@ 都市形態の改善
ア 既にヒートアイランド現象が顕著である地域について、熱源が集中している高密な市街地の冷房等の排熱を地下管路を循環する水を用いて河川・海等に排出する都市排熱処理システムについて、その効果や温排水の排出による環境などへの影響を考慮しながら、当該事業の実施の可能性を早急に検討すべきである。【遅くとも平成15年度中に措置(検討・結論)】
イ 緑地や水面の存在やそこから発生する空気の流れは、都市の暑熱を緩和し、ヒートアイランド現象の緩和に有効であることが指摘されている。緑地や水面からの風の通り道を確保する観点から、例えば都市内における緑化、水面等のオープンスペースのネットワーク化や市街地の形状への配慮等、都市政策における対応について検討すべきである。とりわけ、冷温域や風の通り道に配慮した市街地の形状等の在り方について検討し、ヒートアイランド対策の観点から配慮が必要と思われる事項については、その対応の在り方を地方公共団体に対して示すべきである。さらに、ヒートアイランド現象が広域的な問題であることが認められる場合は、地方公共団体間の連携を図ることを示すべきである。【平成15年度中に着手、逐次実施】
ウ 大都市圏における自然環境を保全・創出・再生することは、ヒートアイランド現象の緩和に資することから、地方公共団体との連携の下、近郊緑地保全区域の指定や大都市圏における都市環境インフラのグランドデザインの策定に取り組むなど、都市における緑地の積極的な確保を推進すべきである。【平成15年度中に措置】
A 人工排熱の削減【逐次実施】
空調システム、電気機器、自動車などの人間活動から排出される人工排熱を削減するため、当該エネルギー消費機器等の高効率化、建物の断熱・緑化、未利用エネルギー・自然エネルギーの利用といった対策の導入を促進すべきである。
B 人工化された地表面被覆の改善【逐次実施】
建物やアスファルト舗装などによって地表面が覆われることによる蒸発散作用の減少や地表面の高温化を防ぐため、公園・緑地の整備、街路空間の緑化等による緑の確保、屋上・壁面緑化、水面の設置などの対策の導入を促進すべきである。