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【今月のピックアップ】企画展『大♡地図展ー古地図と浮世絵』

企画展『大♡地図展ー古地図と浮世絵』展示品

イベント開催情報

東洋文庫は古今東西の地図史料を収蔵しています。2015年には17世紀オランダで制作された「大地図帳」を中心に、西洋古地図の優品を公開する展覧会を開催しました。本展はその第2弾ともいうべきもので、伊能忠敬没後200年、歌川広重没後160年の本年は、日本で制作された古地図にスポットをあてます。江戸時代のものを中心とする、日本全国あるいは世界を描いた地図を、名所風景や旅の様子を描いた浮世絵や絵本とともにご覧いただきます。
国内有数の質と量を誇る東洋文庫の日本地図・地誌関係史料のなかでも逸品がそろうまたとない機会です。地図から読み取れるさまざまな情報をとらえ、共に旅をするかのようにお楽しみください。
全ての展示解説は英文が併記されておりますので、英語圏の方もいつでも安心してお楽しみいただけます。また、日英中三か国語表記のチラシを都立庭園等で配布しております。ご覧いただき、是非お越しいただければ幸いです。

イベント概要

イベント名
企画展『大♡地図展ー古地図と浮世絵』
期間
2018/9/15(土)〜2019/1/14(月)
開催場所
東京都文京区本駒込2-28-21 東洋文庫ミュージアム
主催団体
公益財団法人東洋文庫、読売新聞社
URL
http://www.toyo-bunko.or.jp/museum/museum_index.php

本事業に関して公益財団法人東洋文庫 篠木様にお話を伺いました。

―事業実施のきっかけは、どのようなものだったのでしょうか。

本年は、日本地図の大成者である伊能忠敬の没後200年、そして名所絵の巨匠・歌川広重の没後160年にあたります。節目の年をきっかけとして、忠敬と広重に関わる資料と中心とした、国内有数の質と量を誇る東洋文庫所蔵の地図・地誌関係史料を一挙に公開し、多くの方に古地図の世界を楽しんでいただこうと本展覧会を企画しました。

―この事業の目的は何でしょうか。

古地図は、描かれた地域の地理的な情報だけでなく多様かつ豊かな情報を私たちに伝えてくれます。過去と現在がどの様に結びついているのかを、私たちが具体的に知るための素晴らしい素材といえるでしょう。しかし、古地図の理解には、くずし文字や独特な表記などのハードルがあります。本展は、分かりやすく見やすく古地図を紹介することで、皆様が過去の生活に思いを馳せ、地図の情報や地図製作の歴史に楽しさと親しみを感じてもらえるようにすることを目的としています。

企画展『大♡地図展ー古地図と浮世絵』メインビジュアル

企画展『大♡地図展ー古地図と浮世絵』の案内

―今後、本事業がどのように広がり、発展をしていくのでしょうか。その展望をお聞かせください。

2020年に向けて東京が変化していくなかで、町と人々の営みの記録である古地図や地誌の重要性は今後さらに増し、人々の関心も一層高まっていくことでしょう。本事業で公開した史料のデジタルデータや文字情報の継続的かつ広範囲な発信方法を検討し、貴重な文化財に多くの方がアクセスできる手段を発展させることで、日本の文化資源の伝承と活用に貢献したいと考えています。