| [印刷用(PDF)] | |||
道路関係四公団民営化推進委員会委員懇談会記録平成16年11月5日(金)13:00〜15:13
場所:道路関係四公団民営化推進委員会室(虎ノ門第10森ビル3階)
|
|
○猪瀬委員 では、11月5日の「道路関係四公団民営化推進委員会委員懇談会」をただいまより開始いたします。
「社宅名宮前」とか、「社宅名上目黒」とか、こういう社宅名何とかというふうな形で出てきますので、これは何だろうと思いましたら、もう一回写真を送ってくれと改めて請求をして、出てきた資料を見たら一戸建てでありました。
○奥山理事 差し替えの部分は一番下の※印のところを記載させていただいたというところです。 ○大宅委員 これだけのために1枚また印刷したわけ。 ○奥山理事 御説明が足りなかったので、追加させていただいたということでございます。 ○大宅委員 この前のときには出身大学名は入っていないなと私も思ったんですが、差し替えというから何が変わったのかと思って、今ずっと一生懸命見たけれどもなかったんですが、※出身大学については個人情報に関わるものであるため差し控えますと、この1行を足すだけのために1枚また紙をむだにしたって、こういうのは一言言っていただければ、それで済むのではないですか。 ○近藤総裁 これは一言言うだけでは済まない重要なことなんです。要するに、回答の姿勢の問題なんです。質問に対する回答をきちんとしないというのはよくない。したがって、経費がかかっても、きちんと答えをする。
○猪瀬委員 ということは、だから、このデータが近藤さんのところに行ったので、近藤さんがそういう指示を出したと。これはあえてこういう質問をしたのは、やはり個人情報に関わることであっても質問したのは、東大の出身者が優遇されているのではないかということを確かめたかったんですね。なぜならば、つまり出身大学を示していただきたいと請求したのは、あくまでもそういうことであります。更に追及して言えば、この一戸建てに入る基準というのは何なんでしょうかということがわからないので、もしやそういう東京大学出身の人だったら一戸建てが優先されるのではないかと大学名を出してくれと言ったんですね。
○奥山理事 お答えします。一戸建ての入居の基準はどうなのかという御質問だと思いますが、特定の大学だとか出身等々の基準で選んでいるわけではございません。具体的にでは何かということになりますと、全国転勤しておりますということを申し上げましたが、空き状況もあるという御指摘もありましたので、その勤務地との関係、家族の数、そういうもので決めております。空き具合と勤務地との距離、家族の状況というものを考えて選定しておりまして、一戸建てというのを好きな人もきらいな人も入るかと思いますが、余り空きがあるといけませんので、なるべく入っていただくということは必要だと思いますけれども、そういうことで、特定の大学に偏った入居決定ということをしているわけではございません。 ○猪瀬委員 22年同じところに住んでいるというのは、どういう理由ですか。 ○奥山理事 22年長年住んでいるという例があるという御紹介がございましたけれども、転勤という場合でも東京地区で転々とするということもあるかと思います。そういうことで、全国北海道にいて、次に九州というわけではなくて、東京近辺で移動する場合には、住居は変わらずに転勤する、あるいはそれは家族の事情があって同じところにいなければいけない事情もあるかと思いますし、たまたま勤務地が社宅から通える範囲にあったということもあるかと思います。個別いろいろの事情があるかと思います。 ○猪瀬委員 個別いろいろ事情があるというのは、理由にならないですね。これはある傾向があると思うんですね。ここには本社の調査役とか課長とかそういう方が多いんですが、奥山さんに一つお尋ねしたいのは、宮前に72坪の土地があって、1976年当時新築の鉄筋コンクリート2階にしたわけですが、これは本社調査役と書いてありますけれども、これは現地に行きましたら、もぬけの殻になっていまして、それはこういうことを調べ始めたら急に引っ越したんですか。それをちょっと確認したいんですけれども。 ○奥山理事 具体的に今のお尋ねの件について、どういう状況になっているかは、私は現在、手元に状況を持ち合わせておりませんので、調べてお答えしたいと思います。 ○猪瀬委員 いろいろありますと言いますが、1976年に鉄筋コンクリート2階建ての72坪の土地に社宅をつくる理由は何ですか。土地価格が当時六千数百万円です。7,000 万円近いんですね。1976年に7,000 万円近くかけて社宅をつくる理由はなんですか。そこの一戸建てで。 ○奥山理事 ちょっと具体的に把握しておりませんので、調べてお答えしたいと思います。 ○猪瀬委員 あることは認識していますね。この表をつくったんですから。 ○奥山理事 どういう理由でそれだけの金額をかけて建設したかの理由についてのお尋ねですので、把握しておりませんけれども、あることについては知っております。 ○猪瀬委員 お尋ねしますけれども、奥山さん、最初に自分で社宅に入ったときはどういう理由で入りましたか。 ○奥山理事 独身のときですので、独身寮に入りましたけれども。入社して半年後です。 ○猪瀬委員 それからどういう社宅に行ったんですか。 ○奥山理事 全国を転勤いたしまして、社宅に入りまして、この前お尋ねがありましたが、昭和63年に最後にマンションを買いまして、出たという経緯であります。 ○猪瀬委員 こんなくだらない質問を繰り返すつもりはないんです。道路四公団で40兆円の借金があると。日本道路公団だけで30兆円あると。こういう中で近藤総裁がこれは売却すべきだという判断をなさった。それは賢明な判断だと思うんですが、つまり今までむだな道路のつくり方をしてきた。道路そのものが必要だと言っても、そのコストが、あるいは用地の買収にかなり高いコストをかけて、つまり必要のない用地も買収したりしてきた。そういう反省とかを含めてきちんと、この社宅の問題もおっしゃってもらわないと。
○奥山理事 職員の宿舎に関することを担当しております。 ○猪瀬委員 それで今言っているのは、そういうふうにむだな宿舎のつくり方をしてきて、これは我々の通行料金から出ているお金でつくられてきたわけですね。それについて明確な、これでよかったのかよくなかったのかということについてのお答えを聞きたいですね。 ○大宅委員 今、資料6というものの、さっき猪瀬さんがおっしゃった宮前のは、5/35いうのの上から11段、宮前と書いてあって、4LDKで6,800 何ぼで、その対面のページに成瀬が丘というのが1DKで15部屋あって、建設費が今おっしゃったように。これを割り算をすると9,000 万になるということです。 ○奥山理事 今までの宿舎政策に関する反省と今後の展望という御質問だと思います。確かに、空室が生じておりますし、御指摘のような状況でございます。
○猪瀬委員 今、話の途中だけれども、3年ごとに転勤すると言ったけれども、22年同じところに住んでいる人がいるわけだから、おっしゃっていることの意味がわからないです。 ○奥山理事 したがって、居住地域と勤務場所が同じ居住地域から通勤できる場所に転勤したというケースもあるということでございまして。 ○猪瀬委員 22年間ずっと東京にいる人がいるというわけですね。 ○奥山理事 はい。 ○猪瀬委員 先ほどのことで、ちょっとあえて出身大学を示してくれと言ったのは、これは道路公団の職員の中に東大出身者が優遇され過ぎているのではないかという声があるわけですよ。その声があって、では、一戸建ての社宅はどうなのかと。
○奥山理事 この件数のうち、何件いるかと。 ○猪瀬委員 東大出身者がいるかということです。 ○奥山理事 わかりました。 ○大宅委員 問題は、さっきの一人9,000 万円とかかっているところの家賃が5,596 円なわけよ。そういうのはおかしいとかという話はなかったんですか。どう考えたって合わないですね。ほかのいろいろな渋谷の真ん中のマンションとかというのも、ほとんど普通の人の10分の1以下みたいな家賃ですね。そこでどんどん赤字がかさむ。しかも、それが家は全部、道路の建設費の中だということになると、幾らなんでもという話が起きたりは一切しないものなのですか。 ○奥山理事 建物の建設費用あるいは管理の費用と、その宿舎使用料との関係ということだと思いますが、建物にかかった費用をすべて入居者で負担するという考えではございませんけれども、個人の負担というのは当然あったしかるべきということで、宿舎使用料に関しましては、国家公務員で定められております基準額をベースに公団でも宿舎使用料で入居して、更に出していただいております。
○猪瀬委員 お話の途中で申し訳ないけれども、大宅さんが言ったのは、そういう5,000 円ぐらいとか8,000 円とかというのが安過ぎるという話は今までなかったんですかと言っているんです。 ○奥山理事 宿舎使用料については、したがって国家公務員の宿舎使用料に準拠してやらせていただいているということで、これにならってやらせていただいたというのが現実でございます。 ○猪瀬委員 公務員の官舎は従前からいろいろと言われていますよ。ただ、公務員の官舎は基本的に集合住宅なんですね。だから私も集合住宅については、いろいろ問題があるけれども、今まで習慣としてあっただろうと思うんですが、道路に関してちょっと驚いたのは一戸建てが多かったということなんですね。それは集合住宅で集まっているということは多少意味があるんでしょうけれども、一戸建てで例えば、幕張メッセの近くの千葉の方の住宅で、家賃が8,000 円〜9,000 円のぐらいところがありましたね。そういうのは何の意味があって、そういうことをやっていたのか、よくわからないと言っているんですよ。 ○奥山理事 なぜ一戸建てがあるのかということだと思いますけれども、もともと昭和31年に日本道路公団ができた当時から、昔は一戸建てが多かったわけですけれども、昔の住宅公団スタイルの集合住宅にだんだんそれを集約していった経緯があります。
○猪瀬委員 時間がないので、近藤さん、これは順次売却というふうな御答弁を前回されましたが、例えば、先ほどの杉並区の宮前の住宅だと72坪あって、取得価格が1976年当時で6,000 か7,000 万円ですが、現在の土地評価額だと1億5,000 万円ぐらいになりますよ。地面でね。
○近藤総裁 結論としては、そのとおりだと思っています。社宅の問題に関連しまして、この際、3点ほど申し上げたいです。
○猪瀬委員 わかりました。大体その要求に答えないで書類を出すということがおかしいんですね。後半の部分に答えていないわけですから。今、※印は後半の部分に答えたという形になるわけですけれども、答えないままでいるというという姿勢が問題だったんですね。 ○近藤総裁 せっかくその議論になりましたので、併せて追加して申し上げますと、実はこの質問を今日読みまして、猪瀬委員の質問の趣旨が理解できたんです。したがって、私個人的にも、これはきちんと事実関係は把握したいと思いまして、その資料をできるだけ早く提出するように指示を今朝いたしました。 ○猪瀬委員 それでは、今の近藤総裁の答弁は非常に納得できるものでありましたので、次に進みたいと思います。
○奥田理事 8−1の中身だと思います。委員から御指摘のありました、10月20日の読売新聞から端を発した問題だと思いますが。 ○猪瀬委員 8−1ですね。前から当委員会の意見書でこの問題をずっと言っていましたが、具体的に出していただいているわけですけれども、今、奥田理事はどれのことを言っているんですか。 ○奥山委員 この料金収受業務でございますが、もともと猪瀬委員から御指摘がありましたように、随意契約でやっていたものでございますが。 ○猪瀬委員 ちょっとほかの方がわかりにくいかもしれないけれども、資料8−1の7枚めくって8枚目に横組みの表が書いてあります。
○奥田理事 ちょっと御説明させていただきます。
○猪瀬委員 要件を緩和すると、新規の参入ができるようになるわけですね。ところが実績として、例えば料金収受に関しては、価格協議方式というのを入れたようです。でも、それを入れたとしても14件がこれまでどおりで、2件だけファミリー企業じゃないと思われるものが入ったというにすぎないんです。この集計をしてみたんですけれどもね。 つまり、新規参入ができれば、99.9ということはあり得ないはずなんです。実質平成14年はほとんど99.9だけれども、料金収受に関しては、平成16年度の入札は若干80とか、70とか、90というのが3つ、4つ混ざっていますよ。それ以外は全部99.9ですよ。だから、今おっしゃっていることの意味がわからない。 ○奥田理事 16年度につきましては、55件料金収受の契約を行っておりまして、平均の落札率というのが99.4%でございます。新規参入の契約の会社の数で申し上げますと、38社が契約をいたしまして、いわゆる非ファミリーというのが8社でございます。
○猪瀬委員 行政コスト計算書上におけるファミリー企業と、その枠の外にいるファミリー企業があるわけですよ。その外の枠に入っているファミリー企業まで入れると、ほとんど一般からの参加はありませんよ。 ○奥田理事 我々は行政コスト計算書に基づいて、今、御説明したわけですが、そういう意味では、2社全く新顔というのはございます。 ○猪瀬委員 たった2社でしょう。だから、もうこれは3年前ですよ、一般競争入札すべきだということを、いろいろ提案して、意見書としては2年前に出しているわけです。
○奥田理事 コスト削減につきましては、平成14年度、料金収受の委託費について申し上げますと、968 億でございます。
○猪瀬委員 ちょっと考え方の基本が違っているんですが、予算主義なんです。つまり、2割削減するんだったら、予定価格を2割下げると。競争入札で予定価格を下げていくんではなくて、初めから2割下げておいて、随意契約して99.9%にするというやり方なんです。だから、価格協議方式の導入とか言っていますが、それでほとんど落札率は下がっていませんよ。わずかに1%、2%下がっているだけですよ。ですから、何で一般競争入札をしないんですかということなんです。
○奥山理事 現場代理人AとかBとか、そういうものが公団OBの行き先の指定席になっているんではないかというような御指摘だと思いますが、私どもは、勿論定年もございますけれども、人員の新陳代謝ということで退職していただく人がどこに行くかということは大変関心がありますけれども、私どもが直接どこどこの会社に、どこどこの代理人Aとか、こういうことで指定をして就職していただいているということではございません。
○猪瀬委員 今日、配られた資料の中に、料金収受業務委託実施基準は入っていないんですかね。入れていないんですか。この間、道路公団から送られてきたけれども、奥山さん、料金収受業務委託実施基準というのはあるでしょう。私が請求して公団から来ていますよ。今日のところには入っていないですか。
○奥山理事 委託の実施基準は発注する側の基準でございますので、人事というよりは営業部サイドの問題ではございますが。 ○猪瀬委員 発注する側の基準で、相手側のファミリー企業にだれとだれと、どういう基準の人間を入れなければいけないというふうに言って発注するわけですから、これは人事政策でしょう。 ○奥山理事 いえ、そういうことではございませんで、委託実施基準では、現場代理人にふさわしい人Aさんを置いてほしいということでございますので、道路公団OBのだれだとか、OBでない人のだれだとか、具体的な指定があるわけではございませんので、つながりがあるわけではございません。 ○猪瀬委員 現場管理人AとかBとかというのは、具体的に受注する側がイメージするわけですね。これは公団OBのことだなと。ほとんどそう読めるように書いてありますから、公団OBを入れなければいけないと思っているわけです。これが適正な競争入札になるはずがないですね。この基準をもっていて受注しようとしたときに。 ○奥山理事 具体的にちょっとよくわかりませんが、ファミリー以外が受注した場合にも現場代理人を置いているわけですけれども、これはOBではないというケースもあるかと思いますが、それとの関係から見ても、特定の人をイメージしているものではないと。役職に関する給与の算定の基準であるから、OBであるかどうかということとは関連がないというふうに考えます。 ○猪瀬委員 料金所長がいて、何でそのように現場代理人AやBが必要なんですか。 ○山本理事 道路公団の山本でございます。現在の料金収受体系で、先ほどもお話がございましたように、料金収受業務につきましては、現場代理人、主任、料金所長、事務担当、事務長、事務担当官、収受長、収受員という格好になっておるわけでございますが、最初の現場代理人そのものが収受業務全体、1つの契約についての現場での総括責任者でございます。そういう意味で収受業務全般に関する、契約をしている者についての現場の収受業務全般に関する事務を統括しておるということでございまして、全体の収受員を管理・監督し、会社側の責任の窓口としてやっておるということでございます。
○猪瀬委員 今の答えでわからないんですけれども、料金収受を外部に受注させているわけですね。その際に、何で外部の会社の給料の基準までつくるわけですか。
○山本理事 給料規定をつくっているということではございませんでして、私どもが料金収受業務を外部に委託するときの基準、実施していただくための基準を私どもはお示ししているということでございます。
○猪瀬委員 受注するということは、外部の会社がやるということですから、一定の基準というか、業務の基準があったとしても、給料の中身まで普通は口を挟みませんよ。
○近藤総裁 先ほど山本理事の説明、ちょっと私の理解とは違うところがございますので、もう一度説明させていただきます。その後、私が発言します。 ○大宅委員 せっかく委託するんだったら、もっと安くして、業務が遂行されればいいわけですね。もっと安くちゃんと料金収受業務ができますというところがあったら、2割どころではなくて、半額になるかもしれないわけです。それを始めから、この仕事をやるのはこのくらいの給料じゃなければできないはずだというのは、どう考えても変だと思います。 ○山本理事 先ほどから御説明申し上げておりますように、料金収受業務というのは委託業務でございます。そのときに、私どもが委託するに当たりまして、委託会社に対して、私どもとしてこういう業務をやっていただきたいと。例えば現場代理人と、それから事務長と収受長、収受次長、こういう一定の料金所、こういう料金所があるときには、こういう業務をやっていただきたい。それについての現場代理人とか、そういう個別の方についての積算の基準を私どもとして持っておる。それを今申し上げた実施基準、今、委員がお持ちになっている積算基準としての実施基準でございます。
○猪瀬委員 積算基準だとおっしゃいましたね。それならば、現場代理人A、現場代理人B、料金所長、この辺の現状のOBの占める比率。そして、具体的にどこの料金所の現場代理人はOBであるかないか。そういうことをデータとして示してください。 ○山本理事 今、具体的に手元に持ち合わしていませんが、1つ私どものデータとして持ち合わしておりますのは、現場代理人等々についてのOBの人数については、約七割強がOBだというデータがございます。全体につきまして、今、猪瀬委員がおっしゃいました点についてのデータを出させていただきたいと思います。 ○猪瀬委員 7割ですね。7割が結局OBなわけでしょう。 ○山田理事 現場代理人につきましては、収受員その他、1万4,000 人等ございますので、所長その他等々につきましては、まだ十分把握しておりませんので、調査させていただきたいと思っております。 ○猪瀬委員 7割がOBであれば、積算基準そのものが間違っているということになりますね。つまり、7割がOBで、OBの給料を払うために積算基準をつくっているとしたら、さらにそれで99%の随意契約ということになれば、これは考え方の基本が間違っているんじゃないですか。 ○山本理事 先ほども奥山理事からお答えをさせていただいたとおりでございますが、現場代理人というのは、今申し上げたように、現場での事務監督の総括責任者という業務を持っているわけでございまして、OBがなるというものではございません。しかも、現場代理人の年収と言いますか、給与その他等につきましては、先ほども申し上げましたように、そういう賃金センサス等を参考にしながら、類似の業種・業務についての職種等も参考にしながら決めさせていただいているということでございます。
○猪瀬委員 これは奥山さんにも聞きたいことではあるけれども、実は現場の方からいろんな声が上がってきておりまして、料金収受のおじさんは排気ガスの中で必死に切符をもぎっているわけですが、現場代理人Aは何にも仕事をしていないというんです。遊んでいるんだって。机に座ってあくびをしているんだというんです。 ○大宅委員 その現場代理人と称するのが必要なのかどうかということで、ずっと委員懇談会のあれで出てきて、例えば車両管理員と称する運転手さんがいましたね。なぜ必要かというと、道なき道を運転して、夜討ち朝がけで交渉をするから。普通はそんなに特殊技能とは思えない。
○猪瀬委員 今、大宅さんが言われたのは特殊技能じゃないと言っているわけですけれども、現場代理人Aがいなければ成り立たない話ではないということ。
○奥山理事 特にそういう決めはございません。現場代理人Aに行く基準とか、現場代理人の資格要件というのは全くございませんので、これは会社の方で決めていただくことであります。働いているか、働いていないか、会社のマネージメントの問題であります。 ○猪瀬委員 そんな一般的な話ではないんです。今、山本理事の方で積算基準だとおっしゃった。そこに7割の現場代理人AなりBなりがいるということです。それの給与の基準も大体積算基準としてある程度見えている。わかっているということで、人事の責任者である奥山さんは、そういう現場代理人AなりBなりを、道路公団のシステムとしてつくり上げてきたわけでしょう。
○奥山理事 送り込む実績と言われても、これは結果的に7割の方が就職されているんですけれども、送り込むシステムをつくってきたとおっしゃいましたけれども、つくってきたわけではございませんで、結果としてそういう方が経験に基づいて、それぞれの会社で必要だと言われて、それに就職されているということでありますので、何か基準があるわけではございませんし、私どもがそこに送り込むということをしているわけではございません。 ○猪瀬委員 今、大宅さん言われたように、現場代理人AとかBとかというのは、特別な技能は要らないと思うんです。そういうことを前提に受注する、積算根拠がそうなっていて、それで受注する、今度は仕事をもらう側、企業の方は、受け入れざるを得ないと思ってOBを採ってきたと思います。あるいは、そのOBを採っていれば仕事がもらえるというふうになっていると思います。 ○奥山理事 何か緊張関係があって、送り込んだために受け入れざるを得ないのであれば、99というのも何か矛盾するようなことではないかと思いますが、何もそういう強制的なものはございません。少なくとも3割については、そうでない人が入って、実際にはやっていると。
○猪瀬委員 取りっぱぐれがないのは当たり前でしょう。仕事なんだから。それで、7割が道路公団OBである、というのを具体的に後で出していただきたいということです。いいですか。道路公団のOB名簿ありますよ、集計すればいいんですが、きちんと出してくださいね。 ○奥山理事 把握できる範囲でさせていただきます。 ○猪瀬委員 それから、積算基準に代理人AとかBが必要なのかどうかということです。所長以下あればいいわけですから、そういうものについても、積算基準の見直しをお願いしたいです。山本理事、いいですか。 ○山本理事 先ほど申し上げましたように、積算基準と言いますか、執行体制、現場代理人が、どういう場合に、どの程度必要なのか。あるいはまた、料金所がどういう格好でできるか。 ○猪瀬委員 現場の人が必要ないと言っているんです。現場の収受員が、現場代理人AとかBとかは仕事してないから要らないと言っているんです。 ○山本理事 お言葉ではございますけれども、仕事を全くしてないという御指摘については、私どもとしては、現場代理人としての仕事、先ほど申し上げましたような仕事をやっておると、私どもは考えております。ただ、そのときに、今おっしゃいますように、コスト削減の中で十分効率的にやる必要があると。場合によっては、公団の内部の仕事として取り込むものもあるだろうと。あるいはまた、完全に競争でやるところもあるだろうということで、そういう事務体制の整備、再検討、再編を現在掲げておるということでございます。 ○猪瀬委員 くどいようですけれども、現場代理人Aの1日の労働の明細というか内容について、今度示していただけますでしょうか。よろしいですね。 ○山本理事 ちょっと具体的なイメージがあれですが、おっしゃるような趣旨で、典型的な現場代理人の形で出させていただきたいと思います。 ○猪瀬委員 きちんと日報をつけているはずですね。 ○山本理事 はい。もちろん、日報もつけておると思いますし、そういう具体的な作業をやっておるということでございますので、具体的にどういう作業を、例えば、一日、あるいは一月どういう格好でやっておるかということについての典型例、あるいはまた具体的な例についてのお示しをさせていただきたいと思っております。 ○猪瀬委員 近藤総裁、競争入札が実質行われてないんです。近藤さんはまだ来て1年だから、今までの平成14年、15年、16年の流れを見て、ここにデータがありますけれども、結局99%という数字がメインなんです。中心なんです。
○近藤総裁 2点ほど、先ほどの議論を踏まえてお話したいことがございます。
○猪瀬委員 今のおっしゃることはよくわかります。だから、この資料8の別紙1とか別紙2で、料金収受業務の応募要件と書いてあって、会社として業務経験がなくても、業務経験を有する者などを必要最小限配置できれば応募可能とすることと言うんです。でも、これはすごくおかしな表現で、業務経験を有する者というのは、新規参入は業務経験を有しないわけです。業務経験を有する者ということであれば新規参入はできないわけでありまして、ここに少し緩和したということでしょうけれども、会社として業務経験がなくても当たり前ですけれども、その後、会社として業務経験がなくてはならない前はなっていたんですが、会社として業務経験がなくても変えてありますね。ただし、業務経験を有する者などを必要最小限配置せよということは、OBとかを入れないとだめだということになってしまうんです。それだと新規参入ができないということになってしまうんです。だから、巧妙に業務経験というものを滑り込ませているわけで、今、近藤さんがおっしゃったような形式基準ではなくて、性能基準というか、スキルがあればいいんだということであれば競争入札はできます。
○大宅委員 ごめんなさい。今日はちょっと早く出なくちゃいけないので。 ○猪瀬委員 次に、問題は偽造ハイカですよ。偽造ハイカが7月の委員懇談会で損失額200 億円になると言われたんですが、この間発表したのは、250 億円になっているんです。それを資料8−1の5枚目に「別紙1」があります。「7月14日民営化委員会懇談会に提出したハイウェイカードの被害額推計値」、これが恐らくこのまま行くと250 億円になるだろうという数字で、その裏のページに10月13日に公表した『偽造ハイカ問題の総括』において今度は250 億円になるだろうという話です
○奥山理事 2度登場していますので、御説明いたします。
○猪瀬委員 一般なことをお尋ねしますけれども、理事までお勤めになると、勤続40年くらいで、奥山さんは人事担当ですから、お尋ねしたいんです。退職金はどれくらいになりますか。 ○奥山理事 ちょっと記憶しておりませんが、職員を辞めたときに退職金をいただきましたので、既に4年ほど前にいただきました。 ○猪瀬委員 退職金はどのくらいなんですか。 ○奥山理事 職員のときの退職金ですか、よくは覚えておりませんけれども、ちょっと正確には覚えておりません。大分使い果たしております。 ○猪瀬委員 そういう問題ではなくて。 ○奥山理事 どういう関係ですか。 ○猪瀬委員 霞が関の退職金も結構高いですけれども、奥山さんのように理事になる前まで、ずっと勤続年数が長ければ、4,000 万〜5,000 万円は行くでしょう。 ○奥山理事 いやいや、そんなにはもらっておりません。1967年に入社いたしましたので、33年で退職いたしました。 ○猪瀬委員 私が今言いたいのは、250 億円の損失ということはすごいことなんです。 ○大宅委員 これだけ被害に遭いました。終わり。ですか。 ○猪瀬委員 奥山さん、もう3分くらいは余裕があると思うから、私が何でそういうことを言ったからというと、30年、40年いる人は、この問題をずっと見詰めていたはずでありまして、責任問題をはっきりさせたいんです。
○奥山理事 責任関係については、いろいろ申し開きする事項はあろうかと思いますが、これは年数の長短ではなく、結果だと思います。したがって、少なくとも私が在任しておりましたときには、そういう問題は生じないし、そういう危険性については、セキュリティーの高いハイウェイカードであるということが言えると思いますので、現時点においてどうだというものについては、コメントは差し控えたいと思いますが、少なくとも私の担当した部署において、その担当した期間において、そういうことはなかったと考えております。 ○猪瀬委員 平成11年に5万円券の偽造が見つかったんですよ。阪神公団は平成13年に5万円券の販売の停止をしているんですよ。にもかかわらず、日本道路公団が販売の停止をしたのは平成15年です。このときあなたは理事ですよ。
○奥山理事 詳細についてはあれですけれども、この前の調査報告書に具体的なことは書いておりますし、しかるべき手をいろいろ打ってきて、かけるべき偽造対策の費用と効果という観点も考え合せながらやってきたというふうに認識しております。
○猪瀬委員 役員会でそんなことはしょっちゅう話し合わせているはずですね。つまり、営業企画課長もやり営業部長もやった奥山さんが理事会でこの問題が出たときに関心がないわけないですよ。理事会全体の責任ですけれども、どうですか。 ○奥山理事 話し合われたかどうかについは記憶が定かではありませんけれども。 ○近藤総裁 この後、私が引き取ります。彼、組合とのあれがあるので。 ○大宅委員 やっぱり人の金だと思っているとしか言いようがないので、近藤さんになられて変わられていますが、ずっと近藤さんのお話を伺っていて、もっともだと思うわけですけれども、後でお話になるんだったら、一生懸命いろんなことを指示を出したり、通達を出されて、どんな状況でいらっしゃるのか、ちょっと不安なんですよ。みんなちゃんと動いてくれているんだろうか。民営化というのがみんなの意識の中にかなり入って、総裁の言うことだから動こうとなっているのかな。そうじゃないんじゃないかという不安があるんですけれども、その辺も伺っておいてください。 (大宅委員退席、奥山理事退席)
○猪瀬委員 総裁ちょっと待ってください。近藤さんに行く前に、阪神公団にお尋ねしたいんですけれども、阪神公団は平成13年にやめていますね。これはどういう判断でやめたのかということです。 ○並川理事 阪神公団の並川でございます。13年の5月に阪神の料金所で5万の偽造ハイカを発見したということがございまして、それに基づいて8月に廃止をしてきたということでございます。私も当時、担当部署におりませんので、その程度しか現在はわかりません。 ○猪瀬委員 偽造ハイカがあって、阪神公団は廃止したのに、道路公団は廃止していない状況を見ながらどういうふうに思っていましたかということです。 ○並川理事 今申し上げたように、そのところを担当しておりませんので、どう思ったかというのは、この場でも発言はできませんし、私自身もそういうことで、今どうこうという話ではございません。 ○猪瀬委員 首都高はどうなんですか。 ○高橋理事 当方は偽造ハイウェイカードはこれまで判明していないわけですが、利用後に判明した偽造ハイウェイカードについて、全体的に道路関係の四公団で使用・流通を阻止し切れなかったということがありますから、全体的に利用停止に至ったということだと理解しております。 ○猪瀬委員 回数券、100 回券は偽造があったんです。それは反応が遅いんじゃないですか。 ○高橋理事 偽造の100 回回数券についても、いろいろ大口利用者との調整、いろんな問題がございます。そういう中で今回、高額100 回券の廃止、また、回数券についても、いろいろ9回券とか30回券とか、ばらばらになっておりましたのを、鉄道でやっておりますような11回券に統一するということで、これにつきましては、関係方面との調整も十分図りながら、偽造に対処するためにも、高額回数券の廃止に今回踏み切ろうとしているわけです。 ○猪瀬委員 このハイカの問題で、先ほどの別紙1で7月14日のペーパーと裏ページの8月13日のペーパーがありますが、ここには前年利用額、当年利用額というのが書いてあるんですけれども、別紙1の7月14日のものは、7月に発表したものですから、利用額が6月までしか書いていないんです。ちなみに7月が29億円、5月が30億円、6月が18億円となっていますね。その後7、8、9、10、11、12、1、2と、そのまま読み上げますと、13億、13億、7億、5億、4億、3億、2億、1億と、来年の2月には1億円になって、ほぼ終わるだろうと。被害予想ですね。こう書いてあります。
○山本理事 今、御指摘がございましたが、この推計につきましては、前回も提出させていただいたとおり、私どもは販売停止以降の改善での減少傾向の近似曲線を用いて推計させていただいているということでございます。前回は近似曲線と、対前年の等差の関係と両方やらしていて、非常に大きいであろうというのが近似曲線ということでございましたので、最終目標が180 億〜200 億ということで出させていただきましたが、この200 億という推定値が近似曲線を用いて出させていただいた数字でございます。
○猪瀬委員 7月に200 億と言って、10月に250 億と言って、50億が簡単に増えてしまったわけです。この推計額の予測が甘い見積りでやっているからですよ。13、13、7、5、4、3、2、1というのが、既に13、13が間違った時点で、また7、5、4、3、2、1とやっていくと、また今度は半年経ったら250 億が300 億になるかもしれませんという話になりかねない。
○山本理事 私どもとしては、対前年の減少比率の曲線がございます。その曲線については、単発の、個別の月等々については、曲線でございますので、実績値と多少の差はあろうかと思います。
○猪瀬委員 7月に間違えたことについてはどう思うんですか。これから間違っていないというなら、7月と10月で差があったことについては、どういうふうに根拠を説明するんですか。 ○山本理事 7月、8月については実績値が出てまいっております。それについては私どもの推定値と違ってきているのは事実であります。ただ、そのことについては、1つは当時の7月、8月の利用動向、交通量の動向、ハイカの利用動向についての、若干の私どもとしての。 ○猪瀬委員 そう言いますけれども、2倍になったら近似値ではないです。 ○山本理事 ただ、全体としまして、減少傾向は1年半くらい前からの減少傾向はそう変わっていない。ただ、7月、8月単独で大きく上がっておるということをもって、その後についてすべてそういう格好での傾向が全部変わってくるということではない。1年からずっと曲線の傾向として取った結果がこういうことになっているということでございます。 ○猪瀬委員 減少傾向は減少傾向に決まっていますよ。減少傾向の減少度の見積りが甘いと言っているんですよ。同じことを繰り返してもしようがないからやめますけれども、減少度の見積りが明らかに甘いでしょう。それでまたこういう見積りを出したって普通信用しませんよ。普通の民間ビジネスでこのデータを出してもだれも信用しませんよ。こんなのが通用するのは公団だけですよ。
○近藤総裁 7月、8月が非常に特殊要因であったことを最初の見積りで入れてなかったと聞いております。7月、8月というのは夏休みでありまして、お客様の層が大きく、普通の月と異なってくるということを計算に入れなかった。今まで眠っていたお客さんが、ここで動き出すという傾向があるということで、7月、8月が極めて特殊な月であったので、それはやはり見積りが甘かったと聞いております。
○猪瀬委員 見積りは7億で、7月、8月は夏休みだと言うけれども、10月に出したものは14億なんです。ここで基本的にデータがつまずいていますよ。 ○近藤総裁 ですから、9月以降は近似曲線に戻るということで、事務方として最善の努力で出した見積書はこれであったということで、私はとりあえずその説明は受け入れています。それで計算をいたしますと、241 億という数字が出ますが、過去何回かミスリードした経験がございますので、少し保守的な数字を取りまして、250 億規模ということで発表させていただきました。そういうことでございます。
○猪瀬委員 時間がないので、もう一つだけあるので、あとワンテーマ残っていますが、それはあと短くやりますけれども、この問題と関係あるんですね。今、近藤さんおっしゃいましたけれども、国土交通大臣、今の北側さんにおわびするという形ですけれども、国民にきちんとおわびをしていないと思うんです。世間にはっきりさせるという処分を、やはり何らかの形でしなければ、これは国民は納得しないだろうと思います。
○近藤総裁 まず透明度の問題でありますが、これはもう常に私就任当初から申し上げておりますが、これから新会社が信頼を得られる一番大きな鍵は透明度だろうと思います。したがって、日本で一番透明度の高い会社をつくっていこうではないかということは、社内外で何遍も繰り返して言っているとおりなんです。
○猪瀬委員 今の近藤さんの御答弁で政府保証は念のために付けたと。それは非常に限定的なものであると。できるなら政府保証は使いたくないということでよろしいですね。 ○近藤総裁 はい。 ○猪瀬委員 その方がいいと思います。繰り返しますが、社宅の問題等あるいは偽造ハイカの問題等、市場の評価に耐えられるような民営化会社にならなければいけないと思うんですが、恐らく近藤さんは民間から来て1年ですから、道路公団というのは、異文化だったと思うんです。カルチャーが違うというふうに思います。しかし、道路公団職員というのは、30年、40年ソビエトみたいなカルチャーの中にいたわけですから、そういうところでの意識改革というのは、こういう委員懇談会の中で少しも隠さずデータを出すということに、その姿勢が表れてくるというふうに思うんです。それに尽きると思うんです。
|
道路関係四公団民営化推進委員会委員懇談会終了後の記者会見 |
|
○猪瀬委員 それでは、今日の委員懇談会の後の記者会見を始めます。
○朝日新聞(各務) よろしいでしょうか。 ○猪瀬委員 はい。 ○朝日新聞(各務) 朝日新聞の「AERA」の各務と申します。
○猪瀬委員 道路公団の収入というのは、料金収入しかないんです、基本的には。料金収入で道路をつくるのはわかるのですが、料金収入で住宅をつくってきたというのはおかしい。我々は、高速道路のお金を払うときに、それが住宅の資金に回るとは思っていないで払っているということですよね。
○フジテレビ(中野) フジテレビ中野と申します。
○猪瀬委員 近藤総裁は少しずつ売却していくというふうなことを前から答弁しているわけです。やはり今回ちょっと非常に腹が立ったのは、社宅の詳しい明細を提出するように何度も何度も請求しているわけです。最初に請求したら、大ざっぱなものが出てくると。具体的には、では、都内のどういう社宅がありますかというと、端っこの方の少し古い社宅の写真を送ってきたということです。つまり、資料の請求を繰り返し繰り返し何度もしなければ、事実が出てこないということについて非常に腹が立ちました。
○朝日新聞(各務) 先ほどの『AERA』の各務ですけれども、もう一つ不思議に思うのは、保有宿舎です。空きが1,000 戸あると。空きが1,000 戸あるのを利用せずに、借り上げの宿舎というのを別途用意しているわけです。この辺は、どういう理由なのかというのは、これまで追及と言いますか、理由というのは何かお聞きなったことはありますでしょうか。 ○猪瀬委員 空き室、空室が1,000 戸あるということが、悪いことだという自覚がないということなんです、まず。我々だったら、まずいという判断をします、普通だったら。それを売却してコスト削減のための1つにしようという発想がなかったということです。だから、恐らく民間企業とカルチャーが全く違うわけですから、そういう考え方がないということです。痛みがないんです、空室1,000 戸あるという、空き室1,000 戸あるということに対して、全く痛みがないということです。 ○読売新聞(飯田) 読売新聞の飯田と申しますけれども、ファミリー企業の問題について、公団側は今後の方向として内部化、あるいは子会社化、あるいは完全に競争と、その何か3つを挙げていたんですけれども、これはどういうふうに区別するのか私よくわからないんです。それについてどうお考えになっているかと、こういうことによって多く見て、民営化することによって今回出たような問題というのは自然に解決されていくことなのか、それとも今しっかりやっておかないとより不透明になって西武みたいなことになるのか、その辺をどうお考えになっているのかちょっと教えてほしいんですけれども。 ○猪瀬委員 今、言われたように民営化される前に解決しておかないと、民営化後に隠されてしまう可能性があるので、競争入札を前提にするということが民営化です。ところが、先ほどの現場管理人Aみたいな積算基準にOBの人件費を入れて、それで受注すると、こういう構造を変えない限り本当の意味での競争入札はできません。
○フリー(若林) フリーの若林と申します。
○猪瀬委員 当然民間会社になるわけですから、体質を改善するということ。例えば、むだな持ち物は持たないということです、民間会社は、固定資産税かかりますから。そういうこともあります。
○朝日新聞(各務) 猪瀬さんのコラムで指摘されているんですけれども、宿舎の売却について公団職員からは反発する声が出ていると。今のお話とリンクする話だと思うんですが、これについてはどんなふうに感想をお持ちでいらっしゃいますか。 ○猪瀬委員 近藤さんが売却しますと前の委員懇談会で言った後に、公団内部で何であんなことを言うんだというふうな反発がかなりあったようです。近藤さんは民間人ですから、当たり前に思って当たり前に言ったわけですけれども、職員の意識はそうではないんです。何で職員のことを考えてくれないんだという反発があります。そういう職員も多いということです。でも、職員の中にはやはりいつまでもこんな社宅にいてはいけないんだという意識の人もかなり出てきてはいるということです。 ○フリー(若林) 先ほどの若林と申します。
○猪瀬委員 社宅のお金がどのぐらい入るかということによりますけれども、年間のリース料の支払いが1兆7、8,000 億円ぐらいあるかもしれませんので、そのぐらいの重い負担になっています。したがって、その中に比べるとそれはごく一部になるということですけれども、ただ、効率経営をしてインセンティブがそういう方向に働くと、より借金を早く返せるインセンティブにつながる。45年以内ということですけれども、45年以内だって44年で返したっていいわけです。たがら、社宅を売却したりして、より民間企業の意識になると、売り上げも増えるし、サービスエリア、パーキングエリアの売り上げも増えますから、そうすると借金を早く返すようなインセンティブになるということです。意識改革と実際の売却価格、両方あります。 ○フリー(若林) 私、ちょっと素人なので、恥ずかしい質問なのかもしれませんが、45年の返済計画そのものが利息がすごく異常な低い比率であるとか、本当かなというので、昔を思い起こしますと東名とか名神とかが将来ただになりますと、償還されますというのが、反故にされたし同じように、この45年もまた反故にされるのではないかなという素朴な疑問を持っているんですが、そういう危険性というのはあるんでしょうか。 ○猪瀬委員 45年では返済できます、これは、基本的には。むしろ、返せるだけ早く返していくという、そういう意欲とかそういうものが必要だと思います。4%の金利で計算して45年ですから、今、低金利ですので、これは年金の利回りが3%だと多く見積もり過ぎているのではないかと批判されているくらいですから、4%で返済計画を立ててありますので、そういう意味では確実に返せる、45年の期間で返せることにはなっています。
○共同(藤田) 今日の公団の説明では、結局責任という問題で、処分するということはないんだ、という説明でしたけれども、これでよろしいんですか。 ○猪瀬委員 納得できません、それは。だから、これは納得できないということはメディアが書き立てない限りは納得してしまうんです。近藤さんは国交大臣におわびに行きましたという。国民におわびしていないです。近藤さんの経営責任ではないけれども、1年だから。だけれども、まだ近藤さんは今、責任者ですから、三菱自動車みたいにカメラの前で並んで理事全員で頭下げないとだめです、これは、当然。でないと国民は納得しません。ですから、先ほどの近藤さんの答弁は、彼は多分内部に気を使っているんです。彼なりの気配りなんだけれども、それは間違っていて、国民に気配りしなければいけないんです、これは。
|