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−平成20年4月10日配信 福田内閣メールマガジン 第26号より−


[ねじれ国会。福田康夫です。]

【写真】福田総理大臣 プロフィール 英語版はこちらから

 ねじれ国会。福田康夫です。

 しばらく空席が続いていた日本銀行総裁に、昨日、白川方明さんが就任し
ました。白川さんは、先月副総裁についていただき、総裁代行をつとめてお
られましたが、日銀の生え抜きとして、金融界や市場の信認も厚い優秀な方
です。

 さっそく明日から、先進7カ国の財務大臣・中央銀行総裁が集まる会議が
ワシントンで開かれます。サブプライム問題などに各国が協力してどのよう
に対応していくか、日本銀行のトップとして、しっかりと議論してきてほし
いと思います。

 一方で、白川さんの後の副総裁候補として提示した、渡辺博史さんについ
ては、民主党が第一党をしめている参議院の同意が得られませんでした。

 渡辺さんは、各国と協力し、世界経済の発展と金融マーケットの安定を図
る責任者である、財務官を3年間にわたってつとめられた方です。国際金融
を担当する部署の経験も長く、識見のみならず、国際的な人脈も豊富な適材
です。

 「財務省出身だから」という理由で、民主党は不同意を決定したそうです。

 最も重要なことは、日銀副総裁としての資質を備えているかどうかであっ
て、経歴ではないはずです。世界中の市場の人々も、この決定にまたも驚い
たことでしょう。

 例えば、国会でも、公務員出身の議員の皆さんが、たくさんご活躍されて
います。これは、有権者が、単に候補者の経歴だけではなく、自分たちの代
表として適切かをしっかりと見極めた結果に違いありません。

 国会であれ、中央銀行であれ、国民生活に責任を持つポストは、人物本位
を貫くべきであり、経歴だけを見て適・不適を決めるやり方は納得できませ
ん。

 昨日午後、民主党の小沢代表との党首討論の機会に、この点について、私
から小沢代表に真意を尋ねましたが、やはり「財務省だからダメ」という拒
否理由をただ繰り返されるだけでした。

 現在、民主党は、参議院の第一党です。参議院で意思決定することで、国
民生活に大きな責任を負っているはずです。

 新テロ特措法をめぐる審議では、民主党は、約2ヶ月にわたって参議院の
結論を出しませんでした。道路財源を含む今年度の歳入法案についても、参
議院では1ヶ月余審議を行わず、4月中旬になった今でも結論が出ていませ
ん。

 物事が決まらない時間切れの政治。拒否権を振りかざすだけの政治。

 目先の政局ばかりを意識して、国民不在の政治闘争を続けることは、参議
院の第一党という権力の濫用にほかなりません。

 しかし、国民から見れば、「ねじれ国会」だからといって、政治を停滞さ
せる理由にはなりません。

 私は、いかなる課題についても、野党の皆さんと話し合う用意があります。
そして、「ねじれ国会」のもとでも、国民にとって最善の結論を得られるよ
う、今後ともねばり強く、できる限りの努力をしていく覚悟です。