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【今月のピックアップ】Table d'artisans Nord

Table d'artisans Nordのイメージ
Table d'artisans Nordのイメージ

イベント開催情報

Table d'artisans Nordは、お茶の時間のための豊かなテーブルを創造することをコンセプトに、マグカップやティーカップ&ソーサー、菓子皿等を山形の廃校になった小学校を工房として再活用し、4人の職人の手仕事によって創っています。また、岩手県の伝統工芸品である南部鉄器を、カラーバリエーション豊かにし、現代の生活スタイルに溶け込むようデザインを見直し、「南部鉄器カラーポット」として販売しています。海外の方にも大変人気の商品です。香川県では、どんぐりやまの作業所という障害者雇用施設の皆様の手で、和三盆を製造いただいています。南部鉄器カラーポットは、英語での説明書を用意しているほか、Table d'artisans Nordの職人の技や思いも国内外問わず伝えられるよう、HPやパンフレットを多言語化します。

イベント概要

イベント名
Table d'artisans Nord
期間
2018/1/31(水)〜2019/1/31(木)
開催場所
全国
主催団体
アンシャンテ・ジャポン
URL
http://www.enchan-the-jp.com/produits/index.html

インタビュー

本事業に関して、アンシャンテ・ジャポン 古川様にお話を伺いました。

―事業実施のきっかけは、どのようなものだったのでしょうか。

長年、お茶の輸入販売を行なっておりますが、当社で扱うお茶に合うオリジナルの食器を探していた際、東北の職人が作った食器に惹かれました。これをきっかけに東北でモノ作りを行う人々を訪ねるようになり、すべてを覆い尽くしてしまう真っ白な深い雪の下に豊かな土壌が育っていることを知りました。金工の産地でもなく、陶磁器の産地でもない当地で細々と、けれど強い思いで作られる道具。お茶の時間に日本の空気を感じてもらえるような、これらの道具を国内外に紹介したいと思ったのがきっかけです。そして、そのことによって、工芸を志した若者たちが、生業としてその技術や好きな仕事に従事できるよう応援したいとの使命感からです。

―この事業の目的は何でしょうか。

日本の良いモノをみつけ、新しい要素を加え、現代の暮らしに合うよう進化させ発信してきた当社の根本にあるものは、お茶の時間は平和の象徴ではないかという考えです。ゆったりとした心地よいお茶の時間があれば、いつでも穏やかで楽しい空気に包まれます。豊かな時間のための道具を生み出し、多くの方々に使っていただくこと。
日本の伝統工芸を支える職人たちが抱える厳しい環境にも度々直面してきました。工芸を志した若者たちが、生業としてその技術や好きな仕事に従事できる環境づくりに貢献することが目的です。
その一例ですが、お茶の時間を演出するモノのひとつにお茶菓子があります。
弊社のアイコンでもある南部鉄器カラーポットを象った「和三盆」の型は、香川の木型職人による制作ですが、さぬきの和三盆糖を使用した実際の製造は、香川県の障害者施設「どんぐり山 作業所」に依頼しています。

 
Table d'artisans Nordのイメージ

南部鉄器カラーポットをはじめとした様々なモチーフの讃岐工芸お干菓子です。

―今後、本事業がどのように広がり、発展をしていくのでしょうか。その展望をお聞かせください。

先ずは、日本国内で多くの方々に、お茶がもたらす豊かな時間とその魅力を大きく高める日本の工芸品を知っていただく事に尽力します。また、日本には、客人にまずは一杯お茶をどうぞ、という古くからの習慣がありますが、海外の方にこの文化を紹介するたびに驚嘆されます。オリンピック・パラリンピックを期に、日本独自のもてなしの心とそれを供する際に不可欠な日本の工芸品を是非とも紹介したいと考えています。
TABLE D'ARTISANTS NORD は、フランス語で、北の職人のテーブルという意味です。本プロジェクトには、山形出身のアートディレクターを起用していますが、伝統工芸に新しいデザイン感覚を加えることで、このプロジェクトが、志を持った現代の若き職人たちの集まるテーブルになればと心から願っています。
未来に求められるものは、垣根を越えて人と人とがつながって、交流し、みんなが穏やかで温かい時間を過ごせること、と考えます。
TABLE D'ARTISANTS NORD は、フランス語で、北の職人のテーブルという意味です。お茶と、これらの人の手のぬくもりを感じられる道具で飾られたテーブルが、オリンピック・パラリンピックを期に、国を越えた様々な人々との交流の一助になればと考えています。