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第三十二回道路関係四公団民営化推進委員会議事録平成14年11月26日(火)13:10〜17:18
道路関係四公団民営化推進委員会室(虎ノ門第10森ビル3階) |
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○今井委員長 それでは、ただいまから「道路関係四公団民営化推進委員会」の第32回会議を始めます。
○坂野事務局長 本日は、前回申し上げましたように、関連会社、関連公益法人の取り扱いについて御検討をいただいて、その後に残された課題について御論議をいただきたいと思います。
○今井委員長 それでは、議事に入る前に、ただいま御紹介がありました、交通需要推計の再計算の第三者チェックにつきまして、国土交通省と事務局で検討させていたところでございますが、これについてまず事務局から報告をいたします。 ○酒井参事官 それでは、御報告申し上げます。「交通需要推計に係る第三者チェックについて」という本日付の5〜6枚のペーパーでございます。
○今井委員長 ただいまの説明につきましては、御質問、御意見があればどうぞ。 ○猪瀬委員 補足させていただきます。この前に国土交通省並びに事務局にしかるべき調査機関に委託するようお願いするということだったんですが、しかるべき調査機関はみんなしり込みしてしまいましたので、仕方がなくいろいろ考えて、調査機関ということではなくて、個人の専門家がコーディネートする形でやっていただくと。個人がというのは、この3人がそれぞれ協力していただいて作業をしていただくと、こういうふうな形でお願いすることになりました。これはまさに現実的かつ効率的であります。やむにやまれずというふうにひとつ付け加えていただきたいと思いますけれども、そういうふうになった次第です。
○今井委員長 ほかに御意見ございませんか。それでは、この件については、こういうことで御了解していただいたということで進めていきたいと思います。
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○水上参事官 そうしましたら、資料1をごらんいただきたいと思います。
表紙を開けていただきまして、まず、最初の1ページでございますが、この関連企業と言いますのは、関連公益法人、行コスの子会社・関連会社。更には、それ以外の深い関係のある会社も含めてのことを関連企業とここでは書いてございます。 その関連企業の整理・再編とグループ経営に関する基本的考え方というものを1ページにまとめております。 1つ目の○でございますが、新会社は、これまで不透明・高コストという批判がございます関連企業問題をとにかく解消いたしまして、コスト削減・収益向上・利用者サービス向上、更には新会社が立ち上がった後、経営ビジョン・戦略を実現するためにグループ経営に取り組むべきではないかというのが基本的な考え方でございます。 2つ目の○でございますが、そのために2つのアプローチに取り組むべきではないかと。1つ目の矢印で、行コスの子会社・関連会社・関連公益法人にかかわらず、それ以外も含めまして、幅広く関連企業を見直し、必要な部分につきましては、グループ化を検討していく。これによって関連企業の整理・再編を図るというのが1つ目の点でございます。必要な部分をグループ化していくという点でございます。 その際に、小さな矢印の2つ目に書いてございますが、現在の関連企業を、その業務を前提に考えていくだけではなくて、これまでの委員会での御検討の中にもございましたが、例えばETCを導入することによって、これから人手による料金収受業務というのが大きく変わっていく可能性がございます。そういう業務自体の見直しも行った上で、関連企業の中でグループ化を図っていくというところをしっかり見極めていくというのが1点目でございます。 2点目の矢印でございますが、このグループ化を行わなかった範囲につきましては、徹底した競争を取り入れていくという点でございます。 そのために、競争入札等のことはもちろんでございますが、新会社における外部調達の費用削減策ということも徹底して行っていく必要があると。 矢印が2つ書いてございますのは、グループ化を行っていくということと、それ以外の委託業務については徹底した効率化を図っていくという2点でございます。 3つ目の○でございますが、そのためのステップとして1、2、3と書いてございます。 まず、1)では、現在の四公団におきまして、直ちに関連企業に関わる業務執行方法、発注方式、天下り人事などを見直しまして、課題の解消に取り組むと。 これは、以前に公団ヒアリングでもございましたが、経営改善委員会でも取り上げられている項目でございます。それを直ちに実行していくというのが1点目でございます。 2点目は、民営化に備えまして、四公団が民営化後に関わるような新たな契約については十分配慮をすること。更にグループ化を行っていく業務、競争性を導入する業務の見極めの基礎的な検討に公団の段階で取り組んでいただくと。 3点目でございますが、グループ化等の決定は、新会社設立後、新会社が自ら早期に経営ビジョン戦略に基づいて対処方法などを検討して実行していくという3つのステップでございます。 ※に注が書かれてございますが、現在の公団の段階で、例えば関連企業との出資関係を持っていくためには、公団法を変えなければいけないというような点も留意が必要になっております。 そのために、3)に書いてございますが、新会社が自ら行ってはどうかという点を記しております。 最後の○でございますが、このグループ化に関連しましては、ここでは日本道路公団をベースに書いてございますが、そのほかの三公団についても同様の対応の検討が必要であろうと。 ただし、一番下の※でございますが、本四公団につきましては、特別措置というものがございます。 これは次のページに書いてございますが、以前、関連事業でも御紹介をいたしましたが、本四公団に関連しましては、橋の供用に伴って転業、転職が必要になるケースが生じておりまして、そのために旅客船事業者、あるいは港運事業者に対しまして、優先的に関連事業を発注しているということがございます。これへの配慮が必要だということを最後に付記しております。 ○広畑企画官 続きまして、3ページ以降「■関連公益法人の法的な取扱いに関する基本的な考え方」を説明いたします。
○水上参事官 そうしましたら、資料2を簡単に御紹介をしておきたいと思います。
○今井委員長 ファミリー企業につきましては、猪瀬委員から資料が出ておりますので、説明をお願いします。 ○猪瀬委員 私の資料を説明する前に、今、事務局側の資料2の方の調査状況が説明されましたけれども、極めて遅れているというふうに認識しております。
○水上参事官 委託調査につきましては、委託の仕様書を委員会に諮らせていただいた時点でも説明させていただいたと思うんですが、それぞれの調査項目につきまして、回答する会社に公表扱いか、非公表扱いかということを調査項目ごとにお答えいただくという方法を取っております。
○猪瀬委員 株主構成の資料の公開はできるということでいいんですか。 ○水上参事官 委託調査につきましては、回答された会社が公開しても構わないというふうにお答えいただいた会社については公開扱いでございます。回答された会社が非公開扱いにしてくださいというふうにされた会社につきましては、通常その会社が公開しているもの以外については非公開扱いということでございます。 ○猪瀬委員 それは、もともと調査のときにあえて非公開ということを相手側に求めるというのはおかしいんですよ。
○水上参事官 今の点は、公団要求資料で猪瀬委員から四公団に要求した資料の点だと思うんですが、正確ではないんですが、公団ごとに公開扱いで構わないというふうに提供いただいた公団と、全部に確認できていないので、とりあえずは非公開扱いで整理しましたので提出しますという公団と両方あったと思います。 ○猪瀬委員 今、幾つかいろいろ手続上の問題がありましたが、あれからいろいろと考えてみまして、これは全部公開しないと、ファミリー企業の調査の分析ができなくて、ファミリー企業そのものの実態が国民に明らかにならないんです。こちらでファミリー企業の株主構成、それぞれ持ち合いの状況を逐一図表化するに当たっては、匿名で図表化できるわけではないので、個人名はともかく、企業名は全部入れさせていただくことにしたいんですが。 ○今井委員長 このファミリー関連企業の問題につきましては、管理費の合理化という非常に大きな問題がありまして、また業務範囲の拡大という大きな問題がありまして、それをやるために、今、猪瀬さんが言われたような調査を行っているわけですが、とりまとめに当たりまして、調査結果が全部盛り込めないと思います。したがいまして、今のお話は、今後新会社になったときに、継続的に非常に必要なことですから、引き続きやることにいたしまして、とりあえず、今直ちに関連企業、管理費等の問題についてどういう点をやったらいいかということを決めたいと思います。 ○猪瀬委員 まず、実態が明らかにならないと、そういうことが非常に決めにくくなってしまうということでありまして、したがって持ち合いの実態というものがどういうものであるかということを、この間の調査データに基づいて当方ができるだけ克明に、事務局が協力することを前提に、皆さんにもう一度データを明らかにさせていただこうと思っています。その実態を踏まえて議論しないと議論にならないのではないかと。
○今井委員長 今の公開問題は、さっきもお答えになっているけれども、集めたものを全部公開するということでよろしいんですか。 ○猪瀬委員 そうです。 ○今井委員長 それだけでよろしいんですか。 ○猪瀬委員 はい。 ○今井委員長 それは可能ですか。 ○水上参事官 それは委託仕様書を委員会に諮らせていただいたときに、確認を取らせていただいた点です。任意の協力であるということと、公開、非公開については対象会社に確認しますという点は、仕様書から抜き出して委員会で確認を取らせていただきましたので、今回の帝国データは、それを前提に対象会社にデータを提供いただきました。
○猪瀬委員 任意の調査に決まっているんですよ、だけどこれは委員会が指示した道路公団改革の問題として調査するということですから、ただ単にその辺の会社が調査させてくださいというふうなお話ではないわけですよ。
○松田委員 ちょっとよくわからないんだけれども、最初、非公開でも公開でもいいと言ったのかどうか、そこまで考えていなかったんですけれども、非公開で調査をして、我々にその部分をどうやって示すつもりだったんでしょうね。その分そっくり残るんですか。 ○水上参事官 データは、委員会の範囲で活用するという扱いか、一般公表していいかという扱いかを確認しております。 ○大宅委員 でも、委員会は公開です。委員会に出してくれるものは、そのまま即日本中に知られて当然です。 ○松田委員 だから、どうして委員会が公開なのに、秘密会にしたらいいということですか、それともどういう扱いを頭に置いてやっていたのかというのが1つ。
○水上参事官 今回の調査項目の多くは、一般の民間会社が公表していない項目が多く含まれております。
○松田委員 よくわからないんだけれども、委員会として必要であると言って、ここで議論をする材料にするのには一向に差し支えないわけでしょう。そのことは皆さんもいるんだから、結果としてオープンになったとしてもそれはやむを得ないでしょう。 ○猪瀬委員 改めて言いますけれども、行政コスト計算書のファミリー企業というのは、昔にある程度出たわけですね。行政コスト対象企業というのは線引きであったわけですよ、その線引きから逃れたいわゆる隠れファミリーというのがたくさんあることがわかったわけですね。さっきから言っているのは、これが果たして通常の民間企業と言えるのかどうかということなわけです。
○川本委員 調査をする段階で非公開にすると答えが増えることが多いので、善意になさったということもあると思うんです。そうすると問題になるのは、多分帝国データバンクと、当該企業会社との契約の効力が法的にどういうふうな解釈ができるのかというところとか、あるいは委員会が利用するならばいいというならば、どういう要件ならばそれが許されるのかとか、その辺の契約関係をもう少し細かく教えていただけたらと思うんですが。 ○水上参事官 最初に少し補足的に申し上げますと、今回の調査のスタート時点で、先ほど猪瀬委員からも御指摘がありましたように、行コスの子会社、関連会社以外にも多くの関連している会社があるだろうということで、できるだけ広い範囲から関連のある会社を調べていくというところからスタートしております。
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○猪瀬委員 趣旨は非常に広く網を張ったら、そういう質問が入ったんだというふうな前段の意味はわかりますよ。ただ問題は25日が納期でしょう、25日が納期なのにまだ訪問調査したりしているのと、それとまず納期なのに私のところに持ってこれないのは、公開非公開のデータの区別をしている作業に手間取っているだけではないですか。くだらないことでこちらに持って来ていないということがあると思うんです。そういうことが、あえて物事を煩瑣にしているだけではないかというふうに、そこに私は腹が立っているわけです。
○水上参事官 まず、先ほどの資料2でごらんいただいた訪問調査600 で、回収が約400 。残りの200 については、回答辞退あるいは回答拒否という明確な意思確認を表わした会社でございます。
○猪瀬委員 それは、いつどうするの。 ○水上参事官 今日、手元にございますので、必要な委員の方々にはお渡しできるようにしたいと思います。 ○今井委員長 猪瀬さん、これをあなたに預けて、非公開というのを前提に調査したのを公開するというのも少し問題だと思いますが、したがって、そういうのをうまく整理して公開するわけにはいきませんか。 ○猪瀬委員 余りファミリーではないようなものは除いていくことは、もちろん当然のことだと思います。
○今井委員長 ここに出して来ているもので50%以上というのは、どのぐらいに当たるんでしょうか。わからないですか。 ○水上参事官 今は、わかりません。 ○猪瀬委員 売上げの50%以上も公団に依存していたら文句なくファミリーなんですよ。 ○今井委員長 50%以上というのは、確かに連結対象になるのも、これは取引ではありませんけれども、ですから50%以上も依存しているのがファミリーだと認定してもいいし、それは道路公団が公的性格だから、そういうことをやってもいいんではないかと思いますが、契約上問題が起こりますか。 ○猪瀬委員 さっき言った公団経由で来ているものがいっぱいあるでしょう。あれを主体にして帝国データの情報を混ぜていけば、かなり行けるでしょう。 ○水上参事官 公団の方につきましては、公開、非公開、それまで収集した経緯で委員の方にもたしかお伝えしていたかと思います。株主構成のデータです。その点については非公開扱いがもしあったとすれば、公団ともう一回確認をいたします。どういう手続を取れば公開できるのか。 ○広畑企画官 法律的な取り扱いだけ先に申し上げますと、情報公開法がございまして、私どもの民営化委員会事務局も行政機関に当たるわけでございますが、不開示情報というのがございまして、だからこそしないんだということを申し上げているんではなくて、事実だけ御説明いたしますと、不開示情報といたしまして、法人、その他の団体に関する情報であって、次に掲げるものということで、行政機関の要請を受けて公にしないとの条件で任意に提供されたものであって、法人等または個人における通例として公にしないこととされているもの、その他の当該条件を付することが当該情報の性質、当時の状況等に照らして合理的であると認められるものというような不開示情報になってございます。
○今井委員長 だから今の問題は、まだ特殊法人なわけでして、できるだけ情報公開はすべきだと思うんです。ですから、全部情報公開をしないという約束で集めたのであるかもしれないけれども、猪瀬さんが言われるように、50%以上の取引があるということは、連結で考えたら特殊法人そのものではないかと。
○猪瀬委員 個別の名前は、整理するときに付随的に必ず出てきてしまうので、あえて積極的に秘匿する必要はないので、付随して個別の名前は出てきますということです。 ○今井委員長 それでは、そういうことで名前が出る可能性がありますので、50%以上のようなところについては、そういうことを言ってもらうということにしたらどうでしょうか。 ○水上参事官 この辺の扱いにつきましては、事務局でもきっちり整理させていただいて、また委員とも少し詰めさせていただきたいと思います。 ○大宅委員 私、1つ覚えがないんだけれども、これは調査対象の企業の判断にゆだねるというのをお諮りしたとおっしゃったけれども、私は覚えはないんですけれども、そんなのありました。 ○猪瀬委員 多分、たくさん調べるのに、直接関係ないところもあるかもしれないという言い方の中にあったんだろうと思いますよ。 ○田中委員長代理 今の話に関連して、結局委員長が最後におっしゃった話なんですけれども、情報はわんさとあるんと思うんですけれども、これをどういうふうにまとめるか、確かに猪瀬さんがおっしゃるように、みんな関連することであるけれども、委員会としてファミリーの問題をどのように整理するかというのが、実は余り議論されていないんです。だから、それとも関係してくるんだろうと思うんです。
○今井委員長 だから、訴えられても困りますからね、よく今までの調査のいきさつを踏まえて、そして我々はさっき猪瀬さんが基準を示された、道路公団と非常に密接な50%以上の取引があるようなところは、やはり道路公団の公開と同時に公開してもいいんではないかと、皆さんの今の大体の御判断だと思うので、そういうところに了解を得て、そしてそれをどういう目的に使うか、場合によっては名前が出るということもあり得ると。 ○田中委員長代理 50%というのは、何年か分を取っているわけね。 ○今井委員長 それは難しいですね。 ○田中委員長代理 ある単年度だけ、たまたま50%と。 ○猪瀬委員 田中さん、心配する必要はないです。ずっともたれ合いで来ていますから、急に減ったり、増えたりしていませんから。 ○田中委員長代理 やはり、いろいろ考えられる心配をしておかないと。 ○猪瀬委員 訴える度胸があったら訴えてみろというんです、そうすればなお明らかになってくるから、そんなことできませんよ。
○今井委員長 この問題は、いろいろな観点からの検討が必要だと思いまして、さっき事務局がいろいろ説明してくれましたが、私はよくわからないんですが、2つの公益法人を中に取り込むのか、あるいは取り込んで別会社化するのかはともかくとして、今のままで置いておくと、資本的にはその収益は新しい新会社に帰属しないということになってしまうわけです。
○猪瀬委員 とりあえず、SA・PAの建物等は新会社のものになると思いますが、財団法人をどういうふうに扱うかというのは、調査結果が出るまで少しだけ提案を待たせていただきたいんですけれども、その上で提案してお諮りさせていただきたいと、いろんな案を考えてみますから、いずれにしろ財産は全部新会社に移るわけです。 ○田中委員長代理 おっしゃった検討をするというのはわかるんですが、とにかく今日の資料1の1ページに書いてある上の方の2つ目の○はそういうことかもしれないけれども、3つ目の実施のステップとタイミングを次のように考えてはどうかということ、ここで猪瀬さんがおっしゃる実態を調べてというのが、2つの財団についての解散の問題とどう関わってくるかという問題だと思うんです。
○今井委員長 私もさっき申し上げたのは、3枚目のところのを先に申し上げたつもりなんですが「■関連公益法人の法的な取扱いに関する基本的な考え方」をやっておかないと、新会社に帰属しないものですから。 ○田中委員長代理 それはいいんです。私は、新会社に帰属させるという点については全く異存はないんですけれども、公団である1〜2年の間にできないかという問題です。これは1ページの話をしているわけです。こういうステップを踏まないで、4ページのところに法律が引いてありますが「解散シタル法人ノ財産ハ定款又ハ寄附行為ヲ以テ指定シタル人ニ帰属ス」ということになって、これは寄附行為だと思うんですが、そのときに寄附行為の改正が必要かどうかということと、直ちに公団に帰属させる場合です。そういう改正の仕方ということは非常に困難であるのかどうなのか。困難ならば、どこに問題があるのか。私はそういうのは国土交通省の所管でありますから、その気になれば幾らでも寄附行為の改正はできるんではないかと思います。まず、公団に帰属させておいて新会社というステップを踏むべきではないかと。
○今井委員長 だから、公団に帰属させる場合の方法として、3ページ目に解散して帰属させるというやり方と、公益事業を除いた営業権だけを譲渡するやり方と両方ありますねと書いてあるように私は読んだんですけれども、どっちでもいいんですが、こういう形で新会社発足前に道路公団に施設の所有権を移してしまうということは必要ではないかと。どっちのやり方がいいかは、田中さんの方が。 ○松田委員 基本的には、委員長がおっしゃるとおりだと思います。私もこの間、今のうちに解散してやった方がいいんではないかと申し上げましたけれども、営業譲渡というのがないわけではありませんね。ですから、今のうちに公団に帰属させてしまっておいて、民間会社になったときに自由にできるという形を取っておくというのが、私は正解だろうというふうに思います。
○広畑企画官 少し私どもの説明も悪かったので、少し誤解を招いたかもしれないので、何点か説明します。
○水上参事官 2の財団法人と、テナントとの契約は基本は3年単位でございます。契約の形態としては商品販売業務委任と、売店建物の賃貸借の混合契約という契約形態です。
○松田委員 公団と財団とは、何年契約になるんですか。 ○水上参事官 占用許可という形になります。これは5年単位でございます。 ○猪瀬委員 実質永久だったんだよ。 ○松田委員 私は、両方とも民営化前に整理しておいてほしいと思います。と言うのは、民間会社になってから自主的に相手を選んで3年にするとか、4年にするのはいいんですけれども、今のものがそのまま継続していくとそれだけ改革が遅れるんです。だからできるだけフリーハンドを持たせておきたいので、1年単位の契約に置き換えておいてほしいというふうに思います。 ○猪瀬委員 だから、田中委員や松田委員の提案を全部踏まえて、もう一回再提案させていただきたいんですよ。きちんと踏まえてきますので、さっき言ったように直営店だけで、財団法人なのに188 億円もあるわけです。そういうのをどういうふうに整理していくかということを少し考えさせていただきたいと思います。もう一回データを分析させていただいて。 ○今井委員長 時間が限られているものだから、データが出てきて分析していって、来月の半ばになってしまうと、これはどうしようもないので。 ○猪瀬委員 今週中に何とかぎりぎり整理させていただきたいと思います。とにかく実質今日で調査が締め切りだったわけですから、これで1日、2日だけでもとりあえず見て全部まとめれば、今、田中委員や松田委員の言われたことを踏まえた言い方ができるのではないかということで、もう少しだけ時間をいただきたいということです。 ○田中委員長代理 今の調査に関連して、1点だけ教えてください。200 社拒否しているということなんですが、それは全く取引も大したことはないし、関係が薄いということで正当な理由で拒否しておられるのか、そうではないけれども何らか別途の理由によって、取引は今の50%以上あると思われるのに、別途の理由を挙げて拒否しているのか、そこら辺は今の時点でわかるのか、わからないのか、そういうことはこの調査については非常に重要な問題だと思うんだけれども、その説明はなかったんですが、それはどうなんでしょう。 ○水上参事官 無回答、辞退、拒否、これらについては、その理由を向こう側にお答えいただけない場合にはどうしようもないんですが、基本的には確認をしております。集計はしておりませんので、何が多かったかということは、今すぐに申し上げられませんが、実態としては、両方混ざっております。実態として四公団とほとんど関係がないという会社の場合と、関係はあるんだけれども、今回は御協力できないというところと混ざっております。 ○猪瀬委員 結果的に、我々がまずいラーメンを食わされるわけですけれども、それはものすごい高い料率で売上にかけてくるわけです、家賃みたいな形だけれども、本当に純家賃でいくのか、売上に引っかけてくるからラーメンが高くなってまずくなるんですけれども、ではどうしたら利用者が得するような形に変革できるのかどうかというのを、もちろん民営化の中での方向性を何か出せるようにしたいなと思っていますので、とりあえず何日か待っていただいて提案させていただきたいと思うんですけれども、とにかくデータを分析しないと始まらないので。 ○田中委員長代理 猪瀬さんの今おっしゃったことは、それはそれでお願いしたいと思いますが、私がさっきどうして御質問したかと言いますと、さっきの公開の問題とも関係するんだけれども、真面目に提出をしたところは公開され、はなからそういう機会がたくさんあるのに拒否した場合に、片一方はオープンになり、片一方は出ないというようなことになるわけです。利用の仕方で、猪瀬さんはいろいろお考えになるでしょうから、そこはお任せしたいと思います。そういうことにだれが見てもすぐになるわけで、そういう問題が生じないようなまとめ方でないといけないと思うんです。非常に難しいと思うけれども。
○今井委員長 それでは、調査結果は出ているわけで、それを参考にしながら猪瀬さんが案を出してくれるということですから、これは本当にできるだけ早くやらないと間に合いませんので、よろしくお願いします。
○広畑参事官 それでは、資料3「主要な検討事項の審議状況」。日付が平成14年11月26日になってございます。基本的には、今までごらんいただいた資料をベースにいたしまして、変えた点を少し簡単にかいつまんで申し上げますと「(2)今後の道路建設」続きまして「(4)地域分割」それから「(5)個別課題」の「A本州四国連絡橋公団の債務処理」それから同じく「B一般有料道路の取扱い」。これにつきましては、端的に申し上げますと、意見集約をそのまま書き写しております。
○今井委員長 それでは、これまでの審議状況は以上でございますけれども、今後残された時間は非常に短いので、今後どういうふうに議論を収束していくかという問題はございますが、それぞれの委員が今日資料を提出しておられますので、まず、それぞれの資料を御説明いただいた上で議論に入りたいと思います。 ○猪瀬委員 済みません、その前に、今配った検討事項の審議状況で、一番最後の紙ですけれども、ここで意見集約されてもらった後に少し違ったんだとか言って、広畑さん持って来たんだけれども、ここで配ったところで止まっているわけですから、後から急に持ってきて、これになりましたというのがありましたね、あれは少し手続上おかしいので、皆さん後で廊下か何かで急にあわててもらいませんでしたか、ここでもらったものが意見集約ですから、私はあのとき帰りかけてかばんを持って廊下まで行ったら、広畑さんが持ってきて、これが少し変わりましたとか言ったけれども、やはり意見集約されたもので付けてもらわないと。 ○今井委員長 内容で違う点があるわけですか。 ○猪瀬委員 4のところが、1行減っていたんです。委員会室を出た後に持って来たんです。そのときえっと言って受け取ったけれども、考えてみればここでもらった最終意見集約が意見集約だから、この最後の9番目の紙はおかしい。要するに元の紙にしてちょうだいと言っているんです。 ○大宅委員 わかりました。4番のところは、採算性の範囲内において参画可能と書いてあるんです。 ○猪瀬委員 そう書いてあったのを1行取ってあれしたんだよ。そのときメディアに配られたのが、中途半端になってしまって、ここのものではないものが配られていったんです。本当のものをもらった人もいるし、だからごちゃごちゃになっていておかしいので、私は今、現状回復してほしいと言っているです。
○大宅委員 今日ある分は、対象以外のもので終わっていますね。この間もらった分には、対象以外のものについて採算性の範囲内において参画可能と書いてあるのを私たちはいただいた。 ○今井委員長 これは直したんですか。 ○坂野事務局長 15日の日は、意見集約の原案を出して、いろいろ御修正の意見をいただいて、それで委員会が終わってしまったんです。それで事務局の作業が少し遅れておりまして、なにしろ職員がそこで聞いた限りで案をつくって、とりあえず皆様方が既にお帰りになり始めた方もいらしたので、いらっしゃる方にとりあえずお渡ししようと飛び込んで来たんですが、その職員がつくったものについて、最初に職員が飛び込んで持ってきたのが、今、大宅さんがおっしゃった下記の対象以外のもので新会社が採算性の範囲内で参画可能とか、そういうふうに書いてあったんですが、これは後ほど委員長にも私ども確認をさせていただいたんですが、括弧の中、前は新会社の参画と書いてあったんですが、新会社の参画というのは義務づけになる、そうではないんだと、新会社は新会社の判断で参画をする、当然判断というのは採算性の判断をするわけですが、そういうことで書き直すべきだということで整理がされたと、その後、事務局職員で確認をしてそうだったので、それなら同じことを両方書くという合意ではなかったんではないかということで、切って最終的なものにしたんですが、何も私ども文言にこだわっているわけではないので、もし事務局職員が最初に飛び込んで持ってきたその文章の方が、皆さんの気持ちに沿うというならば、私どもとしては、それにしていただいても結構ですし、事柄として私どもは変わっているつもりは全くないと思っております。 ○猪瀬委員 手続上、私が席に座っているときにもらったのと、廊下に出てもらったのは、意味が違うので。 ○坂野事務局長 もうそのときは委員会が終わっていたので、どこにおられようとも委員会は終わっているんです。 ○猪瀬委員 まだ、委員は席にいたんですよ、それで紙が来るのを待っていたんです。そこの部分のものが優先されるべきだと思います。 |
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○坂野事務局長 いずれにしても、直せとおっしゃるならば、今直してすぐコピーしてお配りしますが。
○猪瀬委員 そうしてください。 ○今井委員長 それでは、田中委員からお願いいたします。 ○田中委員長代理 お手元に今日付の提出資料がございます。2つの部分に分けておりまして、1つは第31回会合、今、お話の15日の意見集約、それに関する確認であります。私は、こういうふうに理解しておりますということです。これは次のページまで4点ほど書いております。
○今井委員長 ありがとうございました。議論は、後ほどさせていただくことにしまして、次に松田委員お願いします。 ○松田委員 今まで、いろいろと主張させていただいたこととかなりダブると思いますが、そのほか各委員からの御意見等の最大公約数というのを入れまして、もう一度考えてみたものでございます。
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○今井委員長 ありがとうございました。それでは、引き続き川本委員から出ておりますのでお願いします。
○川本委員 横長の紙をごらんいただきたいと思います。
○田中委員長代理 修正したところをもう一回言ってください。 ○川本委員 「新会社の自己資金による。すなわち税引き後利益の一部を利用した建設を新会社自身が採算性を基準に判断」でございます。余り意見集約の文から変わってもいけないと思ったんですけれども、債務の問題はキャッシュフローの問題で損益に影響しないし、利益に関係がないので、論理的に合わないといけないと思います。
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○中村委員 私もさっき渡したのがあるんですが、できましたか。
○猪瀬委員 一旦休憩にしませんか。 ○今井委員長 休憩にした後、お3人の意見を聞いて、それから議論しましょう。
(休 憩)
○今井委員長 それでは、再開したいと思いますが、よろしいでしょうか。 ○中村委員 それでは、私、余り細かな、制度のディテールにわたるところまで書く能力もございませんので、基本的な考えだけを述べます。大半は今まで言ったことをもう一回メモに書き直しただけでございますが、簡単に説明させていただきます。
○猪瀬委員 まだ一巡していないので、ここで質問するのはいけないんですが、一言だけちょっと。
○中村委員 今のでもそれは入っているのです。例えばB/Cももちろんそうです、また外部効果のところでも例えば高度医療施設に行くのが便利になるのとか、そういう項目がありましたけれども、あれは第二東名ができたって、そんなものは大きく変わるものじゃないということで、そういうものに関してはあの評価の中に大きく入っていないというか、成績にはなってこないわけです。こうしたことでは入っているんですが、ただ、2本目に対しての住民の意識などは、そこまでいくとあれの持っている客観性をというところで難しく地域の考え方などが余りにも強く入り過ぎるというので、入れていないことは確かなんです。その辺になりますと、どうしていいのか私はよくわかりません。おっしゃっていることはよくわかります。 ○川本委員 今の関連なんですけれども、先日も質問させていただいた点です。第二東名ができた後の第一東名の収入の減というものが、国民経済的に与える影響というのは少なくないと思うんです。そうすると、債務の返済のスケジュールも狂ってきてしまうので、そこはネガティブのポイントとして加えるべきなのではないかと思っております。 ○大宅委員 私もちゃんとペーパーというものを出しすればいいのだろうと思うのですが、私はアナログ人間で、超アナログでして、手紙は筆ペンで書くという人間なので、タイプアウトができない。打つだけくらいは接しているんですけれども、私の字は崩し字で特定の人、私ともう一人しか読めないんです。それで前にバンコクからFAXで送ったのがとんでもない誤字になって、意味が全然通じないというペーパーが出てしまいましたので、それにこりてやめました。紙は使わない。省資源型人間として受け問っていただければ結構です。
○今井委員長 ありがとうございます。猪瀬さん。 ○猪瀬委員 猪瀬直樹委員提出資料A
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○今井委員長 猪瀬さん、よくわからないんだけれども、金利が入っていたり、入っていなかったりするのはどういうの。
○猪瀬委員 これは事務局の資料を再編成したので、事務局の方で説明してください。事務局のデータに基づいてやってみたんです。 ○片桐次長 単純に考えれば、金利がゼロということは、この段階で借金はなくなっているということです。平成37年というのは、相当先の断面ですから。 ○猪瀬委員 分割の資料が数字の入れ替え作業をやっているうちに時間が遅れてきましたので、後でまた申し上げさせていただきたいと思います。 ○今井委員長 いろんな御意見が出ていると思いますけれども、返済については、大体意見が一致しているんですが、この期間の設定の問題等が料金値下げ、あるいは建設によっていろいろ違ってくると思います。
○松田委員 田中さんから出ている確認事項、これはここに書いてあるのはほとんどのこのとおりだと私は思います。ただ、猪瀬さんのにも出ていますけれども、長期固定でやるということは前提にして、2つ方式があります。元利均等の方式と収支差額方式と2つあります。一部負担なんですけれども、私はこれはどちらでもいいと本当は思っているんです。どっちの方式も結論はそう違わないと思います。
○中村委員 元利均等で50年固定すれば、これは料金からの建設というのは、ほとんどネグリジブルになってしまうんじゃないですか。 ○猪瀬委員 私は収支差額の方を設定しましたけれども、元利均等でもいいんですが、元利均等の方が建設はしやすいのではないかと思います。 ○松田委員 要するに、一定額を元利で、毎年確定額で割りますね。そうすると、収益が新会社はだんだん増えてきますね。増えていく部分というのは、それを引き当てにして道路をつくるというのもちろんですけれども、料金の値下げというのもありますけれども、そのほかに資金調達ができますから、それを使うということもできますから、元利均等の方がわかりやすいことはわかりやすいし、最初の2、3年を除けば建設資金は楽になります。 ○中村委員 30年、40年先になると、それで新規投資の財源はそこから出てくると、これはわかるんですけれども、そんな先になって道路をつくったって、今まで待っていて困っている人たちにはどうしようもないんじゃないですか。それをもっと前倒しにしないことには。 ○松田委員 その前でも私は建設資金は十分出てくると思っています。今のように何千億出てくるかということにはならないと思いますけれども、要するに、会社の収益が高まっていくことは、徐々に高まっていくわけですから、それは何というか、建設資金が40年後にならないとできないということにはならない。
○中村委員 そういうふうな形でまた借金をして、会社がやればよろしいと言うのですか。 ○松田委員 ただし、1つだけ、先生考えているのと少し違うのかもしれませんが、会社である以上は採算の範囲でやるわけです。だから、採算が合う路線があればいいですが、そうじゃない場合が多いと思いますから、合併方式というか、薄皮方式というか、会社も採算性の範囲で出し、県も出し、国も出しという工事が主体になってくる。そうやらざるを得ないと思います。 ○中村委員 50年のスパンで見れば、それだけの建設する資金があるわけですね。 ○松田委員 あります。 ○中村委員 それを早期に使わずに、その分国民が混雑だとか不便だとか、そういうふうな負担を永年にわたってやっていた方がいいということになりませんか。 ○松田委員 民間会社としてやれる範囲というのは、やはり採算性というのはありますから、会社はその範囲はありますけれども、その範囲においては十分な投資資金を最初から確保することは可能だと私は思っています。 ○中村委員 会社にそういう投資をする何がしかの枠をはめる。あるいは義務づけする。こんな言い方はだめだと言われますでしょうけれども。そういうことをするなら、これは松田さんのおっしゃることはあり得るんでしょうけれども、ほうっておけば民間会社は当然のことながら、採算性の悪いのはわかり切っているんですから、やるわけないんじゃないですか。それを国民の肉体的、心理的負担で補えというわけにはいかないんじゃないですか。 ○松田委員 会社の経営者の判断は、最大限に尊重すべきだというのが民間会社です。ただし、それが全くそっぽの金儲けの方に行くかどうかというのは、一方は株主なんです。株主の意向を受けての会社の経営者です。株主はだれかというと、少なくとも最初の10年というのは国家なんです。川本さんは5年で上場と、これも後で言おうと思っていたんですが、私は5年ではとても無理だと思いますから、買取りも早期にということだと思いますけれども、かなり長期にわたって国家が唯一の株主であるということであれば、その意向というものはどこかで金儲けの事業に投資しようというものに対して、そうじゃないよ、こういうほかの道路建設とか、そういう使い方をしたらどうですかというのは当然株主の意思として出てくる問題だと思います。
○中村委員 松田さんが言われるのは、民間会社の判断としては当然のことですし、民間会社の経営者として当然取るべき態度である。これはわかるんです。
○猪瀬委員 松田ペーパーの一番最後のページに、「新会社による今後の新規建設について」というところに、今後の新規建設に間し、新会社は公益性を配慮しつつ、採算性の範囲内でと書いてあります。公益性を配慮しつつというのは私は当然のことだと思います。そういう意味で、こういう公益性を配慮しつつという文言をきちんと入れていくことが大事ではないか。
○中村委員 せっかくそれだけの利用料金の上がりがあるわけで、これはそれを払った人たちはもちろん余剰があるから払っているわけで、それを使わないで不便などを強いることはないではないか。それを前倒しにして、使えるようなシステムをちゃんと組み込むならそれはよろしいというのが私の意見なのです。
○猪瀬委員 交通需要推計のときにうそをつかれましたね。 ○中村委員 あれはうそというべきとは私は思っていませんが。ともかくそれはいいとして、国がうそをつくとか何とかいうより、はるかに民間会社は放っておけば良いというものではない。どの会社もそうです。委員長の会社もそうだし、松田さんの会社もそうだし、すべての会社、小さな会社に至るまでみんなそうなんですが、民間会社というのは、利潤動機で動く、これは間違いないことなんです。利潤を生まないような事業というのは絶対にやらない。だから、儲からなくても国民のためにやらなければいけないような公益的な事業である以上、やらなければいけないようなシステムを組み込んでおくというのなら、私は結構だと思うんです。
○猪瀬委員 だからこそ、公益性を配慮しつつという文言を厳しく入れていくということは大事ではないかと思います。 ○中村委員 国といえ、機構といえ、いいかげんなことはできないようにする。そのため、国民みんなにはっきりと示すために、ああいうふうな評価基準をつくり、評価の公表を義務づけようではないかということをやっているので、あれ以上透明はないじゃないですか。
○猪瀬委員 中村先生の評価方法は私はすごくいいと思います。今まで各政治家が腕力でやってきたことをきちんと客観的な基準でやるということですから、全員が評価していると思います。むしろ先ほど民間会社がどんな悪いことをするかわからないとおっしゃいましたけれども。 ○中村委員 悪いこととは言っていない。当然のことで、悪いことではない。 ○猪瀬委員 利潤追求を前提にして生きていくと。 ○中村委員 儲けるのは当たり前だと。儲けてはいけないということの方が理屈としておかしいと思っています。 ○猪瀬委員 それは利潤追求を第一にするということは、民間会社のレゾンデートルでありますけれども、一方で、日本道路公団は国民を犠牲にして道路をつくってきたと思うんです。つまり、利潤追求を第一にするということよりももっとひどかったんじゃないですか。それをやろうとしているわけです。 ○中村委員 そういうこともあったでしょうから、だからこの改革をしようというわけです。だからと言って、道路がなくて、不便を被っている人とか、混雑してどうしようもない人たちにこれから、あと何十年も負担を強いることはないでしようというんです。 ○猪瀬委員 道路公団は利潤を追求じゃなくて、一体何を追求してきたんでしょうね。つまり、本当に国民経済、国民の利益のために道路をつくってきたんでしょうかね。そうじゃないと思います。 ○中村委員 それはおっしゃるとおりで、初期はもちろん、国民の利益で考えていたと思うんですが、長い間にいろんなことになってきたというのが、私はかなりところ猪瀬さんのおっしゃることは正しいと思っています。だからこそ、この改革に私は参加してやろうとしているわけです。 ○大宅委員 国民にものすごい負担がかかっていて、不便をしている人たちの声がすごく上がってくれば、いかに民営化企業とは言え、それをどうにかしてつくろうと思うのが普通だと私は思います。儲からないからやらぬと、それだったら日本中にガスだの電気があるはずかない。彼らも公益事業ですね。それだったら、道路をつくる。本当に高速道路が要るのか、今の道路をちょっと広げるくらいでいいのか、高速道路と高速道路の間をつなぐとか。 ○中村委員 大宅さん、電気というのは供給の義務があるんですよ。すべてのところ。 ○大宅委員 知っています。 ○松田委員 道路財源を考えたときに、今までのように道路財源の経費を除いたのをほとんど建設に充てるというやり方と同じ方法を今後の新しい民間会社をつくったときにやれというのはできないと思います。どう考えても、その方法が見つからない。そうすると、やはり1つは採算性のできるだけ悪いところというのは、国と地方の建設資金の提供を仰ぎ、その採算性の範囲で、最大限新しい会社が公益性を配慮してつくっていく。その新しいシステムというやり方を納得しないと、これはできないと思っています。それを法律上、この部分だけは毎年何億入れろという、言ってみれば、借金を返すのは固定低利でありまして、それと同じように薄くても厚くても、何億以上入れろというやり方を義務づけるということは、今の会社法の原則で言えば、絶対にできないと思っています。
○中村委員 一方ではそういうふうにして、松田さんの言われるように、ぜいたく品であるなら、ずっと先になって買えるようになったときに買えばいいというふうなのでいいんでしょうけれども、そうではなくて、今は非常に困っているわけです。それは早くやってあげた方がいいと。そういうふうなシステムを組み込めばよろしい。それを義務づけで、何が何でもこれでやれということを言うと、それは経営者の自主的な判断を極めて損ねるということはおっしゃるとおりです。
○猪瀬委員 ほとんどの路線が収支率が100 未満になってしまうわけですね。そうすると、そういう形で建設参加する場合も、それについての手当がなければ無理なわけですから、したがって、現状の通行料金を採算性の範囲内で供給しつつ、国と地方の財源を使ってやるしかないという、それは今の現状ですね。
○中村委員 私だけ一人で皆さん相手に議論しているのでは。 ○松田委員 先生のおっしゃっているのはわかっているんです。 ○中村委員 ともかく、大きな借金は返さなければいけないというのはおっしゃるとおりで、返さないと日本全体が大変なことになると。それは猪瀬さんがずっと前から言っておられて、川本さんもいつも言っておられる。それはおっしゃるとおりで、これが最優先だというのはよくわかる。だけれども、それだけだったら、余りいろんなことを考えないで済むのです。返して、なおかつその苦しい中で必要な路線をつくろうという非常に小さな可能性のところを我々は探そうとしている。それをやっているわけでしょう。だから、新規建設の方はもういい、後回しだということだと極めて簡単な話で、こんな委員会で一生懸命考える必要もないような話だと私は思います。そういうものをつぶすだけの権力さえ持っていればそれで十分であって、知恵は要らない。 ○猪瀬委員 これは一種のジレンマですからね。そのジレンマの突破口というのはそうたくさんあるわけではないと思うんです。ただ、ここで松田ペーパーでも言っていますが、自己調達は可能であると言っています。私なりに計算してみると、自己調達は可能です。現在のようにはできませんけれどもね。
○中村委員 例えばこのようなことはどうですか。松田さんの方法だと何年かにわたって残ったお金が出てくる。それで投資をしていけばよろしいということなんだけれども、私の言うのは、そんな先になってできると言っていたんでは困るというわけですから、それなら今投資しているのは1兆近くある。それを毎年減らしていく。例えばそれを25年であるとか、今の半分の年数であるとかで、そこでゼロにしていく。すなわち階段的に何年かにわたって固定的に下げていくということで建設していく。
○猪瀬委員 議事進行について提案させていただきたいんですけれども、今日は各委員からいろんな意見が出て、なるべくいろんな意見が出たのを集約すべきだと思うんです。そして、中村さんの提起している問題は一番深刻な問題でありまして、一番深刻な問題は、金曜日までにみんながアイデアを出し合って解決するという方向で考えたらいかがでしょうか。そして、それ以外の問題については、できるだけ今日、最終答申に盛り込むような部分での、つまり共有可能な範囲は全部片づけていった方がよろしいのではないかと思います。
○大宅委員 今の段階でいいですか。今日、事務局から出ている地方の実情に合った公共事業を進めるとの提言という中に、今までは国の補助なしに事業を行う財源がない地方では時には過大と承知しながらも全国一律の基準に沿った整備を進めてきた。中に、歩道だってそんなに要らないとか、2車線の80キロなんていいと。規格を下げればちゃんと60キロで走れる一般道路のちょっといいのくらいができればいいんだと。見直してくれという提言が来ているわけです。当然採算もよくなりますね。地方の発意が必要で、上から国一律とやってきて、無駄だとわかりながら高いものをつくってきたという。
○中村委員 だから私はいろんなところの参入を認めて、どこもやらないようなところで新規が、もし本当に高速道路が要るなら、地域や国費でやればよろしいと。そうでなくて、今までの道路を改良すれば、そんなに金をかけるよりいいというなら、それはそれでよろしいと言っているわけで、私はすべての可能性を、しかも経営者の自主的判断というのを最大限に尊重して、そしてまた、国民に対して最も透明性が高くできる方法を言っているつもりなんです。 ○川本委員 中村先生にしかられることを承知で申し上げるんですけれども、中村先生のお話を伺っていると、国税とか地方税でつくっていく方が国の政策に合っていて安心だと思うんです。でも、この古いシステムに幾らすがっていても、新しい時代は開けないと思うんです。あえて今日申し上げると、これは世代間闘争でもあって、50年分の利益を前取りにして、現在の段階でつくろうという計画というのは、やはりそれを支えていかなければならない私たち、今、報道陣の方たちはもっと若いからもっと切々と感じていらっしゃると思うんですけれども、高度成長期ならいざ知らず、高齢化社会を迎えていくのに対して、私はそれは支えていけないからこの委員会が開かれているんだと思うんです。
○中村委員 私は何も私の世代のことを考えているわけではなくて、私の世代は今井委員長だって、田中委員長代理だって、使う前に我々いなくなってしまう可能性の方が強いわけで、そんなもので考えているわけじゃない。私にだって息子もいれば孫もいるし、そういうふうな世代のことを考えるからこそ言っているわけです。 ○今井委員長 建設問題は、要するに、料金から多少建設の方に出すか出さないかというところに来ているわけですけれども、全く出さないという人はいないんです。だから、どういう形が考えられるかということではないかと思います。
○松田委員 我々のテーマというのは非常に矛盾するテーマが与えられているんです。40兆という膨大な借金は返さなければいけない。それから、せっかくつくって使っていない道路は少し安くしなければいけない。混んでいるところを安くする必要は全然ないわけですけれども、そういう工夫はしなきゃいけない。
○今井委員長 元利均等というのは、こういうことでしょう。 ○松田委員 ですから、こういうふうになります。だんだん元金が下がってきます。 ○川本委員 債務残高ですか。 ○松田委員 はい。債務残高です。 ○今井委員長 元利均等というのはこういうことですか。 ○松田委員 台形ではありません。 ○中村委員 元利均等というのは初めのころ金利の支払いが多くて、元本の返済は少なくて、先へ行くとどんどん増えていくということですね。 ○松田委員 そうです。 ○猪瀬委員 目標というのがないとなかなか頑張れないでしょう。だから、目標だと思います。それは10年ぴったりになるかどうかは別の問題で、目標を10年として仕事をすればいいんです。 |
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○松田委員 10年というのは1つの目途として、長いようでもあり、短いようでもあり、私はかなり適切なところではないかなというふうに思います。
○中村委員 この場合の8年の差という話はどうなるんですか。あの辺が私にはよくわからない。 ○田中委員長代理 私が言うとまたややこしくなるから今まで申し上げなかったんですけれども、また元に戻すような話になってしまうおそれがあります。私は10年と言うなら初めからやればいいと思っています。10年というのは目標、1つの条件設定をしたということであります。それは松田さんの言うことも、そういう考え方でやるなら受け入れてやってみようという話でして、10年が絶対正しいということを言っているわけではありません。 ○川本委員 民営化会社が、資産を持つのは自然なことだという、ごくごく普通のことを申し上げております。最初の形は非常に異例な形で、債務残高が非常に多いので最初の何年間は債務を減らすために機構をつくると理解をしています。 ○田中委員長代理 ですから、その話になると、今日はもう一回原点から議論してもらわないといけないという話になる。でも、それは曲げて衆寡敵せずということをこの前申し上げたのはそういうことなんで、その上で条件で最良のものをつくりたいと。
○中村委員 私はそういう道路がいっぱいあるとは全然思っていないです。これは私がいわゆる道路を絶対と言う人と考えが違うところだと思うんですけれども。我が国というのは、日本列島の宿命なんですが、優秀というか、えらく目立つのもいるかわり、どうしようもなく地味で劣ったところもあるのです。それを片方だけを便利にすれば良いとすることはできない。これがヨーロッパの国みたいにどれもこれも中くらいの地域が集まっているところとえらい違いで、だから、いいところばかりやって、悪いところをほうっておくというわけにもいかないのです。悪いところというのは、何も地方とは限らないのです。東京の辺りだって大変ひどいところはたくさんあるじゃないですか。 ○猪瀬委員 だからこそ、先ほどの客観的基準で何で第二東名を始めたんですかということを私は問いたいわけです。一巡していないのに2巡目を始めたわけでしょう。中村さんのおっしゃることで言えば、それはもっとそういうところへ先に利便性を与えるべきであったと。しかし、第二東名を始めてしまったということですから、そこはやはり矛盾しているんじゃないですか。 ○中村委員 猪瀬さんのおっしゃることは、もっともな点だと思うんです。この前、大臣もその点のことをちょっとおっしゃったし、川本さんもおっしゃった。もう一回あの内容の細かいところをさらに当たってみる必要はあると思っているんです。第一東名との影響ということで、そうしたらもうちょっとはっきりしてきて、かなりいいのか悪いのかもっとはっきりしてくると思います。 ○松田委員 かなりのところがこれからできる私は、平成17年4月に新しいシステムに変更するんだと提案しているんですが、そう考えれば、それまでの間にかなりのところができてしまうんです。今、着工中のものが。そうすると、あとのものは工事中のものもありますけれども、今のところはまだ土地を買ったとか、用地杭をしたというもので、その部分が少しこういう形でスローダウンしたからと言って、それほど大きな問題が起こるんだろうかという感じがどうしても抜けないんです。 ○中村委員 その問題に苦労されてきた松田委員だから人一倍よくわかってもらえると思うんですが、あるところまで建設して、そこでこれに従事してきた人々にもうお前たち必要ないということになると、これは建設に関わってきた人はもちろんのこと、地元であっても、それに関連する業者であっても、えらい影響を受けるわけです。それこそ、セーフティーネットでもちゃんと張っておけるならいいんですけれども、今の世の中ですから、容易に張っておくわけにいかないわけです。国鉄の改革のときというのは、いろんなことをされて、それでも松田さんなどはものすごく苦労されたわけです。それを考えても、私はそれを急に減らすわけにはいかない。
○今井委員長 まとめに少し入っていきたいんだけれども、猪瀬さん、あなたの方から資料が出るんですか。議論の上に乗せないと具合が悪い。 ○猪瀬委員 話の途中ですが、分割の資料です。計算を何度も何度も繰り返したんで、もう一回事務局で確認したりしていたので、出すのが遅くなってしまいました。
○今井委員長 収支率と書いてあるけれども、これは大きい方が豊かなんですね。要するに、管理費が少なくて、自由になるお金が多いところが。だから、中日本と西日本と随分違うわけですね。 ○松田委員 中日本がちょっと出ていて、西日本がちょっと引っ込んでいる。バランスで言うと大体7割くらいというんですから、まあまあバランスはしているんじゃないですか。あとは債務の持たせ方ですから。 ○今井委員長 西日本が非常にきついんじゃないですかね。 ○猪瀬委員 これは本四を吸収していますからね。ただ、そんなに大きな差ではないと私は理解しています。大体7割基準ということです。 ○中村委員 北陸というのは採算は良いのですか。西に入っているから、良いなら西の方がいいけれども、悪いなら中に入れた方がいいだろうと。 ○猪瀬委員 それは計算してみて、そういうふうに考える方がいいかもしれません。 ○松田委員 いずれにしても、前から私も九州を別にした案を出しましたけれども、それでなくても、この3つでも、5つでもいいんですし、これを基本にしてどうしたらいいか、県境をどうするかとか、少し細かく見てもらわないとわからないでしょうね。これは事務局で至急詰めて、金曜くらいに大体このひな形でいきましょうというのを出してくれるとありがたい。 ○中村委員 私はこの案なども非常にあり得る案だと思うんですが、それにしても、こまかいところはここではちょっとわからないので、そういうところは事務局での検討に任せたらどうなんでしょうか。基本的に猪瀬さんの言うておられるような形で幾つに分けるとか、県境を重視するとか、そういうようなことだけ書いておいて。 ○猪瀬委員 分割は当局はいやがっているわけですから、このままやらないと、NTTのときみたいにうやむやになってしまいますから、私はこの委員会で決めると。もちろん、多少の線、横へちょっとずらすとか、それはもちろん、考えられるわけですけれども、基本イメージはこれでいくんだと私は決めた方がいいと思います。今日、いきなり配られたわけですから、ただ、この間の議論でずっとこれをやっていまして、松田委員なり私なりがずっと出してきたし、ほかの委員も提案してきましたから、大体そういったものをほぼ吸収した形で、それから事務局とも相談してみました、路線の問題とかね。ですから、今言った北陸の方を入れるとか入れないという微調整は十分にあり得ると思います。
○今井委員長 拡大阪高と拡大首都高は、大体この前も核としてということで意見が一致しましたね。あと複数に割って、大体キャッシュフローに余り差がないようにということも一致しましたね。それが複数というのが、2か3かということなんだけれども、今、猪瀬さんは3だということで出してきているんで、私はそれは決めてもいいと思うんです。ただ、この県境を、ここで決めろと言われても無理だと思います。ですから、東、中、西くらいの3つに分けるということを基本で考えるというまとめ方ならまとまると思いますが、いかがですか。 ○猪瀬委員 これは事務局からも意見を言ってほしいです。つまり、大体キャッシュフローベースで考えて、それから支社単位も考慮しながら考えて、つまり幾つも考えられるものじゃないということで、これは事務局もニュートラルに意見を言っていただきたいんですが、つまり、うんと大きな枠の変更というのはそんなにないと見ているんです。路線別に全部収支を出していますからね。区間ごとに。それで集約して、キャッシュフローベースにしてみるとどうなるかということで、もちろん、これはもう一度事務局にもお伺いするつもりです。
○田中委員長代理 猪瀬さんが去年からいろいろアイデアを出しておられて、分け方もおっしゃるようにいろいろあると思います。本日のこれは1つの有力な案だと思っております。
○猪瀬委員 6つか7つか、路線別にやりました。いろんなものを出してみました。 ○田中委員長代理 例えばJRの場合と基本的に違うのは、これは債務の負わせ方でいろいろ会社がやっていけるかいけないかということが考えられるわけで、一般管理費や債務を持てないような会社をつくってはいけないことは当然なんですが、道路の場合は、意外と債務さえ考えてやれば、北海道だって自立できると思うんです。債務を負わせなければ。九州とかね。四国はこういうアイデアでいいとしても、九州とか北海道などは、どうして私が松田さんに聞いたかというと、今のJRの場合でも、意外とそれぞれの会社が一生懸命頑張るというのは、余り大きくないからというのも要素としてあるんじゃないかなという気もするんです。
○今井委員長 66と83なんだけれども、75くらいに両方がなるような案はできないんですか。 ○猪瀬委員 できます。調整はできます。とりあえず大体の線は出さなければいけないので、ただ、線が一本長いのがあったりするので、それで数が動いてきてしまうんですけれども、これは先ほど中村委員が言われたような北陸を入れるとか、考えればバランスは取れるかもしれません。 ○中村委員 猪瀬さんの故郷が2つに分かれているじゃないですか。 ○今井委員長 これはこのままというわけにはいかないから、考えてください。 ○猪瀬委員 なるべく均衡するようにいたします。 ○松田委員 北陸支社をどうするかとうことで、ほとんど調整がつきますね。私も9つの支社別にもやってみたんです。私は5つです。
○田中委員長代理 私は分割の数はこだわりません。 ○猪瀬委員 高速道路は速いから、余り分割が小さいと次のところへ移動してしまうんです。 ○田中委員長代理 そういうことを考えた上ですが、基本に委員長が言われたように、考え方の基本と、それから3つとか、数はある程度示しておいた方が、単にイメージだというんでは改革は進まないという気はします。 ○猪瀬委員 今井委員長が言われたところは、事務局と相談してもう少し詰めてみます。 ○中村委員 この分割に関連して御参考までに言わしていただきたいんです。
○松田委員 先生がおっしゃったのは、さっき御指摘のあった私どもで言えば鉄道総研ですね。道路もあると思うんです。これはこういう形で収入見合いなら何%という形でみんなで維持していくというやり方をして、そういうところの技術が全般を引っ張るというか、バランスを見るというやり方が、道路も必要だと思います。 ○中村委員 ただ、管理、運営、営業、その辺までみんなひっくるめた中でやる技術というのは大変大事だと私は思うものですから、単につくるだけの技術者集団をつくるよりも、会社の中にいながら臨機応変に動けるような体制を取った方が意味があるんだろうと思うのです。 ○猪瀬委員 今の分割の件で松田ペーパーの5ページ目の上の方の*のところで、キャッシュフローをベースにしながら、40兆の債務をそれぞれ張り付けていくわけですが、新会社各社が支払う貸付料の額は、貸付総額を各社の収益力に基づいて按分するわけですから、基本的にはこの収支率は管理費で出していますけれども、基本的にはそれぞれの収益に応じて背負う借金の額が決まってくるわけで、それでそれぞれ不公平のないようにして頑張って返してくださいということです。 ○今井委員長 収益というのも難しいんです。リース料で払うというんだけれども、これは資産の実態と関係のないリース料ですから、これは非常に難しいんです。 ○猪瀬委員 これは余り固定資産税評価額と結び付けない方がいいと思うので。 ○松田委員 キャッシュフローで見ているから、委員長、そう違わないと思います。 ○猪瀬委員 確実に入る収入を前提にして。 ○今井委員長 利益という表現で、要するに、収入、キャッシュだという。 ○猪瀬委員 余り固定資産評価額で見てしまうと、東名高速は固定資産税評価額で6,000 億円ですけれども、キャッシュフローが2,300 億円あるわけですから、そうすると、東名は2年半で買えてしまうわけです。そういうふうには考えないということですから、あくまでもキャッシュフローベースで考えていって、それでこれだけの収入があると。一定の収入は確実に取れるわけですから、それを前提にして、債務を張り付けるのは一番合理的な考え方だと私は思います。 ○今井委員長 それとさっき松田さん、私が問題提起した10年というのは、ちょっと問題があるような気がするんです。それは断定的に言わない方がいいと思います。 ○猪瀬委員 川本ペーパーでも目途と書いてある。 ○川本委員 目標がないといけないと思います。それでなくても歯止めがきかないことが非常に心配で、それを条件に多数派の意見である債務返済機構の案に従うことも致し方ないと意見を述べさせていただいておりますので、10年を目途にというのは私としてはやはり非常に大事なことだと思います。 ○今井委員長 それはわかりますけれども、いろんな考え方があるから、断定的に言わない方がいいと言っているわけです。断定的に10年になったら買取ると言わない方がいいと言っているんです。 ○石原大臣 私もその点非常に気になっていまして、そういう数字を入れるのであるならば、是非税務当局の話も聞いていただきたいと思います。その上で判断をしていただきたいと思います。 ○今井委員長 返済期間の問題に非常に絡んでくると思いますから、それはひとつ断定的に言わない、目途というのはいいかもしれないけれども、断定的には言わない方がいいかもしれないです。 ○川本委員 済みません。「断定的に言わない」ではなくて、私は目標の数字は入れることが必要だと思います。 ○今井委員長 ですから、あなたの意見はあなたの意見で入れます。入れますけれども、断定的には我々の委員会としては入れない方がいいだろうと思います。
○猪瀬委員 長期固定ですよね。 ○今井委員長 それでいいんでしょう。いろんな意見が、猪瀬さんのも2つあるしね。 ○猪瀬委員 基本的に長期固定で、ただ2種類あると言っただけで、私は別に長期固定であればどっちでもいいと思っています。だから、皆さんの意見が多ければ。 ○今井委員長 長期固定というのは、リース料が固定しているという意味でしょう。 ○猪瀬委員 そうです。 ○田中委員長代理 長期固定等分でしょう。 ○中村委員 私は何年か刻みの、その長期であるという理解ですが。 |
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○田中委員長代理 だからこそ私が今日確認したんですけれども、私は長期固定で各年定額であるというふうに理解しておるということです。
○松田委員 そうしない、これが変動するとおかしくなりますからね。 ○田中委員長代理 インセンティブの話が消えてしまうんですね。 ○今井委員長 さっき長期固定ではなくて、元利均等とかいろんな意見が出たものですから、それで言っているわけです。 ○田中委員長代理 ですから、私は長期固定、元利均等という考えでこの間賛成しましたということを申し上げております。 ○猪瀬委員 私は、必ずしも元利均等は正しいとは思わないけれども、とりあえず長期固定で皆さんが元利均等が正しいと思えば従いますけれども。 ○川本委員 リース料が固定で動かないということですね。それでその方向に元利均等と収支差額という2つの方法ということですね。 ○中村委員 変えていかざるを得ないんではないですか。 ○今井委員長 だけど、リース料は固定しておかないと、返せなくなってしまう。それが変動すると困りますから。 ○松田委員 それは変動しないんです。中は場合によっては変動するかもしれないけれども、総額は変動しないんです。返す額は。 ○田中委員長代理 松田さんの言う総額は変動しないのは、それはそれでいいんだけれども、毎年変わるということですか。 ○松田委員 変わらない。 ○田中委員長代理 変わらないんでしょう。 ○松田委員 だから、そういう意味でわかりやすいのは元利均等なんですね。
○中村委員 図でも書いてもらわないと、よくわかりませんね。 ○猪瀬委員 収支差額の方も絵を書いていただいて、それで大勢が元利均等であればそれに従います。 ○今井委員長 それからもう一つ、猪瀬さんのペーパーの料金の引き下げなんですけれども、私は料金の引き下げそのものは賛成なんですけれども、始めから1割とか数字を書き込むということは難しいと思うんですが、いかがですかね。
○猪瀬委員 民営化委員会に期待されている、一番大きな事柄ではないかというふうに思っているんです。一番大きな事柄はいっぱいあるけれども、とりあえずこの料金引き下げというのは、利用者がああ改革があったんだなと、今、改革されたんだなというふうに思う一番のところだと思うんです。
○松田委員 先生がだましてきたわけではないけれども。 ○猪瀬委員 そういう事実がありますねと言っただけで、だからこれははっきり1割、計算でもできるから1割と言ったんで、ただ一律1割ではなくて、例えばアクアラインを半額にするとか、本四は半額にするということである程度決まりましたけれども、そういう意味で夜間の料金を安くするとか、そういうことを含めてトータルで1割という意味でありまして、先ほど中村先生が地方の人が高速道路がなくて大変だとおっしゃるんだけれども、地方にようやく高速道路ができても、零細業者のトラックなんかが高い高速道路料金を払えないわけですね。ですから、そういう人たちに夜間走ったら3割下げますよとか、そういうインセンティブがある。
○中村委員 猪瀬さんはもちろんのこと、委員長だってものすごく料金を下げたいと思うし、私も下げてほしいと思います。私は今度車買い換えるので中を掃除したら、もう通行料領収書がこんなにたくさん出てきて、随分払ったなという実感を持っています。だからそれを下げてほしいのは山々です。
○猪瀬委員 空手形にしたくないんです。だから、結局そういうふうに言いながら下がってないじゃないかと、首都高だって700 円から800 円になってしまうではないかと、そういうふうなことにならないようにしたいので、首都高はとりあえず現状を維持するだけでも大変だと思いますが、800 円にならないようにするというのが実質値下げだと思いますよ。それでトータルで1割というのは、今おっしゃったように、本当に田舎の方の道で一般国道と並行して走っている高速道路なんか乗らないわけです。これは下げれば乗りますから、せっかくつくったものを大事に利用していただくというのは、むしろ中村先生がおっしゃりたいことだと思いますから、そうするとやはりどこかで1割というのをはっきり線を付けておいて、トータルで1割になるということは約束した方がいいと思います。でないと、弾力的に何たらかんたらで柔軟にとか言っているうちに話が消えてしまいますから、私はここで民営化委員会の意見としては1割というふうにわかりやすい数字をきちっと出すべきであると思います。 ○今井委員長 1割下げるというのは、それは国民大歓迎ですけれども、しかし1割を冒頭から下げるということになりますと、非常に問題が出てくると私は思います。ですから、できるだけ今言ったように柔軟に対応して、そして輸送コストを下げることは努力しなければいけないと思いますけれども、始めからまだいろんなことがわからないときに1割というのをぶつけるのは問題あると思います。 ○中村委員 それともう一つ、交通量というのは大変センシティブなものでして、大渋滞であったり、すいすい走るとかと大きく違っても、交通量の差というのはせいぜい1割ちょっとしかないのです。だから、それで混んでいるところもどこも同じように安くしたら、今まで使わなかった車まで乗ってきたら、これは今まで以上に混んでしまって、高速道路として機能を発揮しなくなって、結果的にはユーザーは決して得にはならないということがあるのです。
○猪瀬委員 この2ページ目に書きましたけれども、今おっしゃったような、夜間半額とか通行台数1万台以下は3割下げとかね。
○今井委員長 あなたのあれは、道路公団のいろんな今のずぶずぶの体質を改善してというものの中から値下げは出さないという前提になったりしているから、やはりこれは問題あるんです。我々に与えられた命題からいくと、ちょっと問題があるんです。
○猪瀬委員 何でETCがうまくいかなかったかという反省の文章を先につくってもらった方がいいですね。森田さんなんかETCやりたくて困っているんだろうけれども、何でうまくいかなかったかよく考えた方がいいですよ。だってこれは国民負担なんですから、そこのところをもうちょっと考えて、機械式でいろんな選択肢を与えるということをしながら、なおかつETCの機械の料金はなぜあんな高いのかということも、ちゃんと分析した上で出してくれないと、ただETC、ETCとかけ声出したって、それは普及するわけではありませんよ。 ○松田委員 しかし、今、ETCを取り替えるわけにもいかぬでしょう。私に言わせれば、ETCなんて古めかしい、10年前ぐらいのシステム使うからいけないんで、今、考えればもっと単純なものができるんですね。だけど、今あれだけ普及してしまったら、どこかで取り替えることはあっても、まず普及するのが先でしょう。 ○大宅委員 この間来たパンフレットだと、まだ2.8 %ですね。 ○松田委員 まだ2.8 %ですか。 ○大村委員 でも10年近くかかっているんですね。 ○猪瀬委員 だからやり方がどこかおかしいんですよ。 ○大宅委員 だけど日本のはよその国のと比べて、よその国が失敗しているのは全部改良していいシステムだと書いてありましたよ。 ○松田委員 だけど、委員長おっしゃっているように、合理化のものをもう一回詰めろというのはいいと思いますよ。 ○今井委員長 だから、猪瀬さん書いたとおり、そこにそういうことも入れてもらいたいと。 ○田中委員長代理 要するに、機械化をして人手を取らないようにすればいいということです。 ○大宅委員 遅いから遅れたものになってしまうわけですね。Suicaだったらもっと早くできるわけでしょう。 ○田中委員長代理 委員長がさっきおっしゃったことは、こういうふうに、賛成するかしないかではないですよ。10年という問題と、それから長期固定ということにこだわられた意味を、私はこういうふうに理解しておりますけれども、つまり40年なり50年なり、その総額は長期固定すると、しかし当初20年なら20年間は同じように高く取って、しかる後に返済額を増やしていくと、だからこそ10年と言ってしまうと、向こう20年ぐらい長期に投資して、総額は変わないんですよ、そういう意味でおっしゃっておるんでしょうか。これはもう一回皆さんで議論しないといけないと思うんです。 ○今井委員長 これはこの前の意見集約です。債務は総額を減少させつつ、かつ一定期限内に削減して、ただし第1項目に優先順位は40兆円を確実な返済をするというのが長期固定でありますから、それを前提にしてここに債務総額を減少させつつと、これは歯止めの方です。 ○田中委員長代理 そこで認識が今、2つあるということなんですね。つまり長期固定、毎年定額で返していくという考え方と、おっしゃるように台形になるようにする方と、そこの考え方が違うということがはっきりわかりましたので、ちょっと考えさせてもらいます。私は反対ですけれども。 ○今井委員長 この前の意見集約は、私はそういうふうに理解しています。 ○田中委員長代理 意見集約に理解が違うから、今日確認という意味で申し上げたし、松田委員のペーパーに基本的には賛成です。セカンドベストとしては非常によくできている。それは私が条件付きで賛成したことは一応書いてあるので、返済の仕方を長期固定で、元利均等で毎年定額にするという考え方も取り入れてありますので、今日委員長が指摘されたように、そのほか若干の違いはそれぞれあるけれども、今までの意見集約を基にしながら、事務局がお書きになるのかわからないけれども、委員の中でも松田さんもここまでやってこられたなら、ただき台を書いていただいた方が、もう時間的な問題からもいいんではないかという気がします。 ○今井委員長 それでは、今後のスケジュールの問題について、事務局の考え方を述べてください。 ○坂野事務局長 お手元の資料4というのがございます。スケジュール表をごらんいただきたいと思います。本日が11月26日ということでございます。これまでの委員会の御論議で、火曜日、金曜日の定例日ということでございまして、29日、12月に入って3日、6日、更に10日、13日ということになるわけでございますが、このスケジュールに加えて30日を予備日とするということで既に御了解をいただいておるわけでございます。
○松田委員 委員長、もう時間がないのと、私だけが体力切れなのか、かなり疲れてきたのと、もうそろそろまとめたいと思いますから、勝手ですけれども、今度のときに今の各委員の意見で、最大公約数でまとめてみます。そしてその上で、先生との意見が違うということで、大分ティピカルになりますから、それから表現では、委員長言ったようにこれはきついぞとか、もうちょっと柔らかくというのを通しで見た方がいいと思いますから、一回書いてみますから。 ○今井委員長 ただ、今おっしゃっているのは、建設問題だと思うんですけれども。 ○松田委員 いや建設だけではなくて全部一回書いてみて。 ○今井委員長 今まで、ずっと議論してきた流れと、それから意見集約してきた流れがありますから、私は松田さんにお手伝いいただいて、事務局に。それから、さっきの総論のところとか、あるいはファミリー企業のところを猪瀬さんに書いていただくとか、そういう形で、結局最後は事務局にやらせますので、私も十分監修しますから、そういうことで次回たたき台を始めから出して、そのたたき台に基づいて金曜日と土曜日の2日間で大体の骨子をまとめると。そうしませんと、あと修文とか残りますからね。12月6日はもう出したいと思うんです。 ○松田委員 そうです。だから、30日を使わせていただいて、この29、30で激論してもいいからひとつまとめましょう。どこまで妥協できるか。 ○今井委員長 そうしましょう。 ○田中委員長代理 委員長がおっしゃったスケジュールに賛成です。そうせざるを得ないでしょう。ただ、この際相当事務局も努力してくれたんですけれども、お役所のペーパーを文章にするのは、ある面当然かもわかりませんが、通常の審議会とかなり違って、それぞれの会議で相当今までも書いておりますので、委員もコミットしてそれぞれ、事務局にお手伝いしてもらいながらね。
○今井委員長 それは最終まとめですか。 ○田中委員長代理 最終ではなくて、途中の話です。最終的には、どっちか採らないといかぬでしょうけれども。 ○今井委員長 そういうところも1、2か所出るかもしれないけれども、できるだけ最終的にはまとめたいと思います。 ○猪瀬委員 松田さんが最大公約数と言っているんですから、それでやっていった方がいいですよ。 ○川本委員 手続的には、今日も意見を出させていただきましたけれども、追加分を松田委員のところにお届けすればいいわけですね。 ○松田委員 はい。 ○田中委員長代理 それでいいんじゃないですか。 ○松田委員 それで書かせていただいて、それを事務局にも見てもらいますから、最大意見の公約数で書きます。 ○今井委員長 いろいろ意見のあるところ。 ○中村委員 松田さん頑張っていただけるのはありがたいけれども、これはやはり道路の仕事を鉄道屋さんが書くと、またいろいろ言われるでしょうから、事務局でやってもらった方がいいんじゃないですか。 ○川本委員 でも作家もいらっしゃるし。 ○猪瀬委員 ちゃんとフォローします。たたき台ですから、多少意見の違いを併記しながら、最大公約数でまとめていくということだと思います。 ○今井委員長 松田さんにお手伝いしてもらいながら、事務局でまとめるということにします。 ○松田委員 それでいいです。 ○中村委員 それから、30日は何時から何時というのを教えていただけるとありがたいですが。 ○猪瀬委員 同じじゃないですか、早く終わる分にはいいと思いますけれども、始まるのは1時だと思います。 ○坂野事務局長 30日は1時から6時という、いつものコースでございます。 ○猪瀬委員 最後までいかなくても終わればいいわけですね。 ○坂野事務局長 おっしゃるとおりです。 ○中村委員 では6時半の鉄道の切符予約して大丈夫ですね。 ○今井委員長 そういうことですが、大臣から何かございますか。 ○石原大臣 今日総理のところに呼ばれまして、総理の方から大変皆様方に御苦労をかけているが、11月中には意見を集約して、委員長がおっしゃられたように、12月の上旬の早いときに持ってきていただければ、大変ありがたいというお話がございました。 ○今井委員長 それでは、そういうことで金曜日1時からお願いいたします。どうもありがとうございました。 |