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第五回道路関係四公団民営化推進委員会議事録平成14年7月17日(水)10:00 〜 12:10
場所:道路関係四公団民営化推進委員会室(虎ノ門第10森ビル3階) |
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○今井委員長 それでは、ただいまから「道路関係四公団民営化推進委員会」の第5回会合を始めます。
○坂野事務局長 今日の会議からモニターテレビと音声両方を設置いたしまして、事務局の方の会議室にモニターの中継をいたしております。御了解をいただきたいと思います。
○今井委員長 それでは、議事に入ります前に、7月11日に行われました本委員会の現地視察につきまして、御協力をいただきました道路公団の皆様に、委員長としてこの場をおかりいたしまして御礼申し上げます。どうもありがとうございました。
○田中委員長代理 11日は暑い中、公団の幹部の方、ありがとうございました。
○今井委員長 ありがとうございました。
○藤井総裁 それでは、今回またこのような説明をする場を設けさせていただいたことを誠にもってありがたく存じます。前回は4人の専務を連れてまいりましたが、今日は副社長も1人追加させていただいて、6人まではいいということなので、そういう意味で6人で御説明をさせていただきます。
○妹尾理事 お手元の道路関係四公団民営化推進委員会と書いてございます補足説明資料の財務につきまして、私から説明させていただきます。
○小笠原技師長 それでは、引き続きまして4ページ以降を補足説明をさせていただきたいと思います。前回、委員の質問で、若干答えたのですが、不十分な点がありましたので、今回まとめてまいりました。 |
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○今井委員長 ありがとうございました。それでは、ただいまの説明につきまして、あるいはそのほかの問題につきまして、質問・御意見等があればどうぞ。猪瀬委員。
○猪瀬委員 全体に御説ごもっともという感じになっているのですけれども、例えばコスト縮減でも、高速道路の非常電話が1個2,000 万円もするという話がありまして、これは常識では考えられないですね。こういうことについて、これは1km毎に高速道路の非常電話がありますけれども、1km毎の光ファイバの敷設費も含めてでしょうけれども、1個 2,000 万円もするというのは普通考えられないですね。
○小笠原技師長 よろしいですか。
○今井委員長 はい。
○小笠原技師長 たしか週刊誌に2,000 万円というのが出まして、我々も非常に驚いたわけでございます。実際に調査してみますと、桁が1桁以上違っております。100 万円ちょっとでございます。100 万円でも確かに高いわけでございますが、それは普通の電話と違いまして、身障者用の機能を設けたり、いろんな機能がございますので、普通よりか高いのですが、2,000 万円というのは桁が違う数字でございます。後ほどこれは週刊誌の方に。
○猪瀬委員 それはどうでもいいです。データを出してください。それとETCも1個3万円もしますよね。普通諸外国では5分の1とか10分の1とかだと思いますけれども、これもどうしてこういう高いコストなのかということについてはどうなんですか。
○小笠原技師長 数が少ないということではないかと思います。これはつくる方のメーカーの価格でございますので、我々としては、3万円も高いなという気はいたします。これがもっと普及すれば落ちてくるのではないかというふうに我々は期待しております。ただ、なかなか道路公団でどうこう言える問題ではございませんので。
○猪瀬委員 今の話はちょっとマクロなんですけれども、2,000 万円のことについてデータ出していただいて、きちんと確認したいと思いますが、それは確かな情報があったので2,000万円と言ったんですけれども、それは後日データを出していただくとして、それで問題は、この全体を通して、一番しっくりこないのは、結局このデータのもとになる高速道路の路線別の累積償還額とこれからの路線別の要償還額、これがわからないので、結局全体のものをいただいても、我々がこれを分析するに至らないわけですよね。つまり一般有料道路については路線別の、ここに一般有料道路については、損失補てん引当金制度ということで、こういう形で出ていますけれども、結局これも本当は引当金も路線別に積むべきなんですね。一般有料道路はプール制でないので、個々に償還が終わるような構造になっていますけれども、個々の一般有料道路に対して引当金をきちんと積むとわかりやすいのですけれども、一般有料道路でありながら、この引当金の積み方はプール制的な引当金の積み方になっているということがまず1つあります。
○藤井総裁 プール制というのは、先生、御承知のように、全体の高速道路というのは、どれから、どういう順番で整備をしていくかというのは非常に難しゅうございますが、結果として東海道メガロポリスのラインが最初に整備してきたと。それから順次、東北道であるとか、山陽・九州道、こういうふうに整備してきたわけでございます。したがって、整備の後先の議論があると。そうすると後で整備、ずっとがまんして待っているところから見れば、早く整備されれば安いコストで早くできたのにという思いも出てまいります。そういうようなことから、いわゆる負担の公平性ということを非常に重視いたしまして、私どもプール制ということを考えてやってきているのは御承知のとおりでございます。
○猪瀬委員 総裁、プール制の説明については、私知っていますし、皆さんも既に御存じなんですよ。プール制ということは、どんぶり勘定であるということについても。しかし、全体が出るということは、個々の路線別のものの積み上げがなければ全体が出ないわけですよ。
それで、日本道路公団が出しています『JH決算ファイル2001年』というのがあるのですけれども、この中の14ページに「営業中高速道路の収支状況」というのがあります。そこに「路線別の収支状況」というふうな見出しがありまして、そして「高速道路は全国料金プール制を採用しており、収支は全体で把握していますが、収入は各路線の走行台キロ、金利は路線毎の要償還額に相当する額に応じて配分し」と書いてありますね。
○藤井総裁 はい。
○猪瀬委員 「金利は路線毎の要償還額に相当する額に応じて配分し」ということは、もとがなければ、この文章は出てこないわけですね。「金利は路線毎の要償還額に相当する額に応じて配分し」とちゃんと書いてあるわけです。ということはもとデータがあるわけで、路線毎の要償還額がなければこういう文章は出てきませんよ。
○藤井総裁 先生、整備計画がどうやって出されているかということは御承知だと思いますが、国幹審で整備計画をつくる際は、全体のネットワークを、この部分は今度高速道路として整備しましょうよということでマクロ的に決めまして、そしてそれは、今の計画の中で、今の料金レベルでのみ込めるかどうかこういうチェックをします。その段階では、各路線毎の細かいチェックではなくて、要するにプール制でございますから、全体のマクロとして入れます。
○猪瀬委員 本委員会においては、この問題が明らかにならない限りは、いいですか、この問題が明らかにならない限りはこの委員会は機能しなくなるんですよ。そこのところをきちんと、どういうおつもりでいらっしゃるか知りませんが、この金利が路線毎の要償還額に応じてはっきり出ているというふうに書いてあるわけですから、ここに、その資料を出さない限りは、一般的な説明では、この委員会は機能しません。
○奥山理事 補足させていただきます。各委員からの資料要求の中に、12年度決算についての資料要求もございます。この12年度決算に関する添付書類の中に路線別の要償還額もお出ししておりますので、それをご覧いただければと思います。
○田中委員長代理 私の要求資料で満足されるかどうか別にして既に出ているはずであります。今の話は、それをご覧になって、それからもう一回おやりになった方が。
○猪瀬委員 もう一回後で。
○川本委員 今、頂いているものは区分経理されていません。
○田中委員長代理 そこまで行くかどうかというのは、それならその話で今度改めて要求しなくてはいけない。路線別に。
○猪瀬委員 一番そこが問題だから、そこのところが。これがなければ始まらないんです、ここが要するに。
○田中委員長代理 それはそのとおり。だから資料を要求しているのですが、それが満足いくような区分経理がちゃんとされているか、今、川本さんのおっしゃったようになっておるかどうかというのを見た上でもう一回聞きましょう。
○今井委員長 これは非常に重要な問題ですから、今おっしゃったように、一部委員に配られているようですが、全体に配っていただいて、そしてその中で、さらに不足の区分経理等について要求をして認識を揃える。
○猪瀬委員 今あるものであれば、それを確認してくださいよ。
○今井委員長 認識を揃えるということに。
○猪瀬委員 今確認してくださいよ。
○川本委員 区分経理された資料を出していただくということをここでお約束していただきたいと思います。といいますのは、今まで、これまでいただいた資料ですと、実態がわからないというのが正直なところでありまして、これから民営化・自立化されるのであれば、今後説明をされる相手は、お役所ではなくて、出資をしてくれる投資家とか、あるいは消費者に向けてであります。我々委員会も正しい判断をするためには、企業価値の計算をしないといけないと思うんですね。そこから判断をしないといけないのですが、そのためのディスクロージャーを今後ご協力いただくということをここで確認していただければと思います。
○田中委員長代理 川本さんのおっしゃるとおりなんですけれども、今出されているものを具体的に、私が膨大な資料をお願いしていますが、その中で大部分出てきました。つい最近出たものもあります。したがって、それを例えば全部でなくてもいいから、今の議論にかかわる部分について、例えばこういうものが今、田中委員に出されましたと例示してほしい。私に出されたものは、ほかの委員には、こういうものは田中に出されて、要る人はどうぞ言ってくださいという格好で事務局の方から言っておるはずであります。
○猪瀬委員 今あるのでしょう。ちょっと出してくださいよ。
○田中委員長代理 あるはずですから、持ってきてもらってやりましょう。
○猪瀬委員 今出してみて、それが満足いくものかどうかを今確認して、満足いかなければ、さらにきちんと要求しないと、路線毎に出ないと話にならないです。
○田中委員長代理 同じこと言っているんです。
○今井委員長 出ているんですから、それを配ってもらって。
○田中委員長代理 私が今分析中なんですが……。
○今井委員長 ちょっと田中委員にお願いしたいんだけど、あんまり膨大な資料だから、みんなに配られないのですが、中身、必要なものは、みんなが共通認識しないといけないんですよ。
○田中委員長代理 ですから事務局からこういう言い方してあるんです。膨大、膨大って大したことないんですけれども、リストは全部皆さんにお渡しして、これが出ましたよと。したがって、この中で要るものはコピー取って差し上げるから、おっしゃってくださいという言い方で、全部皆さんに差し上げてあります。私の関心のあるものとそうでないものと違いますから、ですから、そういう格好で言ってありますので、事務局に要求していただければそれは出てきます。
○今井委員長 これ説明していただけますか。そのとおりですか。
○田中委員長代理 どこか誤解がありますか。
○小笠原技師長 今、先生言われた17ページの一般有料というのは、おっしゃるとおり、各路線毎に全部収支状況計算していますので、前の資料にもつけましたとおり、約半分がプラスで半分がマイナスでございます。ただ、プラスの方にかなり大きな数字がございますので、結果的に損失補てん金の制度を導入することによってできるという計画になっているわけでございます。もちろんその推計の仕方が甘いと言われれば、これはまた相当議論をしなければならないと思いますが、計算上は少なくとも最終的にこの路線が全部1兆 4,000 億円ほどが余ってできると。
○田中委員長代理 将来の見込みはいろいろあるにしても、少なくとも無料開放した路線について、先ほどまさに御説明があったように、補てんしても、なお、800 億円ぐらいのマイナスというのが実態。一般有料道路というのは、幸いなことに一本一本よくわかるわけです。しかも最近になればますますマイナスになるような道路が非常に多いと。そういうことから考えると、どうも公団の運営の実態、プール制になって隠れておるけれども、これを象徴しているのではないかと私は懸念しておるということだけ申し上げておきたいと思います。
○藤井総裁 1点だけ補足させていただきますと、今の一般有料の中にはかなり高速道路・高規格幹線道路の部分を形成しているものですけれども、一応マイナスがついているものもかなりございます。それから、こういうものはネットワーク化すると変わってまいります。
○今井委員長 これは道路公団としてネットワークと関係のない、いわゆる今までのような、無料化してきた路線と、ネットワークと関係があって、特に圏央道なんかは一番なんですが、これをやるためにはとても単独では採算が合わないというようなものと仕分けできますか。
○藤井総裁 はい、できます。
○今井委員長 できれば、そういう仕分けをして、一般道については考えたいと思うのですが、その仕分けを是非お願いしたいと思います。
○藤井総裁 かしこまりました。
○田中委員長代理 私が一般有料道路がわかりやすいし、問題にしておるのは、1つずつ実は営業中の路線について、償還計画と実績の乖離状況というのですか、見てみますと、 10年ぐらいの間は比較的計画どおりいっているんですよ。ところが10年超えると本当はネットワークに組み込まれてうまくいくはずなのが、逆にさっきお話出た新利根川橋だとか西富士だとか八木山バイパス等々を見ますと、逆に乖離が、利益とか何とかではないですよ、計画との乖離がひどくなっている。マイナス200 %以上になっているとか、そういうことがあるものですから、小笠原理事の御発言に関わらず、私は先について懸念しておるということを申し上げたわけであります。
○藤井総裁 私どもの方がもっと懸念しておりまして、そういうものを早めに手を打って、言ってみれば不良債権ですね。
○田中委員長代理 そうです。
○藤井総裁 言ってみれば、不良債権を早めに処理しちゃおうと。要するに大きくならないうちに処理しようということで、今やってきておりますし、これはなるべく早いうちに見通しを立てたい。ただし、私どもだけでは、これを引き受ける一般管理者、無料化するとすれば、一般の管理者の同意を得なければいけませんから、そういうことも含めて、今個別にやらせていただいております。
○今井委員長 ちょっと済みません。さっき土地は約2割ぐらいというお話で、これは償却対象から外れているということなのですが、ただ、一応全部土地の手当てまで含めてお金を借りて、そして返さなければいけないということになっているのですが、土地の分と国費でもって資本金を入れた分と見合うのでしょうか。それとも大分乖離があるのでしょうか。
○妹尾理事 それは用地代と国費を入れたものとは直接考え方としてリンクしておりません。いずれにしましても、現在の道路公団として、最終的に国に償還する対象は用地費はもとより、用地費も料金収入で償還することになっております。
○今井委員長 将来、民営化というときに、一般の会社と同じようなやり方をやりますと、土地の償却をしなければ、その分は返せないわけですよ。だから、その辺をどう考えていったらいいかという意味で、用地費と資本金とが見合っているかという御質問したのですが。
○妹尾理事 委員長おっしゃるように、国に借金を償還するという考え方であれば、用地費も償却対象とすべきではないか。そうでないと利益が多く出てくるわけですから、その分問題ではないかということはおっしゃるとおりだと思います。その点から見ますれば。ただ、今回の民間企業仮定計算書が、あくまでも通常の民間企業としての経理基準で計算をするとどうなるかということで……。
○今井委員長 いや、わかるので、土地代が大体どのぐらいかということだけ教えてもらいたいんです。
○奥山理事 補足します。説明資料の3ページを見ていただくと大体概要がおわかりになると思います。民間企業仮定貸借対照表というのが3ページでございます。右側に道路資産が28兆円、民間仮定の。それから資本金が1兆9,800 億円、約2兆円です。したがって、1割より少ないということになっていますので、金額、正式にはちょっとあれですけれども、用地費よりは資本金の方が少ないと。
○今井委員長 用地費は2割ということは大体間違いないんですか。
○奥山理事 はい。平均するとそういうことになります。ここから用地費を落としていますから、もちろんこの28兆円と比較するわけにはいきませんけれども。
○藤井総裁 マクロ的に言うと約2割と見ていただいて結構です。ただ、これから大都市圏になりますと、これが4割、5割に用地費分の重みが出てくるわけです。ですから地方になると、2割よりか安くて土地が買えると、この差が非常にありますので、だけど、これを全部含めて平均すると大体2割ぐらいに今までのところはなっていると。
○猪瀬委員 だから、私がさっきから言っているのは、それは路線別にきちんと、この路線は用地費が幾らで、建設費が幾らでというふうに路線毎に出さないと、概算で2割といっても、今、総裁は大都会では3割、4割になるかもしれないと。地方は1割、2割だと、例えばですよ。それを全部路線別に出さない限りは、これはマクロ的にマクロ的にとおっしゃるけれども、路線別に資料が出なければ、正確に分析できないですよ。これは一番重要なポイントですから。
○松田委員 途中ですけど、路線別にどこまでのデータをお持ちなのかというのをはっきりさせてほしいのは、例えば、これから民間型でどうかということを考えるときに、ここに出ているものは、減価償却でも除却費でも一定の財政審の方向に向いた推計計算なんですね。それを、なければ信用する以外にないんですけれども、あくまでも推計なんですね。お宅もその1つの組織である以上、財産というのはどこにどれだけのものがあるかという台帳があるのだと思うんですよ。そういうものが路線別に固定資産なり何なりが、道路なり、舗装なり、建物なりがどこにちゃんとあるのか、どのくらいの価値持っているのかというのがなければ組織にはなってないはずなんですね。だから、少なくともそういうのをはっきりさせていただかないとわからない。 |
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○猪瀬委員 問題は、今日いらっしゃった意味というのは何かということなんですよ。
○田中委員長代理 今、妹尾さんに今の関連で聞きたいんですが、これは財務省のガイドラインで、2ページ、3ページのことを言っているのですけれども、民間企業仮定損益計算書をおつくりになった。これは指示に従ってつくってみたというだけの話ですよね。
○妹尾理事 まず現在の道路公団の会計経理基準、これは冒頭申し上げましたが、62年の会計専門家が集まった研究会の答申に基づきまして、減価償却はしないけれども、借入れ、これまでの既往の借入額の総額、それからそのうち幾ら返済したかと、そういうことが一番きちんとわかるようにと、そういう方法として、すなわち今おっしゃったように、途中で舗装を除却した。それは財産としてなくなっただろうと。しかしながら借金としては残っているわけです。ですから除却して借金も落としていいかというと、そんなことはないわけです。借金としては残るわけです。
○今井委員長 今までやったことはよろしいのですが、これから民営化を検討するに当たっては、民間会社としての基準が必要なんですね。そうするとどうしても路線別にどういうふうになっているか。減価償却、土地代も含めて、そういうのが必要なんです。そういうデータがあるかという質問を松田委員がしておられるわけで、あるのかないのか、まずお答えしてください。
○妹尾理事 現在は政令とか会計基準に基づきましてやっておりますので、そういう意味での個別の道路資産として整理したものはございませんが、民間企業になる場合には当然必要でございますから、そういうのは逐一整理して、これまでの民営化した……。
○今井委員長 どのくらい時間かかります、それをやるのは。
○妹尾理事 そこは膨大な時間かかります。
○今井委員長 膨大な時間、だけど、大体の路線別のが出せるでしょう、大体のところは。
○妹尾理事 私の今のところの理解では、そのような路線別に財産台帳を、やれ、あれはある、あれはない、情報板とか非常電話、そういうものはもちろん個別としてはありますけれども、それを財産台帳の形で整理するのはちょっと数カ月でできるという作業ではないように思いますけれど。
○松田委員 ちょっとないというのは、私は信じがたいんですけれども、そんな膨大な時間がかかったら、こっちの時間が間に合いませんから、これはあるんでしょう。それなら類推するとすれば、一般有料道路は個別にやっていますね。一般有料道路については、今まで30年かけて開放するということで既に開放したのもあるわけですから、それについては詳細な個別なやつがあると私は思うのですね。そこから推計する以外ないかもしれませんね。一般有料道路の個別のやつを出してくれますか。百なんぼありますね、道路が150 くらいありますか。それならあるんでしょう。
○妹尾理事 一本ずつ、それは道路資産として整理した価格表はあります。先ほど申し上げたように、個別のいろいろなものに至るまで計上した意味での財産台帳というのは、現在それをつくるということになっておりませんので。
○猪瀬委員 それは意味がわからない。あと、幾らかかるとか計算しているわけだから。
○妹尾理事 もちろん。
○猪瀬委員 それは当然、あと舗装はどのくらい、除却費はどのぐらいかかるとかと計算するわけでしょう。
○妹尾理事 計算しております。
○猪瀬委員 だったらあるじゃないですか。
○妹尾委員 そういう意味での財政審の、道路公団会計に基づく道路資産の台帳とかそういうものはございます。それから一般有料道路について一本ずつ耐用年数を計算して、それに一本ずつ充てられた改良費から除却の金額計算したそういうものはございます。
○川本委員 ただ、14ページの表をつくるのに路線毎の区分をされないで、これだけの表をつくるということは実務的には不可能だというふうに思うのですけれども、それについては、どういう形でこれをつくっておられるのかというところを御説明いただきたいと思います。だいたいの数字を目の子でかけてとかそういうやり方なんでしょうか。非常にずさんなようにも見えますが、その辺のマクロとミクロの数字のつなぎ方について、御説明いただきたいと思います。
○奥山理事 補足的に、ここの要償還額というのは、簡単に言いますと全部かかった費用ということですので、猪瀬委員からも御質問がありましたけれども、企業会計でやる場合の資産の把握は、例えば地方公共団体に移した側道だとか用地を買うときに、用地代はもちろん資産になりますけれども、補償費、例えば建物を移転させなければいけないとか、そういうものについては資産にはならないのではないかと、不勉強ながら思っております。
○今井委員長 わかりました。それではわかるものだけでも路線別に出していただけますか。それでないと、これは検討できないんですよ、今後。
○田中委員長代理 私に今まで出されたものも改めて配布がありましたけれども、全く役に立たないものです、これは全体だけですから。ですから猪瀬さんと松田さんがおっしゃったことを全く充足してないということですから、路線別にお願いしたいと思います。
○猪瀬委員 路線別の話で、今、松田委員が一般有料道路だったらわかりやすくて出るはずだということをおっしゃいましたよね。それから今までのプール制の方の普通の高速道路の問題でも、これは出ないはずはないのだということと、先ほど台帳がありますかと松田委員が言いましたよね、過去のずっと。これはあるはずなんですよ。例えば民間会社でなくてお宅はお役所だから5年で焼却しましたとか、そういう弁明をされるかもしれないけど、ではこの5年間のやつを出してくださいよ。いいですか、その除却費も含めて、5年間のやつはあるはずでしょう。
○中村委員 よろしいですか。
○今井委員長 どうぞ。
○中村委員 今の話、私も極めて常識的に考えて路線別にそういうふうなのがつくれないとは余り考えられない。それがないことには、例えば民営化に際して、どういうふうな分割をするのかなんていう議論しようとするときだって、それはやりようもないわけで、是非それはやっていただかないといけないのではないかと思います。
○今井委員長 私は路線別に、今までかかった費用と今挙がっている収入と、それはまだネットワークが形成されてないから赤字のところもあるでしょう。だけど、今挙がっている収入と今かかっているコスト、これの比較。それからどれだけ償還されているか。そのぐらいのことはないと、例えばどこの地域が、分割をするか、しないか別として考えるときに考えようがないんですね。ですから北海道のこの路線、この路線、この路線、東北のこの路線、この路線、この路線というふうに全部で幾つかあるわけでしょう、路線別に。そういうかかったコストと収支率と償還率ぐらいは出していただかないと検討のしようないんです。マクロでいいですから。
○猪瀬委員 例えば道路公団の組織の中で、それをちゃんと把握している部署というのは何なんですか。つまり日本道路公団という名前の中にいろんな○○局とか○○部とかありますよね。それはどこですか。
○妹尾理事 財産的にはそれは本社で言いますと経理部でありまして、全体で言えば経理会計部門であります。
○猪瀬委員 そうすると、それは会計部門に、日本道路公団始まって以来、ずっとそれは資料として残っているわけですね。
○妹尾理事 各路線毎にどのような事業費といいますか、それが要償還額として必要なのかということは挙がってございます。
○猪瀬委員 償還の終わっている高速道路は1つもないわけですから、全部残っているわけですね。
○妹尾理事 それはきちんと要償還額、それから現在かかっているコストとか、そういうものはございます。
○松田委員 理事さん、やりようは幾つもあるんですよ。我々の言っていることがおわかりになってないのかと思いますけれども、例えば毎年あなたのところだって、財産を管理しているから、どこは舗装を直せとか、どこはガードレールを取り替えろとか、具体的な予算の執行を当然やっているはずですね。そのやった結果というのは、借金額だけにトータルで消えちゃうのでなくて、実際のものとしてきちんと記録をし本社にやった結果というものを知らせるはずですね、当然財務は。
○今井委員長 さっきちょっと整理したのですけど、一般有料道路については、本当に単線でバイパス的なやつは、これは無料にするということでやっていたのでしょうから、そういうものと、圏央道みたいな、そういうものはネットワーク形成のためにやっているので、しかも恐らく首都高と同じように都会地ですから、とても料金だけでは償還できないでしょう。ですからそういったものと分けて出していただきたい。それを見ることによって我々の判断がつくと。
○松田委員 もう一つ、どうせ、これから我々が民間の形を考えるというときには範囲を考えなければいけない時期がまいります。是非、今有料道路で建設中の部分、6,000 kmかなんかでき上がったのは別にして、今建設中の9千何百kmの範囲、千何百km、今おつくりになっているわけですね。それの計画地、計画建設費とか、どのくらいのキロであるとかということだけではなくて、今時点で一体何%まででき上がっているのか、そういうのを出してくれませんか、路線別に。これは路線別の工事だから出ますでしょう。要するに 80%でき上がっているとか、あるいは10%だとか、まだ全然施工認可はおりているけど、手をつけてませんとか、これは出るだろうと思いますから、いつでもいいですが、出していただきたい、こういうふうに思います。
○猪瀬委員 今の松田さんの補足ですけれども、そうするとつながるまでに、あと幾らかかるのかということを含めてですよ。つまり、ここからここまであとつなげるところがあると。100 あるとしたら、20今つくってあると。あと80%つくるのに、あと幾らかかるつもりでいるのかということを含めての松田さんの質問だというふうに理解していただきたいんです。
○中村委員 委員長。
○今井委員長 はい。
○中村委員 今の話はそれでよろしいわけですね。ちょっと違う話をさせてもらいます。この間あたりからのこの委員会の場でもそうでしたし、新聞等でも、国土交通省が最近出した将来交通量の予測の件についていろんな意見が出ております。私自身、道路分科会基本政策部会の座長ということもしておりますので、その立場もあってちょっとお話しさせていただきたいと思います。
○猪瀬委員 中村委員に1つだけ申し上げたいのですけれども、今最後におっしゃったように、免許人口が増えていくことはある程度ずれてありますけれども、それは近所のジャスコに行ったり、ダイエーに行ったりするような、そういう交通事情の伸び方であって、高齢化していくと必ずしも高速道路に乗るわけではないというふうなことで、高速道路全体の需要の問題は別だということでよろしいですよね。
○中村委員 わかりました。基本政策部会というのは今度の金曜日にやります。これは第 10回でこれで終わりにしたいと思っています。第1回から第9回まですべて全面公開でやってまいりまして、そこでみんなでいろんな意見をたたかわせてまいりました。大変何ていいますか、広がった意見で1つにまとめるのは大変だったのですが、ともかくそれが19日に出ますので、内容については詳しくはそれを是非ご覧になっていただきたい。今もホームページでずっと流しております。
○猪瀬委員 ただ、こんな、10cm、20cmのデータを持ってきて計算式をよこさないという、そういう態度がそもそも問題なのですよ。
○松田委員 中村さん……。
○中村委員 私、国土交通省の代弁する立場にはないですよ。
○松田委員 もちろん。
○猪瀬委員 影響力があるから。
○中村委員 いやいや。
○松田委員 ただ、座長としてやっておられますから、一言だけ私の感じを申し上げておくと、ああいう形で超長期ですから、言ってみれば。どういう変化があるかというのはわからないというのは当然それ前提ですね。ただ、しかし、非常に常識と納得性を持たないなというふうに私は思っているんです。というのは人口だけではなくて、既に労働力人口は減りつつある、15歳から65歳は。しかも、例えば高齢化が今時点で17%、どんどんと上がっていくだけ。これのときの対応がどうなるかということがどういう議論なされていたかというのが非常に疑問ですね。
○中村委員 私、松田さんとちょっと意見違うのです。免許証の保有率が上がるということは、これは松田さんも納得されると思うんです。我々から10年前の世代というのは免許証をほとんど持ってない。だけど、我々の世代というのはたくさんの人が免許証を持っていて、それで会社やめた後、また車を運転して奥さんとどこかへ旅行するということもしますし、いろんなことに車を使う。私、社会全体として好ましいこととは思ってないのですが、世の中はそういうふうにまだ車利用が増える傾向にあるのです。
○今井委員長 この問題は、別途またやりましょう。
○藤井総裁 基本的には一番最初に仕組みを申し上げましたように、現時点の立場だけで申し上げますと、施行命令を受けている立場では、施行命令を受け、かつ仕事も相当順調にといいますか、進んでいるものはやはりそれを完成させて、ということは、地域のいろんな事情もございますから、そして使っていただけるようにした方がトータルの需要から見てもいいだろうというのはあります。
○今井委員長 さっき松田さんから御質問があったように、現在仕掛かり中のものでどの程度進行しているか。それは完成までに幾らかかるかというようなのは路線別に出していただけますか。
○藤井総裁 はい、出せます。
○今井委員長 それ是非お願いします。
○川本委員 委員長済みません。
○今井委員長 どうぞ。
○川本委員 質問なんですけど、13ページでコスト縮減について書いておられて、今後仕事の仕方を変えていかれるのに際しましてコストの内容というのは非常に大事だと思います。平成12年度のところで、合計額約3,299 億円で、料金収受のところが1,000 億円なわけですね。これは予算書等を拝見いたしまして、ここの内訳がないんですね。
○田中委員長代理 時間がないので確認なのですが、先ほど妹尾さんにお願いしたように、猪瀬さんや松田さんが言った個別路線の収支は、これは全員が期待しておりますので、是非お願いしたいということが1点。
○松田委員 時間がありませんから、全然違うお願いと説明をお願いしたいと思います。それはお宅の関連企業についてでありまして、何というんですか、ドライブインの中にいろいろあるのだけれども、結局レストハウスですか、あの中で、食事をするというものと大分けに分けると、物を売るというのと2つやっておられますね。その2つのセグメントについて平米当たりでも坪単価でもいいのですが、どのくらいの売上と利益率を持っているかというのを教えていただきたいなと。これはすぐに出ると思うんです。
○猪瀬委員 松田委員、私、それ資料請求しているんですよ。今、松田委員がおっしゃったとおり、私、資料請求していまして、これは実は総裁のリーダーシップできちんとやっていただきたいのですけれども、なぜならば、今の松田委員がおっしゃったようなことを含めて、ファミリー企業の発注先リスト等について、前回の7月4日の委員会の翌日に事務局に詳しく提出依頼しているんですね。7月17日の水曜日の委員会までに提出するというふうに提出期限を約束していたんです。しかし、今日それが来てないんです。前日、きのうになって、夕方6時ぎりぎりになって、公団の側から、提出に1カ月かかるというふうに事務局に連絡があったんですね。これはおかしいので、ちゃんと誠実に協力してもらいたいんですよ。
○藤井総裁 1点だけ言い訳ではなくて、わかりました。早速検討させますが、本来、関連企業ということで、今回明確に82法人整理されたんですけど、実態的に言いますと、それはいわゆる今回の企業会計方式に沿ってそういうふうな定義をされたのです。ですから我々の権限的に関与できるところが4法人しかないんです。これは出資をしてたりしていますから、規制力をかけていろいろなデータをとることができるんです。今までのものは、人間が行っているとか、仕事を余計やっているとかというような形で事実上の関連法人という形で整理されております。
○猪瀬委員 道路公団の下に、前に道路施設協会がありました。今分割されて2つに分かれていますけれども、その2つの財団法人がファミリー企業を管理していますね。さらに道路公団そのものがファミリー企業とさらに今1億円以上と言いましたけれども、発注しているわけですから、発注先のデータを持っているはずなんですね、道路公団自身が。
○藤井総裁 いずれにいたしましても、私ども関連法人については、何とかしなければいかんという気持ちにおいては、先生方と同じでございますから、そういう意味で、今経営委員会でも御指導いただきながら、具体的にどういうふうにしていったらいいかということは、なるべく早くその結論を出そうと思って努力しております。それだけ申し上げます。
○今井委員長 いいですか、締めて。
○田中委員長代理 一言。膨大な資料を要求して申し訳ないと思うんですが、議論に必要だと思うから要求しておるので、今1つ1つチェックしておりますけれども、非常に不満足なものもあります。今日の個別の路線について見られるようにですね。そこで総裁に誠実に対応していただくということを是非ここでお願いします。一方では本省の方からのちょっかいも出ているということを漏れ承っておりますが、それは第一回会議の際、総理がおられる前で私申し上げたので、直接提出して頂きたい。公団を何とか民営化の方向に、よくしようという議論をしているわけでありますので、是非御協力を賜りたいと思っております。
○石原行政改革担当大臣 先ほど今井委員長が御質問された点と重複するのですが、確認なんですが、きょういただいた8ページの資料、先ほど小笠原さんが御説明いただきましたけれども、残存事業20兆6,000 億円が、交通量が伸びて、調達金利が4%だと達成可能という数字が初めて出てきたのですが、これまでいただいた72通りのところでは、調達金利が3%、5%の2種類だったと思うのですけれども、それでも絶対できないと。先ほどの御説明を聞いていると、もう10兆円程度しか金利、交通需要見ても10兆円ぐらいしか、あと国費投入はなくなったことによってできないというふうに技師長は言われたのですが、ここの数字だけがなぜかできると書いてあるのですけど、それは公団としてはできないと。それで今井委員長の質問なんですが、そうすると10兆円ぐらいを、どこをどういうふうにつくるのかということをお考えになっているという理解でいいのかだけ最後にお聞きしたいと思います。
○藤井総裁 今のこの表は、建設投資9,160 億円、ここが一番効いております。今まで出てきた多分数字は1兆1,000 億円とか1兆2,000 億円とか、1兆1,000 億円ぐらいでしょうか、とういうような非常に投資の規模が前倒しのまま大きい額、これが非常に効いているということだけはまず申し上げておきます。
○今井委員長 それではよろしゅうございますか。
(日本道路公団退室)
○今井委員長 最後に今後の審議の進め方、並びに集中審議の進め方、これにつきまして、事務局からの説明をお願いいたします。
○坂野事務局長 明日の委員会で諸井委員長からヒアリングをしていただきますが、これはそんなに時間がかからないと思っております。前回の委員会でのお約束のとおり、明日の委員会では、今後の審議の進め方などについて十分な御議論をいただきたいと思っておるわけでございます。その18日の御議論を踏まえて、22日以降審議を進めてまいりたい、そんなふうに考えていることをまず申し上げさせていただきます。
○今井委員長 ヒアリングはあしたで終わるのでしたか、それとも首都圏とやるのでしたか。
○坂野事務局長 ヒアリングについては、明日、諸井委員会、26日に首都圏の知事、30日に阪神の知事及び全国知事会、ここまでがセット済みでございます。残り首都、阪神、本四等については、18日の御議論も踏まえて、また、必要があれば、逐次という前回の御了解でございました。
○今井委員長 そうすると、あと3回ですね、あした含めてヒアリングは。
○坂野事務局長 セット済み3回。
○今井委員長 わかりました。よろしゅうございましょうか。何か御質問ございますか。よろしいですか。
○田中委員長代理 1つ事務局にお願いしておきます。きょうはいろいろな要求資料が、皆さんから出ました。あれをちゃんとリストアップしておいてくださって落ちがないように。まだ、あれこれ落ちているということがあると思いますので、何らかの方法で各先生に確認しておいてもらいたい。
○坂野事務局長 わかりました。明日の委員会に整理したものをお出しします。 |