内閣総理大臣演説等

内閣総理大臣の談話

平成11年8月9日


 本日、「国旗及び国歌に関する法律」が成立いたしました。

 我が国の国旗である「日章旗」と国歌である「君が代」は、いず れも長い歴史を有しており、既に慣習法として定着していたもので ありますが、21世紀を目前にして、今回、成文法でその根拠が明 確に規定されたことは、誠に意義深いものがあります。

 国旗と国歌は、いずれの国でも、国家の象徴として大切に扱われ ているものであり、国家にとって、なくてはならないものでありま す。また、国旗と国歌は、国民の間に定着することを通じ、国民の アイデンティティーの証として重要な役割を果たしているものと考 えております。

 今回の法制化は、国旗と国歌に関し、国民の皆様方に新たに義務 を課すものではありませんが、本法律の成立を契機として、国民の 皆様方が、「日章旗」の歴史や「君が代」の由来、歌詞などについ て、より理解を深めていただくことを願っております。

 また、法制化に伴い、学校教育においても国旗と国歌に対する正 しい理解が促進されるものと考えております。我が国のみならず他 国の国旗と国歌についても尊重する教育が適切に行われることを通 じて、次代を担う子どもたちが、国際社会で必要とされるマナーを 身につけ、尊敬される日本人として成長することを期待いたしてお ります。