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【今月のピックアップ】写真・メディアアート展「唯一の女形芸者」

写真・メディアアート展「唯一の女形芸者」のイメージ

©Hans Diernberger

写真・メディアアート展「唯一の女形芸者」のイメージ

©Hans Diernberger

イベント概要

イベント名
写真・メディアアート展「唯一の女形芸者」
期間
2018/9/7(金)〜2018/11/4(日)
開催場所
ドイツ ケルン 国際交流基金ケルン日本文化会館
主催団体
国際交流基金ケルン日本文化会館
URL
https://www.jki.de/jp/home.html

本事業に関してケルン日本文化会館 實川様にお話を伺いました。

―事業実施のきっかけは、どのようなものだったのでしょうか。

国際交流基金ケルン日本文化会館は、1969年の開館以来、ドイツをはじめとするドイツ語圏での日本文化の紹介、日本理解の促進、日本とドイツの交流、日本語学習・日本研究の奨励等を目的に、多様な活動を続けてきています。定期的に様々な展覧会も企画・実施しているところ、本事業では、現代からみた日本の伝統芸能の姿や、最近特に注目される性別のボーダーレス化と伝統芸能の関係、といった新たな日本の姿をドイツの方々にご紹介できると考え、実施することとしました。

―この事業の目的は何でしょうか。

本事業では、唯一の女形芸者まつ乃家栄太朗氏をはじめとする伝統芸能に携わる日本の芸術家との交流を通じて欧州の若手芸術家が制作した作品群を展示しています。現代日本に生きる芸術家たちが伝統と現代の架け橋となっていること、そして一方の性別の色彩が極めて強い伝統芸能の世界に異性として主体的に関与する姿が社会的な性別のボーダーレス化を体現していることが、写真や映像、音はもちろん、当館やその周辺にある橋や池といった空間も利用して、多彩に表現されています。本事業を通じて、それら現代の日本文化の一側面をドイツの方々に知っていただくとともに、全く異なる国・分野で活躍する芸術家の出会いが創造的な芸術作品として表現される様子もお伝えできればと思っています。

写真・メディアアート展「唯一の女形芸者」フライヤー

写真・メディアアート展「唯一の女形芸者」フライヤー

―今後、本事業がどのように広がり、発展をしていくのでしょうか。その展望をお聞かせください。

本事業では、伝統と現代、男性と女性、欧州と日本といった様々な観点から表現された作品群を展示しており、それらを通じて多くのドイツの方々に現在の日本の姿について関心を持っていただきたいと思っています。本事業は、世界最大規模の映像見本市「フォトキナ」(会場:ケルン・メッセ)にあわせて開催される国際的な写真週間事業にも参加しますので、世界中から集まる写真・メディア関係者の注目を集めることにも期待しています。また、本事業を契機として、欧州の若手芸術家と日本の伝統芸能にかかわる芸術家との交流がより促進されることを願っています。