経済団体から寄せられた取組事例の紹介
日本商工会議所(平成20年2月)
〜商工会議所は社会総がかりでの教育の中心的な役割を担う〜

経済同友会(平成20年2月)
〜「学校と企業・経営者の交流活動」の推進〜

三重県商工会議所連合会(平成20年2月)
〜桑名方式インターンシップの拡大による地域ぐるみの人材確保支援事業〜

日本商工会議所

 日本商工会議所より、取組事例が寄せられましたので、ご紹介いたします。


商工会議所は社会総がかりでの教育の中心的な役割を担う

日本商工会議所
会頭 岡村 正

 日本商工会議所は、人と企業と地域の新たな創造に向けて、「『個』が光るイノベーション」をスローガンに活動しております。これからの経済社会は、個人の価値観やニーズの多様化や国際化(グローバル化)などの急激な環境変化への柔軟な対応が求められており、我われは、企業やそこで働く人々、国民全体が勇気を持って「イノベーション」を絶え間なく引き起こし、「個の光」を存分に輝かすことのできる社会の実現を目指しております。
 資源小国であるわが国において、「人材」こそが唯一の資源であることは言うまでもありません。商工会議所では、将来の経済社会を担う人材の育成、すなわち「教育」を最重要課題と認識し、既に各地域において様々な地域教育支援活動を実施しております(詳細は以下ご参照)。
 今回の教育再生会議の報告書でも示されていますが、「社会総がかりの教育再生」の中核として、商工会議所はこれまで以上に積極的にその役割を担ってまいりたいと考えております。昨年4月に当所が発表した「教育再生に関する意見」においても、「放課後子どもプラン」など地域の教育支援活動のオーガナイザー、あるいは、コーディネーターとしての役割を積極的に担うこと−を目標に掲げております。

◆「教育再生に関する意見」(H19.4.19)
〜商工会議所は社会総がかりでの教育の中心的な役割を担う〜
http://www.jcci.or.jp/nissyo/iken/070419kyoiku.pdf
◆各地商工会議所における教育支援活動への取組み(H19.3)(アンケート結果)
http://www.cin.or.jp/kikaku/kyoiku/0417kyoiku.pdf

経済同友会

 経済同友会より、取組事例が寄せられましたので、ご紹介いたします。


経済同友会

 経済同友会では、「活力ある21世紀の日本社会を支えていく人材の育成・教育」のために、企業・経営者にできる具体的な活動として、「学校と企業・経営者の交流活動」を推進しています。

 この活動は、2001年4月10日に発表した提言「学校と企業の一層の相互交流を目指して〜企業経営者による教育現場への積極的な参画〜」の実践として「行動」に移したもので、現在では約100名の経営者が登録しており、年間約150件(2007年度実績)の出張授業や講演活動を展開しています。具体的には、下記のような活動が中心です。

・生徒を対象とした出張授業
・先生方の研修会やPTA会合等での講演
・PTAの方々との意見交換・懇談会

この活動を通じて、企業や社会の現状を生徒や教師、保護者に直接伝えると同時に、経営者自身も学校から新鮮な刺激を得て多くを学ぶ機会となっています。学校からも「社会の実情を知ることができる」、「子供たちが自分の将来に対する希望や目的を持つきっかけになる」などの評価をいただいています。

◆経済同友会のホームページの「交流活動」のサイト
◆「教育再生に関する意見」(H19.4.19)
http://www.doyukai.or.jp/kyoiku/index.html

三重県商工会議所連合会

 三重県商工会議所連合会より、取組事例が寄せられましたので、ご紹介いたします。


桑名方式インターンシップの拡大による地域ぐるみの人材確保支援事業

三重県商工会議所連合会
会長 齊藤彰一

 景気の回復が進む中、本県では大企業の新卒採用が積極的に行われ、求人数は増加傾向にあります。地域の中小企業は、地域内からの人材確保を求めていますが、新卒者に地域内各企業の良さや特色が十分に伝わっておらず、優秀な人材が県外へ流出するなど中小企業の求人に対する未充足は、これまで以上に拡大しつつあります。
 さらに「若者の大企業志向から、中小企業では新卒募集をしても若者を確保できない」との思い込みがあり、一部には若年者の採用をあきらめる企業もみられる状況にあります。
 そこで、三重県商工会議所連合会では、県下各地の商工会議所が地域のコーディネーターとしての役割を果たすため平成18年度、平成19年度に経済産業省の「若者と中小企業とのネットワーク構築事業」を委託し、「桑名方式」とも言われる商工会議所がコーディネーター役となって実施しているインターンシップ事業を県下各商工会議所毎に地域の産業構造に応じて取り入れることで、若者と中小企業間のネットワークの構築を進め、併せて、地域企業の魅力発信、採用力向上に繋げることにより、地域中小企業の人材確保を支援いたしました。
 本事業は、桑名、津、松坂、鈴鹿・亀山(鈴亀地域)、上野・名張(伊賀地域)の各商工会議所(県下のその他の商工会議所は平成20年度に実施の予定)に設置された地域協議会を中心に、企業、高校、行政など地域が一体となり、相互にコミュニケーションを高めるため地域ぐるみの活動を行ってまいりました。
このことにより、地域の優秀な若者が、地元の中小企業により多く採用・育成されることに繋がり、ひいては多くの若者が地域で活躍するとともに若者の離職防止にも役立つものと期待しています。
 また、情報発信やインターンシップ等を通じて若者と中小企業が相互に理解を深めるとともに若者の就職選択に大きく影響する教員や保護者とのネットワークを構築するとともに相互の理解を促すことが出来ました。
 最後に、本事業の実施にあたり、インターンシップ受入企業はじめ各関係機関の方々のご協力に厚くお礼申し上げますとともに、今後ともなお一層のご支援、ご理解を賜りますようお願いもうしあげます。

(※詳細は上記リンク先の三重県商工会議所連合会のホームページをご参照下さい。)