首相官邸  
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[こんにちは、安倍晋三です]

安倍総理大臣 プロフィール
● 信頼ある年金を

 松岡農林水産大臣が亡くなられました。誠に痛恨の極みです。

 松岡大臣は、私の内閣の一員として、この8カ月、農林水産行政にまい進
され、大変な業績を残していただきました。日本のコメの中国への輸出に道
を拓き、WTO農業交渉においても、卓越した行動力と粘り強い交渉力で世
界の国々とわたり合ってこられました。日本の農林水産業を強くしたい、農
村を豊かにしたい、との情熱をもって仕事に当たられました。

 松岡大臣のご冥福を祈り、ご遺族のみなさまに心からお悔やみを申し上げ
ます。

 私は今、内閣を率いる立場としての責任の重さを改めて噛みしめつつ、し
かし、この深い悲しみを乗り越え、内閣をあげて、全力で国政に取り組む決
意を新たにしています。

 年金記録の問題をめぐっては、不安を感じている方が多いことを私も肌で
感じています。

 「まじめにコツコツと保険料を払ってきたのに、年金が十分にもらえてい
ない!」こんな理不尽なことがあってはなりません。

 私の内閣においては、年金の「払い損」は絶対に発生させません。

 昔は、転職、引越、結婚などにより、一人で複数の年金番号をもつことが
ありましたが、平成9年に、一人にひとつだけの番号を割りあてる基礎年金
番号を導入しました。

 そのため、1億人の年金加入者に対して、導入前に3億件あった番号を整
理、統合する作業を始め、導入直後にも2億件が残りました。その後、一つ
ひとつ、統合を進めた結果、今残っているのが5千万件です。これらについ
て、徹底的にチェックを進め、1年以内に全記録の名寄せを完了させます。

 すでに年金をもらっているみなさんの中には、転職や引越などがあり、本
来もらえるはずの年金が支払われていないのではないか、という大きな不安
をお持ちの方もいると思います。まずは、こうしたみなさんについて、優先
的に調査を進め、該当すると思われる方々には、速やかに連絡いたします。

 これから年金をもらうみなさんには、これまで支払った保険料や詳細な加
入履歴などをお知らせする「ねんきん定期便」を始めました。58才、35
才の方に、12月からは、45才の方にも拡げます。来年4月からは、年齢
に関係なくすべての方に、毎年、将来もらえる年金額の見込みなどをお知ら
せします。

 これらの方々を含め、一刻も早く不安を解消したいと思っておられる方々
のために、24時間土日も通じる電話相談制度を用意します。

 確かに支払ったはずだが昔の領収書など保存していない、という方もおら
れます。中には、すでに社会保険庁の窓口に問い合わせたものの、しゃくし
定規な対応に不満を抱いた方もおられるでしょう。こうした方々のご不満は
よくわかります。

 今後こうしたことがないように、みなさんのご事情を個別に判断するため
の第三者機関を設けます。第三者の目で、それぞれの事情をくみとっていく
体制をつくります。権利が確認できた年金は、全額お支払いします。

 もらい損ねた年金は、現在の法律では、5年経つと時効で請求できなくな
ってしまいます。しかし、支払った保険料に見合った年金を受け取るのは当
然の権利です。5年以上前の年金であっても受け取ることができるようにす
る法律案が、与党から提出されました。今国会での成立を期します。

 同時に、このような問題を起こした社会保険庁の責任は重大であり、見逃
すわけにはいきません。

 社会保険庁は、記録問題にとどまらず、今日まで、様々な不祥事が明らか
になりました。年金は、国民のお金を集め、貯めて、配る、という、みなさ
んの信頼によって成り立つシステムです。社会保険庁による不祥事が、その
国民の信頼を失墜させたことに、私は、激しい憤りを感じてきました。

 今の組織を国の機構として温存するわけにはいきません。現在政府が提出
している法案を今国会で必ず成立させ、社会保険庁の廃止、解体6分割を断
行します。親方日の丸の組織ではなく、保険料を支払っているみなさんの視
点に立って、年金サービスができる組織を必ずつくります。

 保険料を払った人が年金をもらう、というあたりまえのこと、年金制度の
原点にもう一度立ち戻り、みなさんが安心できる年金制度の構築に向けて、
全力で取り組みます。(晋)

※ 5/30党首討論(第166国会国家基本政策委員会合同審査会)
 https://nettv.gov-online.go.jp/prg/prg1189.html

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