ダイオキシン類・環境ホルモン対応プロジェクト

ダイオキシン類・環境ホルモン対応評価・助言会議(第2回)議事概要



1.日 時 : 平成13年4月19日(木)10時00分〜12時00分

2.場 所 : 内閣府3階特別会議室

3.出席者

  • 委 員
    小泉明議長、太田文雄委員、角田禮子委員、楠田哲也委員、鈴木継美委員、高橋正俊委員、都留信也委員、永田勝也委員、宮崎章委員、森田昌敏委員

  • 政府側
    内閣官房副長官補室、文部科学省、農林水産省、経済産業省、国土交通省、環境省

4.議 事

 (1)今後の進め方及び評価・助言の方法等について
 (2)平成12年度までの事業報告及び平成13年度方針について
 (3)質疑及び評価・助言

5.議事経過

 内閣官房副長官補室及び各府省からの説明に引き続き、各委員からの主な発言は以下のとおり。

(鈴木委員)
○ プロジェクトの目標として、例えばダイオキシンの場合は、総排出量の9割削減が挙げられるが、そのような目標をどのように評価するのか。また、排出インベントリーで排出量を確認した次には、環境中のダイオキシン類の量が問題となるが、環境中のダイオキシン類濃度だけでは不十分ではないか。人体や生物中の蓄積量について経年変化をみていく必要があるのではないか。

(森田委員)
○ 基礎的な研究から実用的な研究まで幅広くなっており、評価の視点をどのように置くのかが課題となるが、できるだけそれぞれの研究にあった視点で評価をしていきたい。

(宮崎委員)
○ ダイオキシン類だけでなく、環境ホルモンについても、環境中から生物への濃縮係数を求めるようなプロジェクトが必要なのではないか。

(都留委員)
○ 国際的に連携して行っている事業や、国内の地域について重点的に行っている事業などいろいろとあるが、プロジェクト全体でどのように連携してやっているのか。それぞれの事業でもう少し具体的に連携の状況を書いた方がいいのではないか。

  (小泉議長)
○ ミレニアムプロジェクトにおいては、過去と比べて、各省庁がよく連携していると感じられ、これもミレニアムプロジェクトの一つの成果と考えられる。
○ 研究自体の進捗状況、内外の研究の状況について、時間軸を基にした整理があると分かり易い。

(高橋委員)
○ 各委員の評価事項の中の実施目標の達成度については、どれもテーマが難しいので、客観的な評価というよりも、主観的な意見となると思われる。

(楠田委員)
○ 現実には、調査をしつつ、技術開発を行い、施策を検討するというように、全てが進行形で進められているので、具体的な施策の検討の中でも、現実的に実現可能な環境状況のあるべき姿は出て来にくいと思われる。そのような施策の検討のためには、できるだけ、環境中のダイオキシン類の移動量について、それぞれ知見が集積した時点でまとめるべきではないか。

(角田委員)
○ ダイオキシンの対策などでは、関係省庁が連携して行っているという話をよく聞くが、今回の報告書と説明で、具体的な連携が浮き彫りにされた。これは非常に評価ができること。今後は、このような連携している事業の位置づけを図表なり、定量的な達成度などで、わかりやすくした方がいい。
○ ダイオキシンなどの問題の原因者としての国民、一般家庭の問題点に対し、このプロジェクトがどのような成果をもたらしたのかが、わかるとよい。

(小泉議長)
○ 研究を行う上で、何が問題点であるかをはっきり示すことは重要。今回は、この10ヶ月足らずの研究の成果というよりも、この研究を通じて、いくつか、具体的な今後の研究目標が示されたが、もっとそのような目標を示していくべき。また、担当者の自己評価が添付されているが、これは、研究の内容を知りたいと思う国民にとっても、理解の手助けになる。

(太田委員)
○ 技術開発や調査はいろいろな角度で進むが、例えばPCBの事業などでは、具体的な実施の段階で住民の反対などがあり、なかなか進まないように、事業としては、最後の実施の段階が重要である。ミレニアム・プロジェクト全体に言えることだが、調査、研究が行われた結果を施策に反映させる段階で、どのような方法で実施していくのか、見えてこないところが幾つかあると思われる。これらの調査・研究によって、どのようなことができるようになるのかをPRしていくとよい。

6.今後の進め方等

 本評価・助言会議の今後の進め方として、5月中旬を目途に各委員が個別評価報告書を作成し、これをベースとして、6月中下旬頃に会議を開催して全体評価報告書のとりまとめ(中間評価)を行うこととされた。また、本会議の議事概要については、官邸ホームページに掲載することとされた。