小泉内閣メールマガジン 第214号 ========================== 2005/12/08 ★☆ 小泉内閣メルマガ英語版、携帯版の読者登録を受付中です。 ☆★ 英語版の登録はこちらから http://www.kantei.go.jp/foreign/m-magazine/add_e_sele.html 携帯版の登録はこちらから http://www.kantei.go.jp/jp/m-magazine/keitai.html -------------------------------------------------------------------- □ 目次 [らいおんはーと 〜 小泉総理のメッセージ] ● イラクからの感謝 [大臣のほんねとーく] ● 勉強の源は好奇心(文部科学大臣 小坂憲次) [特別寄稿] ● 規制緩和を活用し、産業の再生を〜環境・リサイクル経済特区の実現へ (兵庫県姫路市産業局商工部産業・港湾振興課課長補佐 小林直樹) [政府インターネットテレビ番組ガイド] ● 新チャンネル開設 など [小泉内閣の動き] ● 平成18年度予算編成の基本方針の決定 など ==================================================================== [らいおんはーと 〜 小泉総理のメッセージ]
● イラクからの感謝 小泉純一郎です。 5日、イラク移行政府のジャアファリー首相と官邸で会談しました。今月 15日に国民議会の総選挙を控えたイラクは、自らの力で民主的な国を作ろ うと懸命に努力を続けています。 一部にテロ行為による妨害などがあるものの、イラク国民が平和と安定を 心の底から求めて活動していることをジャアファリー首相から直接お伺いす ることができました。 ジャアファリー首相からは、日本の自衛隊による人道復興支援活動と政府 開発援助(ODA)による資金援助に対して、イラク国民とイラク政府を代 表して感謝したいとの言葉がありました。また、自ら実際に自衛隊が活動す るサマーワを訪れ、自衛隊が地域にとけ込んで活動し、住民たちから感謝さ れ、評価されていることを直接見聞し、感銘を受けたという話もお聞きしま した。 イラクの平和と安定のために、国際社会と協力しながら、日本としてでき る限りの支援をしていきたいと思います。 先週末、京都の古くから続く織物会社を視察しました。西陣織の粋を集め た織物は、皇居や国会議事堂、新しく完成した京都迎賓館や首相公邸などを 飾っているそうです。 資料館に幕末から明治維新にかけて使われた「錦の御旗(にしきのみはた)」 の複製が飾られていました。話には聞いたことがありますが、旗のかたちを 見たのは初めてでした。 ほかにも、明治天皇がロシアのニコライ皇太子、後の皇帝ニコライ2世に 贈られた、「犬追物(いぬおうもの)」という武士の武芸訓練の様子を描い たつづれ織りの壁掛けの原画が展示されていました。 明治時代、日本を訪問中のニコライ皇太子が、大津市で巡査に斬りかから れ負傷した「大津事件」をご存知の読者は多いと思いますが、このとき明治 天皇がニコライ皇太子に西陣のつづれ織りの壁掛けを贈られたことは、あま り知られていないと思います。ニコライ皇太子は、大変感激されたそうです。 この原画をもとに制作したつづれ織りは、今もロシア、エルミタージュ美 術館に展示されているそうです。当時の日本、ロシアの人たちは、どのよう な思いでこの壁掛けを眺めたのか、日本の技術、伝統美がロシアとの外交に 果たした役割に思いをはせました。 来週は、マレーシアで開催される東アジアサミットに出席します。来年初 めには、中東を歴訪する予定です。そして、来年のG8サミットは、エルミ タージュ美術館のあるサンクトペテルブルクで開かれます。国際社会の平和 と繁栄のために、日本は責任ある国際社会の一員として、できる限りの貢献 をしていきたいと思います。 ※ 錦の御旗(にしきのみはた) http://www.kantei.go.jp/jp/m-magazine/backnumber/2005/1208b.html ※ 犬追物(いぬおうもの) http://www.kantei.go.jp/jp/m-magazine/backnumber/2005/1208a.html -------------------------------------------------------------------- [大臣のほんねとーく]
● 勉強の源は好奇心(文部科学大臣 小坂憲次) 人間が成長する源は好奇心だと思います。理科好きになるのも、コミュニ ケーション手段としての英語を身に付けるのも、好奇心を持つかどうかが重 要な鍵ではないでしょうか。教育というと、すぐに「教え育てる」という教 える側の発想になりがちですが、教わったことをきっかけにして、興味を広 げ更に学んでいく「自ら育つ」自立的な人間力の育成こそ大切だと思います。 例えば英語教育についても、文法や構文ばかり学んでも興味がわきません。 実際に話したり聞いたりして、コミュニケーションできたという喜びがあっ てこそ、学ぶ楽しさが感じられると思います。 私は子どもの頃、機械や理科が好きでした。時計やラジオなどを分解して 好奇心を満たさずにはいられない性格で、電気製品の修理が得意だったので “電気屋さん”と呼ばれていたくらいです。今でもパソコンは趣味であり、 個人的にも科学や技術に大変関心があります。国会議員になってからも、 ITの振興・普及に関する仕事に携わってきました。 子どもたちや若者には、とにかく旺盛な好奇心をもってもらいたいと思い ます。音楽でも、料理でも、ものづくりでも、スポーツでも何だっていいん です。何かに打ち込んで、自ら学び育っていく楽しさと、そして、自分が身 に付けたことが少しでも社会に役立てることができるんだという喜びを憶え てほしいのです。 少しだけやってみて、面白くないからとやめてしまうのではなく、楽しみ を感じるまで多少の我慢も必要だということも知ってほしいと思います。 私は、常々、全員が同じことを一律に学ぶことが、絶対に必要不可欠なの だろうかと疑問に思っています。勉強が得意な優等生ばかりをたくさん育て ても仕方がありません。能力の違いは目指す目標の差であって、人生の価値 とは無関係です。 一人一人がそれぞれの得意な分野を伸ばし、社会の発展に貢献する力を身 に付けることが重要です。そうすれば、それぞれが幸せになり、お互いを尊 重し合える社会が出来る。こうした社会があってこそ人類の共存も可能にな ります。 好奇心旺盛な子どもたちを育て、学ぶ楽しさを感じ、自らがそれぞれの学 ぶ道を選択して自立をしていくことが可能な社会。そのような社会の実現の ため、勉強が得意でない子どもの気持ちもわかる文部科学大臣、子どもたち の好奇心を育てることを第一に考える大臣として、文部科学行政の先頭に立 って全力を尽くしたいと考えています。 --------------------------------------------------------------------
[特別寄稿] ● 規制緩和を活用し、産業の再生を〜環境・リサイクル経済特区の実現へ (兵庫県姫路市産業局商工部産業・港湾振興課課長補佐 小林直樹) 姫路市の臨海部に立地する多くの重厚長大型産業は構造転換の大きなうね りの中、競争力を徐々に低下させていました。 これらの企業は、既存の生産施設や経営・技術蓄積を生かした環境・エネ ルギー分野への事業シフトを進めていましたが、法的な規制が存在するため、 積極的な設備投資に踏み切れず、大胆な産業構造の転換が阻害されていたの です。 例えば、新日本製鐵広畑製鐵所は全国で初めて「製鉄インフラを活用した 廃タイヤのリサイクル(*)」に成功していました。廃タイヤを廃棄物とし て受け入れることができれば、コスト面や量の面で安定的な利用が可能です が、これまでは廃棄物処理業や施設設置の許可が必要だったため、事業拡大 が抑圧されていました。 これを一変させたのが平成15年4月に特区第1号として認定された本市 「環境・リサイクル経済特区」。資源のリサイクルにつながる廃棄物処理に ついては施設設置許可等を不要とする仕組み(再生利用認定制度)を、鉄鋼 業における廃タイヤのリサイクル利用に適用しようとするものです。 特区認定後2年6か月が経過しましたが、特区内にある新規立地が可能な 用地には、既に2社(そのうち1社が増設工事中)が進出し、新たに3社の 進出も内定しています。 地域を限定して規制を緩和する構造改革特区制度。ご存じのとおり、この 制度の目標のひとつは、地域の特性に応じた産業の集積や新規産業の創出、 消費者・需要家利益の増進等により、地域の活性化につなげることです。 姫路市では、この制度を活用して臨海部に集結していた重工業地域を広域 リサイクル・環境産業の集積地として蘇らせることを目指しています。 特区の認定は計画の完了を意味するものではなく、あくまでも取り組みの 第一歩です。今後もあらゆる施策を展開し、市としての最終目的である産業 集積による雇用の創出と、地域経済の活性化に努力したいと考えています。 * 独自の製鉄プロセス「冷鉄源溶解(SMP)法」を利用して、タイヤに 含まれるスチールコードを鉄スクラップ(くず鉄)として溶解して高級な 鋼にもどし、ゴムに含まれるカーボンも燃料として100%有効活用する 世界初の技術。 ※ 資源循環型社会を広畑から発信(環境・リサイクル経済特区について) http://www.hirohata-rinkai.jp/004.html -------------------------------------------------------------------- [政府インターネットテレビ番組ガイド] ●新着情報(05/12/01〜07) <1CH>らいおんウィークリー(05/11/28〜12/04) モロッコ国王との会談、全国町村長大会など ●お知らせ ・ 各地域で行われている構造改革への取組みの紹介に、政府インターネ ットテレビを活用していただくための新チャンネルを開設します。(来 年1月に開設予定) このため現在、構造改革でつくる「ニッポンの元気」をテーマとする ビデオ作品を地方公共団体から募集しています。 詳細はこちら http://www.gov-online.go.jp/topics/bosyu_video.html ・ 先週お知らせした「安倍長官に質問」に多数ご応募いただきありがと うございました。今月中に番組を配信する予定です、どうぞお楽しみに。 ※ 政府インターネットテレビ http://nettv.gov-online.go.jp/ -------------------------------------------------------------------- [小泉内閣の動き] ● 平成18年度予算編成の基本方針の決定(05/12/06) http://www.kantei.go.jp/jp/koizumiphoto/2005/12/06keizai.html 経済財政諮問会議が「医療制度改革等の構造改革を順次予算に反映させ る」などとする基本方針を答申し、臨時閣議で決定、総理談話を発表 ● 日本・イラク首脳会談(05/12/05) http://www.kantei.go.jp/jp/koizumiphoto/2005/12/05iraq.html ジャアファリー首相は、日本のこれまでの様々な支援に謝意を表明する とともに、自衛隊の派遣延長を要請 ● 京都市の織物製造会社等を視察(05/12/03) http://www.kantei.go.jp/jp/koizumiphoto/2005/12/03kyouto.html 西陣織の織物や伝統の技術を生かしたカーテンなど、内装品づくりを見 学し、実際に緞帳(どんちょう)づくりも体験 ----------------------------------------------------------- [編集後記] 5日、天皇皇后両陛下のご臨席のもと開催された第21回国際生物学賞授 賞式に小泉総理の代理として出席しました。この賞は昭和天皇のご在位60 年を記念して創設されたものです。ノーベル賞には生物学の部門がないので、 「生物学界のノーベル賞」とも呼ばれている権威のあるもので、これまで、 21人の受賞者中日本人は5人ということです。ノーベル賞と異なりこの受 賞者の賞金1千万円は一般からの寄付でまかなわれていることにも感心しま した。日本が誇るこのような権威ある賞が余り知られていないのが残念なの でご紹介させていただきます。 6日、「構造計算書偽装問題への当面の対応」を取りまとめました。国民 の生命・財産の安全に関わる問題です。関係省庁、地元自治体の間で緊密な 連携を図りつつ、スピード感をもった対応を図ります。詳細は下記ホームペ ージからご覧ください。(じんえん) ※ 首相官邸ホームページ(マンション耐震性) http://www.kantei.go.jp/jp/mansyon/index.html
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