世界の動きに左右されてばかりいる国となる、4)格
差が固定化するなど、日本は、「緩やかな、しかし着実な衰退」を迎えてし
まうとしています。

 そこで、「緩やかな、しかし着実な衰退」の道を辿らず、明るい日本の未
来を実現するため、
 1)人材育成や技術革新などを通じて、生産性上昇と所得拡大の好循環を
  つくる
 2)近隣諸国の経済発展をチャンスとしてとらえ、経済統合に積極的に取
  り組むなど、グローバル化を最大限に活かす
 3)民間も主体となって公共サービスを提供するなど、国民が選ぶ「公」
  の価値を提供する仕組みを築く
という戦略の下、以下の3つの「目指すべき将来像」を実現することを提示
しています。
 ・開かれた文化創造国家
 ・「時持ち」が楽しむ「健康寿命80歳」社会
 ・豊かな公・小さな官

 こうした明るい未来を実現するためには、日本はこれからも改革を進めて
いくことが必要です。ここで取り上げた話が、この国の将来のかたちを議論
する際のきっかけとなることが期待されています。

 ※ 経済財政諮問会議ホームページ(日本21世紀ビジョン)
http://www.keizai-shimon.go.jp/special/vision/index.html

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[編集後記]

 先週末、小泉総理とともにアジア・アフリカ会議に出席してまいりました。
第一回のバンドン会議の時は大学生。50年後、自らが日本政府の代表とし
て参加するとは夢にも思っていませんでした。小泉総理とインドネシアのユ
ドヨノ大統領との会談は、「総理のスピーチに感動した。会場の雰囲気が変
わったように感じた。感謝したい。」との言葉で始まり、アジア・アフリカ
の将来に話の花が咲きました。最後に大統領は「これまでのODAを含む日
本政府の多くの支援に、アジア・アフリカの全ての国を代表して感謝したい。
貴国が国際協調を重視していることを理解している。」と最大級の賛辞を述
べられました。大統領のお言葉は会議参加国の大多数の気持を代弁している
と感じました。
 26日で小泉総理は就任4周年。私も5月7日で副長官就任1年になりま
す。振り返るとあっという間ですが、改めて日本が大きな変わり目を迎えて
いる事を痛感する日々でした。来週は休刊とし、次号は再来週に配信します。
皆さんも日頃の疲れを癒し、有意義な連休をお過ごしください。(せいけん)

※ アジア・アフリカ首脳会議における小泉総理大臣スピーチ
https://www.kantei.go.jp/jp/koizumispeech/2005/04/22speech.html


杉浦内閣官房副長官プロフィール杉浦内閣官房副長官
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総編集長:内閣総理大臣 小泉純一郎
編集長:内閣官房副長官 杉浦正健
発行:内閣官房内閣広報室(〒100-8968 東京都千代田区永田町1-6-1)