○場 所:内閣総理大臣官邸大食堂
○:構成員
(内閣官房副長官)
只今から「普天間飛行場代替施設に関する協議会」を開催いたします。
本日の司会役を務めさせていただきます内閣官房副長官の古川でございます。
始めに、出席者の方の挨拶をいただきたいと思います。
開催に当たっての挨拶を、政府を代表いたしまして中川官房長官に、それから沖縄県を代表いたしまして稲嶺県知事に、お願いしたいと思います。
また、宮城東村長及び浦崎宜野座村長には、後程議事の際に挨拶とともに発言を賜ることとさせていただきまして、地元の地方公共団体を代表いたしまして岸本名護市長に、挨拶をお願いいたしたいと存じます。
では、始めに官房長官から挨拶をいただきたいと思います。
(内閣官房長官)
政府においては、県及び地元地方公共団体の協力を得て、沖縄県における米軍施設・区域の負担を軽減するために、SACO最終報告の着実な実現に向けて、全力で取り組んできたところであります。
本最終報告において大きな課題となっている普天間飛行場の移設・返還につきましては、昨年11月、稲嶺県知事から移設候補地を「キャンプ・シュワブ水域内名護市辺野古沿岸域」とする旨表明いただき、更に翌12月、岸本名護市長から同飛行場代替施設に係る受け入れの表明をいただきました。あわせて、県及び地元から、住民生活や自然環境への特別の配慮、移設先及び周辺地域の振興等の要請が寄せられたところであります。
政府としては、こうした経緯及び要請を踏まえ、昨年末「普天間飛行場の移設に係る政府方針」を閣議決定し、この閣議決定に基づき、本年逐次、関係協議会を設置して振興事業等の円滑な推進に全力を傾注してきたところであります。
普天間飛行場の代替施設に関する協議会につきましては、できるだけ早期に開催いたしたいと考えておりましたところ、今般、政府部内、沖縄県及び地元地方公共団体との調整が整いまして、本日初会合の運びとなったところでございます。
この協議会におきましては、普天間飛行場代替施設の基本計画の策定に当たって、代替施設の規模、工法、具体的な建設場所その他基本計画の策定に必要な事項について協議していくこととなりますが、相互に連携して円滑な協議の進展が図られることを期待しております。
本日を出発点といたしまして、代替施設の基本計画の策定に向けて、本協議会が有意義な協議の場となりますよう、皆様方の協力を重ねてお願い申し上げまして、私の挨拶といたします。
(内閣官房副長官)
では次に、稲嶺沖縄県知事に挨拶をお願いします。
(沖縄県知事)
昨年末の閣議決定に基づき、本協議会が発足しますことは、沖縄県民が望んでいる一日も早い普天間飛行場の返還に向け、着実な前進が図られるものと期待しております。
本協議会では、工法や具体的な建設場所等代替施設の基本計画策定について協議されますが、移設先及び周辺地域の住民に著しい影響を与えない施設計画とし、住民生活への配慮や自然環境への影響を極力少なくするように取り組んでいく必要があると考えております。
特に、代替施設については、民間航空機が就航できる軍民共用飛行場とし、将来にわたって地域及び県民の財産になるものでなければならないと考えております。
また、代替施設の建設に当たっては、移設先の地域はもとより北部地域の自立的発展と振興につなげ、県土の均衡ある発展の実現を図っていくため、代替施設内及びその周辺地域においては、飛行場の機能を活用し、雇用機会の確保や産業の振興を図り、地域経済発展の拠点を形成していく必要があると考えております。
代替施設の使用期限については、本協議会本来の協議事項である基本計画の策定という事項には入りませんが、この場を借りて改めて要望申し上げます。
県としては、戦後50年余にわたって担ってきた過重な基地負担や、基地の固定化を避け、基地の整理・縮小を求める県民感情から、15年の使用期限を設ける必要があると考えており、政府におかれましては、県民の強い要望を理解いただき、代替施設の15年使用期限問題の一日も早い解決に向け、積極的に取り組んでいただきますようお願い申し上げます。
終わりに、市街地の中心部に在り、市民生活に深刻な影響を与えている普天間飛行場の一日も早い返還が実現できるよう、政府、県及び地元市町村が連携を図りながら全力で取り組んでいきたいと考えておりますので、今後ともよろしくお願いいたします。
(内閣官房副長官)
それでは続きまして、岸本名護市長に挨拶をお願いいたします。
(名護市長)
本日の代替施設協議会の発足により、普天間飛行場代替施設について具体的な協議を行う段階に来たものと受け止めております。
この代替施設に対する名護市の立場は、昨年12月27日に受け入れを表明した際に提示した7つの条件の履行にありますが、特に、協議会で協議される代替施設の規模、工法及び具体的建設場所等につきましては、地域の住民生活及び自然環境に著しい影響を及ぼすことのないよう最大限の配慮が必要であると考えております。
また、本協議会の本来の協議事項ではないのかもしれませんが、住民生活への影響を鑑みた場合、基地使用協定、使用期限、既存の米軍施設等の改善は大変重要な課題であり、このことにつきまして、別途に協議していただきたいと思っております。さらに、移設先をはじめ周辺地域並びに北部地域の振興は極めて重要であり、新たな産業の振興や雇用機会の確保等を積極的に推進していく必要があると考えております。
本協議会において、十分なる議論をいただきますよう、よろしくお願いいたします。
(内閣官房副長官)
それでは、早速、議事に入りたいと思います。
まず、始めに「代替施設協議会」(仮称)の設置についてお諮りを申し上げたいと思います。事務局の方から、「代替施設協議会設置要綱」(案)について説明をお願いします。
(事務局)
それでは、資料1に基づきまして説明させていただきます。
目的でございますけれども、普天間飛行場代替施設の基本計画の策定に当たって、政府、沖縄県及び地元地方公共団体の間で協議するため、この協議会を設置するものでございます。
協議内容につきましては、代替施設の規模、工法及び具体的建設場所その他代替施設の基本計画の策定に必要な事項としております。
構成員でございますが、本日出席の皆様方、そして、環境に係る課題を協議する際に、環境庁長官の出席を求めるものとしております。
会議は内閣官房長官が主宰する。そして、本協議会の下に、内閣官房副長官(事務)が主宰する連絡会議を置くことといたしまして、構成員は別紙のとおりでございます。
事務は、関係省庁、沖縄県及び地元地方公共団体の事務当局の協力を得て、内閣官房において処理することとしております。
(内閣官房副長官)
只今説明がございました「代替施設協議会設置要綱」(案)につきまして、意見等ございますでしょうか。
(無し)
(内閣官房副長官)
了承いただければ、今後、この要綱に基づきまして代替施設協議会を運営していくこととしたいと存じますが、異議はございませんか。
(構成員全員)
異議なし。
(内閣官房副長官)
それでは、了承いただいたものとして、第二の議題に移らさせていただきます。
「基本計画の策定に係る協議会の今後の取組」について、協議をお願いしたいと思います。事務局から(案)について、説明願います。
(事務局)
資料2を御覧いただきたいと思います。
まず、協議会の位置づけですが、閣議決定において、「キャンプ・シュワブ水域内名護市辺野古沿岸域」を建設地点として、今後基本計画の策定を行うとされたところでございます。今後、基本計画の策定に当たっては、日米間の協議を行うとともに、閣議決定に基づき、政府、沖縄県及び地元地方公共団体の間で協議を行うことを目的として、協議会を設置するものでございます。
こういう趣旨に鑑みて、政府、沖縄県及び地元地方公共団体は、協議会における協議を通じ、相互に連携し、取り組むこととしております。
2点目は、協議会における協議ですが、協議会においては、代替施設の規模、工法、具体的建設場所その他基本計画の策定に必要な事項について協議をすることとしております。
また、協議に当たっては、地域の住民生活及び自然環境に著しい影響を及ぼすことのないよう最大限の努力を行うとともに、代替施設の規模についても、普天間飛行場移設に伴う機能及び民間機能の双方の確保を図る中で、最小限の規模とする等、安全・環境面に十分留意することとするという方針でございます。
最後に、今後の取組ですけれども、協議会においては、先程の基本計画の策定に必要な事項について、逐次協議を進めていくこととするということでございます。
なお、軍民共用飛行場としての民間機能の位置づけにつきましては、第2回協議会において沖縄県の方から説明いただくこととしたいということでございます。
(内閣官房副長官)
只今事務局の方から説明がございました今後の取組につきまして、政府側並びに沖縄側からそれぞれ意見を頂戴いたしたいと思います。
まず、政府側から河野外務大臣、お願いいたします。
(外務大臣)
この代替施設協議会は、代替施設の基本計画の策定に必要な事項について協議することを目的としており、これにより普天間飛行場の移設が円滑に進むことを期待いたします。
外務省といたしましても、昨年末の閣議決定を踏まえ、本協議会において関係各省庁、沖縄県及び地元地方公共団体の方々と連携するとともに、米側とも緊密に協議をしながら、早期の移設実現に向け、最大限努力してまいる所存であります。
なお、先程、稲嶺知事及び岸本市長より指摘のあった諸課題につきましても、同閣議決定に従い適切に対処してまいりたいと考えております。
(内閣官房副長官)
続きまして、虎島防衛庁長官、お願いいたします。
(防衛庁長官)
本日出席の稲嶺沖縄県知事、岸本名護市長、宮城東村長並びに浦崎宜野座村長には、先般沖縄を訪問し、普天間飛行場の移設・返還を含むSACO最終報告の着実な実施について理解と協力をいただいておりますことにつき、直接感謝の気持ちをお伝えしたところでありますが、本協議会の開催に当たり、改めて協力をお願い申し上げます。
稲嶺知事、岸本市長の挨拶にもございましたけれども、私といたしましては、普天間飛行場の移設・返還の円滑な実現を図るため、昨年末の閣議決定並びに只今説明のありました今後の取組に従い、本協議会における協議が円滑に行われるよう、最大限の努力をしてまいりたいと考えております。本日出席の皆様方の支援、協力をよろしくお願い申し上げます。
(内閣官房副長官)
それでは、続きまして、森田運輸大臣、お願いいたします。
(運輸大臣)
普天間飛行場の代替施設を整備することは、政府を挙げて取り組むべき重要な課題であると認識しております。
また、当該施設は軍民共用空港を念頭に整備されることとなっております。運輸省としても、民間飛行場の整備に必要なノウハウ、知見を有しておりますから、そういう立場から基本計画の策定等に当たりましては、必要な協力を行っていく所存でございます。
(内閣官房副長官)
それでは、稲嶺沖縄県知事に、発言をお願いいたします。
(沖縄県知事)
県としても、政府及び地元自治体と連携して、本協議会で円滑な協議がなされるよう努めてまいります。
次に、代替施設については、将来にわたって地域及び県民の財産となり得るものであるとともに、同飛行場を地域産業の拡大や新たな産業の創出につなげていきたいと考えております。
代替施設の民間機能については、今後、名護市等地元自治体と検討し、次回の協議会において県の考え方を説明できるようにしたいと考えております。
(内閣官房副長官)
続きまして、岸本名護市長、よろしくお願いいたします。
(名護市長)
先程述べましたとおりでございまして、今日取り上げるべき課題と言われているものから外れている部分につきましては、是非これを継続して審議していくことを検討いただきたい。このように思っております。
(内閣官房副長官)
次でございますが、先程、大変申し訳ございませんでしたが、挨拶をいただく時間がございませんでした宮城東村長、浦崎宜野座村長から、挨拶とともに意見を賜りたいと思います。まず、宮城東村長、お願いいたします。
(東村長)
先程、稲嶺知事と岸本名護市長から、県及び地元の立場について十分説明がありましたので、私の方から何ら付け加えることはございません。
(内閣官房副長官)
次に、浦崎宜野座村長、お願いいたします。
(宜野座村長)
本村の松田地区は、移設先から至近距離にあります。先程、県知事や名護市長から発言がございましたが、住民生活に影響のないようによろしくお願いいたします。
(内閣官房副長官)
全員の皆様から意見を頂戴した訳でありますが、只今いただきました意見を今後の協議に活かしていくことにいたしたいと思います。また、提案をいたしました「基本計画の策定に係る今後の取組」については異議ございませんか。
(構成員全員)
異議なし。
(内閣官房副長官)
それでは、異議なしということで、この方向で対応してまいりたいと思います。
それでは、官房長官から、本日の協議会を終了するに当たりまして、締め括りの挨拶をお願いしたいと思います。
(内閣官房長官)
大変短い時間ではございましたが、第1回の協議会に協力いただいてスタートさせることができ、また、有意義な意見交換をさせていただき、心から感謝いたします。
冒頭に稲嶺知事及び岸本市長からの挨拶の中で、代替施設の使用期限問題等についての発言がございました。外務大臣、防衛庁長官からそれぞれ応答がございましたが、私といたしましても、これら諸要請を重く受け止めて、適切に対処してまいる所存であることを特に付言させていただきます。
それでは、締め括りに当たりまして、本日の協議会において了承された点を確認させていただきますと、まず第一に、政府、沖縄県及び地元地方公共団体は、本協議会における協議を通じ、相互に連携し、取り組むこと。
第二に、本協議会においては、普天間飛行場代替施設の規模、工法、具体的建設場所その他代替施設の基本計画の策定に必要な事項について協議すること、また、協議に当たっては、安全・環境面に十分留意すること。
第三に、軍民共用飛行場としての民間機能の位置づけについては、次回の本協議会において、沖縄県から説明を伺うこと。以上のことについて確認できた、このように思います。
この際、私から本協議会における協議概要の公表につきまして、提案申し上げたいと存じます。
代替施設の基本計画の策定に当たっては、移設先の名護市をはじめとする地元の皆様や、国民の理解をいただきながら取り組んで行くことが肝要でございます。このような観点から、本協議会における協議概要については、協議会への提出資料を含めまして、皆様の賛同が得られるなら原則公表するということで臨みたいと思います。よろしゅうございましょうか。
(構成員全員)
異議なし。
(内閣官房長官)
本日は御多忙の中、本協議会に出席いただきまして有意義な会議となりましたこと、スタートを切れましたことを重ねてお礼申し上げます。
(内閣官房副長官)
それでは、只今官房長官から発言がございました協議会の協議概要の公表に関する提案については、異議はないものと理解してよろしゅうございますか。
(構成員全員)
異議なし。
(内閣官房副長官)
それでは、そのように取り計らいたいと存じます。
以上で本日予定の議題は終了したわけでございますけれども、この機会に何か発言がございますか。
(無し)
(内閣官房副長官)
それでは、本日の会議は終了させていただきます。
次回協議会の開催日程等につきましては、今後調整してまいりたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
(以 上)