平成28年2月12日


閣議後定例記者会見


1.冒頭発言
ではおはようございます。
どうも毎日御苦労さまでございます。私のほうからは特段ありませんので、皆様からありましたらよろしくお願いします。
2.質疑応答
(記 者)
幹事社から1問だけ質問させていただきます。オリパラ行政とは直接関係ないんですが、国会議員の育休の議論を持ちかけた自民党の宮崎謙介議員が、妻の妊娠中の女性関係を一部週刊誌で報道されたことについて、今日事実関係とか今後の対応について説明することにしています。自民党内からは党のイメージを損なうなどの批判を受けているんですが、大臣としての受け止めをお聞かせいただけますでしょうか。
(大 臣)
事実とすれば大変遺憾なことでありますが、本人は今日記者会見をされるということでありますから、きちんと説明をしていただければと思っております。どちらにしても、政治家は自分の進退については自分が判断するということでありますから、宮崎議員についてもしっかり説明して、その上で政治家として判断されるものだと思っております。
(記 者)
幹事社からは以上です。各社さんいかがでしょうか。
(大 臣)
よろしいですか。
(記 者)
すみません、これも所管外ではあるんですけれども、清原選手について、元選手ですけれども、清原さんについて、逮捕からもう十日以上たちまして、その間いろいろな報道が出ております。例えば現役時代からそういうのに手を染めていたのではないかとか、いわゆる選手としてのプレッシャーとかでありますけれども、ああいう問題についてスポーツ界として何か取り組むべきこと、あるいはそういうスポーツ界の環境が彼をそういうふうにさせたことがあるのかなど、大臣としての御所感をお伺いできますか。
(大 臣)
スポーツ界の環境がというのは、私は決してそう思いません。そこはプロ選手、これはどなたでもそうですが、どんな仕事をするにしても大変なプレッシャーを受けてやっているわけで、しかしそれを乗り越えて心身とも鍛えて、すばらしいプレーをすることによって国民の皆さんの共感を呼び、感動を呼ぶわけですから、そこは清原選手の個人の問題だと思っております。ただ昨年、プロ野球の中で賭博をしたというふうな選手もあったわけでありますが、先ほど言いましたように、プロスポーツ選手というのは、プロだけではありませんが、アスリートというものは正に自分の身体を鍛え、精神を鍛えて、すばらしいプレーを発揮することによって国民の皆さん、とりわけ多くの子どもたちに夢と希望と感動を与えるわけですから、そういう意味でも心身ともにしっかり鍛えて、そしてすばらしい行動をすることによって、ぜひそうした皆さんの模範となっていただきたい、そんな思いであります。
(記 者)
これも所管外で大変恐縮ですけれども、組体操の事故の問題に関しましてお聞きしたいんですけれども、大阪のほうでは禁止をするという動きもあり、また馳大臣は重大な関心があるということで、もうこれは年度内に何らかの対応を示したいという意向を示していらっしゃいます。オリンピックに向けて、また学校体育を通じてスポーツというものを広げていこうという大臣からすれば、そういう状況がある中で、この組体操の問題に関してはどういうふうなお考えがありますか。
(大 臣)
そうですね、これは直接の所管ではありませんが、ただずっとスポーツ行政に、政治活動に携わってきた者として、危険度の問題、判断だと思います。例えば、若干でも危険だというものを全て授業から外してしまう、あるいはそうした運動会等から外してしまうというのは全ていいのかどうか。例えば騎馬戦なんていうのも、ではこれ、ちょっとでも危ないからやめろということなのかどうか。そこはやはりそれぞれの学校、教育委員会の判断もあると思いますが、やはり先生方がしっかりそれをコントロールできるといいますか、危険を予知し、その範囲内である程度冒険というものはあってしかるべきだと思いますから、何段までいいのかどうか、それは当然力学上のいろいろなデータがあるわけでしょうし、そういうことをある程度見ながら、しかし全てだめだということでは私はないかなと思っております。