森 内閣総理大臣演説等

第1回総合科学技術会議本会議における総理挨拶

(平成13年1月18日)



 総合科学技術会議の初会合にあたり、一言ご挨拶申し上げます。

 総合科学技術会議は、今般の内閣府の創設にあたり、経済財政諮問会議とともに、「知恵の場」として、私がもっとも重視するものであり、科学技術の総合的かつ計画的な振興を図るための基本的な政策を調査審議し、具体的な建議を行うことなどをその任務としております。

 二十一世紀を迎え、我が国は、国際競争力の強化、高齢化社会や情報通信革命への対応、地球規模での環境問題など解決すべき数多くの課題に直面しており、これらの課題を克服し、「日本新生」を成し遂げるためには、科学技術の抜本的振興が強く求められております。

 このような中、総合科学技術会議は、私のリーダーシップの下、国家運営の基本としての科学技術に関する総合的な国家戦略をつくり、機動的な意思決定を行うことにより、科学技術政策推進の司令塔として、省庁間の縦割りを排し、科学技術の重点化や科学技術システムの改革を指揮していくことが重要です。

 この一環として、本日、早速ですが、来年度から五ヶ年の科学技術基本計画の策定のため、科学技術に関する総合戦略の作成を諮問いたしたいと考えております。

 特に有識者議員の方々には、現場での豊富な経験、深い識見、広い視野を基盤に、本質的な問題まで掘り下げた活発なご議論をしていただきたいと思います。

 今後の我が国の発展の基盤は、まさに科学技術政策の成功にかかっております。総合科学技術会議は、この中核として重大な責任を持って具体的な政策を主導していくことが必要不可欠であり、議員の皆様のご協力を切にお願いし、ご挨拶といたします。