普天間飛行場代替施設に関する協議会

第3回代替施設協議会協議概要



○開催日:平成12年10月31日(火)

○場 所:内閣総理大臣官邸大食堂

○出席者:構成員

(政府側)福田内閣官房長官・沖縄開発庁長官、虎島防衛庁長官、河野外務大臣、森田運輸大臣、川口環境庁長官
(沖縄側)稲嶺沖縄県知事、岸本名護市長、宮城東村長、浦崎宜野座村長
その他
(政府側)古川内閣官房副長官、竹島内閣内政審議室長、安達内閣内政審議室沖縄問題担当室長、河尻防衛施設庁施設部長
(沖縄側)石川沖縄県副知事、宮城名護市助役、平良東村助役、新里宜野座村助役

○議 題:
(1)建設地点の地形、生物分布等の状況について
(2)その他

○配布資料:
地形、生物分布等の状況について

○会議録:

(内閣官房長官)
 只今より第3回代替施設協議会を開催させていただきます。開催前に一言挨拶申し上げます。
 このたび内閣官房長官・沖縄開発庁長官に就任いたしました福田康夫でございます。歴代の内閣官房長官が傾注してこられた情熱をしっかり引き継ぎ、私といたしましても、沖縄の抱える諸課題の解決に向けて、全力で取り組んでまいる所存でございます。知事をはじめ関係各位の協力を心から期待するものであります。
 本代替施設協議会は、普天間飛行場代替施設の基本計画の策定に当たって、政府、沖縄県及び地元地方公共団体の間で協議するため、去る8月25日に設置され、既に2回の会合が開催されていると承知しております。本協議会が、代替施設の基本計画の策定に向けて、有意義な協議の場となりますよう、引き続き皆様方の協力をお願い申し上げます。
 それでは、只今から、第3回代替施設協議会を開催いたします。
 時間の制約がございますので、早速、議事に入らせていただきます。
 本日は、代替施設の建設地点であるキャンプ・シュワブ水域内名護市辺野古沿岸域の地形、生物分布等の状況について、防衛庁から説明していただき、協議いたしたいと存じます。それでは、虎島防衛庁長官お願いいたします。

(防衛庁長官)
 本日は、普天間飛行場代替施設の建設地点であるキャンプ・シュワブ水域内名護市辺野古沿岸域の地形、生物分布等の状況について、説明いたします。
 普天間飛行場代替施設の建設地点につきましては、昨年末の稲嶺知事による移設候補地の提示、岸本名護市長による移設受入れの表明を受け、昨年12月28日、政府は、キャンプ・シュワブ水域内名護市辺野古沿岸域とすることを閣議決定いたしました。
 一方、防衛庁では、平成9年に、辺野古崎を中心とする半径3キロメートルの範囲内のキャンプ・シュワブ水域及びその周辺陸域を現況調査しておりますので、本日の説明は、この結果に基づき、行うこととさせていただきます。
 ただし、珊瑚及び藻場につきましては、平成9年の調査時点以降の分布状況などが変化している可能性があるため、調査水域の周囲の状況も含め改めて調査を行い、現在実施中のジュゴンの予備的調査の結果とともに、できるだけ早期に、本協議会に報告することといたします。この調査の実施に当たり、環境庁の助言を賜りたいと存じます。
 建設地点の特徴を概括的に申し上げれば、太平洋に直接面した地域であり、その地形もリーフの内外で水深が大きく異なるなどの特徴を有しております。また、生物についても、藻場や珊瑚群が見られるという特徴を有しております。その詳細については、専門的、技術的な事項にわたりますので、防衛施設庁の河尻施設部長に補足させたいと思います。

(防衛施設庁施設部長)
 お手元の資料に沿いまして、説明をさせていただきたいと思います。お手元の資料の2ページの図でございますけれども、建設地点キャンプ・シュワブ水域内名護市辺野古沿岸域とその周辺地域との位置関係を示しているところであります。
 4ページの図に示しますように、平成9年に辺野古崎を中心として半径3キロメートルの範囲内について調査を行ったところでございまして、この結果に基づいて、説明申し上げます。
 6ページの図は、海底地形を表したものでございます。青色の淡い部分は水深が浅く、濃くなるほど水深が深くなっていることを示しております。黄色の線で示しておりますナンバー1、緑色の線で示しておりますナンバー2、赤色の線で示しておりますナンバー3につきましては、8ページに断面図を示しております。
 辺野古崎北側の大浦湾の断面位置を表すナンバー1は、辺野古崎から約1,200メートルの地点で最大水深が約57メートルとなり、そこから浅瀬となっております。辺野古崎南側の前面海域の断面位置を表すナンバー2は、辺野古崎から約1,600メートルの距離にあるリーフまでは水深0メートルから2メートルの平坦地形であり、その先から徐々に深くなり、3,000メートルの地点では水深は約68メートルとなっております。辺野古地区の前面海域の断面位置を表すナンバー3は、辺野古漁港沖から約1,500メートルの距離にあるリーフ外では、水深約30メートルから約40メートルと急激に深くなり、その先で一旦27メートルまで盛り上がった後、さらに深くなっております。
 10ページの図は、地層の断面位置を表したものであります。青色で示しておりますナンバー1は辺野古漁港沖から大浦湾に至る断面の位置を、赤色で示しておりますナンバー2は辺野古から沖合に至る断面の位置を表したものです。これを12ページの地層断面図でご覧いただきますと、基本的に砂礫等からなる沖積層、琉球石灰岩からなる琉球層群、並びに砂岩、千枚岩からなり基盤を成す嘉陽層から構成されております。なお、ナンバー1については、一部に断層によると考えられる落ち込みが見られるところでございます。
 14ページの図は、波高を表したものです。リーフが防波堤の役割を果たしているため、リーフ内に比べ、リーフ外につきましては波高が高くなっております。特に台風時には、リーフ内が約2.5メートルに対し、リーフ外では約13メートルの高さの波が出現したことを表しております。
 16ページの図は、調査ポイントにおける潮の流れの向き及び流れの速さを示しております。リーフ内では東及び西方向の流れが最も多くなっているところであります。リーフ外の辺野古崎北側では、上層は、大浦湾口への流れが最も多く、下層は大浦湾奥部への流れが最も多くなっております。また、辺野古崎南側では、上層はリーフに沿うような流れが最も多く、下層は海底地形に沿うような流れが最も多くなっております。
 次に、生物分布について説明いたします。18ページの図は、珊瑚の分布を表したものであります。珊瑚は、リーフ外の岩盤上で確認されております。辺野古崎南側では、水深30メートルから60メートル付近まで分布が確認されております。海底面を被覆する割合を示す被度が75パーセント以上の珊瑚群の存在も確認されております。巨大コロニーの形成等は確認されませんでした。なお、確認された種につきましては、沖縄近海で広く確認されているものでございまして、19ページ及び20ページにその全てを記述しております。
 22ページと23ページに確認された海藻草類の一覧を表にしてございますけども、これらも、沖縄近海で広く確認されている種でございます。
 24ページの図は、海草藻場の分布を表したものでございます。リーフ内の陸域近くには、約126ヘクタールの海草藻場が確認されております。この藻場では、ジュゴンの餌となるリュウキュウスガモ、リュウキュウアマモなどの海草が確認されております。なお、平成9年の調査におきまして、調査海域外ではありますが、24ページの図の下方中央に示した位置でジュゴンが目視されております。沖縄本島における藻場は、過去に環境庁が行った調査により、調査海域のほか、屋我地島海域、与那城町海域、勝連町海域、恩納村海域などにも分布が見られているところであります。
 26ページの表は確認された海生生物の一覧でございますが、これらはいずれも、沖縄近海で広く確認されている種でございます。
 28ページの表は、確認された陸生生物の一覧表でございます。これらは、いわゆるレッドデータ・ブックに記載され、「特記すべき種」として記述している種を含め沖縄本島または沖縄本島北部に広く生息が確認されている種でございます。
 以上で、建設地点の地形、生物分布等に関する説明を終わらせていただきます。

(内閣官房長官)
 防衛庁長官から補足発言がございます。

(防衛庁長官)
 建設地点の地形、生物分布等の状況は只今説明したとおりですが、本協議会においては、軍民共用飛行場として整備される代替施設の規模、工法及び具体的建設場所等について協議することとされております。この協議に当たっては、多角的・総合的な視点が必要になるものと考えております。具体的には、軍事的な見地はもとより、民間飛行場としての利便性や、工法とも関連する代替施設の維持管理を含むコスト等の事項についての検討が必要になるものと思います。また、航空機騒音などにより生活環境に著しい影響を及ぼすことのないよう、近隣地域からの距離も大変重要な視点になるものと思います。これら事項とともに、只今説明いたしました自然環境について、特に珊瑚や藻場への影響をできる限り小さなものとすることを念頭に置きつつ、具体的建設場所を見出していくことも重要であると認識いたしております。
 終わりに、前回の協議会において、防衛庁が実施することとしたジュゴンの予備的調査につきまして、環境庁から技術的な助言をいただき、10月30日から調査を開始していることを報告いたします。調査は、沖縄本島周辺海域について、小型飛行機やヘリコプターを使用して上空からジュゴンの生息を確認するとともに、ジュゴンが目撃された海域周辺の藻場海域にダイバーが潜り、海草を食べた跡を確認するなどの方法により行うこととしております。
 また、先般のIUCN、これは国際自然保護連合でありますけども、第2回世界自然保護会議において、ジュゴン等の保護に関する決議案が採択されましたが、防衛庁としては、先にも述べましたように、普天間飛行場代替施設の整備に当たっては、自然環境に著しい影響を及ぼすことのないよう最大限の努力を行ってまいる所存であります。

(内閣官房長官)
 只今防衛庁から、代替施設の建設地点の地形、生物分布等の状況について説明をいただきました。また、防衛庁長官から、珊瑚及び藻場について、以前調査した水域の周囲の状況も含め改めて調査を行い、できるだけ早期に、本協議会に報告する旨発言があるとともに、ジュゴンの予備的調査を開始した旨報告がございました。併せて、今後の代替施設の規模、工法、具体的建設場所等についての協議に当たっては、軍事的な見地はもとより、民間飛行場としての利便性、代替施設の維持管理を含むコスト等の事項、さらには生活環境や自然環境への配慮等、多角的・総合的な視点が必要になるとの指摘をいただきました。
 本日は、環境に係る議題についての協議でございますので、川口環境庁長官に出席いただいております。まずは、本件に関して、環境庁長官から発言をお願いいたします。

(環境庁長官)
 沖縄地域は、亜熱帯林や珊瑚礁が分布し、地域固有の動物、それから植物種が多く生息するなど、生物多様性の観点から重要な地域であると認識いたしております。
 只今防衛庁長官より説明がありましたとおり、この地域においても亜熱帯特有の生態系が残されておりますので、昨年12月末の閣議決定に沿って、自然環境の保全に適切な配慮がなされることが必要と考えております。
 このため、防衛庁が行う珊瑚、藻場の追加調査への助言を含め、自然環境保全全般につき、今後とも意見を申し上げてまいりたいと考えております。なお、ジュゴンの生態に関しましては、未解明なことが多い状況ですが、防衛庁実施の予備的調査につきましては、環境庁といたしましても、引き続きこれまでの知見をもとに技術的な助言に努めてまいりたいと考えております。
 また、今回のIUCNの決議は、沖縄のジュゴン保護への国際的な関心の高さの表れと認識いたしておりますので、環境庁としても、一層、自然環境の保全に努めてまいる所存でございます。

(内閣官房長官)
 次に、沖縄側から意見または質問をいただきたいと思います。まず、稲嶺県知事お願いいたします。

(沖縄県知事)
 今日、新たに内閣官房長官・沖縄開発庁長官に就任されました福田長官に対しては、県民を代表して心からお祝いを申し上げます。本県の振興開発につきましては、これまで、国の格別の配慮により、着実に成果を上げております。しかしながら、産業の振興や雇用の問題、米軍施設・区域の存在など、今なお解決しなければならない多くの課題を抱えております。
 福田新内閣官房長官・沖縄開発庁長官におかれましては、今後、沖縄の振興発展のため、特段の指導と配慮を賜るようお願い申し上げます。
 先ほど、防衛庁長官から、珊瑚及び藻場について、調査水域の周囲の状況も含め改めて調査を行うとの話がございました。これに関連しましてお願いしておきたいことがございます。県としては、普天間飛行場代替施設の建設については、必要な調査を行い、地域住民の生活に十分配慮するとともに、自然環境への影響を極力少なくするようお願いしているところであります。基本計画の策定に当たっても、環境の保全を図る観点から、できるだけ広い範囲から必要なデータを収集し、住民生活への配慮や自然環境への影響を検討する必要があると考えています。つきましては、経年変化が予想される珊瑚と藻場については、沿岸を中心とした周辺地域を含め、是非とも補足調査を実施していただきたいと思います。
 また、防衛庁長官や官房長官から、今後の代替施設の規模、工法、具体的建設場所等についての協議に当たっては、多角的・総合的な視野が必要になるとの話がありましたが、県としては、民間飛行場としての利便性、生活環境及び自然環境への影響、軍民共用飛行場の民間機能を活用した地域経済発展の拠点形成など、さまざまな視点から総合的に検討していく必要があると考えております。

(内閣官房長官)
 只今県知事からございました意見に対する発言があれば、後ほど、他の方々からの意見等への発言と併せてお願いすることにして、次に、岸本名護市長に発言を願います。

(名護市長)
 本日の説明を伺いしまして、建設地点が豊かな自然に恵まれた地域であることを再認識する思いであります。今後、工法や具体的場所等について論議がなされるものと考えておりますが、こうした自然環境の保全や必要に応じた代替環境の醸成についてどのような配慮がなされるのか、お伺いしたいと思っております。

(内閣官房長官)
 続きまして、宮城東村長にお願いいたします。

(東村長)
 先ほど地形につきましての説明がございました。それによりますと調査地点には相当深いところがありますが、このようなところに飛行場を建設した事例はあるのかどうか、また、沖合に建設されている例についてお聞きをしたいと思います。

(内閣官房長官)
 次に、浦崎宜野座村長にお願いいたします。

(宜野座村長)
 先ほど防衛庁長官から、珊瑚及び藻場について改めて調査するとの話がございましたが、住民生活に影響がないよう騒音についても十分配慮してほしいと思います。

(内閣官房長官)
 それでは、これまでの意見、質問に対して、防衛庁長官から発言をお願いします。

(防衛庁長官)
 稲嶺沖縄県知事から発言のありました珊瑚及び藻場の補足調査につきましては、先ほども述べましたとおり、環境庁の助言を賜りつつ、調査を実施し、できるだけ早期に本協議会に報告することといたします。
 次に、岸本名護市長の質問にお答えをいたします。代替施設の整備に当たっては、昨年末の閣議決定にあるとおり、環境影響評価を実施するとともに、その影響を最小限に止めるための適切な対策を講じるほか、必要に応じて、新たな代替環境の積極的醸成に努めてまいる考えであります。
 宮城東村長から質問のありました沖合に設置されている空港の水深につきましては、建設中のものも含め、国内で平均水深の深い順番に、関西国際空港が約18メートル、神戸空港が約16メートル、長崎空港が約12メートル、新北九州空港が約7メートル、中部国際空港が約6メートルと承知しております。なお、現在当庁において実施している米軍岩国飛行場の滑走路沖合移設事業では、水深0から約20メートルの海域を埋め立てて整備しているところであります。
 最後に、浦崎宜野座村長から話のありました騒音の問題でございますが、米軍航空機につきましては、一定の前提を置いた上で、別途、協議会において、騒音状況について、説明をいたしたいと考えております。また、民間航空機も運航することとなりますので、騒音影響の予測評価に当たっては、関係各位の協力をよろしくお願いいたします。

(内閣官房長官)
 他に発言はございませんか。稲嶺県知事、お願いいたします。

(沖縄県知事発言)
 宜野座村長から、住民生活に影響がないよう騒音についても十分配慮してほしいとの話がありましたけれども、県としても、民間航空機の騒音について、今後、国等とも十分協議をしながら進めていきたいと考えております。

(内閣官房長官)
 他に意見、質問はございませんか。

(なし)

(内閣官房長官)
 それでは本日は、代替施設の建設地点の地形、生物分布等に関する防衛庁からの説明に関して、皆様から意見をいただき、また、質疑を行ったところでありますが、皆様からいただきました意見等については、今後の協議に活かしていくことにいたしたいと思います。
 それでは、次に移ります。本日は、予め予定する議題はございませんが、お集まりの皆様で意見のある方、よろしくお願いいたします。河野外務大臣、いかがでしょうか。

(外務大臣)
 それでは私から報告を申し上げたいと思います。9月にニューヨークで開催されました日米安全保障協議委員会、ツー・プラス・ツー(2+2)と言われておりますが、この会議に私は虎島防衛庁長官とともに出席をいたしました。その席上私からFIG、いわゆる普天間実施委員会でございますが、このFIGにつきまして、早期再開を提起いたしまして、米側と合意していたこの実施委員会が、20日にワシントンにおいて開催されたことを報告申し上げます。
 今回の普天間実施委員会におきましては、日本側から、軍民共用飛行場として民間機能の位置づけ等この代替施設協議会におけるこれまでの協議内容等、普天間飛行場の移設・返還に向けた最近の日本国内における動きを時間をかけて詳細に説明をいたしております。
 このような日本側からの説明を受けまして、代替施設における米軍の運用所要等具体的検討事項につきまして、今後、日本側の基本計画策定のプロセスを踏まえつつ、日米間で緊密な協議を継続していくことで一致をいたしております。これによりまして、普天間飛行場の移設・返還に向けて、日米間の取り組みを着実に進めてまいりたいと考えております。

(内閣官房長官)
 只今外務大臣から、先日行われました普天間実施委員会について報告がございましたけれども、本件に関し、防衛庁長官発言はございますか。

(防衛庁長官)
 外務大臣が発言されたとおり、20日、ワシントンにおいて、外務省とともに普天間実施委員会を開催いたしました。普天間飛行場の移設・返還を実現するためには、言うまでもなく、本協議会での協議と並行して、米国との緊密な協議が必要です。防衛庁といたしましても、今後の米国との協議が円滑に進むよう努力してまいります。

(内閣官房長官)
 只今外務大臣及び防衛庁長官から、今回の普天間実施委員会の協議概要等について報告があり、米軍の運用所要等具体的検討事項について、今後、日本側の基本計画策定のプロセスを踏まえつつ、米側と緊密な協議を進めていく旨発言がございました。本件について、意見、質問はございませんでしょうか。

(なし)

(内閣官房長官)
 それでは、普天間実施委員会での協議については、代替施設の基本計画策定に向けて本協議会における協議と緊密な連携を図っていただきたいと存じます。
 その他の案件について、発言はございませんか。

(なし)

(内閣官房長官)
 それでは、時間の制約もございますので、ここで私から、本日の協議会を終了するに当たり、総括させていただきたいと思います。
 まず第1に、珊瑚及び藻場については、防衛庁が改めて調査を実施し、ジュゴンの予備的調査の結果とともに、環境庁の知見や技術的助言を得ながら、できるだけ早期に本協議会に報告していただくことにいたします。
 第2に、今後の検討に当たっては、自然環境に著しい影響を及ぼすことのないよう最大限の努力を行うとの基本方針に基づき、本日の防衛庁からの説明及び質疑を踏まえるとともに、珊瑚及び藻場の補足調査やジュゴンの予備的調査の調査結果を併せ踏まえて、行うことといたしたいと思います。
 第3に、今後の代替施設の規模、工法、具体的建設場所等についての協議に当たっては、軍事的な見地はもとより、民間飛行場としての利便性、代替施設の維持管理を含むコスト、航空機騒音の問題等今後協議すべき事項とともに、本日協議いただいた藻場や珊瑚の保全の見地を含めて、多角的・総合的な視点から検討していくことといたします。
 第4に、普天間実施委員会での協議については、代替施設の基本計画策定に向けて、本協議会における協議と緊密な連携を図っていただくことといたします。
 以上をもって、本日の協議会における協議概要のまとめとさせていただきます。
 ここで、次回の協議会の議題について、お諮りいたしたいと存じます。先ほど宜野座村長から騒音に関する配慮について要請があり、また、防衛庁長官及び県知事からも航空機騒音の検討について言及されました。そこで、次回の協議会においても、引き続き環境に係る協議を行うこととし、次回は、防衛庁から騒音をはじめとする生活環境について説明をいただき、協議することを提案いたします。
 また、次回協議会においても、環境に係る議題を協議することから、環境庁長官の出席をお願いしたいと思います。
 只今私から、次回協議会の議題及び次回協議会への環境庁長官の出席要請について提案いたしましたが、異議ございませんか。

(構成員全員)
 異議なし。

(内閣官房長官)
 以上で、本日の協議会を終了させていただきます。
 次回協議会の開催日程等については、今後調整してまいりたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

(以 上)