平成28年2月16日


閣議後定例記者会見


1.冒頭発言
 まず私から、マリ・クリスティーヌさんとの意見交換について御報告いたします。
 明日、オリパラ東京大会の盛上げに向けた有識者との意見交換として、マリ・クリスティーヌさんと意見交換を行うことにいたしました。マリ・クリスティーヌさんは、異文化コミュニケーターとして、2005年の「愛・地球博」での広報プロデューサーや、2010年の生物多様性条約第10回締約国会議支援実行委員会広報アドバイザーなどを務められ、また現在、組織委員会のエンブレム委員も務めておられます。
 今回の意見交換では、国際文化交流の橋渡し役として活躍しておられる経験などから、2020年に向け、日本の文化を外国にどのように発信していくか。また外国の方をどのように受け入れ、大会を盛り上げていくか。その方策やアイデアについて、幅広く御意見を伺いたいと思っております。私からは以上であります。
2.質疑応答
(記 者)
 幹事社から1問質問させていただきます。
 今、マリ・クリスティーヌさんとの面会の御紹介をいただきましたが、機運醸成に向けて、ヒアリングを重ねていらっしゃると思うのですが、具体的に、そういったヒアリングをした結果をどう活かして、どうアウトプットしていくのか。改めて質問になりますが、政府として何か中間取りまとめとか、そういったものを予定されているのかということと、予定されておられたら、時期も含めてお教えいただければと思います。
(大 臣)
 今、予算委員会の最中でありますので、なかなか日程が思うようにとれていないので、もう少し意見交換を続けていきたいと思っています。その後、どういうふうにこの意見を集約するか。あるいは、場合によっては、もう少しやり方を広げていくか。そこら辺についても予算委員会のある程度目途が立った段階で、考えていきたいと思っております。
(記 者)
 所管外で恐縮なのですけれども、ラグビーの件についてお伺いします。
 一部メディアでは、五郎丸選手のフランス挑戦というのが取りざたされたり、あと、畠山選手が、イギリスのリーグで活躍されるなど、海外で活躍する選手が、ラグビーで目立つようになってきておりますけれども、それは大臣、これまで関わってこられて、それらの所感と、今後、どうでしょう。選手の海外挑戦を何かサポートする仕組みみたいなものというのがあったら、より広く海外に出ていくのではないかなという気もするのですけれども、そのあたりいかがでしょうか。
(大 臣)
 これまであまり、日本人の選手が海外でということが、数少なかったのですが、やはり去年のワールドカップを見ても、やはり海外のそうした選手と一緒に試合をする。対戦相手としてもありますけれども、親チームで試合をするということは、そうしたレベルに自分がなじんでいくわけですから、大変大事なことだと思います。2019年に向けて、そうした経験を、より多く皆さんが経験していくことが、日本の技術力向上、チームの向上につながっていくと思いますから、やはりそうやってどんどん経験していただいたほうがいいんだろうと。 サッカーの選手が、ヨーロッパ等で活躍しておられますが、やはりそういうことをラグビーの選手も、そして正に2019年には、最低でもベスト8、決勝リーグに進んで、できれば優勝を目指して頑張ってもらいたいと思っています。そういう意味でも、今、私が言っているのは、サポート体制、これは今まで余りなかったものですから、これから組織委員会、あるいはラグビー協会とも少し話をしながら、どういうふうにするとサポートできるか。当然プロ契約でいくようになるのだと思いますが、特にラグビーについては、ほかのスポーツもそうですが、とりわけ怪我も多いので、そうしたフォローがどうできるか。少し協会等とも話をしてみたいと思っています。

(以    上)