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第5回BT戦略会議 議事録


1 日 時 : 平成14年12月6日(金)17:30〜18:00

2 場 所 : 内閣総理大臣官邸 大会議室

3 出 席 者 : 【別紙】

4 議事内容 :


(1)開会

○岸本座長 このテーブルの中央に飾ってあります青いカーネーションは,普通は無い色なのですが,こういう遺伝子を入れ込んで新しい色をつくられたものです。カーネーションには,おしべがないので受粉しません。だから,自然環境でこの色のカーネーションが次に広がるということはないということです。これは先ほど総理にもお見せいたしましたが,BTの一つの成果です。
 それでは,ただ今から「BT戦略会議」の第5回会合を開催いたします。ご多忙のところ,ご参集いただきまして誠にありがとうございます。
 本日は,はじめに皆様のご尽力により取りまとめました「バイオテクノロジー戦略大綱」(案)についてお諮りして,決定していただきたいと思います。続きまして,決定していただきました「バイオテクノロジー戦略大綱」を私から小泉総理大臣に提出させていただきまして,小泉総理大臣からごあいさつをいただいた後に委員の皆様からお一人ずつ,大綱及びその実施について自由にご意見,ご感想を伺うという手順で進めてまいりたいと思います。


(2)「バイオテクノロジー戦略大綱」(案)について

○岸本座長 それでは,まず「バイオテクノロジー戦略大綱」(案)についてお諮りしたいと思います。お手元に資料2としてお配りをしております本案を,BT戦略会議において決定したいと思いますが,よろしいでしょうか。

(「異議なし」との声あり)

○岸本座長 ありがとうございました。それでは,本最終案を「バイオテクノロジー戦略大綱」として決定いたします。


(3)「バイオテクノロジー戦略大綱」手交

○岸本座長 続きまして,この大綱を小泉総理大臣に提出させていただき,その後で小泉総理大臣よりご発言をいただきたいと思います。
 その前に,プレスの入室がございますのでお待ちください。

(報道関係者入室)

○岸本座長 本年7月以降,総理の下で検討を行ってまいりまして,本日,戦略大綱をお渡しさせていただきます。21世紀の日本の社会,国民生活,産業などあらゆることに大きな影響を及ぼすものですので,総理のリーダーシップの下で,この大綱が政府のBT推進に使われていくことをお願いいたしたいと思います。
 それでは,よろしくお願いいたします。

(岸本座長から小泉内閣総理大臣へ戦略大綱の手交)


(4)小泉内閣総理大臣あいさつ

○岸本座長 それでは,ここで小泉内閣総理大臣にごあいさつをお願いしたいと思います。

○小泉内閣総理大臣 7月からですから,約半年間,精力的にご審議いただきまして誠にありがとうございます。
 第1回会合で,私はバイオテクノロジーの重要性を指摘しました。これに3つの戦略が切り開く,「生きる」,「食べる」,「暮らす」の向上と書いてありますけれども,まさに健康の向上や産業力の向上にこれから欠かすことのできないテクノロジーだと思っています。この行動計画が示された今,これをいかに実行していくかが問題だと思っております。
 先ほども,このカーネーションのお話を聞きました。カーネーションというと赤いと思ったのですが,紫のカーネーションは初めてだそうですね。これもバイオテクノロジーですし,これから健康面,それから環境保護と経済の発展を両立させる技術,いろいろな面で活用しなければならない点があると思います。
 今後,バイオテクノロジーは夢と希望を与えるものですから,この問題も政府として最重要課題として取り上げまして,国民の幸せに結び付くような施策を講じていきたいと思いますので,今後ともよろしくご指導をお願いいたします。ありがとうございました。

(報道関係者退室)


(5)意見交換

○岸本座長 どうもありがとうございました。
 それでは,意見交換に入らせていただきます。事前にお申し出のありました関係大臣からご発言を頂戴いたします。細田大臣,遠山大臣,坂口大臣,大島大臣,平沼大臣,弘友副大臣からご発言をいただきます。時間の関係もありますので,いつも申し上げておりますが,手短にお願いいたします。
 それでは,細田大臣からお願いいたします。

○細田科学技術政策担当大臣 「バイオテクノロジー戦略大綱」を取りまとめるに当たって,岸本座長をはじめとする委員各位の大変なご尽力に心から敬意を表します。総合科学技術会議としても,本戦略大綱の趣旨を踏まえて,毎年度の資源配分の方針の策定,科学技術関係予算の優先順位付け,競争的研究資金の審査・評価の充実等の取組を進めてまいりたいと思います。
 本大綱は,BTが切り開く新しい時代への我が国の足取りを確かなものにするものであると思います。総合科学技術会議としても,大綱が描く新しい時代に向けて,バイオテクノロジー戦略の推進に全力を尽くしてまいりたいと思います。ありがとうございました。

○岸本座長 どうもありがとうございました。次に,遠山大臣お願いいたします。

○遠山文部科学大臣 今回,「バイオテクノロジー戦略大綱」が取りまとめられ,我が国がこの分野において進むべき方向と手順が明確に示されたことは,大変意義深いことであると考えます。
 来年の春には,ヒトゲノムの全体が明らかにされて,バイオテクノロジーの新しい時代がいよいよ始まることとなりますが,このような時に新しい指針が示されたことは大変心強く思うところです。
 今後重要なことは,先ほど小泉総理からもお話がありましたように,本戦略に基づいて関係施策を迅速かつ着実に進めていくことでして,我が省としても,人材育成,研究開発,産学官連携等について全力を挙げて取り組んでまいりたいと思います。特に,世界のバイオテクノロジーを引っ張る人材が我が国から大勢育ち,思う存分活躍できるように,予算面の充実を含め様々な施策を展開していく方針です。
 このような取組は,我が省だけでできるものではありません。また,最大の効果を上げていくためにも,各省,産業界が一致協力して進めていくことが重要と考えており,関係各位の今後とも強力なご支援をお願いしたいと考えます。ありがとうございました。

○岸本座長 どうもありがとうございました。次に,坂口大臣お願いいたします。

○坂口厚生労働大臣 ただいま「バイオテクノロジー戦略大綱」が決定されたところですが,有識者の委員の皆様方におかれましては,この大綱の取りまとめに大変なご尽力を賜りまして,まず厚く感謝を申し上げる次第です。
 医療,健康分野などで重要な役割を担います厚生労働省としては,国民生活の向上を図るべく,この大綱に基づいて,例えば疾患の原因となる細胞などをターゲットとして,遺伝子組み替え技術を活用した新世代の抗体医薬品などが開発されるよう,基礎研究の推進を図ることとしていきたいと思います。
 今後,これらの基礎研究から安全確保対策に至るまで,幅広い視点から行動計画の実現に取り組み,バイオテクノロジーの成果が国民生活の向上につながるよう努力をする決意です。今後とも,いろいろご指導いただきますようお願いを申し上げます。ありがとうございました。

○岸本座長 ありがとうございました。次に,大島大臣お願いいたします。

○大島農林水産大臣 バイオテクノロジーの国家総合戦略として,本大綱を取りまとめていただきました起草委員をはじめ有識者委員の先生方のご尽力に敬意を表します。
 本大綱が示す未来像にあるとおり,国民が安心,安全で豊かな食生活や住みよい環境づくりを通じて,生活の質的な向上を実感し,新産業の創出等による経済の活性化を実現していく上で,バイオテクノロジーへの期待がますます高まるものと認識しています。農林水産省としては,こうした期待に応えるべく,本大綱に示された具体的行動計画に沿いまして,関係府省や産学とも連携しながら,農業,食品,環境バイオ等の研究開発を戦略的に展開し,成果を着実にあげてまいる所存です。
 また,当省が中心となって関係府省の協力の下,策定作業を進めてきています「バイオマス・ニッポン総合戦略」については,年内に国家戦略として取りまとめ,その実現に向け,全力を挙げて取り組んでまいる所存ですので,関係府省には引き続きご協力のほどをよろしくお願い申し上げます。

○岸本座長 どうもありがとうございました。それでは,平沼大臣お願いいたします。

○平沼経済産業大臣 本年5月に産業競争力戦略会議において,個別分野的にやはり重点的に計画を策定すべきだという発言をさせていただきました。そういう中で,本当に短期間で,そしてこの大部の詳細を極めたことをまとめていただいたことに,まず感謝したいと思います。
 今,デフレ基調の経済の中にあって不良債権を処理していくことも非常に大事なことですが,しかし,同時に21世紀の新しい産業,企業を起こしていく分野は,非常に大切な意味を持っています。その中で,このバイオテクノロジーは私は非常に可能性があると思っておりまして,経済産業省としても,バイオ機器,あるいは情報分野,その分野の研究開発,さらには人材育成,こういった分野で全力を挙げていきたいと思っていますので,皆様方のご協力を心からお願いを申し上げる次第です。以上です。

○岸本座長 ありがとうございました。それでは,次に弘友環境副大臣からご発言をお願いします。

○弘友環境副大臣 ただいま決定されました「バイオテクノロジー戦略大綱」がバイオテクノロジーの健全な発展に寄与し,環境保全と経済活性化につながることを期待しております。
 環境省としても,関係府省と協力して廃棄物などのバイオマスの資源,エネルギーとしての利用の推進,バイオテクノロジーを応用した土壌・水質の浄化技術,そしてバイオテクノロジー利用に伴う環境影響の防止の取組などを一層進めてまいります。ご指導のほどをよろしくお願いします。

○岸本座長 ありがとうございました。
 それでは,この大綱及びその実施につきまして,委員の皆様からご自由にご意見・ご感想を頂戴したいと思います。時間の関係もありますので,誠に恐縮ですが,手短にご発言をお願いいたします。
 それでは,起草委員会の委員長としてご尽力をいただきました伊丹委員からお願いします。

○伊丹委員 この戦略大綱の冒頭の<序>で,私ども起草委員会は,20世紀はエレクトロニクスの世紀であったが,21世紀はバイオテクノロジーの世紀になる。そのエレクトロニクスの世紀で日本は見事な成功を収めた。同じことを是非BTにおいても繰り返したい,と書きました。
 改めて,200項目にわたる詳細な行動計画をまとめまして,このバイオテクノロジーが国民生活全体において,「生きる」,「食べる」,「暮らす」に及ぼす大きなインパクトを深く実感しています。それと同時に外国,特にアメリカとの国家的な取組のギャップの大きさにも改めて感じ入った次第です。
 そんなことを考えていましたので,当初,私は国家予算を今の5倍ぐらい投入しなければいけないなどと申したわけです。必ずしもそのようには書けませんでしたが,例えば道路の建設の1つか2つをやめるとその金は出ますよなどとぼやいていたことを昨日のように思い出します。
 それだけ大きなギャップがありますので,まっすぐアメリカの後を追うという戦略をとっていればだめに決まっている。したがって先回り,待ち伏せ,カエル跳び,そういったようなことを,是非,具体的な様々な詳細行動計画の中で,関係府省でこれからお考えいただくことが非常に必要ではないかと思います。そのような計画の実施についても,フォローアップを,是非,小泉総理,岸本座長のリーダーシップのもとでやっていただきたいと思います。

○岸本座長 どうもありがとうございました。それでは,歌田委員お願いします。

○歌田委員 この度の戦略大綱の決定については,バイオ関係の産業界として大変感謝している次第です。これで産業界も,それからもちろん研究開発面でも,大きな盛り上がりが出てくるのではないかと期待をしています。
 ただ,そうは言うものの,一般国民から見てそれだけ理解がされるかというと,なかなかそうはいかない,難しい問題がまだ残っていると思います。何となく不安というようなことがありまして,例えばスーパーマーケットに行きますと,豆腐や納豆に必ず遺伝子組み替え原料は使っていませんと大きく書いて,それを売り物にしている。使っていますと書いたら売れなくなってしまうということで,食品会社などは皆,研究を一生懸命やってもなかなか産業化ができないというのが現状です。
 それから医薬,医療でもクローン人間の記事が新聞によく出るとか,あるいは遺伝子治療,幹細胞とか,遺伝子情報でプライバシーの問題とか,こういう問題でやはり不安感を持たせています。さらには,環境への影響という問題もあります。このようなことから,倫理の確立,ルールの設定,見直しや,特に情報開示の問題などがありますが,是非お願いしたいのは,国の姿勢として強く示していただきたいということです。
 例えばですが,今月イネゲノムの塩基配列の解析プロジェクトの解読完了の発表式典があるそうですが,是非,小泉総理にご出席いただいて,ちょうどクリントン大統領がヒトゲノムの解読の時にベンチャーのセレーラの社長やNIHの所長と一緒に20世紀最大の発明,発見であると世界に呼び掛けたような形を是非とっていただく。これが国民の理解を深めるもとではないかと思いますので,是非ひとつご一考いただきたいと思います。

○岸本座長 ありがとうございました。それでは,庄山委員お願いします。

○庄山委員 この度の大綱については,非常にわかりやすい表現でまとまったということで,岸本座長をはじめ関係の皆さんに厚くお礼を申し上げたいと思っています。
 産業界といたしましても,この大綱に書かれています実現に向かって,バイオテクノロジーや,ナノテクノロジー,あるいはIT情報通信の融合によって,是非,このビジネスチャンスを新しい事業開拓に結び付けていきたいと思っています。なお,もう皆様方から出ていますが,是非,小泉総理大臣をはじめ関係大臣の皆様方がこの大綱に沿って実現をしていただくこと,リーダーシップを発揮していただくことを特にお願いしておきたいと思います。以上です。

○岸本座長 ありがとうございました。杉山委員お願いします。

○杉山委員 ちょうど今,イネゲノムの解読記念ということが出ました。幾つかの生物でゲノムの解読が終わりましたが,これは目標ではなくてスタート,元年だと思います。ちょうどそのような時に,この成案ができましたので,私としては,これを機に我が国が誇れる個性のある科学技術を展開し,新しい産業の創出をつくり出せる形を,国の援助で達成しなければいけないだろうと思います。以上です。

○岸本座長 ありがとうございました。寺田委員お願いします。

○寺田委員 この前も申し上げましたが,安全,評価,国民の参加,それから教育,基礎研究の充実,すべてここに入れていただきまして,大変いいものができ上がったと自分たちでつくっておいて口はばったいのですが,よかったと思っています。起草委員の方々は非常に頑張られたと思います。
 バイオテクノロジーは言うまでもなく生命に直接関係することでありまして,人間にとって大変楽しいものをつくる技術であります。しかもそれは知的であって,国民にとってよいことである。したがって産業になるということで,私は大変大事なことだと思っていますし,この大綱は若い人たち,特に学者,研究者が非常に勇気づけられると思います。この大綱をつくっていただいたことを,バイオテクノロジーをやっている人間として,政府全体に対しても非常に感謝いたします。どうもありがとうございました。

○岸本座長 どうもありがとうございました。平田委員お願いします。

○平田委員 大綱にはこれまでの議論を踏まえ,重要な施策が盛られたと思います。しかし,国家戦略ですから国際競争で我が国が勝てるところにプライオリティーをつけることが肝要かと思います。
 その意味で,先ほどからもヒトゲノム配列決定の話がありましたが,確かに日本は遅れをとりました。コントリビューションは6%ぐらいと言われていますが,実はこの配列の地図はどこに宝の山があるのかは,全くまだわからないでほとんど使い勝手の悪い地図でして,それぞれの地図に道標をつけるとか,それから道案内書や,解説書を付ける必要があるわけです。これはアノテーションといいますが,それを日本のチームが世界をリードしていることが最近証明されまして,世界の一流誌の『ネイチャー』にトピックスとして大きく掲げられました。これは大型国プロとして行われた完全長cDNAプロジェクトの成果で,この領域では世界の60%を貢献しているのです。是非そういう日本の強みを生かしながら,大綱を具体化していただきたいと思います。

○岸本座長 ありがとうございました。それでは,藤山委員お願いします。

○藤山委員 平田委員とともに医薬品産業を代表する形で出席させていただきました。薬とバイオテクノロジーはどう結び付くのかについても,必ずしも十分なご理解が得られていないと思います。最初に申し上げたように,今の薬の研究,特に一番の原理のところの研究では,ありとあらゆるバイオテクノロジーの技術が創薬に使われていまして,これは非常に密接につながっています。
 我々医薬品産業の基本的な役割は,現在,十分満足できるような医薬品がないような病気に対して有効な医薬品を創出し,開発する。それによって世界の人々の健康にいかに貢献をするかということです。
 それと同時にもう一つの役割は,やはり産業として日本経済の発展にも貢献できるような産業にならなければいけない。そういう意味で,今年は厚生労働省から「医薬品産業ビジョン」が出されました。それから,この「バイオテクノロジー戦略大綱」が出まして,どちらもやはり製薬産業の強化ということを,その中で大きく取り上げていただいていることを非常に痛切に感じております。我々の今の製薬産業としての一番大きな課題は,いかにして国際競争力をもっと強めるかです。今のままでいくと,アメリカに遅れをとってしまうのではないかという危機感を持っておりまして,現在努力していますが,今後,一層そのことについて努力を重ねて頑張っていきたいと思っています。

○岸本座長 ありがとうございました。それでは,三保谷委員お願いします。

○三保谷委員 大変わかりやすい内容になったことを大変喜んでいます。ただ,これを私が一人一人にどうやって伝えるかというときに,やはり大変難しいなということを実感しています。大綱策定に関わった方たち,それからその周りにいる方たちが,小さい子どもから高齢者までどのような形で伝えればわかってもらえるかということを,相手の方の素朴な疑問にこたえるような形で,是非コミュニケーションをとりながら理解していくという方向に持っていったらいいのではないかと思います。
 それで,今マスメディアの問題などいろいろな問題があります。市民が何かを調べようとしたときに,一般に売られている本は,専門家ではなく消費者団体が書いたような本であったりするわけで,それにはイエスかノーかや,いい悪いというのことが必ず書いてあります。だから市民にはわかりやすいのですが,科学というものに対しての誤解を解くような何らかの解説が欲しいなと思いました。
 あとは,この大綱を実践するのは一人一人ですから,人の健康は欠かせないと思います。今,小学生の3割くらいが朝食をとらないような状況がありまして,子どもたちが自然科学に興味を持つときにはやはり元気でなければできませんので,科学の進歩以前の問題として,毎日の生活がまず第一にあるのだよということを,学校の先生たちにも伝えていただきたいと思っています。

○岸本座長 どうもありがとうございました。伊丹起草委員長をはじめとして,起草委員の方々,それから有識者委員の方々に大変ご尽力をいただきまして,非常にわかりやすい大綱をつくっていただいたと思います。「生きる」,「食べる」,「暮らす」,それから薬,食料,環境,あらゆる面でBTが,21世紀の新しい扉を開く最も重要な役割を果たすものであるということがよく書かれていると思います。この戦略が実効あるものとなることを政府に期待したいということをお伝えいたしまして,私のお礼の言葉にさせていただきたいと思います。


(6)閉会

○岸本座長 最後に,「健康・バイオテクノロジー」産業発掘戦略について一言申し上げます。お手元の配布資料3をご覧ください。前回の会議でご一任をいただきました「健康・バイオテクノロジー」産業発掘戦略につきましては,昨日の経済財政諮問会議において,他の3分野とともに報告いたしましたので,委員の皆様にご報告いたします。
 なお,今後の予定ですが,この大綱の最後にも書いてありますが,「バイオテクノロジー戦略大綱」のフォローアップのための会合を適宜開催いたしまして,戦略大綱の実施状況を確認することとしたいと思います。会議開催の時期等につきましては,私と事務局とで相談の上,皆様にご連絡させていただきたいと思います。委員の皆様には,今後ともよろしくお願い申し上げます。
 それでは,予定の時間がまいりましたので,本日の会合を閉会いたします。本日の会合の内容につきましては,前回までと同様,会合終了後に私から記者発表を行わせていただきます。
 本日はご多忙のところ,ご出席いただきましてありがとうございました。



第5回BT戦略会議 出席者

(政府側)
小泉純一郎内閣総理大臣
福田 康夫内閣官房長官
細田 博之科学技術政策担当大臣
遠山 敦子文部科学大臣
坂口  力厚生労働大臣
大島 理森農林水産大臣
平沼 赳夫経済産業大臣
鈴木 俊一環境大臣
(弘友 和夫 環境副大臣が代理出席)
上野 公成内閣官房副長官(政務・参)
古川貞二郎内閣官房副長官(事務)

(委員)
岸本 忠三座長・大阪大学総長
新井 賢一東京大学医科学研究所所長
伊丹 敬之一橋大学大学院商学研究科教授
井村 裕夫総合科学技術会議議員
歌田 勝弘日本バイオ産業人会議世話人代表・味の素株式会社相談役
大石 道夫財団法人かずさディー・エヌ・エー研究所所長
庄山 悦彦(社)日本経済団体連合会産業技術委員会委員長・
(株)日立製作所代表取締役社長
杉山 達夫理化学研究所植物科学研究センター長
寺田 雅昭国立がんセンター名誉総長
平田  正協和発酵工業株式会社代表取締役社長
藤山  朗日本製薬団体連合会会長・藤沢薬品工業株式会社代表取締役会長
三保谷智子女子栄養大学出版部「栄養と料理」編集長