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【今月のピックアップ】高岡御車山祭

高岡御車山祭の様子

イベント開催情報

高岡御車山は加賀藩祖前田利家が豊臣秀吉より拝領し、二代当主前田利長が慶長14年(1609年)に高岡城を築くにあたり町民に与えられたのが始まりと伝えられています。高岡關野神社の祭礼日に神輿と共に曳廻されてより以来、今日に至るまで高岡の発展とともに継承されてきました。高岡町民の心意気と財力に支えられ、格式も高く、日本でも屈指の華やかな山車であり、「日本遺産」の構成文化財であるほか、「山・鉾・屋台行事」としてユネスコ無形文化遺産の登録を受けています。このたび、高岡市では中国語・英語・韓国語に対応した紹介パンフレットを発行しており、行事としての保存・継承を重んじながら国際化に向け取り組んでいます。

イベント概要

イベント名
高岡御車山祭
期間
2017/5/1(月)
開催場所
富山県高岡市
主催団体
高岡市(※「高岡御車山」の保有及び「高岡御車山祭の御車山行事」の実施は高岡御車山保存会)
URL
http://www.mikurumayama.jp/

インタビュー

本事業に関して、高岡市 寺口様にお話を伺いました。

―事業実施のきっかけは、どのようなものだったのでしょうか。

高岡御車山は、加賀藩祖前田利家が、後陽成天皇と正親町上皇を聚楽第に迎え奉るときに使用した御所車を、豊臣秀吉より拝領し、二代当主前田利長が、慶長14年(1609年)に高岡城を築くにあたり町民に与えたのが始まりと伝えられています。
高岡關野神社の祭礼日に神輿とともに曳き廻されてより以来、高岡町民の心意気と財力に支えられ、格式も高く、日本でも屈指の華やかな山車として、今日に至るまで高岡の発展と共に継承されてきました。
4月3日の与四兵衛祭から始まり、4月30日の蔵出し、山飾り(宵祭)、5月1日の奉曳、神輿渡御が行われます。山車の巡行は、古式に従い、一定の順路で曳き廻されます。
現在、高岡御車山保存会によって運営・継承されています。この歴史と伝統のある祭は、重要有形・無形民俗文化財の両方の指定を受ける全国5件のうちの一つです。

―この事業の目的は何でしょうか。

高岡は鋳物の生産・技術の向上や、物資の運搬・流通の充実によって商工都市として発展し、独特の文化を形成しました。高岡御車山祭はその発展を象徴する代表的な行事で、7基の御車山には彫金・漆工・染織など高岡の伝統工芸の粋を集めた豪華な装飾が施されています。山車を持つ各町が競うように、装飾を豪華なものとしており、現代まで伝承されています。自ら主体となって地域に貢献してきた町民の心意気が感じられるものです。
高岡市が誇るこの高岡御車山祭の魅力を発信していくことで、多くの方に高岡の文化に触れていただきたいと考えています。

高岡御車山祭の様子

高岡市内を山車が練り歩きました

―今後、本事業がどのように広がり、発展をしていくのでしょうか。その展望をお聞かせください。

「beyond2020プログラム」の認証を受けたように、今回から、英語、中国語(簡体字・繁体字)・韓国語のパンフレットを発行し、海外からの観光客など外国語話者への対応を進めています。
今後も、行事としての保存・継承を重んじながら国際化に向け取り組んでいきたいと考えています。
また、高岡市には御車山を通年展示する施設として、高岡御車山会館があります。祭で活気づく高岡のまちと、祭りを支える人々の姿に一年を通じて出会うことができるバリアフリーの施設です。
近くに来られる際は、ぜひお立ち寄りください。