小泉内閣メールマガジン 第215号 ========================== 2005/12/15 ★☆ 杉浦法務大臣への質問を募集します! ☆★ ★☆ 小泉内閣メルマガ英語版、携帯版の読者登録を受付中です。 ☆★ 英語版の登録はこちらから http://www.kantei.go.jp/foreign/m-magazine/add_e_sele.html 携帯版の登録はこちらから http://www.kantei.go.jp/jp/m-magazine/keitai.html -------------------------------------------------------------------- □ 目次 [らいおんはーと 〜 小泉総理のメッセージ] ● 東アジアサミット [大臣のほんねとーく] ● 改革の実をあげる−3つの基本方針から歳出・歳入一体改革へ− (経済財政政策担当大臣 与謝野馨) [特別寄稿] ● 「皇室典範に関する有識者会議」を終えて・前編 (皇室典範に関する有識者会議座長 吉川弘之) [政府インターネットテレビ番組ガイド] ● 杉浦大臣に質問 など [小泉内閣の動き] ● 東アジアサミット等 など ==================================================================== [らいおんはーと 〜 小泉総理のメッセージ]
● 東アジアサミット 小泉純一郎です。 今週は、マレーシアのクアラルンプールで開催された「ASEANプラス 3(アセアン諸国と日本、中国、韓国)」の会合と、このメンバーにオース トラリア、インド、ニュージーランドが加わった「第一回東アジアサミット」 に出席しました。 東アジアの各国は、近年いままでになく緊密な関係になり、交流は拡大し ています。この10年で、日本と中国の貿易額は4倍、日本と韓国の貿易額 は2倍、日本とアセアン各国との貿易額は1.5倍に増加。関税撤廃などの 経済連携協定を結ぶ動きも広がっています。 経済的な関係が深まる中で、国際的なテロへの対応、スマトラ沖の大地震 と津波からの復興、海賊対策や鳥インフルエンザ対策など、この地域の国々 が協力して取り組まなければならない課題は増大し、環境問題やエネルギー 問題なども、この地域が協力していくことが求められる課題です。 経済発展のレベル、文化、民族、宗教、言語、政治体制など、東アジアほ ど多様性のある地域はありません。この地域の国々が、将来の共同体形成を 念頭に、豊かで安定した東アジアをともに作り上げていくことで16カ国の 首脳が合意できたことは、すばらしいことだと思います。 日本とアセアン10カ国との会談の際に、何人かの首脳から日本と中国と の関係を心配する声がありました。私は、「日本の国と日本国民は、戦後 60年の間、二度と戦争を起こしてはならないという強い思いを胸に、平和 のうちに発展をとげ、世界の平和と発展のために力を尽くしてきた。『靖国』 という一つの問題について考えが異なるからといって、首脳会談を行わない という考えは理解できない。私は日中友好論者であり、いつでも中国の首脳 と会う用意がある。」ということをていねいに説明しました。 会議の合間をぬって、ベトナム、ブルネイ、インドネシア、インド、シン ガポール、ニュージーランド、カンボジア、ラオス、マレーシア、オースト ラリアの首脳と二国間会談を実施し、そのほか、会議場内などで、韓国、中 国、フィリピン、タイ、ミャンマーの首脳とも話す機会がありました。政治、 経済の問題にとどまらず、文化やスポーツの話題まで、幅広く意見交換をす ることができました。 クアラルンプールを訪れるのは4年ぶり。豊かな緑の中にツインタワーと しては世界一の高さのペトロナスタワーなど高層ビルが建ち並ぶ地震と台風 のないこの美しい街は、ますます活気づいているようで、活力に満ちた東ア ジアの未来を感じさせてくれました。 東アジアの発展と近隣諸国との友好関係の増進のために、これからも一層 努力してまいります。 * 編集部注:ASEAN(東南アジア諸国連合) Association of Southeast Asian Nationsの略、「アセアン」と読む。 ブルネイ、カンボジア、インドネシア、ラオス、マレーシア、ミャンマー、 フィリピン、シンガポール、タイ、ベトナムの10カ国。 -------------------------------------------------------------------- [大臣のほんねとーく]
● 改革の実をあげる−3つの基本方針から歳出・歳入一体改革へ− (経済財政政策担当大臣 与謝野馨) 我が国の長期債務残高は、2005年度末には約774兆円に達する見込 みであり、このままでは次世代に大きな“ツケ”を残すことになってしまい ます。この債務残高は先進国の中でも突出して高い危機的な水準にあり、人 口減少社会到来を目前にして、今のうちからこの膨大な債務を確実に減らし ていくための改革が必要不可欠となっています。 政府は、2010年代初頭に、毎年の国・地方の財政収支を黒字にするこ とを目指しています。収支の黒字化は財政再建の入り口であり、先ずここに 辿り着くよう政府全体が取り組み、その上で更なる財政再建に向けた改革に 踏み出していかなければなりません。 経済財政諮問会議では、先般、公務員の総人件費、政策金融、公的資産・ 債務管理の3つの改革に関する基本方針を取りまとめたほか、三位一体の改 革や医療制度改革についても議論を深め、極限までの歳出削減に向けた取組 を進めています。さらに、財政再建のためには歳出面に加えて歳入面の議論 も避けて通れません。 こうした歳出・歳入改革の方向を一体的に検討することが私の大きな使命 の一つであり、来年6月には、その選択肢や改革工程をお示ししたいと考え ています。 また、財政収支を黒字にするためには、デフレ克服と経済の持続的成長が 不可欠です。「骨太の方針」に沿って、日本銀行と一体となったデフレ脱却 への取組や、民需主導の経済成長を確実にするための取組をしっかりと推進 します。 さらに、国際競争力を高め、開かれた活力ある国を目指し、グローバル化 への総合的かつ戦略的な取組についての検討も進めてまいります。 諮問会議は、構造改革の司令塔として多くの成果をあげてきました。会議 の運営については、従来のスタイルを変えず、議長である総理のリーダーシ ップのもと、閣僚、民間議員のコンセンサスを得て進めるとともに、与党と も緊密に連携をとり、改革の実をあげていきたいと考えています。 --------------------------------------------------------------------
[特別寄稿] ● 「皇室典範に関する有識者会議」を終えて・前編 (皇室典範に関する有識者会議座長 吉川弘之) 皇室典範に関する有識者会議の委員になることを依頼されたとき、検討の 対象は法律であっても、それは皇室制度に関わることであり、恐れ多いこと だという念にとらわれないわけにはいかなかった。 しかし、現在の皇室の構成からすれば、皇位継承制度の在り方について、 早急な検討が必要であることは理解できるところであり、総理からの依頼で ある以上、一国民として断るわけにはいかない。 有識者会議が依頼されたのは、将来にわたり皇位継承を安定的に維持する ための検討を行うことであった。 皇室制度はわが国の長い歴史において常に中心にあり、現在は、憲法に 「天皇は、日本国の象徴であり、日本国民統合の象徴」とある。検討の対象 は、国家の基本にも関わるものであり、極めて重いものである。 しかも、私たち国民が理解する「象徴」とは、国民一人一人の思想に依拠 して多様であり、制度に対する見方も、多様な思想、すなわち歴史観や国家 観によって様々であるはずである。 この重く難しい課題を前にして、私たちは、まず、現在の制度を変えずに 安定的な継承を維持することが可能かどうかを詳細に検討した。その結果、 現在の皇位継承資格者の4つの要件、皇統に属すること、嫡出であること、 男系男子であること、皇族であること、をすべて満たす資格者を、今後安定 的に確保することは極めて困難という結論になった。 いわゆる旧皇族の復帰等についても検討を行ったが、たとえそれを行った としても中長期的な解決とはならず、また、国民の理解と支持、安定性、伝 統いずれの点でも問題があるとの結論に至った。 それでは、どのようにして可能な案を考えていくのか。そのとき、私たち は、様々な歴史観や国家観を踏まえながらも、その中の特定の立場に基づく 議論をすることは差し控えるという態度をとった。特定の立場を背景とした 考え方は、他の立場を否定することにもなってしまうからである。 そこで、私たちは、憲法に戻り、その範囲内で可能な方法を探るという方 法をとることとした。そうして、明治及び現行の皇室典範についての検討の 経過も追う中で到達したのが、女子や女系の皇族への皇位継承資格の拡大で ある。 (次週・後編へ続く) ※ 首相官邸ホームページ(皇室典範に関する有識者会議) http://www.kantei.go.jp/jp/singi/kousitu/index.html -------------------------------------------------------------------- [政府インターネットテレビ番組ガイド] ●新着情報(05/12/08〜14) <1CH>らいおんウィークリー(05/12/05〜11) 日本・イラク首脳会談、経済財政諮問会議、ヨルダン国王との会談など <3CH>総理記者会見 イラク人道復興支援特措法に基づく対応措置の延長 <9CH>オンライン動画コンテンツ わくわく体験!科学技術〜日本科学未来館〜 <11CH>トピックス イラク復興支援24時〜1日も早い復興をめざして〜 ●お知らせ <6CH>大臣のほんね ・ 12月17日(前編)と12月19日(後編)の2回に分けて、 安倍官房長官が登場します。読者からいただいた質問に安倍長官が答え ます。どうぞお楽しみに。 ・ 安倍官房長官に引き続き、杉浦法務大臣が登場します。 杉浦大臣に聞いてみたいことをお寄せください。 「テーマ」欄に「杉浦大臣に質問」とご記入ください。 100字以内で、12月17日(土)までにお願いします。 ご記入はこちら http://www.kantei.go.jp/jp/forms/dokusha.html ※ 政府インターネットテレビ http://nettv.gov-online.go.jp/ -------------------------------------------------------------------- [小泉内閣の動き] ● 東アジアサミット等(第1日、第2日)(05/12/12〜13) http://www.kantei.go.jp/jp/koizumiphoto/2005/12/12asean.html http://www.kantei.go.jp/jp/koizumiphoto/2005/12/13asean.html ● 「とちぎフレッシュメイト」の表敬訪問(05/12/09) http://www.kantei.go.jp/jp/koizumiphoto/2005/12/09itigo.html 贈呈された栃木県産のいちご「とちおとめ」に、「この味は売れるな。 チャンスをとらえどんどん輸出したらいい。」 ● イラク人道復興支援特措法に基づく対応措置に関する基本計画の変更に ついて(05/12/08) ・ 基本計画 http://www.kantei.go.jp/jp/fukkosien/iraq/051208kihon.html ・ 小泉総理の談話 http://www.kantei.go.jp/jp/koizumispeech/2005/12/08danwa.html ・ 小泉総理の記者会見 http://www.kantei.go.jp/jp/koizumispeech/2005/12/08press.html ● ヨルダン国王との会談(05/12/08) http://www.kantei.go.jp/jp/koizumiphoto/2005/12/08jordan.html アブドッラー国王陛下と会談し、テロとの闘いやイラク復興支援などに ついて意見交換 ----------------------------------------------------------- [編集後記] イラクへの自衛隊派遣期間を1年間延長することが閣議決定されました。 読者の皆さんからは「活動状況がさっぱり伝わってこない」「成果が不透明」 「具体的に、どんな活動をしているのかしっかり報告して」といったご意見 をいただいています。そこで、政府インターネットテレビで現地での活動や 成果を伝えるよう指示し、早速本日(15日)から、「イラク復興支援24 時」(11CH)で現地の様子を紹介しています。道路や学校の修復の様子 や隊員たちの生の声、そして、子どもたちの飛び切りの笑顔がご覧いただけ ます。自衛隊の地道な活動と真心は、着実にイラクの人びとの心に届き、喜 ばれています。メルマガでも引き続き、現地の様子をお伝えしてまいります。 (じんえん) ※ 政府インターネットテレビ http://nettv.gov-online.go.jp/ ※ 首相官邸ホームページ(「イラク復興支援24時」から) http://www.kantei.go.jp/jp/m-magazine/backnumber/2005/1215a.html
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