第3回配布資料一覧

資料4

参 考 資 料



参考資料目次
資料1 司法試験運営組織(概念図)
資料2 司法試験の仕組み
資料3 合格枠制の概要
資料4 司法試験第二次試験出願者・受験者・合格者(昭和24年〜平成13年度)
資料5 平成13年度司法試験実施の流れ
資料6 最近の受験生の学力等に関する意見
資料7 口述試験のシミュレーションについて


司法試験運営組織(概念図)


司法試験の仕組み


合格枠制の概要


司法試験第二次試験出願者・受験者・合格者(昭和24年〜平成13年度)


平成13年度司法試験実施の流れ




最近の受験生の学力等に関する意見

(平成11年11月から同12年1月にかけて、司法試験管理委員会の担当者が司法試験考査委員13名から個別に意見聴取した結果)

1 全体的印象について

○司法試験の選抜としては、受験生の中で優秀な者が合格しているが、真中以下の層の学力に差がつきにくくなっている。
○受験生全体の出来が悪くなっている。
○ここ数年、非常に基本的なことができないという人が増えている。
○真中より上の人たちはまあまあだが、下の人の成績が徐々に毎年下がってくるような気がする。

2 論文式試験の答案について

○表面的、画一的、金太郎飴的答案が多い。
○同じような表現のマニュアル化した答案が非常に多い。
○答案がパターン化しており、それも同じ間違いをしている答案が多い。
○フレーズや文章の運びが同じで、総じて「落ちない答案」が多い。
○判で押したような予備校で習ったブロックの組合せを書いている答案ばかりである。
○論理矛盾を起こしていることを気づいていない答案や、論点が違っても平気で違うことを書いている答案が多い。
○基礎から積み上げて勉強していく方式ではなく、論点についての解答を覚えているという感じである。
○自分の頭で考えず、逃げる答案が多い。
○掘り下げが浅く、理由づけのない答案が多い。
○4,5年前の答案も金太郎飴的であったが、その中にもよくできる答案や自分の頭で考える答案があった。しかし、最近では、極端にそのような答案が少なくなった。
○文章は毎年下手になってきている。国語力が低下している。

3 口述試験の受験者について

○因果関係など典型論点についてはよく話すが、少しひねったあてはめを聞くと全然できない。
○一見して若い感じの受験生の中に、基礎的知識が足りない者がいる。
○時効と登記という基本的事項について聞いても、判例の立場をそのまま答えるだけで、反対説を聞いたり理由について尋ねても全然答えられない。大学で接している学生とは異質である。
○基本的な制度について説明させても、30秒以上説明できる人はあまりいない。
○論文できちんと書いていると思ったが、口述をやってみて、実は何もわかっていない状態で書いていた者がいるということがわかった。
○受験生の答えが、一言一句違わず、それも大抵どの先生の教科書にも書いていないようなことを言っており、最近そのような傾向が顕著になりつつある。
○テクニカルターム、専門用語はすぐ言えるが、少し突っ込んで理由や根拠を聞いたり、議論をしようとするとうまく答えられないということで、表面的な知識は多少付いていても、突っ込んだ勉強が進んでいないという印象である。
○自分自身で考えて答えているのではなく、インプットされているマニュアルをいかに出すかということだけに終始しているような感じである。
○少し突っ込んで聞くとすぐに撤回し、撤回を繰り返す受験生が多い。
○結果の妥当性にさえ依拠すればよいと考えているのか、自説の弱点を追求するとすぐに撤回する。
○憲法などで論争を仕掛けても,議論にならず深みがない。議論に耐えるような勉強の仕方をしていない。


口述試験のシミュレーションについて

1 現状(平成13年度)

受験者数1,090 人
受験者総数
(受験者数×3(コマ))
3,270 人
1日当たりの受験者数
(受験者総数÷4(日間))
818 人
試験実施日数4 日間
試験時間
憲法15 分
民事系及び刑事系30 分
試験科目数5 科目
考査委員数
憲法25 名 
民事系52 名 
刑事系53 名合計 130 名
考査委員平均出席日数
憲法3.2 日
民事系3.1 日
刑事系3.0 日

2 受験者数を3,300人とした場合のシミュレーション

 ※ 最終合格者数を3,000人,合格率を91%として算出した(平成13年度における合格率は90.83%)。

シミュレーション1
試験時間,試験科目及び考査委員数を現状のまました場合,試験実施日数は何日間か。

シミュレーション2
試験実施日数を5日間とし,試験科目及び考査委員数を現状のままとした場合,受験者1人に対する試験時間は何分か。

シミュレーション3
試験実施日数を5日間とし,試験時間及び考査委員数を現状のままとした場合,何科目実施できるか。

シミュレーション1

試験時間,試験科目及び考査委員数を現状のまました場合,試験実施日数は何日間か。

ア 受験者数3,300 人
イ 受験者総数
(受験者数×3(コマ))
9,900 人
ウ 1日当たりの受験者数
(受験者総数÷5(日間))
1,980 人
エ 試験実施日数11.8 日間
オ 試験時間
憲法15 分
民事系及び刑事系30 分
カ 試験科目数5 科目
キ 考査委員数
憲法25 名 
民事系52 名 
刑事系53 名合計 130 名
ク 考査委員平均出席日数
憲法9.5 日
民事系9.1 日
刑事系8.9 日

シミュレーション2

試験実施日数を5日間とし,試験科目及び考査委員数を現状のままとした場合,受験者1人に対する試験時間は何分か。

ア 受験者数3,300 人
イ 受験者総数
(受験者数×3(コマ))
9,900 人
ウ 1日当たりの受験者数
(受験者総数÷5(日間))
1,980 人
エ 試験実施日数5 日間
オ 試験時間
憲法5分48秒
民事系及び刑事系12分30秒
カ 試験科目数5 科目
キ 考査委員数
憲法25 名 
民事系52 名 
刑事系53 名合計 130 名
ク 考査委員平均出席日数
憲法4.0 日
民事系3.9 日
刑事系3.8 日

シミュレーション3

試験実施日数を5日間とし,試験時間及び考査委員数を現状のままとした場合,何科目実施できるか。

ア 受験者数3,300 人
イ 受験者総数 −  人
ウ 1日当たりの受験者数 −  人
エ 試験実施日数5 日間
オ 試験時間1科目     15 分
カ 試験科目数1.9 科目
キ 考査委員数130 名
ク 考査委員平均出席日数3.9 日




〔算出方法〕

シミュレーション1

試験時間,試験科目及び考査委員数を現状のまました場合,試験実施日数は何日間か。

1 結果
ア 受験者数3,300 人
イ 受験者総数
(受験者数×3(コマ))
9,900 人
ウ 1日当たりの受験者数
(受験者総数÷5(日間))
1,980 人
エ 試験実施日数11.8 日間
オ 試験時間
憲法15 分
民事系及び刑事系30 分
カ 試験科目数5 科目
キ 考査委員数
憲法25 名 
民事系52 名 
刑事系53 名合計 130 名
ク 考査委員平均出席日数
憲法9.5 日
民事系9.1 日
刑事系8.9 日

2 参考

(1)前提条件
オ 試験時間は憲法が15分,民事系及び刑事系が30分とする(平成13年度と同様とする。)。
カ 科目は,憲法,民法,刑法,民事訴訟法及び刑事訴訟法とする。ただし,試験は,憲法を1コマ,民法及び民事訴訟法は民事系として1コマ,刑法及び刑事訴訟法は刑事系として1コマ,計3コマで実施する(平成13年度と同様とする。)。
キ 考査委員数は,憲法25名,民事系52名,刑事系53名とする。それぞれ2人1組として1日当たり,憲法は10組,民事系及び刑事系は20組で実施する(平成13年度と同様とする。)。
※ 1日当たりの1コマの受験者数は280人とする(平成13年度と同様とする。)。

(2)算出過程
エ 3,300(人) ÷ 280(人) =約11.8日間
ク 憲法考査委員平均出席日数
10(組) × 2(人) × 11.8(日間)÷ 25(名) =約9.5日
民事系考査委員平均出席日数
20(組) × 2(人) × 11.8(日間)÷ 52(名) =約9.1日
刑事系考査委員平均出席日数
20(組) × 2(人) × 11.8(日間)÷ 53(名) =約8.9日

シミュレーション2

試験実施日数を5日間とし,試験科目及び考査委員数を現状のままとした場合,受験者1人に対する試験時間は何分か。

1 結果
ア 受験者数3,300 人
イ 受験者総数
(受験者数×3(コマ))
9,900 人
ウ 1日当たりの受験者数
(受験者総数÷5(日間))
1,980 人
エ 試験実施日数5 日間
オ 試験時間
憲法5分48秒
民事系及び刑事系12分30秒
カ 試験科目数5 科目
キ 考査委員数
憲法25 名 
民事系52 名 
刑事系53 名合計 130 名
ク 考査委員平均出席日数
憲法4.0 日
民事系3.9 日
刑事系3.8 日

2 参考

(1)前提条件
※ 5日間で実施する(平成14年度は5日間で実施予定)。
カ 科目は,憲法,民法,刑法,民事訴訟法及び刑事訴訟法とする。ただし,試験は,憲法を1コマ,民法及び民事訴訟法は民事系として1コマ,刑法及び刑事訴訟法は刑事系として1コマ,計3コマで実施する(平成13年度と同様とする。)。
キ 考査委員数は,憲法25名,民事系52名,刑事系53名とする。それぞれ2人1組として1日当たり,憲法は10組,民事系及び刑事系は20組で実施する(平成13年度と同様とする。)。
※ 試験実施時間は,1日465分とする(平成13年度は,午前は9時から12時30分まで(3時間30分),午後は1時30分から17時45分まで(4時間15分)の予定で実施した。)。ただし,受験者の交代時間として1分間(1日当たりの1組の受験者数−1が合計の交代時間となる。),考査委員の休憩時間として午前5分間,午後15分間(合計20分間)をそれぞれ確保する。
(2)算出過程
※ 憲法の考査委員1組が1日に受け持つ受験者数
1,980(人) ÷ 3(コマ) ÷ 10(組) = 66(人)
※ 民事系(刑事系)の考査委員1組が1日に受け持つ受験者数
1,980(人) ÷ 3(コマ) ÷ 20(組) = 33(人)
オ 受験者1名に対する憲法の試験時間
( 465(分) − (66人−1)(分) − 20(分) )÷ 66(人) = 約5分48秒
受験者1名に対する民事系(刑事系)の試験時間
( 465(分) − (33人−1)(分) − 20(分) )÷ 33(人) =約12分30秒
ク 憲法考査委員平均出席日数
10(組) × 2(人) × 5(日間)÷ 25(名) =4.0日
民事系考査委員平均出席日数
20(組) × 2(人) × 5(日間) ÷ 52(名) =約3.9日
刑事系考査委員平均出席日数
20(組) × 2(人) × 5(日間) ÷ 53(名) =約3.8日

シミュレーション3

試験実施日数を5日間とし,試験時間及び考査委員数を現状のままとした場合,何科目実施できるか。

1 結果
ア 受験者数3,300 人
イ 受験者総数 −  人
ウ 1日当たりの受験者数 −  人
エ 試験実施日数5 日間
オ 試験時間1科目     15 分
カ 試験科目数1.9 科目
キ 考査委員数130 名
ク 考査委員平均出席日数3.9 日

2 参考

(1)前提条件
※ 5日間で実施する(平成14年度は5日間で実施予定)。
オ 1科目の試験時間を15分とする。
キ 考査委員は130名とする。2人1組として1日当たり50組で実施する(平成13年度の口述試験における考査委員は130名である)。
※ 試験実施時間は,1日465分とする(平成13年度は,午前は9時から12時30分まで(3時間30分),午後は1時30分から17時45分まで(4時間15分)の予定で実施した。)。ただし,受験者の交代時間として1分間(1日当たりの1組の受験者数−1が合計の交代時間となる。),考査委員の休憩時間として午前5分間,午後15分間(合計20分間)をそれぞれ確保する。
※ 1日当たりの1組の受験者数は,66人とする。
(2)算出過程
※ 5日間における試験時間の合計
( 465(分) − (66人−1)(分) − 20(分) )× 50(組) × 5(日間) = 95,000(分)
カ 試験可能科目数
95,000(分) ÷ 15(分) ÷ 3,300(人)= 約1.9(科目)
キ 考査委員平均出席日数
50(組) × 2 × 5(日間) ÷ 130(名) = 約3.9日