貴国と我が国との外交関係樹立20周年に際し、心からお祝い申し上げます。
貴国の独立以来、我が国と貴国との間では極めて良好な関係が築かれてまいりました。
最近では、昨年3月の東日本大震災に際して、閣下をはじめ多くの方々から温かいお見舞い・励ましのお言葉と御支援を頂きました。改めて感謝致します。
カスピ海地域の豊富なエネルギー資源の輸出先多様化を追求し、近年目覚ましい経済成長を遂げた貴国は、南コーカサス地域の安定的発展の担い手であり、我が国にとって重要なパートナーです。我が国はこれまで、貴国と緊密な対話を行い、その国造りに協力しつつ、友好関係を育んできました。
2006年に行われた閣下の訪日は、両国関係を飛躍的に発展させる契機となり、その際に発表された「日本国とアゼルバイジャン共和国との間の友好とパートナーシップの一層の発展に関する共同声明」は、政治、経済、文化・人的交流を含むあらゆる分野で二国間関係を発展させる基礎となりました。昨年九月には、共同声明で触れられた我が国のODA案件「シマル・ガス火力複合発電所二号機建設計画」の起工式が閣下の御出席の下で行われたと承知しております。同声明に基づく二国間の協力が順調に成果を上げていることを喜ばしく思います。
現在、両国は政治・経済両分野において極めて良好な協力関係にあります。
国際場裡においても、国連安保理非常任理事国として、国際社会の平和と安定にとって重要な役割を果たしている貴国と我が国との協力が一層強化されることを期待しております。
外交関係樹立20周年を契機とし、今後も貴国、貴国民との関係が更に深化し、発展することを期待しております。
閣下の御健康と御活躍並びに貴国民の御多幸を祈念いたします。
平成24年9月7日
日本国内閣総理大臣 野田 佳彦
アゼルバイジャン共和国大統領
イルハム・アリエフ 閣下