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第二十九回道路関係四公団民営化推進委員会議事録平成14年11月8日(金)14:00〜18:00
道路関係四公団民営化推進委員会室(虎ノ門第10森ビル3階) |
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○今井委員長 それでは、ただいまから「道路関係四公団民営化推進委員会」の第29回会議を始めます。
本日は根本副大臣が所用のため御欠席と伺っています。 それでは、まず事務局から報告事項をお願いいたします。 ○坂野事務局長 本日は前回までの経緯を踏まえて、地域分割について事務局から資料を提出しておりますし、また、将来交通予測、及び投資可能額の試算についても、資料を提出いたしております。したがって、そういう点についても御審議をいただくほか、残された論点についても、御審議をお願いしたいと考えております。
○今井委員長 それでは、本日の議事に入りますが、今、話がございましたように、まず地域分割について事務局から説明を受ける。
○森田参事官 それでは、地域分割について、資料3−1、3−2で御説明をしたいと思います。今日新しくお出しするのは資料3−2でございますが、資料3−1で簡単に前回のおさらいをさせていただきたいと思います。
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○今井委員長 ただいまの説明につきまして、御質問、御意見等がありましたら、どうぞ。
○猪瀬委員 外環は首都高には無理だなというのはよくわかりますけれども、基本的に説明の趣旨は大体わかりましたけれども、中間整理で一部凍結ということを出してあるわけです。その試算の場合に、いつも申し上げているけれども、横浜北線と、関西の大和川線を抜いた試算値も必要ですね。つまり、全部建設を前提にした試算値と、試算値があった方がよろしいかと思います。 ○森田参事官 夏の集中審議のときに、阪神高速について、大和川線があるなしのケースを御提示させていただいていると思います。都市高速は、つくる、つくらないという議論と、料金値上げをするかしないかということが、実は相当にリンクした議論を今までさせていただいておりました。大和川線をつくらなかったケースは、今の料金水準で将来にわたって移行する。つくったケースは、あのときに800 円で試算をしたと思いますけれども、そういうことで必ずしもつくらないということが、値上げするということの是非を横に置けば、つくらないということが公団の、あるいは道路事業の収支見通しに、いつもプラス方向にいくかということは、ちょっとJHとは違う側面もあるのではないかと、あのときに御説明しましたので、そのことだけはお話しさせていただきたいと思います。 ○猪瀬委員 ただ、右肩に下がって支払いが終わらなければいけないわけですから、それは収入と兼ね合いですけれども、それは漠然とそうおっしゃっているだけですから、根拠は余りないと思います。 ○松田委員 事務局の御説明はかなり詳細でよくわかりました。たた、私はちょっと違う考えだと思っているのは、債務を最初から各社に固定的に張り付けるという考え方でこれは出ていますから、かなり業務量が減ったときに、何%合理化をしなければいけないかとか、いろいろ御苦労していますけれども、保有・債務返済機構方式を取れば、機構が債務を一括して持ちます。そして、機構全体としての各社統合した債務が固定として支払額を決める。その内枠の各社のものは、交通量が変動するに従って、3年なり5年なりで収益調整ということを行いますから、ここにお書きのようなことは、余り心配要らないと私は思っております。それが1つです。
○今井委員長 ほかに御意見ありますか。 ○田中委員長代理 松田委員に質問なんですけれども、資料作成に御苦労されたと思うけれども、債務をどうするかというのは、確かに大きな問題なんです。債務を全部、首都も阪神もすべてプールしてしまうという発想ですね。 ○松田委員 そうです。 ○田中委員長代理 そのときに、今までの国・地方で1対1の出資という経緯をどう考えるか。 ○松田委員 新たにつくらなければいけないと思います。 ○田中委員長代理 そこの問題を議論しておかないといけないな。 ○松田委員 特に猪瀬さんが指摘したように、外環の問題というのは、通常のつくり方ではとてもできないなという感じがあって、これに対して東京、あるいは国の出資比率を高めるということを考えないと、つくるならば、とても普通のルールに合わないんじゃないかという感じが強くしているものですから、今までの比率も含めて考え直すということが必要じゃないかと思います。 ○田中委員長代理 松田委員が指摘されたことで非常に重要なことは、債務の扱いの問題と非常に関係するんですが、やはり首都圏の各首長さん、阪神圏の首長さんの意見を聞かないとできない問題だと私は思います。我々が抽象的に議論するだけではまずいところがあるんじゃないですかね。感想ですけれども、基本的に私は収益でこうやって調整していくということは必要だと思います。 ○猪瀬委員 松田さんが言われたように、基本的に収益前提ですから、どれだけ稼ぐかということがあって、負債はそれぞれに張り付けていくわけですから、確かに今、田中さんおっしゃられたように、首都高と阪高の場合は出資のあれが違ってくるけれども、出資というのは無利子融資のように思えばいいわけですから、基本的にはキャッシュフローベースで物を考えるわけですから、どのくらい入って、それに対してどのくらいの債務を張り付けるかということで考えていくしかないんです。基本的にはそうでしょう。 ○中村委員 分割した方がいいというとき、この委員会では、これこれの理由により分割すべきであるということ、分割するときには、これこれのバランスを考慮の上、決めるべきであるということなど基本的な方針を言えばいいわけで、細かいところはその後、事務的にやってもらうしか手はないんじゃないでしょうかね。 ○川本委員 事務的にやっていただく場合でも、私がずっとわからないのは、区分経理の定義なんです。きっと各委員とか事務局とかでそれぞれの意味合いをばらばらに使っておられて、会計用語でもないと私は思うし、その辺を明らかにしていただきたいと思います。事務局の方も書いておられように、内容を詰める必要があると思います。今後詰める話だと思いますので、それだけちょっと申し上げておきます。 ○猪瀬委員 私は基本的には勘定項目だと理解しています。先ほど言った新幹線保有機構でも、基本的にはそれぞれの負担能力に応じて債務を張り付けたわけです。もちろん、それぞれのお金の計算はしなきゃいけないということであって、勘定は必要だということです。全部債務は保有・債務返済機構が持っているわけですから。 ○松田委員 端的に言えば、今のを補足すると、一番必要なのは、それぞれのところに保有・債務返済機構のままならいいですけれども、資産を分割するときには、資産と同時に債務のナンバーごとに合わせて張り付けなきゃいけません。その張り付けるときに必要だから、例えば出資金がどうするとか、そういうことである程度の経理区分をしておく。そういう言い方でとっておけばいい話であって、おっしゃるように別に区分経理というのは会計用語でもありませんけれども、一応それぞれの部屋ごと、会社ごとに管理をしていくと考えていけばいいと私は思います。 ○今井委員長 松田さん、あたなの御経験でお伺いしたいんだけれども、これは保有・債務返済機構を前提にして考えた場合、資本金があるでしょう。その資本金というのは、分割した会社にいくのか、保有・債務返済機構に行くのか、どういう考え方になるんでしょう。 ○松田委員 資本金だけはそれぞれの会社に行くんだと思います。資本金というものの性格がはっきりしないんです。補助金と考えるのか、無利子融資と考えるのか、それによってかなり違う。少なくとも普通の意味で、民間会社をつくるときの資本金ではないということだけははっきりしているんですが、無利子融資と考えれば、それは一括して持っていて、処理するというやり方もできます。無利子ですから、そのままほったらかしておくという言い方もできるかと思います。 ○今井委員長 それぞれが持つと資本金が非常に巨額になる。そこのところ、大した問題じゃないかもしれませんが。 ○松田委員 これは実務としては大きい問題ですよ。これから新会社をどうするかというのはまだ検討していませんから、そのときは避けて通れない問題です。 ○今井委員長 それから、キャッシュフローだけを前提にして、その大きさでもって考えたらいいんでしょうか。それぞれの路線に価格があって、例えば一番キャッシュを稼ぐようなところは償却して、これは恐らく民間の経理基準でこれから計算するわけです。そうすると、償却してほとんど資産はないと。その代わりにキャッシュはものすごくあるというようなのはどうやって調整するか。それも全部今までのあれを忘れてやり直すんですかね。 ○松田委員 最初の段階は今のままでいいと思いますね。保有・債務返済機構に持っていきますから。ですけれども、あとをやるときには再評価が必要になります。 ○今井委員長 再評価でしょうね。 ○松田委員 再評価をして、それぞれの価格を一定にしておいて、それに見合った債務、残った債務は張り付けておくという感じだと思います。 ○今井委員長 現在価値で評価してね。大体考え方はわかりました。 ○猪瀬委員 簿価でやってしまうと、東名などは固定資産税評価額で6,000 億円くらいに対して、売上げは2,300 億円くらいでしょう。すぐ終わってしまう。だから、キャッシュで考えないといけないんじゃないですかね。 ○今井委員長 川本さん、その辺はどうお考えですか。 ○川本委員 キャッシュで考えると思うんですけれども、30年、50年とかいう話は私は経験がないので、ちょっと勉強させていただければと思います。 ○今井委員長 これは今日決定を。 ○田中委員長代理 今、保有・債務返済機構を前提にとおっしゃったけれども、これは私が言っている案であっても、資産評価の時期が早いか遅いかの話であって、考え方は同じことだと思うんです。 ○松田委員 あなたが言っているものでやれば、最初から再評価をする。 ○田中委員長代理 最初から過去の実力から計算しなければいけないというだけの違いだと思います。考えは共通していると思います。 ○今井委員長 だから、会社に資産を帰属させる場合には、今の簿価ではなくて。 ○田中委員長代理 事前に全部計算する。 ○今井委員長 そういうことが必要になる。 ○田中委員長代理 考え方は同じであると。 ○今井委員長 この問題につきましては、キャッシュフローで考えるということになると、今、公団にお願いしている民間会社のバランスシートということが必ずしも絶対条件ではなくなるわけですが、そういう意味で一体どの段階でこれを実行するのというのが皆さんは、さっき中村委員は、これは今決める必要はないとおっしゃいましたが、松田さんなどはどのようにお考えですか。 ○松田委員 中村委員が言ったのは基本ですから、それでいいんですが、やはりイメージというのは、どういうふうに考えるかというのは必要になりますから、大体この5つなり6つなり7つなり、そのくらいの幅で考えればこういうイメージになりますということを、参考として出しておいたらいいと思うんです。そのくらいのことを委員会としては頭に置いておりますと。
○猪瀬委員 イメージだと、イメージになってしまうから、やはり収益に応じて負債を張り付けることはできるわけですから、基本的には分割した場合のキャッシュフローは明らかになるわけですから、それぞれ40兆を刻んできちっと張り付けると。もちろん、厳密な計算はともかく、張り付けられますから、まず基本はそこまでは見せておかないと、企業会計基準でいずれ数字が出たとしても、それはそれで出す必要は当然あるわけですが、来年の9月に出るのは試算値で、更にもう一年かかるというわけですから、それはそれで出してもらうことはいいことなんだけれども、とりあえず最終答申には、分割というのはこうであるという、ある結論めいたものは必要だと思います。 ○今井委員長 猪瀬委員の考え方は、路線別の考え方ですね。 ○猪瀬委員 余りこだわっていません。とにかく、分割でイメージを出したんで、もうちょっと事務局のとか松田さんのをいろいろ混ぜて結構でございます。 ○田中委員長代理 我が委員会で12月の意見にどこまで分割のことを言うかということなんですが、中村委員がおっしゃったことは、当然基本的なこととして、その先をどこまで書けるか。つまり資産がよくわからないという問題がありますね。そういう前提の中で、しかしながら、首都とか阪高をどうするかということを、ある程度方向を示す必要がある。国鉄の場合などは、臨調は何分割まで一応言ったんです。それはどうしてできたかというと、財務の状況が赤字は赤字なりに、全部資産の状況がわかっていたから、ある程度のことは言えたわけです。今回の場合に、分割の考え方だけを言うのでいいかどうか。基本的に幾つまでというのか。
○大宅委員 それこそイメージという意味では、ほとんどあるじゃないですか。首都高、阪高、それは大きくするかどうかは別として、あとは2つにするか3つにするか4つにするかであって、分割するということと、首都高、阪高は別というのは明らかなので、私はその後の細かいところまで、残された短い時間の中で私たちが本当に責任を持って、絶対これだということは言えると私は思えないし、ヒアリングをするというのも、ちょっと難しいような気がしますので、今あるようなイメージみたいな、中村委員がおっしゃった基本コンセプトを全面に出して、例えばこんな感じというもので参考にする程度で私はいいんじゃないかと思います。 ○川本委員 今、大宅さんがおっしゃったように、松田さんも大体のイメージとおっしゃいましたけれども、いくつかに分割はするということを決めて、それ以上、非常にディテールまで書き込むというのは無理だと思います。特に私にとって一番気になるのは、すべてが行政コスト計算を前提にした試算なので、企業会計原則のものを一度見てみないと正確な姿はわからないという懸念は必ずある話だと思っています。 ○田中委員長代理 お二人の意見に私は反対するわけじゃないけれども、もし、イメージのままだと、まず動かない。いろんな改革でイメージと言って、結局何にもならなかったという例が大改革で幾らでもあるんです。そういう懸念があるんだけれども、幸いなことにか、不幸なことにか知らぬけれども、私たちの委員会、18年3月まで監視の役割があるんですね。監視という機能の中で、ずっとフォローする中で、そういうことをやるということを意見書にきちんと書いておくかどうか。そういう言い方はあると思うんです。ですから、具体的に政府に任せてしまうのではなくて、この方針の下に財務の状況もわかって、私たちは在任期間中はきちんとフォローしてやるんだよということを言うことで担保されるかどうかです。
○猪瀬委員 私も田中さんの意見に賛成です。というのは、これはずっと前ですけれども、加藤寛さんが言っていたけれども、NTTはスタートで分割しなくて失敗したなと。そのイメージというあんな甘いものでは、今、田中さんが言われたように、危惧が大きいので、基本的にはキャッシュフローに見合って、債務を再配分すればいいだけですから、うんと細かい詰めはともかく。5分割なり6分割なりできますと。そして、こういうふうにある程度は計算できますから、ここで決めておかないと、路線が1本あっちへ行ったこっちへ行ったというのはしょうがないので、やはりこれは田中さんが言われたように、ここはきちっとやっておかないと逃げられてしまいます。 ○今井委員長 大体御意見がそろったのは、首都高と阪高については、それを一応ベースに置いて、そのままやるのか、あるいはそれを横に付けるのか。阪高の場合は、横に付けた方が収益がよくなるし、首都高の場合は、この事務局の案では横に付けると、外環が高いために収益は悪くなって解が出ないという問題がありますけれども、いずれにしても、首都高と阪高は核として残して、JHを幾つかに分ける。そして、皆さんのこの案でも、本四というのはどこかに吸収されますね、管理会社としてはね。
(国土交通省道路局関係者入室)
○横田国土交通省道路局高速国道課長 国土交通省でございますけれども、いろいろ御指導を今までいただいたわけでございますけれども、全国の。 ○今井委員長 ちょっとお待ちください。中村委員から、始めに一言いただいた方がいいように思います。 ○中村委員 将来交通量の推計、いろいろ御指摘ありました点を踏まえて、見直しをしていただきました。その結果について、今日は説明をお願いしたいと思います。 ○横田課長 それでは、全国の将来交通需要推計と、高速利用交通量推計の両方出ましたので、経済調査室長から説明させます。 |
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○前川国土交通省道路局道路経済調査室長 道路経済調査室長の前川でございます。では、お手元のヒアリング資料ということで、A3判の資料を用意させていただきました。表紙に1として「全国将来交通需要推計結果」ということでございまして、11月1日に国土交通省から免許保有率と就業率の修正を行うと回答させていただいた修正を行ったものを今回提出をさせていただいております。
それから、全国の交通需要推計結果に基づきまして、高速道路の将来の利用交通量、これを推計した結果を2番ということでお示しをさせていただいております。では、簡単に御説明申し上げます。 表紙をめくっていただきまして、1ページ目でございますが、全国の交通需要推計結果でございます。左側にケース番号を打ってあります。修正ケースということで、免許保有率の上限の88%を採用して、就業率も修正をいたしました。それで高位、中位、低位の3ケースを計算をいたしております。 左から2つ目に免許保有率の設定の欄がございます。88%ということでございます。 それから、9月24日に猪瀬委員が提案されたケースのうち、この免許保有率を同じ88%を取ったもの。これも参考として計算をさせていただきました。 一番下でございますが、(参考)ということで、既存ケース、免許保有率の上限95%という、旧の標準ケースでございます。これを参考として数字を掲げさせていただいております。これは後ほど説明をいたしますが、高速道路の利用交通量の推計は、この(2)の旧標準ケースを基にしてやっておりまして、このケースを基に他のケースを近似値計算で求めるというやり方をやっておりますので、参考として掲げさせていただいたところでございます。 2ページ目は説明を省略させていただきますけれども、免許保有率の修正、それから就業率の修正の内容を簡単に復習を兼ねて書かせていただきました。説明は省略をさせていただきます。 3ページでございます。ここに高速利用交通量の推計の方法をフロー図でお示しをさせていただいております。このフロー図の全国の将来走行台キロ、これが先ほど表でお示しをいたしました、全国の全体の総交通量ということでございます。 これから一番下の将来の高速利用交通量の算定まで、このようなステップを踏んで計算をしておるということでございます。 簡単に申し上げますと、まず全国の将来走行台キロが出ますので、これをブロック別、更にはゾーン別にまず細かく分けていく作業をやっております。最終的にはOD表という形になるんですが、平成11年度に道路交通センサスをやっていまして、現況のOD表をつくっております。OD表のイメージだけ、左にポンチ絵が付いております。Oというのは、あるゾーンの出発地、オリジンのOでございます。それから、目的地がディスティネーションのDということでODとしているものでございますけれども、マトリックスになっておりまして、あるBゾーンからAというゾーンに交通が何台実際に動いているかということをこのようなマトリックスで現況値がございます。この現況値のマトリックス一番右端が発生交通量、あるゾーンから発生する交通量の総計になります。 一番下の欄、集中交通量と書いてありますが、目的地に来る交通量の総計が集中交通量ということになります。 まず、このマトリックスの一番へりの部分の発生交通量、集中交通量の将来図を決めようということでございまして、このようなフローで発生・集中交通量の将来値を求めます。その次が将来OD表というところに行くわけでございますが、へりの部分、発生交通量と集中交通量が決まった後で、それに合うようにマトリックスの中身を求めていくことになります。それが分布交通量推計モデルということでございまして、真ん中ほどに複雑な式を書いております。どういうことかと言いますと、発生・集中交通量と経済距離から将来の分布交通量を出すということでございます。わかりやすく言いますと、あるゾーンとあるゾーンの行き来の交通量は、それぞれのゾーンの発生・集中交通量に比例すると。距離に反比例するというのがこれまでのデータからわかっておりますので、そのようなモデルを構築をして、マトリックスの中身を決めていくという計算でございます。 これで将来のOD表ができ上がりますので、その次に実際に将来の道路のネットワークをコンピュータ上でシミュレーションをいたしまして、配分計算をいたします。そのときに、将来のネットワークを組むわけでございますが、それぞれのネットワークの中に、そのネットワークの延長でありますとか、車線数でありますとか、有料道路なのか無料道路なのか、そういったデータが全部付いているということでございます。 その配分計算をするに当たりまして、転換率方式というのをやっております。配分計算の右側に書いてございますが、ゾーン間交通量のうち、高速道路に転換する交通量を転換率式による算出するということでございます。 これはどういうことをやっているかと言いますと、あるゾーンからあるゾーンに行くOD量、交通量がございます。それを一般道路を経由したときの時間と、高速道路を経由したときの時間を足しまして、その時間差と料金で転換率か決まると、これもこれまでのデータから求められている方式でございます。 そういう転換率を求めまして、ある地点からある地点に行くときに、30%の方が高速道路を使う。残りの70%は一般道路を使っていくというようなことを転換率ということで求めまして、高速道路の利用交通量を出すということでございます。 こういう形で計算をするわけでございますが、近似値計算の方法についても、右側に書いてございますが、4ページを先にごらんいただければと思います。 これは将来の高速道路の利用交通量を先ほどの4ケース、それと一番下に参考ケース、この5つのケースについて交通量を算出をいたしております。実際に先ほど御説明させていただいたようなOD表をつくり、配分計算をしというやり方をやったのは、一番下のケース、参考の(2)標準ケースの、しかも2020年度について、あのような配分計算をやって交通量を予測しているわけでございます。例えば全車で言うと、846 億台キロ、乗用車、貨物車別には、このような内訳になっているということでございます。 この2020年の結果がシミュレーションをやって出ますので、その途中の年次、例えば2010年でありますとか、2020年から2030年、2040年、2050年というのは、全国のマクロの伸び率を基本的には掛け算をして出しておるということでございます。 それで一番下の(2)の標準ケースの欄の数字が埋まります。それぞれのケース、上にあります4ケース、5ケース、6ケース、8ケースについては、この(2)の標準ケースの値に対して、更にケースごとの全国マクロの交通需要の比率を、これを掛け算をして、それぞれの表の数字を埋めていくということをやっておるということでございます。 そのような近似値計算のやり方をやりまして、この表ができ上がっているところでございます。 結果でございますが、(5)の中位ケースの欄を見ていただければと思いますが、(5)の中位ケースの欄の乗用、貨物の合計、全車という数字でございますが、2000年の実績値が684 億台キロでございます。それに対しまして、2010年が776 億台キロということで、13%増という結果でございます。 それから、2020年度、826 億台キロということで、21%増でございます。それ以降は少しずつ下がっていきますが、これは全国のマクロの交通需要がこのころから下がり始めるということで、高速利用交通量も下がっていくという計算でございます。 ちなみに2020年の交通量でございますが、全国マクロの数字は、2000年に対して12%増なっております。1ページ目の同じ欄の数字を見ていただきますと、2000年から2020年の伸びが1.12ということで12%増でございます。 それに対しまして、高速の利用交通量が21%ということで伸びておりますのは、高速道路のネットワークの整備が進むということを仮定をして計算をしております。ちなみに2020年度でありますと、今、整備計画が出ております9,342 キロのネットワークが、2020年度には、でき上がっているという前提の想定をして計算をしたものでございます。2000年が供用延長が約7,000 キロでございますので、それから9,342 キロまで延びたときの交通量がどのくらい見込めるかという計算をしたものでございます。 説明は以上でございます。 ○今井委員長 事務局の方から補足説明ありますか。 ○酒井参事官 お手元の資料の4−2をごらんいただきたいと思います。
○猪瀬委員 猪瀬委員提出資料というのがありますので見てください。
○今井委員長 これは国土交通省ですか、事務局ですか。 ○酒井参事官 どちらで発注すべきかについては、委員会で御判断いただければと思いますが、例えば今、御指摘の2点、原典との照合につきましては、まさにおっしゃるとおりにしたいと思います。
○猪瀬委員 ある意味ではどちらでもいいように思うかもしれないけれども、国交省の責任においてやってもらった方が、責任逃れになってはまずいので、あれは事務局が勝手にやったんだと言われたくないんで、済みませんが、そういうことで。 ○横田課長 ただいまの国交省でというお話があったんですけれども、この調査の趣旨ができるだけ客観的にチェックしていただくということですので、委託先の選定とか、そういったことについても、いろいろまた詮索される必要もあるかと思いますので、むしろ客観的な話でございますので、民営化委員会事務局の方で出していただき、我々としてはできるだけ御協力させていただくということでやっていただけるとありがたいなと思っております。 ○猪瀬委員 実は私、国内のシンクタンクを大体ばっと聞いてみたけれども、国交省が怖くてだめなんです。みんな仕事をもらっているから。だったら、どうせそうだったら国交省にきちんとやってもらうしかないんです。だめなんです。みんな逃げちゃっている。計量計画研究所ではないところで、国交省の天下りが行っていないところで、国内のどこかに頼んでください。 ○前川室長 仮に国土交通省から発注するということであれば、客観性を担保するために、例えば調査要領については事務局で作成していただきたい。それから、委託先も事務局で選定をしていただいて、それを国交省の方に文書で指示をしていただきたい。私どもはそれに基づいて発注をさせていただくということでありますし、委託先との打合せも、私どもは一切打合せをやらずに、打合せは事務局の皆さんでやっていただくということが客観性を担保するために必要ではないかなと思いますが、是非事務局で御検討いただければと思います。 ○今井委員長 私は判断能力がないんですけれども、中村先生、いかがですか。 ○中村委員 これは信用するしか手はないんじゃないですか。疑い出したら切りがないので。可能な限り早く、可能な限り、経済的に間違いのないチェックをしてくれるとこを探せばいいわけで、いよいよどうしようもなければ外国にでも頼めばいいんでしょうけれども、えらい時間もかかるしね。 ○大宅委員 信用してないなら、お前たち勝手にやれよとおっしゃっているんでしょう、今のお答えは。 ○前川室長 違います。客観性が疑われているのであれば、事務局で客観的に御指示をいただきたいと。 ○大宅委員 普通の日本語に変えると、僕を信用しなかったんだから、客観的なら自分たちで責任を持っておやりなさいとおっしゃっている。 ○前川室長 当然事務局がおやりになった結果については、私ども真摯に受け止めたいと思っています。 ○川本委員 作業を全部トレースできるように、全部ディスクローズしていただくと、だれかがチェックしていなくても、チェックされるという歯止めがきくのではないかと思います。 ○中村委員 この次くる高速の利用交通量を求める考え方の表が出ていますけれども、このOD表に、ABCDとか書いてありますけれども、実はここのところ六千幾らずつあるんでしょう。全国を小さな区域に分けているので、Aから始まってZで終わるわけじゃなくて、六千幾つあって、それのマトリックスだから、大変大規模なものになりまして、大分時間がかかるということです。余り時間をかけてやってもらっても困るので、可能な限り早くというので、1月くらいで終わるようですが、そういうことでやっていただくということです。そんな意味で、今のはまだ近似値計算の段階になっているんです。 ○猪瀬委員 だから、近似値計算、本当はしようがないんだけれど、もう時間がないから近似値計算だという話になるんでしょう。 ○中村委員 だけれども、ちゃんとしたのでも1か月あれば出るということです。 ○猪瀬委員 だから、国土交通省がきちんと指定してくださいよ。とにかく、そうじゃないとみんに逃げちゃいますよ。そちらの命令だったら、みんな、はいと言いますから。 ○横田課長 せめて委託先だとか、そういった仕様は是非事務局の方で決めていただければ、それに沿ってやりたいと思います。 ○猪瀬委員 だから、どこに頼むかというのは、国土交通省が頼む形を取らないと、みんな逃げちゃいますと言っているでしょう。やれないと言っているんだから、国土交通省が怖くて。だから、それで今、プロセスの公開と、だから、時間をかけないと言っている。ポイント、ポイントをきちんとあれすると。国土交通省できちっとやってください。頼んでくださいよ。 ○今井委員長 事務局は、この調査依頼のあれはつくったんですか。 ○酒井参事官 はい。これは事務局でチェックをするという前提でつくられています。 ○今井委員長 これを使って依頼すればいいんですか、猪瀬さん。 ○猪瀬委員 原典との照合をやらなきゃだめですよということで、今、基準を出しましたから、こういうのでチェックするということですから、これは国土交通省の責任でやらないと、あれは事務局が勝手に頼んでやったんだということではなくて、きちっと正規にやってもらいたいということですから、どうしてできないんですか。国土交通省が頼めばいい。 ○今井委員長 だから、事務局がつくって、あなたが直したものをベースにして、国土交通省でやってもらうと。 ○猪瀬委員 第三者機関に委嘱するということです。国土交通省がきちっと、あなた方にやってくださいと指示を出さないと、日本国内のシンクタンクはみんな逃げてしまいます。 ○前川室長 委託先を選定していただければ、責任を持って、その委託先に受けていただくように話をしようとは思いますが選定までは是非事務局で。 ○猪瀬委員 選定は事務局でやって、国土交通省が委嘱するということでいいですか。 ○田中委員長代理 客観性、客観性と、意固地になっておられるように受け止めたんだけれども、川本さんが言ったように、第三者が検証できれば客観性はわかるわけです。だから、国交省の責任で選んでもらっても私はいいと思いますけれども。そんなに頑張らなくたって、やりますよとおっしゃればいいと思うんだけれども。 ○猪瀬委員 第三者機関に頼むということはこの前決まったわけで、しかも、時間を取らないやり方を考えましょうということで、だから、ポイント、ポイントを確認するということだから、途中途中で、変なものが入っていないかどうか見てほしいということです。 ○横田課長 今言ったように基本的な枠組みを決めていただけれは、それでやらしていただきます。 ○田中委員長代理 せっかく横田さん、前川さんに来ていただいたので、1つだけ教えてください。さっきの話とは別に、3ページに、高速利用交通量推計結果、推計フローというのがあります。こういう考え方というのは、いつからやっていらっしゃいますか。中村先生に聞けばわかる話かもしれませんが。 ○中村委員 これは40年くらい前から、世界の標準的なやり方なんです。どこででもこれをやっていて、どの教科書にでも書いてある方法です。 ○田中委員長代理 将来のはわかりましたけれども、こういう計算を今までしてこられて、その検証は国土交通省御自身で、過去のものですよ、おやりになっていた。つまり、こうやって推計をずっとしてこられましたね。その検証はどういうルールで、やってこられたか。毎年やっているのか。専門家が入って、検証をしておられるといわれる。世界中こうだと言っても、違わないのかどうなのか。違ったらば。 ○中村委員 調査に金も人もいくばかりだから、だけれども、その5か年計画とか、五計のときにいつもやり直すんでしょう。 ○横田課長 5年計画ごとに、そういった交通需要なり、現在の交通を見比べて、そこのところを検証しながらチェックして、新しく見直していくということでございます。 ○中村委員 これは全国レベルでは国土交通省ですが、それ以外のもっと小さなレベルになりますと、それぞれの市とか地域で同じようなことをやっているんです。合ったかどうかというのは後でチェックしている。 |
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○前川室長 説明を漏らしましたけれども、3ページ目のフローの中に、真ん中からちょっと上に、太い1点鎖線が入っておりまして、この発生・集中交通量までは国土交通省がやっておりますが、それを基にOD表をつくる、配分計算をするというのは、日本道路公団が実施いたしております。説明を漏らしましたので、補足させていただきました。
○田中委員長代理 その結果というのは、中村先生が言われたように、これは世界中、こういうやり方をやっている。それはそれでいいんですけれども、こういう推計をなさって、日本道路公団と作業を分けてやっていらっしゃるんですけれども、その検証は一般の研究者なり何なり、だれでもやりたい人はできるような仕事の仕方になっておりますかということ。私は専門家ではないけれども、こういう問題というのは、第三者が検証できるかどうかが非常に重要だと思っています。 ○中村委員 この手の計算方法とか、その結果について論文を書いた人は山ほどいるわけで、そういった意味では、いろんなところで、いろんな形で。 ○田中委員長代理 オープンにしているんですか。 ○中村委員 ええ。ただ、こういう問題ですから、局地的ないろんな事情が影響することはあるので、そうなると、そこは合わないということは往々にしてあるわけです。これはやむを得ないと思っています。 ○横田課長 これらの調査手法というのは、個々の部分については、かなり改善だとか、新しい知見が入ったときに、精度をよくするために、例えば転換率の問題とか、分布交通量の問題ですとか、そういったところを学識経験者の方に入っていただいて、委員会等をつくって、こういうモデルの検証なりということをやってきておりますございます。 ○大宅委員 ちょっと伺いたいんですが、アクアラインが一日3万台というのはこういう計算で出てきた結果ですか。 ○横田課長 そういうことではございますけれども、アクアラインの場合ですと、たまたま今のバイパスがないというような新しいところでございまして、開発交通量だとか、そういったところを若干、時代の趨勢等を含めて、見誤ったところがあると思っております。 ○中村委員 いろんなことがあると思うんですけれども、余り言うとまた、国土交通省寄りだとか言われるからあれだけれども、あえて言われてもいいので、言っておきます。アクアラインの場合は、房総半島側の、これもAとかBとか書いてありますが、それぞれについて、そこに人口動態などが入っているわけで、年寄りの比率が増えるとかいった状況が、これはみんな入っているわけですが、アクアラインのときも、房総側にこれこれのものが立地するとか、そういうことを見込んでやっていた部分が多いわけです。そういう開発というのが経済の停滞もあって、予定のとおり進まなかった。これは料金が高かったということも大いにあると思うんですけれども、そういったいろんな影響によって、大きな差が出てきたと思います。 ○猪瀬委員 田中さん、この委員会でこの問題をやったから、初めてこういう結果が明らかになったのですよ。今までは不可能だったんです。 ○酒井参事官 委員長、よろしいですか。 ○今井委員長 はい。 ○酒井参事官 ただいまの発注関係でございますが、整理させていただきますと、国土交通省で責任を持って発注をしていただき、見直しをいただく。ただ、その仕様等については事務局で作成をする。それから、委託先について、直接的に私どもどこどこということは難しいと思われますので、例えば要件等をお示しをして、選定をいただくというような形で、いずれにしても、共同で作業をさせていただくということになろうかと思います。 ○猪瀬委員 逃げないようにしてください。 ○今井委員長 国交省の方もよろしいですか。では、そういうことでお願いします。
(休 憩)
○今井委員長 それでは、再開します。さっきの投資額資産につきまして、事務局から説明してください。 ○森田参事官 それでは、資料の5で投資可能額を報告いたします。前提は幾つかありまして、現行料金水準の前提でございます。収入は、交通量かける現行の料金水準ということで、それぞれ先ほど国交省から説明のありました、新フレームの高位、中位、低位。それと猪瀬委員提示のフレームということで、2つのケースをセットさせていただきました。
○今井委員長 では、中村委員提出資料、これは計算の。 ○中村委員 これはこの前出したんですが、今の投資可能額云々というのとも絡みますし、昨日なんかもそうなんですが、公聴会などで皆さんの御理解がなかなか進んでないということもあって、それをもうちょっとわかりやすい形で示そうとしたのがこの大きな表でございます。○○とか△△自動車道と実際の名前が入っておりませんが、それらの路線の評価を3つの要素でもって示している。事業効率は残事業費というので求めていて、猪瀬さんの今お配りになったものでは、B/Cと進捗率という形になってそれと同様のことが示されております。
○今井委員長 それでは、猪瀬さんの方から資料が出ておりますので、猪瀬さんに資料説明をお願いできますか。 ○猪瀬委員 中村さんのお話と関係あるんですが、一番下に1、2、3、4と書いて、採算性、進捗率、B/C、外部効果、4番目に中村さんのお考えを入れてあります。それで一番上に戻って、投資可能額というのは、これは事務局が交通需要推計から最大投資可能額というのをお出しになったということですが、これはこれでお出しになるのは自由なんですが、投資可能額というのはあくまでも投資可能額という話でありまして、基本的には1、2、3、4で考えていくべき事柄なんで、少し読み上げますけれども。
○今井委員長 国との関係を今まで議論してないんですけれども、そのとき国土交通省、あるいはもっと別の組織、国幹審のようなところが国の方針として決めますよということで、新しい組織がどう対応するかというときの基準として、さっき猪瀬さんが言われたように、国の基準とこの新しい組織が選ぶ基準とは少し違うかもしれないけれども、そういったような基準を、それは中村委員の前に出ている資料6だと思うんです。この資料6を展開してみると、さっきお配りいただいたようなことになるんです。これは、偏差値だから50を真ん中にして50より上のものは平均値よりいいと、50より下のものは平均値より悪いと考えてよろしいんですか。 ○松田委員 先生、偏差値、大学であれば、どこかの科目がマイナスであればだめとなりますね。だから、この表で▽▽自動車道、偏差値40というのは、これはいかなる場合でもつくるべきではないというアドバイスができると考えるんですか。 ○中村委員 そういうふうに皆さん判断されるならそれでもいいでしょう。だけどこれがたとえマイナスであっても、例えばその右の方のその他の外部効果が非常に大きいというなら、これはつくるべきであるという判断もあり得ると思います。 ○松田委員 ということは、上からずっと偏差値の高いのから並べてあって、問題なくやれるというものから並べてあるんだけれども、どこから下はやるべきではないというところまでは、これは別の政策判断だということですね。 ○中村委員 そうです。それは政策判断でもあるし、例えばコンセッションなんていうときは経営判断も入ってきます。 ○大宅委員 これは、1足す2足す3で、普通に3で割っているわけですけれども、どこかを重くするということだってあるわけですね。 ○中村委員 そうです。採算性を非常に高く重視するなら、この2のところを倍にするということはあり得ると思います。 ○川本委員 中村先生、1つだけ確認させてください。採算性のところで、回収見込額を施設投資額で割っているということは、これが100 でないとペイしていないということですか。 ○中村委員 私企業ならそれが必ず100 を超えてないといけない。だけれども、公共事業ではこれは100 を超えているケースももちろんあるわけでしょうが、ないのもたくさんある。 ○田中委員長代理 中村先生の資料について教えていただきたいんですが、大体今までの御質問でわかったんだけれども、偏差値は今の採算性のところを見ても100 以下であるということは採算性が取れないということですが、そういう今後の路線全部が採算割れになってはいるんだけれども、その中で平均50点を中心にして偏差値を計算しているという理解ですね。 ○中村委員 そうです。 ○田中委員長代理 それから、いいものの順番に、偏差値の平均というのが、1足す2足す3を3で割ってありますけれども、この順番で残余の道路を全部やると一番右に14.1兆円かかりますよという表の読み方でいいですね。 ○中村委員 そうです。 ○猪瀬委員 中村先生の資料に戻るんですが、その前に私が出しているのを一回見てから戻った方がいいかもしれない。 ○中村委員 私の資料のところに加えられていませんが、猪瀬さんのに書いてあるB/Cというのをここに書き加えてもいいかもしれません。 ○猪瀬委員 それでこれつくったんです。これを見ていただいてから、もう一回中村先生のところに戻って、これはB/Cと進捗率でつくった資料です。だから、中村さんのものはそこにまたいろんな要素が加わって偏差値が構成されていると。だから、いろんな要素が入って偏差値が構成される前の、前に話し合った進捗率とかB/Cだけで出してみるとどんな感じかというのを参考に見ていただきたいんですが、まずここで進捗率ベースは50、30、20、10と取りました。一番最後のページに、これは夏に出しましたけれども、こういう棒グラフが一番最後のページにありますが、この棒グラフに即して進捗率ベースでまず表をつくってあります。
○中村委員 それもあるんですが、一方では知事さん始め、いろんな方が言われるようなたぐいの話は、3のところの外部効果で猪瀬さんが言われるように入れています。
○田中委員長代理 (3)のその他外部効果というところはよく問われるんですけれども、昨日も一日委員会で出ていました。医療施設までがどうのこうのと。そこら辺はこれも客観的に計算されているというふうに見ていいんですね。 ○中村委員 はい、ここのところが下手すると主観的というか恣意的になったりするので、それでは問題が多いというので、私の資料6の別添の参考資料というところに書いていますが、これをすべてこういう数字でもって表現することにしたというわけで、これは例えば冬に並行道路がだめになるからというのは、年間その並行道路が何時間止まるかというのを指標にするとか、ともかくすべてにわたってそういう指標を使って、数字でもって議論しております。 ○松田委員 先生のこれで出した結果と、今までの建設に使っていたB/C、今までもやっていましたね。猪瀬さんのものは今までのものでしょう。あれとはどのぐらい違うんですか、どのぐらいというのがいいのか、ほとんど同じだと考えていいのか、それともかなりばら付きが出てくるのか。 ○中村委員 今までのに比べると、まず採算性という観点が非常に強く入っております。この真ん中の2というのがそれです。今までのはB/Cですから、社会的な効果であって、私企業的な評価は全く入っていません。
○今井委員長 この進捗率がほとんど進んでないけれども、非常に必要性があるというのを、昨日どこかの市長かだれかが言っていましたね。ああいったのは、ここではどういう評価になるんですか。 ○中村委員 そういうところは、この1.のところももちろん高いところでしょうし、特に3.のところなんかは非常に高いところなんでしょうね。 ○今井委員長 1のところは残事業がものすごく大きいでしょう。だから、進捗がゼロだと。 ○中村委員 だけど、大変大事なものはもともとB/Cは大きいはずですから、残事業が100 %であって要するに何も手を付けてないところでも、B/Cは大きいということかと思います。 ○今井委員長 猪瀬さんのは、採算性というのはB/Cで入っているんですか。 ○猪瀬委員 これはB/Cで入れていますけれども、あと進捗率は工事中以上ということです。進捗率が高いということも、一種の採算性ですから、つまりゼロから始めるよりはでき上がりかけているのを早くおしまいにしてしまえば、供用されてお金が入ってくるわけですから、だから進捗率も一種の採算性になりますね。
○田中委員長代理 猪瀬さんのペーパーで、私も投資可能額というものについては、猪瀬さんが始めに◇で書いておられるのはもっともなことだと思っております。
○今井委員長 料金収入から。 |
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○田中委員長代理 これは事務局に。
○柴田次長 採算性の確保をうちの委員会で考えてくれと言われておりまして、その中で一番大きなものが今後どれだけ道路をつくっていくのかということだと思います。これまでの国交省道路局の現状の推計では、平成14年度以降9,342km 、20.6兆円が現行の料金収入で50年償還でできますということでございました。そもそもこの委員会が始まるきっかけの1つとしては、そこまでやると道路公団について将来返せなくなるんではないかと、そこについてはやはりメスを入れるべきではないかというのが、1つのきっかけだったと考えております。
○田中委員長代理 可能性を見当をつけてみたということですね。これは全体の我々の基本的なものにも当然関係してくると思います。ありがとうございました。 ○松田委員 ただ、これ最大投資可能額と言うけれども、ものすごく幅があるんですね。猪瀬さんのものまで入れると、15兆〜7.5 兆まで半分くらいになってしまう。
○川本委員 猪瀬さんおっしゃるように投資可能額という考え方自体にはとても違和感を覚えます。事務局がつくってくださった資料5の意味合いとして、一番大きいことは交通量推計をきちんとやり直すと、15兆が7.5 兆円になってしまうというところだというふうに私は理解します。 ○中村委員 きちっと見直したらこれになるということではないですよ。 ○猪瀬委員 大事なことは、これは50年めいっぱい現行料金をとり続けたらの話なんです。40年になったらもっと数字が小さくなるということです。
○大宅委員 これ見たときに思ったんですけれども、法律とか規則とかの上限ということなんですけれども、例えば門限12時としますね、本来なら8時に帰ってみんなと一緒に御飯を食べるのがいいんだけれども、門限12時というと遊びたい人は12時までに帰ってくればいいのねとなるわけです。これが50年を上限としてというのは、なるべくたくさんつくりたいという人にとっては50年なわけです。なくべく少なくていいんではないかという立場に立っている人にとってはそうではないんですね、猪瀬さんがおっしゃったように。そうすると、これが最大投資可能額と出ると、つくりたい側からしたらやったぜ15兆までいけるぜというふうになって動き出すのは怖いという気がします。鉛筆なめれば15兆までオーケーねと、そうではありませんか。 ○中村委員 今の24.6円、あの料金をずっと取って、40兆の債務を増やさずに着実に50年以内に返還するとしたときは、ここまでお金は使えますよということを言っているので、お金を使うのが嫌だと言うなら使わなければいいわけです。だからこそ最大と言っているわけです。それから、川本さんが言われた7.5 兆というのがきっちりやったらと言われましたけれども、これはきっちりやったと言うよりも、猪瀬さんの考えに従えばということで、きっちりやったというのは別に猪瀬さんの考えだけとは限らない。私がきっちりやったと言うと、もうちょっと左に行きます。 ○猪瀬委員 ただ、RateMax 95%がRateMax 88%になったことは、それは大きな間違いだったということはありますね。 ○田中委員長代理 これは施行命令の出ているものを全部やるということではなくて、こういう前提を置いて計算するとここまでしか投資できないということですね。 ○今井委員長 川本さん、どうぞ。 ○川本委員 前提条件に恣意性があるかどうかではなく、前提条件を変えたらということですね、ということを申し上げたかったんです。 ○中村委員 交通量の方をどう見るかによって違ってくるわけです。 ○川本委員 ただ、ケース1というところまではRateMAXによって判明しているのではないんですか。 ○中村委員 そうです。それはいいです。だから、7.5 兆がちょっと離れているでしょう。これがきっちりやったから7.5 と出ているわけではなくて、猪瀬さんの考えというか、私に言わせれば少々偏見的な予見を持ってすればこれが出るという話です。 ○川本委員 でも、今のお話を前提にすると、14.4兆と7.5 兆の間のレンジにあるということですね。 ○中村委員 その辺はちょっと判らない。 ○森田参事官 資料5の説明だけさせてください。国交省が出した数字の表を見ていただきたいんですが、高位ケース、中位ケース、低位ケースとあって、その下に乗用車、貨物車ということで、猪瀬委員提案ケースのうち免許保有率を修正ケースにしたケースというのがあります。ここまでは一応国交省が出した数字です。これはこの資料5で言うと、高位、中位、低位と、ケース1が国交省が出した走行台キロをベースにやっています。ケース2は、国交省の数字ではなくて、過去に免許保有率も完全に固定にしたらどうかという議論があったので、そのことを思い起こして仮にやったらどういう走行台キロになるかということを事務局でやったものでありまして、今のちゃんとやったらケース2までレンジが広がるということについては、ケース2は明らかに性格が異なります。 ○猪瀬委員 私が現況値固定を主張したんです。だから7.5 が出てくるわけです。 ○松田委員 でも、想定の前提の置き方で、どんなにまじめにやってもこれぐらい差があるいうことは事実なんでしょう。 ○中村委員 そうですね。だから長い期間のときには、それなりに途中途中でチェックしていくシステムを組み込まなければいけないということを意味しているわけです。この金利だって、いろいろ思っているとおりにになるかどうか全くわからない。 ○松田委員 だから、私はさっき大宅さんが言ったように、絶対15兆はつくらなければいけないとか、絶対11兆はつくらなければいけないとか、そういうふうに読むことは間違いだということは、そう思いますね。 ○猪瀬委員 だから、95%でやっていたらどんな数字が出たかというのは、大変なことなんです。とりあえず、この数字は目安だけれども、この目安はあくまでも投資可能額で考えるんではなくて、先ほど私が提案したような中身で考えていくべきであるということは、これはあくまでも参考資料ですからね。 ○田中委員長代理 森田さんに確認なんだけれども、再三しつこいようだけれども、これは全部やるとしてこれだけかかるということではなくて、こういう前提、収入だとか、金利だとか、投資パターン、管理費、償還期間50年以内に償還するという前提を置いた場合に、例えば高位の場合だと15兆円分ができるという意味ですね。つまり9,342 全部の話ではなくて、この金額分は可能であると、閣議決定による条件で読めると。 ○今井委員長 私の解釈をさせてもらいたいんですけれども、やはり総理大臣が長の国幹審で9,342 キロで20兆というのが出ているんです。これを放っておくと実施されてしまうわけです。そうすると、50年で多分返せないということになるんでしょう。ですから、この閣議決定があって、20兆という事業コストを規格の見直しとか競争の導入によって引き下げてくれというのがまず第一。
○中村委員 おっしゃるとおりで、例えばこの中位の13.2兆というものの読み方というのは、13.2兆よりたくさんのものをやったら50年で着実に返すことはできませんよということを言っているわけです。 ○今井委員長 だから、この数字をゼロからこんなにつくるのかではなくて、今まで20兆というものが国の一つの方針として決まっているのを、いろいろ規格の見直しとか交通量の直近の道路需要とかを考えながら、どこまで減らしていくか。そういう見方からすると、ここまでは減らせますよということを言っているというふうに理解していいんではないでしょうか。 ○田中委員長代理 私はむしろ逆に読んで、こういう50年以内で償還するという条件だと、20.6兆円はとても無理なんで、15.0兆円とか、あるいは猪瀬さんの1ケースで言えば11.4兆円ぐらいまでしかできませんと。 ○中村委員 だから、超えてはいけないですよと。だから、これまで減らさざるを得ないですよといっている。 ○今井委員長 だから、私はとても20.6兆というのはとてもできないから、ここまでしかできませんよということを言っている。ここが非常に大事なポイントだと思います。 ○中村委員 はい。 ○猪瀬委員 中村さんの資料6ですけれども、順番に偏差値からだんだん積み上げていって、どこまでいくかというのは、お金の都合で15兆で終わったり、10兆で終わったりする、14兆までいくとは限らないという話ですね。そのために優先順位を付けているわけで、だからこの偏差値をどこで切るかという問題もあるわけです。ここで偏差値49.8で切ってしまったら、これ以下はもうつくれないと。だけどいつかまたつくるチャンスはあるかもしれないということで、とりあえずこういう偏差値をどこかで切るしかないんでしょうね。 ○松田委員 これは、今は問題があるから実名が出ていませんけれども、ずらっと 今の2,500 キロを並べて、この計算でやればこういうことですよと、どこで切りますか、どれが納得性がありますかというのを投げかけるというのはやった方がいいんではないですか。 ○中村委員 だけど、それはここの場ではないですよ。 ○松田委員 ここの場ではなくても、資料としてせっかくつくったら、今までのと違って、こういうふうに新しい方式でやったんだから、これでやれば順番がこうなって、一体落第生でもつくるのと、大宅さんは委員だから国幹審というのにどうなんですかとやったらいいじゃないですか。 ○大宅委員 もう辞めました。一回も出なかった。 ○松田委員 でも、そういう使い方はあるんじゃないですか。これからの問題もあるから、全体の考え方で。 ○中村委員 松田さんのおっしゃったのは、一番下の▽▽のところは採算性がマイナス20なんてどうしようもない、こういうのはもう有料道路にはなじみませんよと、だからどうしてもほかの効果が高いなら直轄でやりなさいということを言っているわけです。 ○松田委員 だから、逆にこういうものについては、例えば地方の負担率を30%に上げるとか、いろんなことを考えるデータにはなるんだと思うんです。 ○中村委員 ただ、それぞれの地方にはみんなプライバシーがあるわけですから、学生の成績にみんなプライバシーがあるのと同じですから、やはりここで個別に議論する話ではないですね。 ○松田委員 ここで議論する話ではないけれども。 ○猪瀬委員 こっちは、これにげたを履いているわけです。そのげたの部分は見せないということなんですね。でないとこれは死刑宣告のようになってしまいますから。 ○田中委員長代理 中村先生に2つほど質問なんですが、この資料6は非常に高く評価するんですけれども、今までこういうことはやってこられなかったということですか。例えば、日本道路公団が中村先生の計算方式で仕事をしてくれていれば、うまくいっていたのではないでしょうか。 ○中村委員 多分私はやっていないだろうと思います。B/Cのところはもちろんやっているんですけれども、片桐さんに教えてもらった方がいいと思いますけれども。 ○田中委員長代理 こういうことは当然やられておると理解していいですか。かなり客観的に書いてありますから、やってないとすればどうして今までやってこなかったのか。 ○今井委員長 今まで命令だったら。 ○田中委員長代理 命令だから、逆にしやすいんです。上から順番にこういう考え方でやれと。新しい組織になると、後から議論になるかもしれませんけれども。自律的な会社になればいろいろ考え方がそこに出てくるわけなんですね。命令すれば別だけど。 ○中村委員 ある政治的なプレッシャーとか、あるインタレストグループからの要求に対して抵抗するのに、これは大変強い武器であると思っています。 ○田中委員長代理 そこで、それが今まではどうだったかというのが1点、それはわかりました。
○中村委員 出せばいいと思います。一番透明性が高い。ただ、こういうものは人によっては、冷たい、極めてテクノクラート的な指標であり、これでみんなを決めるなんてという批判は必ず出てきますけれども、これやむを得ないと思います。 ○田中委員長代理 さっき学生の成績と同一視されましたけれども、ちょっと違うんではないかと思います。学生の成績はまさにプライバシーです。しかしながらこれは各路線をつくるに当たって、情報公開してもいささかも問題は起きない。政治的には起こるかもしれませんけれども。公開すると政治的に働いていることがよくわかっていいではないですか。 ○中村委員 だから、これから先の事業化に向けてこういうものを出していった方がいいということは、この委員会として提言したらいいと思います。 ○松田委員 これは委員会として提言してもいいことだと思います。そして、この偏差値40%なんていう裏口入学したようなものは、今からでも落とすということをはっきり提言したらいいんではないかと思います。 ○中村委員 これはあくまでも偏差値でして、偏差値というのは中の候補の間の相対的な話だから、絶対値ではないのでその辺は注意しないといけないと思います。 ○松田委員 もちろんそうです。 ○今井委員長 どうぞ。 ○猪瀬委員 採算性の問題というのは、中村先生御存じのようにB/Cイコールではないですね。だから、その採算性というのは、これから少しデータ的に知りたいなと思うのは、例えば外環道でも三郷から松戸までの将来の収入予測をどのぐらいにしているのか、コストは2,000 億円かかっていると、では収入がのぐらいなのと。これは新規建設路線の収入がはっきりわからないのでは、採算性というのが本当にわからないから、そこはある程度出してもらわないとだめですね。せっかく交通需要推計を修正したわけですから、細かい路線別、区間別の収支予測の数字がもう出てくるんです。そうであれば、それを事務局に提示してもらいたいと、そうしないと採算性というのは議論しにくいんですね。料金収入が見えてこないですから、それはよろしいですね。要求として申し上げておきますけれども。 ○中村委員 それはどうですかね、例えば猪瀬さんだけが見せもらうというのはいいんですかね。少なくとも、公表できるような話ではないでしょう。 ○柴田次長 個別路線に関わる、国交省作業中で近似値の計算を出していますね。その基データですので、それ自身どこまで確定しているのが出せるのかという問題はあろうかと思います。 ○中村委員 みんなナーバスでしょうから、特に地元なんかは。 ○猪瀬委員 最大投資力と書いているんだから、それはある程度各新規路線の収入がある程度わからないと。 ○今井委員長 今の交通量の推計は、先ほど、これは近似値計算ということでやったので、必ずしもこれが最終ではありませんし、さっき決めたように新しく国土交通省に出してもらうということになっていますから、それが出てきたら数字が少し違ってくるという理解でよろしいですね。 ○中村委員 はい。 ○今井委員長 とりあえず私どもとしては、大体今の20兆円というものがどういうふうに落とせるのかという目安としてこれを出してもらったということでありまして、今日のところはこれ以上これが正しいとか、正しくないとか詰めても結論は出ないと思いますので、この問題はいずれ詰めるんですけれども、今日のところはこれで終わりにしてよろしいでしょうか。 ○猪瀬委員 これについてまだ少し、でも先ほどのデータは新規路線の採算性は見えないと話がしにくいなという気がします。 ○田中委員長代理 回収してもいいし、我々の委員会は個別の路線をどうのこうのという立場にあるわけではないんだけれども、基準を考える場合には、どうしてもある程度具体性がないと考えられないということもありますね。だから、回収されてもいいし、事務局の責任でできるならばお願いしたいと思います。 ○今井委員長 外へ出ると政治的にハチの巣をつついたようになるわけでして、猪瀬さんはそれがないと検討できないと言うんだけれども、それはわかるんですけれども、だけどこの委員会の仕事が非常にやりにくくなる要素が出てくる心配を持っているものですから。 ○中村委員 私はここでの仕事というのは、こういうふうな方法論的なものを提示して、こういう方法でやった方がいいということを提言するにとどめた方がいいと思います。あとは交通量が出ると、猪瀬さん自分で計算できるではないですか。 ○猪瀬委員 民営化会社がどのぐらい建設できるのかというイメージが浮かばないと困るなとは思っているんです。 ○田中委員長代理 提案ですけれども、我々ももっと議論しなければいけないことがいっぱいあるわけだし、もうそろそろ11月も上旬ですから、大事な話から議論した方がいいと思います。 ○今井委員長 それでは、休憩取らないで続けてよろしいでしょうか。
○大宅委員 済ません。私、今日早引きしなければいけないので、1年前から決まっていた仕事で出なければいけないので、その件に関して私のあれだけ遺言していっていいですか。
○田中委員長代理 大宅さんがおられなければ、集約は次回の冒頭にでもしてもらって。 ○今井委員長 それだからと言って、これの議論をやめるわけにいきませんから、今日は詰めるだけ詰めましょう。 ○田中委員長代理 わかりました。
○今井委員長 ちょっと済みません。大宅委員お帰りになる前にごらんいただけないでしょうか。分割の問題について、1件1件大体整理して、これが最終とは言いませんけれども、大体まとまった意見をその都度こういうふうにしていきたいと思っているんですが、ちょっとごらんいただけませんでしょうか。
○柴田次長 地域分割についての意見集約(案)でございます。
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○大宅委員 このできるだけ同様というのがちょっと違うかな、余り極端に下がらないぐらいの方が、そこに同じようにしなければいけないというと、無理やり変なことをやることはよくないんではないかという気がします。
○今井委員長 では、できるだけ同様という表現を変えてください。
○猪瀬委員 ただ、首都高・阪高と、主に日本道路公団の方ですね。だから、これはぴったりにはならないことはたしかですね。規模がとか、キャッシュフローも規模ではありますね。 ○今井委員長 規模が妥当かもしれませんね。 ○田中委員長代理 キャッシュフローや収支率等が。 ○松田委員 特に収支率ですね。 ○今井委員長 ここで言う収支率というのは、金利が入らない収支率ですからね。 ○松田委員 大体いいんではないですか。 ○川本委員 キャッシュフローや収支率等とあえて書く理由があるのかなと思ったのですけれども。 ○今井委員長 キャッシュフローや収支率って、どういうふうに使い分けているのかよくわからないんですけれども。 ○川本委員 収支率だけなら普通の言い方なのかなとも思うし、あえてここでキャッシュフローを出す意味合いというのは強く求められるんでしょうか。 ○田中委員長代理 収支率とだけ言った場合、お役所の収入と支出だけ言われたんではかなわないですね。企業会計上のね、どう表現するんですかね。 ○松田委員 キャッシュフローを使うんだけれども、キャッシュフローの金額は大きく違いますね。だから、キャッシュフローや収支率等ができるだけ同様というんでちょっとまずいんで、率が。 ○今井委員長 率がね。
○猪瀬委員 いや、キャッシュフローは大事です。 ○今井委員長 キャッシュフローだけだと、大きさになってしまうんです。 ○松田委員 だから、キャッシュフローをベースにしてとか、要するに判断の一つの大きな要素だから。 ○猪瀬委員 キャッシュフローをベースにしてだからね。 ○松田委員 そういう方がいいんではないですか。 ○田中委員長代理 それでは、川本さん、困りますか。 ○松田委員 困らないでしょう。 ○猪瀬委員 キャッシュフローではいけないんですか、分割に際してはキャッシュフローをベースに負担する債務を割り当てるじゃいけないんですか。 ○今井委員長 債務を割り当てないでしょう。 ○猪瀬委員 返済する債務を負担力に応じて再配分するんでしょ。 ○今井委員長 ベースに検討するならいいんですけれども。 ○松田委員 ベースに検討し、収支率等がと言ったらいいんじゃないですか。 ○今井委員長 ベースに検討し、収支率等が各組織で極端な差が出ないように検討する。 ○松田委員 それでどうですか。 ○田中委員長代理 その方がいいですね。 ○今井委員長 どうでもいいですけれども、これは最終的な答申のときはもちろんもっと文章を推敲すればいいんですけれども、考え方を大体そろえるという意味でよろしいですか。 ○田中委員長代理 キャッシュフローを基本とし、収支率等がとしたらいかがですか。 ○猪瀬委員 1番目の現行ネットワークをベースは間違いないんだけれども、少しふくらみがある部分は生かされているんですか。外環はともかく、少しふくらむ部分というのは全然考慮されてないんですか。 ○今井委員長 ベースとしてというのが、ベースとして何かを付け加えることもあるという表現に取れないですね。
○松田委員 だから、現在の組織に範囲に限らずに検討するとか何とかという言い方ではないんですか。 ○坂野事務局長 委員長は、核とおっしゃったんですか。今を核としてと、核なら外がいっぱいあるということになるわけですけれども。 ○猪瀬委員 ネットワークを核としてだね。 ○今井委員長 要するに、みんなの考え方ができるだけ的確に表されているようにして、最終答申のときは当然書き換えますから、書き換えるというかもっと推敲しないといけないと思います。 ○松田委員 だから、事務局で少し表現を考えてくれればいいです。今のままがっちりとただ単に民営化するということではなくて、場合によってふくらますこともあるんだということを入れて。 ○今井委員長 では、大体そういうようなことにして、田中さん、失礼いたしました。 ○田中委員長代理 では、修文はもう一回してくれるんですね。
○中村委員 それはおっしゃるとおりで、理屈の上で可能なものをすべて並べただけです。 ○田中委員長代理 要約してみると、参考の方も入れて選択肢を絞れば以下の6つしかなくて、その他の選択肢は要らないと。
○中村委員 時間があれなので、簡単に言わせていただきます。まず、田中委員、よく見ていただいてありがとうございました。これは私がいろんな方式で、本当にどれがいいのかというのを整理して、それで自分なりに評価してみようということで、私だけの評価では心もとないので見ていただきたいということを言ったわけです。
○田中委員長代理 これはいずれ議論する、根本的な問題ですから。 ○今井委員長 それでは、松田委員から資料が出ています。松田委員、お願いします。 ○松田委員 それでは、私の「民営化スキーム(メモ−その3)」というのを開いてごらんいただきたいと思います。
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○今井委員長 ありがとうございました。川本さん、何か御意見ございますか。
○川本委員 田中さん、スキームについての御意見は。 ○田中委員長代理 この議論がどうなるかわかりませんけれども、ペーパーを出したのは同じようなことだけれども、中村先生に対する私の意見と松田さんの意見が出たんですから、この松田さんのをベースに議論を進めてもいいし、この中に当然私の議論も入っています。川本さん、何かお持ちなら、先に説明されればいいんじゃないですか。 ○川本委員 スキームについてですが、メッセージ的には私は保有機構を設立することが、本当に民営会社をつくるためにはベストなチョイスだと思っていないんです。李下に冠を正さずと言いますか、一番恐れておりますのが、国の介入と新規建設に歯止めがかからないということでございます。そういう危険があるところに機構をつくってしまうと、この恐れを回避するのがなかなか難しいのではないかと思っております。
○今井委員長 これに関連して、田中委員、何か御発言ありますか。 ○田中委員長代理 私が説明し出すと、ばかの一つ覚えみたいなことを言って、また松田さんに笑われるかもわからないけれども、私は今までのいろいろな改革の失敗をたくさん見てきております。そのときに、松田さん自身ここにお書きになっているように、機構のいろいろな業務の限定等をしておられますけれども、しかも松田さん自身政治の介入等々のリスクをとにかく避ける必要があるということを基本的におっしゃる。そういうことは全くそのとおりだと思うんですが、私も保有・債務返済機構の問題については、8月の6・7日の集中審議のときに、委員長と記者会見をさせていただきましたが、そのときの事務局等の御説明なり、私も無知な点もありましたけれども、上下一体の清算機構方式では固定資産税が4,000 億以上かかるということで、しかもそれが独立行政法人であれば、固定資産税が回避できるというふうなお話があって、そこで保有・債務返済機構、そのときは保有・債務返済機構という名称がまだはっきりしていませんでしたけれども、そういうこともあるのかなと思い、皆さんのここでの意見もそうだったからそう言ったのであります。
○今井委員長 さっき大宅さんがお立ちになるときに、保有機構をつくるということはしようがないけれども、そこから資金の還流だけは絶対反対だと言って立たれましたね。松田さんの御意見も、川本さんの御意見も、そこから資金の還流は反対だという御意見なんですが、川本さんはまた別な御意見がありますけれども、そこのところは中村委員はそっちがベストだとおっしゃるわけでありますが、どうでしょうか。 ○中村委員 私はそう思っています。機構から還流すると、それが無制限になるとか、不透明になるとかいう意見でそうおっしゃっているようですけれども、そういうふうなことを避けるためにも、さっき説明したような評価の仕方を提案しているわけです。だから、決して不透明にも、無制限にもならないと思っています。
○今井委員長 さっきの議論で、組織論で分割ということが1つありまして、分割するときにはできるだけキャッシュフローというか、収支率というか、そこをイーブンに考えていこうということは、その中で従来既に供用中のものと新しくつくるものとを一緒にして、1つの会社の中で、要するに償却済みの工場からの利益で新しく工場をつくるという考え方があるわけです。
○松田委員 一言で言えばおっしゃるとおりで、結構だと思います。
○田中委員長代理 今の御説明の限りで、ちょっと教えてください。委員長の質問もそうだったと思うんですが、リース料を新しい会社の方に若干留保するのか。一般管理費と修繕費を除いた分は基本的には全部返させるという考え方もありますけれども、若干建設費分を留保するというお考えなのか。もし留保するというお考えであれば、それは委員長がおっしゃるように通行料の中から、つまり保有機構から還流するのと同じ議論にならないかというのはいかがですか。 ○松田委員 先ほど約四十年でと申し上げましたのは、40年で返すとすれば、それに合わせた定額を決めればいいわけです。もちろん総額40兆なのか、私がこの間申し上げたように、あと2〜3年今のとおりつくって四十何兆になるか知りませんけれども、それで返せるものをきちっとすれば、それ以外はすべて会社が使える利益になると。ファミリー企業の問題をやりましても、合理化をやりましても、あるいは40年ぐらいで返せるようになったら、そのあと10年間ありますから、それの引き当てということもありますけれども、いろんな形で資金調達は容易になります。
○中村委員 松田さんがおっしゃるような方法で、国民的に本当に必要なものが着実に整備されていくことができるなら、私はこの絵の形には全くこだわりません。松田さんのやり方で結構です。 ○今井委員長 まだ国との契約の問題を、新しい会社の形態が決まらないものですから、今まで一回も議論してないんですけれども、国とこの新しい会社というのはかなり詳細な契約を結ばないといけないと思うんです。そのときに、建設を強要されるというと問題ありますけれども、一定の額を留保する以上は必要な路線の建設の義務があるということまではのめるんでしょうか。 ○松田委員 義務があるというふうに書き込むことができるかどうかというのは、それは難しいと思います。ですけれども、上場に至るまでは、かなりの時間がかかる、つまり40兆という巨額なものをある程度落としていかないといけないわけですから、私どものところでも、16年かかってやっと我が社がフリーになっただけで、ほかの会社はまだ全然国が持っているわけですから、そういう形で完全に国が株主であると、国だけが株主であるという状態が続くわけですから、したがって必要な道路に投入するというのは会社の定款にきちっと書き、その指導があれば、不必要なもの、全然だめなものは嫌だというでしょうけれども、それはだれでも同じなんで、必要なものについてはきちっと建設費を出していくことは可能だと思っています。 ○田中委員長代理 今のお話はそれでわかりますけれども、さっき私が聞いたのは、要するに、40兆円、42〜43兆になるのか知りませんが、それを40年賦で割り付けていくと。ですから、それは毎年払えばいいわけで、その会社が努力して、猪瀬さんがいつもおっしゃるようにコスト削減したりして留保されたものは、今、委員長がおっしゃったように国としても道路をつくってもらいたいところはいっぱいあるわけですから、自ら建設できるものはし、至らない分は中村先生の6割はもうかるけれども、4割はマイナスになるという、賦課方式でやろう、直轄事業費を4割入れようというふうにして入れるという話の方が非常によくわかるんです。
○松田委員 よろしいです。だから、田中さんのおっしゃっているものも。 ○今井委員長 そこのところを、全く自主性に任せるというと、中村先生はノーだと思うんですけれども、どうなんでしょうか。 ○中村委員 それは大変不安に思います。社会資本の整備を採算性だけ重視の民間会社でやったら、そんなものは会社の最適行動としてはやらないことがベストに決まっていますから。そこを義務づけというとしかられるかもしませんが、何がしかの担保するものはつくっておかないといけない。それがもしできるなら私はどこから出そうが構わないと思っています。 ○今井委員長 そこのところの非常に大事なポイントは、道路料金が非常に高いんですけれども、これは借入金の返済と金利があるから高いんでありまして、これは今のままでいいというわけにはいかないと。したがって私は道路でもうけるんではないねといつも言っているわけですけれども、全然もうけないということはなくてもいいんですけれども、管理費程度のものにして、やはり道路以外の工夫で利益を出す会社なんだというふうには皆さん確認できないんでしょうか。そうしませんと、私は公物であるか私物であるかをこだわるつもりはございませんけれども、そういう神学論争をやるつもりはございませんけれども、しかし道路でどんどんもうける会社はつくってはいけないと思うんです。そこのところはいかがなんでしょうか。 ○田中委員長代理 今の委員長のどんどんもうけるとか、もうける会社でないという限りにおいて私は賛成なんです。ただ、適正な利益を上げるという表現でないといけない。利益を上げないという会社ではよくない。 ○今井委員長 だから、全く普通の民間会社とは違うと。 ○田中委員長代理 公益事業ですから、その点はよろしいです。 ○今井委員長 だから、私のベーシックな考え方は、コンセッション・アグリーメントが一番いいと思うんです。しかし、ではそれで上場してないかというと、上場していますし、利益も上げていますし、そういう会社であるべきだと。だから、完全な最後まで私物ではないという。 ○松田委員 私物・公物論争は別にして、私物というのは日本語としてもよくないですね。プライバタイゼーションは私物化ではありませんから、私有化とか何かですけれども、要するに今まででもJRだけではなくて、NTTであろうと何であろうと、国が100 %の株を持っている、あるいはそれほど心配であれば最後に国が何%持つかということを法律で決めるのは、JTもNTTもそうですし、国鉄は国民に見放されたから全部お前が勝手にしろと言われたのもあるんですけれども、ただそうであれば、例えば特別に社員の給料にどんと積むとか、配当をほかの民間会社のように30%やるとか、そんなことはあり得ないわけです。その指導というのはある程度各官庁とも内閣府を通じてきちっと指導しているわけですから、ですからそこには留保が出てくる。それを今の国との契約でもいいんです。
○田中委員長代理 それは契約の問題ではなてく、非常に公共性の強い、公益性の高い事業です。だぶだぶともうけるような会社ではないと思います。であれば、当然そこに当初は会社法になるかもわかりませんし、業法をつくるかどっちかですけれども、その中できちんと法律で料金に対する必要な規制は、やはり政府が方法はとにかくとしてやるということは当然だと理解します。 ○松田委員 委員長、もし御同意いただけるなら、そういう方向でこれからのものをきちっとみんなでつくり上げていきましょうと。そういうことで、機構からなくてもちゃんとつくれるという方向と、田中さんには申し訳ないけれども、大して違わないわけですから。 ○田中委員長代理 違いますよ。 ○松田委員 保有機構のあれで御同意いただくというのを2つお決めいただくと、先へ向かって行くと思っているんですが、是非ひとつ。 ○猪瀬委員 これはどんどんもうかるというんではなくて、田中さんが言われた適正な利益を追求するのは構わないと思います。それは当然だと思います。それで松田さんの言われたことで、私はある程度まとめた方がいいと思います。 ○川本委員 ただ、建設する義務があることになるというのは、私はとても心配です。中村先生が御心配があるのと、反対に私は道路が1センチできるたびに借金が増えて返せなくなるということがすごく心配なんです、今後国と地方の財源でつくっていくというシステムにもう一刻も早く移行していくということが筋だと思っています。 ○中村委員 それで会社はいいかもしれませんけれども、その分を、国民は肉体的・心理的・精神的な負担であったり、経済的な負担であったり、いろんな形で負担するわけで、その負担を早く減らすことが私は大事であるというふうに思っているわけです。 ○川本委員 会社がいいということではないと私は思っていて、これは本当に何度も繰り返しになりますけれども、郵貯と簡保のお金をバックにしているからということなんですね。 ○中村委員 だから、この範囲を超えたら危険ですよという危険ラインをさっき計算していただいているわけです。それを守っている限りにおいては、そういう心配は要らないと思います。 ○松田委員 ですから、定額でもって四十何兆になるのを何年できっと返せるというものをきちっと決めるわけですから、今の借金はどんどん減っていくわけですから、まずはその心配は極めて少なくなるだろうと思います。 ○田中委員長代理 その点については、私が提案している基本的なスキームは、全く同じですから異論ありません。 ○川本委員 そうしましたら、借金を増やさないという表現ではなく、借金を減らしていくという表現にしない限り、私の心配は収まらないと思います。 ○猪瀬委員 還流しないということはいいわけですから。 ○田中委員長代理 還流しないとした場合で1つの問題は、本当に核心的な問題を今やっているんですけれども、せっかく最大の投資可能額を出された、あれは「可能」ということでいいんですけれども、それが「限度額」になることだと思います。枠がはまっていていいという話かもしれませんけれども、料金を還流させるというときに、方法は今の公団に対する命令のように命令をするのか、もう一つはコンセッションということでそれを担保できるのか。やはり一方が金を持っている場合、持っている方が会社に対してつくりなさいと言ったら、公団方式と変わらない。また、契約やコンセッション方式をとるとしても、自主性が会社にあると言ったって、借りる方と貸す方の力の差異というのは、法律で何を書こうと歴然とした力の違いがあって、問題ではないかという懸念があります。 ○猪瀬委員 定額でやるから、それが十分に抑止力になるでしょう。定額で返すというのがぴしっとあれば、建設の抑止力になると思います。 ○田中委員長代理 返すのはいいんです。私は還流する話を言っているんです。 ○松田委員 だから、田中さんの言っているのもよくわかるんですが、例えばそういう保有機構をつくって還流するということをやっても、その組織というのはどうしても国がこれからの計画を決めるわけでしょう。そして一番近いところに位置するわけですから、行政の関与というものをできるだけ中立的にしておくと、そのためにも私は還流はさせない方がいいと思っているんです。 ○田中委員長代理 その点では私も同感です。私はもう一歩進めて、保有機構自体がそういう危険性を持っているということですけれども、しかし私と川本さんだけがそう言っていてもしょうがないかもしれないけれども、それは大宅さんがいらっしゃるときにやるのか、大宅さんからも御発言があったから、委員長の御判断ですけれども。 ○今井委員長 それでは、皆さんの大多数の御意見は、結論は出しませんから勝手に推測させていただくと、やはり返済財源等を最大限に確保するために、田中さんお言葉で言えばセカンドベストとして、保有機構と、そして新しい会社、これは分割した会社をつくると。運営、建設、維持・補修、関連事業もやる、そういう会社をつくると。
○田中委員長代理 併せて議論するということですね。結構です。 ○今井委員長 結論は出していませんから、大体私の推測で。 ○田中委員長代理 スキームの話と、還流させないからどうするかという話ですね。 ○今井委員長 はい。国との契約の在り方です。
○坂野事務局長 わかりました。 ○今井委員長 それで、とにかく1時〜6時までの5時間、今日は2時からでもこれだけくだびれてしまったわけなんで、多少時間的には融通性を持たせてもらいたいと思います。 次回は、一応決まっているんでしょうけれども、また連絡の上多少の変更ありということにさせていただけませんか。 ○中村委員 松田さん、民営会社のところの中を書いて是非見せてください。 ○松田委員 はい。 ○田中委員長代理 委員長、そういう今日の整理でいいと思います。私も今しゃべった話を、大体わかっていますけれども、今日の中村先生のペーパーに対しても勝手な理解でやっているわけですから、一応メモをしてきて皆さんの御判断を仰ぐということにしたいと思います。 ○中村委員 さっきのは補助金です。料金から入ったのから出す。 ○今井委員長 補助金ですか。やはり貸付ではないと思います。 ○田中委員長代理 それは後で。 ○坂野事務局長 済みません。今お配りをしましたが、地域分割の原則で多少文章を直しました。今日はもう時間がありませんので、これをお持ち帰りいただいて、もし直す必要があるならまた直していただくということで、これは一応仮置きということで皆様方に今日お持ち帰りいただければと思います。
○松田委員 およそ3時間ぐらいにしましょう。集中力が切れてきて、私ももう老人ですから、高齢者の域に入っていますから。 ○猪瀬委員 坂野さん、1つだけお願いなんだけれども、ここに書いてある投資可能額がありますね。これと中村さんの大きな紙と、それから「『投資可能額』について」というのを私が出しましたが、これは3つセットにしておいていただきたい。でないと事務局が作成した投資可能額の紙が1人で歩いていってしまうんです。ですから、私の投資可能額についてというのと、中村さんの資料と資料5というのは、最終的な整理としてはセットに付けていただけませんでしょうか。 ○今井委員長 よろしいんではないですか。今日はそういうことを決めたわけではありませんから。 ○猪瀬委員 そうじゃないと、事務局の1枚紙だけどんどん走っていってしまうから。 ○坂野事務局長 わかりました。これからあちこち要求があれば、こういうふうにホチキスでとじて皆様方におわたしをするようにいたします。 ○今井委員長 それでは、もう事務局ありませんね。 ○坂野事務局長 はい。 ○今井委員長 では、これは今日は閉会したいと思います。お疲れ様でございました。 |