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−平成20年4月24日配信 福田内閣メールマガジン 第28号より−


[消費者が主役。福田康夫です。]

【写真】福田総理大臣 プロフィール 英語版はこちらから

 消費者が主役。福田康夫です。

 「縦割り行政」という言葉を、皆さんはよく耳にすると思います。産業
(経済産業省)、農業(農林水産省)、金融(金融庁)など、政府の行政組
織は、生産者の区分ごとに編成されています。

 わが国が、戦後の焼け跡から復興し、高度経済成長を実現する過程では、
こうした生産者重視の行政が求められていたかもしれません。しかし、世界
第二位の経済大国となった今、生活の質など世の中のニーズは多様化してい
ます。

 今や、消費者を重視した取り組みこそが、新たな価値を生み、経済の活性
化にもつながる時代となっています。企業も、政府も、そうした生活者や消
費者の目線で、これまでの活動を見直すことが求められています。

 そうした信念のもとに、私は、消費者の立場から行政を進める新しい役所
を来年度から発足させる決意をしました。それが「消費者庁」です。

 2月から始まった消費者行政推進会議では、有識者の委員の皆さんから、
消費者行政の現場が今どうなっているかなど、大変有意義なご議論をいただ
いています。

 ガス器具による事故は経済産業省。食品ラベルの偽装なら農林水産省。食
中毒になったら厚生労働省。消費者金融会社とのトラブルは金融庁。消費者
から見れば、どこに相談したらよいか、霞ヶ関は本当に複雑です。

 どこかの役所に相談しても他の役所にたらい回しにされたり、いずれの役
所も責任を回避して問題が放置されたり。霞ヶ関の縦割り行政が、不安を抱
えた消費者の側に不利益を与えている実態を、委員の方々から伺いました。

 新しい「消費者庁」は、消費者の皆さんお一人お一人の窓口となるだけで
なく、消費者行政について自ら企画立案や法執行を行い、また、各省庁に勧
告するなど、消費者行政全般にわたる司令塔の役割を担います。

 先週、千葉県の消費者センターを訪問しましたが、そこで、相談員の皆さ
んが県民の皆さんからの相談に親身になって対応されている姿を拝見しまし
た。今後、消費者としての地域住民の皆さんに直に接する自治体の消費者行
政を充実していかなければなりません。

 今後は、こうした点も含め、さらに消費者行政推進会議において議論を重
ねていただき、5月中には「消費者庁」の具体的な姿について結論を出して
もらいたいと考えています。そして、「消費者が主役の政府」へと転換を図
ります。

 前回のメルマガで産科・小児科の医療体制について書きましたが、今回の
消費者行政も含めて、国民のために必要な行政分野は、しっかりと充実して
いかねばなりません。

 しかし、それが行政の肥大化につながるようなことは、あってはなりませ
ん。「消費者庁」の創設も、各省庁の重複する人員を新組織に移し、それに
よって不要になる組織を整理いたします。

 また、先般も申し上げたとおり、皆さまからお預かりした税金を一円たり
とも無駄にしてはならないことは言うまでもなく、政府のすべての支出につ
いて「ムダ・ゼロ」に向けた取り組みを現在進めています。

 先日、国土交通省が道路財源の無駄遣いをなくすための改革方針を示しま
した。公益法人の解散や支出の取りやめ、公務員の天下りの抑制など、第一
歩を踏み出しましたが、「ムダ・ゼロ」に向けた改革の余地は、まだまだあ
ります。

 とりわけ、不透明な天下りは、徹底的に排除していかねばなりません。納
税者の皆さんに納得していただけるような改革を実現するため、今後とも全
力を尽くします。

※ 消費者行政推進会議(08/04/23)(首相官邸ホームページ)
 https://www.kantei.go.jp/jp/hukudaphoto/2008/04/23syouhisya.html

※ 消費者庁(仮称)の創設に向けて(首相官邸ホームページ)
 https://www.kantei.go.jp/jp/singi/shouhisha/shouhisha.html

※ 政府における無駄の徹底的な排除に向けた集中点検について(PDF)
 (首相官邸ホームページ)
 https://www.kantei.go.jp/jp/tyoukanpress/rireki/2008/04/22_a_2.pdf