地球温暖化問題への国内対策に関する関係審議会合同会議(第1回)

橋本内閣総理大臣御挨拶

地球温暖化問題は、現在の人類の生活と将来の人類の生存に直接関わる深刻な課題です。本年十二月、二十一世紀に向けた人類の生存に関わるグローバルな取組の第一歩を決めることとなる「気候変動枠組条約第三回締約国会議(COP3)」が京都で開催されます。我が国は開催国としてリーダーシップを発揮していかなければなりません。

六月のデンバーサミットに出席いたしました際、この問題が最大の論点の一つとなり、また、同月の国連環境特別総会においても、私を含め各国首脳から地球温暖化問題への取組の決意が表明されました。地球温暖化対策上、意味があり、衡平で、実現可能性のある排出削減を目指すという、先のデンバーサミットにおける各国首脳間での合意に沿って、京都会議を成功に導くために、主導的な役割を果たしてまいる所存であります。

我が国は、地球的規模の課題の解決に向けて、一層、国を挙げて、できる限りの努力を行うことを求められております。産業、民生、運輸の各部門において、広汎な政策分野にわたる抜本的な省エネルギー対策を中心として、産業界はもとより、ライフスタイルの見直しを含む総合的な対策に取り組むことが不可欠であります。同時に、厳しい対策の必要性について国民各界各層の理解を得るよう啓発を徹底することも必要です。

合同会議は、我が国が一丸となって地球温暖化問題に取り組んでいく上で極めて大きな意義を有するものであります。委員の皆様におかれましては、審議会や省庁の枠を超え、高い見地から大胆かつ自由な発想で議論し、今後のエネルギー需要抑制対策を中心とする温暖化対策の基本的な方向付けに向けて知恵を出していただくようお願いいたします。


第1回議事要旨橋本内閣総理御挨拶