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小泉内閣メールマガジン 第219号 ========================== 2006/01/26

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□ 目次

[らいおんはーと 〜 小泉総理のメッセージ]
● 施政方針演説

[大臣のほんねとーく]
● 平成18年度予算・税制改正(第2回)(財務大臣 谷垣禎一)
● 日本の未来と科学技術(科学技術政策担当大臣 松田岩夫)

[特別寄稿]
● サマーワでの楽しみ(サマーワ外務省連絡事務所長 小林弘裕)

[政府インターネットテレビ番組ガイド]
● 川崎大臣、中馬大臣に質問 など

[小泉内閣の動き]
● 日本郵政株式会社の設立の報告等 など

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[らいおんはーと 〜 小泉総理のメッセージ]
小泉総理大臣プロフィール 英語版はこちらから
● 施政方針演説

 小泉純一郎です。

 20日の金曜日、通常国会の初日に、衆議院と参議院の本会議場で、私に
とっては最後となる施政方針演説を行いました。

 国会での演説ですが、国民のみなさんが注目している、テレビで見ている
方も大勢いらっしゃいますから、できるだけわかりやすく、そして、なるべ
く短くなるように心がけながら、これから9月までに取り組むべき課題につ
いての方針をていねいに演説しました。

 政府全体の政策を網羅しますので、もともとの演説案は1万5000字ぐ
らいありましたが、思い切って5000字ぐらいカット。そして、わかりや
すくするために、身近なエピソードなどをたくさん盛り込んだつもりです。

 本会議場の演壇に立つと、身も心も引き締まります。大きな声で、一語一
語力をこめて約40分の演説を終えると、脇の下など汗びっしょりになりま
した。

 5年前「改革なくして成長なし」という方針を掲げて改革に着手したとき、
逆に改革よりまず成長を優先させる「成長なくして改革なし」ではないか、
という議論がありました。揺らぐことなく改革の方針を貫き、成長が実現し
てきた結果、ようやく「やはり『改革なくして成長なし』なんだ。」という
ことで、この論争は決着がついたと思います。

 チャップリンでしたか、映画ライムライトの中で、「人生において大事な
ことは、夢と勇気とサム・マネー(*)」と言っています。いい言葉だと思
います。みんな、夢と希望を持って、あとはビッグ・マネーでなくてもよい、
生活できて時々少しは楽しみの持てるサム・マネーがあればよい。そういう
ことが大切だという気持ちで演説の想を練りました。

 演説の結びでは、幕末の志士、吉田松陰の「志士は溝壑(こうがく)に在
るを忘れず」という言葉を紹介しました。これは私が学生時代に読んで感銘
を受けた言葉ですが、難しい言葉です。特に、溝や谷という意味の「溝壑
(こうがく)」という言葉は、知らない人が多いと思います。

 幕末の時代、国のため、明治維新のため、改革のために奔走する志士たち
に対し、吉田松陰は、「志を遂げるためには、たとえ自らの屍(しかばね)
を溝や谷にさらそうとも構わないという気持ちで国事に臨まなくてはならな
い」という覚悟が必要なことを説きました。

 すべての国会議員に、こういう志をもって国事に当たってもらいたい、改
革を進めてもらいたいという気持ちをこめて、そして、自分にもそう言い聞
かせる気持ちで、これを結びの言葉にいたしました。

 残された任期いっぱい、一身を投げ出して内閣総理大臣の職責を果たすべ
く、全力を尽くしていきたいと思います。

 先週末、輸入が再開されたばかりの米国産牛肉に、除去されなければなら
ない危険部位が混入していたことを成田空港の動物検疫所が発見しました。
政府は直ちに米国産牛肉全ての輸入を停止しました。食の安全と安心の確保
は何ものにも代え難いものです。アメリカに対しては、原因究明と二度とこ
ういうことが起きることのないようチェック体制を抜本的に見直し、再発を
防止することを強く申し入れました。納得できる説明と対策がとられるまで
輸入は再開しない考えです。

 来月10日に、イタリアのトリノで冬季オリンピックが開幕します。ウィ
ンター・スポーツというと、私もスキーが大好きですが、総理大臣である間
は、なかなか行くことができませんので、もっぱら見る方で楽しんでいます。
22日に、都内で行われた日本選手団の壮行会で、選手たちを激励しました。
みなさん、恵まれた才能に加え、人一倍の厳しい練習を積んでこられた方ば
かり。トリノで持てる力を存分に発揮していただきたいと思います。

* 編集部注:映画ライムライトの中で「All it needs is courage,   
 imagination, and a little dough」というセリフの日本語訳。「夢と希
 望とサム・マネー」、「勇気と想像力とほんの少しのお金」、「愛と勇気
 と少しのお金」、「勇気と夢と少しばかりのお金」など色々な訳がある。

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[大臣のほんねとーく]
谷垣大臣プロフィール
● 平成18年度予算・税制改正(第2回)(財務大臣 谷垣禎一)

 今回は平成18年度予算についてお話します。

 平成18年度予算は、非常に厳しい国の懐具合の中で、出来る限り歳出を
減らし借金を減らしていく一方で、国民の皆さんにとって本当に必要な分野
にはきちんと予算を配分するため、一生懸命知恵を絞ってつくりました。

 この予算をつくるに当たっては、医療制度改革、国と地方の「三位一体の
改革」、特別会計改革、公務員総人件費改革、政府資産・債務改革など、こ
れまで取り組んできた構造改革の成果も十分に反映しています。

 それとともに、「魅力ある日本」をつくるために、「人作り」や科学技術
のレベルを高めるための予算など、必要なところにはきちんと予算を配分し
ました。

 くわえて、公共事業についても本当に効果の上がる分野のみに予算をつけ
るとともに、公平で安心な高齢化社会の実現や少子化対策のためにも重点的
に予算を配分しています。

 この結果、予算の規模を示す一般会計予算規模は、8年ぶりに70兆円台
とすることが出来ました。

 また、次回お話する税制改正などの歳入面での努力とあわせ、歳出を新た
な借金に頼らずにその年度の税収でどの程度賄っているかを示す一般会計の
基礎的財政収支(プライマリーバランス)についても3年連続で改善し(対
前年度+4.7兆円の回復)、国の借金である国債発行額についても、30
兆円を下回る水準を達成しました。ただし、それでも30兆円の借金です。

 18年度予算は引き締まった予算となり、財政健全化に向けた歩みを更に
進めたものとなっていると思いますが、まだ道は遠く険しいということも一
方で強く感じています。

 次回は、平成18年度税制改正についてお話します。


松田大臣プロフィール
● 日本の未来と科学技術(科学技術政策担当大臣 松田岩夫)

 戦後60年を経て、日本はもはや日本人のためだけにあればよい国ではあ
りません。国際社会の責任あるリーダーとして、人類社会の中で名誉ある地
位を占めていくために、人口問題や環境問題など、深刻さを増す地球的課題
の克服に正面から取り組み、問題の解決に貢献していかなければなりません。

 とは言え、広大な国土や石油資源を持たない日本が、いかに人類社会に貢
献していけるのでしょうか。

 日本の資源は「人」です。そして、日本が未来を切り拓く途は、人が「知
恵」を産み出すこと。言いかえれば、人類の英知を産み出すこと、ではない
でしょうか。知恵により国力も保たれ、国民が健康で安全に暮らしていける
世の中も実現されることでしょう。その知恵の結晶が科学技術であると私は
考えています。

 昨年の暮れ、総合科学技術会議が「科学技術に関する基本政策」をまとめ、
小泉内閣総理大臣に答申しました。これを基に政府は3月末までに新しい科
学技術基本計画をつくります。

 この答申では、厳しい財政事情の下ですが、向こう5年間の政府の科学技
術への投資の規模を約25兆円とすることが盛り込まれました。日本が科学
技術で身を立てていくというメッセージを内外に発信できたと思います。

 同時に、貴重な財源を一円でも無駄にせず、科学技術の成果を社会・国民
に効果的に還元していくために、「選択と集中」の考えの下、研究開発投資
をメリハリをつけて行っていくこともうたっています。

 世論調査によると科学技術への国民の関心は低下傾向にあるようです。し
かし、皆さまがこのメルマガをお読みになっているインターネットや携帯電
話といった今では私たちの生活に溶け込んでいるこれらの機器も、情報通信
分野における科学技術の大きなそして身近な成果です。

 先日、小泉総理が国会での施政方針演説で表明したように、科学技術の振
興なくして我が国の発展はありません。

 皆さまにも、身近なところから科学技術に関心を持っていただければ幸い
です。もちろん、私もそのために努力していきます。科学技術の成果は社会
そして国民に還元されるべきものとの思いも新たに、「科学技術創造立国」
の実現に向け、今年も科学技術基本計画策定をはじめとした様々な仕事に取
り組んでいきたいと思っています。

※ 内閣府ホームページ(科学技術に関する基本政策)
 http://www8.cao.go.jp/cstp/kihon3/tousin.html 

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小林氏プロフィール
[特別寄稿]
● サマーワでの楽しみ(サマーワ外務省連絡事務所長 小林弘裕)

 一昨年4月、サマーワ外務省連絡事務所長として着任して以来、一年半以
上が経ちました。外務省事務所は陸上自衛隊サマーワ宿営地内にあり、10
名のメンバーが1カ月ごとに交替する形で5名の外務省職員が常勤して、陸
自とともに人道復興支援に当たっています。

 日本は、自衛隊による人的貢献とODAによる支援を「車の両輪」として、
水・衛生、保健・医療、公共施設の復旧・整備等の分野を中心にムサンナー
県民の生活基盤再建に重点を置いた復興支援を行っています。

 これにより雇用も拡大しており、街全体に活気が出てきた気がします。日
本の貢献が実を結んでいるのを目の当たりにすると、日本人として、とても
誇らしい気持ちになります。

 私はサマーワに入るとき、楽しみにしていることが二つあります。

 一つ目はサマーワの街が発展する様子を見ることです。

 サマーワは人口約25万人、中心をユーフラテス川が流れ、アーケード付
きの中東風商店街や市場のある親しみの持てる街です。治安が比較的安定し
ていることもあって、経済活動が回復しつつあり、街のところどころで家や
商店が新築されています。

 コンクリートで柱や梁を作り、焼き煉瓦を積み上げていき、表面をコンク
リートでならすだけの簡単な造りですが、出来てしまうとなかなか立派で、
そのような家が数軒並ぶと通りの様子が一変します。街はずれにそのような
新築が多く見られ、一年半前と比べ街が大きくなった感じがします。

 また街のセメント工場は以前動いていませんでしたが、今は煙突からモク
モクと煙が出ています。市場に出回る野菜、果物、雑貨等なども以前より充
実してきています。そういえば日中は市内中心部の渋滞も前より激しくなり
ました。

 楽しみの二つ目はサマーワの宗教指導者に会うことです。

 宗教指導者はイスラムの教えを説くばかりでなく、人々に生活一般の指導
をし相談も受ける、いわば権威ある世話役のような存在で、私も有力な宗教
指導者を毎回訪れています。

 話を聞くとよく分かるのは、日本の人道復興支援が人々に歓迎されている
こと、日本の事業が確実に生活向上に繋がっていることです。また陸自の派
遣期間の延長には感謝していました。

 一方で、注文や忠告もあります。やはり経済大国日本の企業が一日も早く
イラクで活動を再開してほしいとよく言われます。私は治安が良くなれば来
られるようになりますよと説明することにしています。

 昨年12月15日の国民議会選挙はサマーワでも平穏に終わり、1月20
日には結果も発表されたところですが、人々は将来への希望を大きくしたよ
うです。

 サマーワが復興に成功してイラク全体のお手本となり、イラク全体の治安
も改善し、日本が官民挙げてイラク人による国づくりに協力できる日が一日
も早く来ることを私は期待しています。

※ サマーワ市内の様子など
 http://www.kantei.go.jp/jp/m-magazine/backnumber/2006/0126a.html 

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[政府インターネットテレビ番組ガイド]

●新着情報(06/01/19〜25)

 <1CH>らいおんウィークリー(06/01/09〜22)
   施政方針演説、初釜式、オリンピック日本選手団壮行会 など

 <2CH>ビデオで見る総理
   都内の中小企業を視察

 <3CH>総理からのメッセージ
   第164回国会施政方針演説(前編・後編)

 <6CH>大臣のほんね
  ・麻生太郎外務大臣(後編)

  〜麻生外務大臣の「ほんね」抜粋〜

 (麻生)・・・日本人が思っているより、意外と海外から、さっき言った
  ようにいろんな意味で期待されている国だと思います。金だけではなく
  て、例えば、Jポップにしても、ジャパン・アニメーションにしても、
  Jファッションにしても・・・それは伝統の文化もあるかと。それもそ
  うだけれども、こっちのサブカルチャーの方も見ると、結構日本全体と
  してはもっと売り込むべきところ、言うべきところはほかにもいっぱい
  あるような気がします・・・

  ・竹中平蔵総務大臣(前編)

 <7CH>改革続行中
   規制改革で民間開放(前編・後編)

 <8CH>ニッポンの元気
   兵庫県「動く・こどもの館号&まちの子育てひろば」

●お知らせ

 <6CH>大臣のほんね
   川崎厚生労働大臣、中馬大臣(規制改革、行政改革、構造改革特区・
   地域再生担当)が登場します。
   川崎大臣、中馬大臣に聞いてみたいことをお寄せください。
     「テーマ」欄に、川崎大臣への質問の場合は「川崎大臣に質問」と、
    中馬大臣への質問の場合は「中馬大臣に質問」とご記入ください。
     いずれも100字以内で、1月28日(土)までにお願いします。

   ご記入はこちら http://www.kantei.go.jp/jp/forms/dokusha.html

※ 政府インターネットテレビ
 http://nettv.gov-online.go.jp/

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[小泉内閣の動き]
● 日本郵政株式会社の設立の報告等(06/01/25)
  http://www.kantei.go.jp/jp/koizumiphoto/2006/01/25yusei.html 
  郵政民営化推進本部において、同社設立などの報告後、日本郵政公社の
 業務等の承継に関する基本計画を決定、承継の実施計画作成の指示を了承

● 日本プロスポーツ大賞授賞式(06/01/24)
  http://www.kantei.go.jp/jp/koizumiphoto/2006/01/24sports.html 
  史上初の年6場所完全制覇を達成し、最多記録を更新する年間84勝を
 挙げた大相撲の横綱朝青龍関に小泉総理から内閣総理大臣賞を授与

● 内閣総理大臣のコメント(H‐IIAロケット8号機の打上げについて)
  (06/01/24)
 http://www.kantei.go.jp/jp/koizumispeech/2006/01/24danwa.html 

● 小泉総理ラジオで語る 施政方針演説(06/01/21)
 http://www.kantei.go.jp/jp/koizumiradio/2006/0121.html 

● 第164回国会における小泉総理の施政方針演説(06/01/20)
 http://www.kantei.go.jp/jp/koizumiphoto/2006/01/20sisei.html 
  「明日の発展のため、残された任期、一身を投げ出し、内閣総理大臣の
 職責を果たすべく全力を尽くす」と決意を表明

● IT新改革戦略の決定(06/01/19)
 http://www.kantei.go.jp/jp/koizumiphoto/2006/01/19it.html 
  IT戦略本部において、ITの恩恵を国民一人ひとりが実感できる社会
 の実現のための戦略を決定

● 都内で中小企業を視察(06/01/18)
<ビデオ> http://www.kantei.go.jp/jp/koizumivideo/2006/01/18tonai.html 

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[編集後記]

 通常国会が始まりました。冒頭に行われた小泉総理の最後の施政方針演説
では、改革を止めてはならないという小泉総理の強い決意、最後の通常国会
に対する大変な気合を感じました。私も予算の早期成立、重要法案の成立に
全力を集中してまいります。
 先週は耐震強度偽装問題、米国産牛肉輸入停止、ライブドア問題などいろ
いろな問題で慌ただしい週でした。国民に不安の生じないよう、一つ一つ緊
張感を持って、的確に対応していかねばなりません。
 先週号、青ヶ島駐在所の野口巡査部長からの特別寄稿は大変好評でした。
太平洋に浮かぶ絶海の孤島で、がんばっておられる野口さんの姿に共感を覚
えられたのだと思います。
 これからも、現場で額に汗して働く方々の声をこのメルマガでは取り上げ
ていきたいと思います。(じんえん)

長勢内閣官房副長官プロフィール長勢内閣官房副長官
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[ご意見、ご感想]

 おんらいん読者感想
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<バックナンバー・配信先変更・配信中止>
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総編集長:内閣総理大臣 小泉純一郎
編集長:内閣官房副長官 長勢甚遠
発行:内閣官房内閣広報室(〒100-8968 東京都千代田区永田町1-6-1)