内閣総理大臣演説等

アサド・シリア大統領の逝去に関する森総理大臣の談話

平成12年6月11日



1.アサド・シリア大統領の逝去の報に接し、わが国国民および政府を代表して、ご遺族、シリア政府および国民の皆様方に心から哀悼の意を表します。

2.アサド大統領は、91年、公正、永続的かつ包括的な和平実現を目指す中東和平プロセスへのシリアの参加という歴史的な決断をされるなど、地域の鍵を握る指導者でした。以来、アサド大統領は和平プロセスに取り組まれ、特に、昨年12月には約4年振りにイスラエルとの交渉を再開、今後、イスラエルとの間の和平の実現が強く期待されていただけに、今般、アサド大統領が亡くなられたことは大変残念です。

3.わが国は、シリア国民がアサド大統領の逝去の悲しみを乗り越え、引き続き地域の平和と安定の実現と国造りへ向けて積極的に取り組まれることを強く希望するとともに、国際社会が包括的和平という目標を達成するために一層の努力を行うよう呼びかけたいと思います。