4月24日、25日の両日、伊藤補佐官は石川県に出張し、社会保障に関する地方意見交換会(金沢市)に出席するとともに、地域医療、福祉、若年雇用、子育て支援の現場を視察しました。地域医療の現場は、社会保障国民会議サービス保障分科会(医療・福祉・介護)の委員である神野正博委員が院長を務められる恵寿総合病院(七尾市)を訪問し、神野委員には社会保障に関する地方意見交換会にも御出席いただきました。
 
社会保障に関する地方意見交換会(4月24日(木)15:30〜17:30場所:石川県庁)
 地域での医療、福祉、若年雇用促進、子育て支援などの取り組みや現場での悩みなど、きわめて活発な意見交換がなされました。主な意見を御紹介します。
 ・石川県では少子化対策について、先進的な取組を進めている。特に、企業も一体となって、地域全体、社会全体で子育てに取り組む機運が醸成されている。
 例:プレミアム・パスポート事業、ふるさといしかわ子育てファンド、縁結びist事業、マイ保育園登録制度(子を持つ親の「かかりつけ医」) 等
 ・自治体レベルが頑張っているので国の財政支援をお願いしたい。現場で柔軟な対応ができるよう、制度の弾力的な運用を認めてほしい。
 ・ジョブカフェ石川は、国の施設も含めて各施設を融合し、地域の産業界とも連携して、地域ぐるみで若者を育て、雇用し、活用するシステムを構築している。また、若年人材の確保・育成、キャリア教育支援など、役所の縦割りを超えた連携機能を果たしている。
 ・低いコストで高い質の医療を提供するためには、
 (1) 効率化(IT、カイゼン、産業間連携)
 (2) 見える化(医療提供体制の再構築、集約化と役割分担(補完))
 (3) 資金の注入(税制改革等による財源確保)
  が必要であり、低負担高福祉は不可能であることを国民に説明する責任がある。このままでは、医療限界地域、医療限界都市が出てくる。
 
 
視察先の様子と簡単な概要は次のとおりです。
 
恵寿総合病院(七尾市)【神野委員から説明を受けました。】
ITによる効率化事例、医療・介護・福祉のワンストップサービス、外国病院・大学との連携や、ヘルスケアツーリズムによる地域振興・新規健康ブランドの創出について説明を受けました。
 
いしかわ総合母子医療センター(金沢市)【周産期の高度治療について説明を受けました。】
新生児集中治療室(NICU)、母体・胎児集中治療室(MFICU)を視察しました。
 
ジョブカフェ石川(金沢市)【谷本石川県知事と植村アドバイザーから説明を受けました。】
若年人材の確保・育成、キャリア教育支援など、ジョブカフェ石川が役所の縦割りを超えた連携機能を果たしている点について説明を受けました。
 
東京ストアー畝田店(金沢市)【ポイントを利用するお母さんに話を伺いました。】
プレミアム・パスポート(子を持つ親は特典ポイント)が利用されている店舗を視察しました。ポイントが5倍になることがあるそうです。
 
金沢市教育プラザ富樫(金沢市)【「はじめまして。」】
教育と福祉が連携をとって子育てに取り組んでいる現場を視察しました。
 
よしたけ保育園(小松市)【扉を開けて「こんにちは。」】
子育てにおける「かかりつけ医」(母子手帳交付時に登録できる)のようなマイ保育園を視察しました。オンリーワンの卒園証書(1人1人違う)など、きめ細かな対応がなされていました。

内閣官房内閣総務官室(社会保障国民会議担当) 〒100-8968 東京都千代田区永田町2-4-12 内閣府庁舎別館 TEL:03-6910-0262