平成27年7月14日


閣議後定例記者会見

1.冒頭発言
 どうもおはようございます。  まず今日の閣議ですが、日本国とアメリカ合衆国間での相互協力及び安全保障条約第六条に基づく施設及び区域並びに日本国における合衆国軍隊の地位に関する協定、この第二条に基づく施設及び区域の一部返還、そして共同使用、追加提供及び新規提供についての決定がありました。  もう一つはジブチ国駐箚特命全権大使新井辰夫ほか1名に交付すべき信任状及び前任特命全権大使西岡淳ほか1名の解任状につき、認証案について決定がなされました。  私のほうからはそれだけです。なにかありましたらどうぞ。
2.質疑応答
(記者)
 冒頭新国立競技場の関係で2問お願いします。今日この後大臣、10時から委員会でも恐らく質疑あると思うのですが、世論調査等では今のデザインで進めることへの理解がなかなか進んでいない状況がありますが、片や総理初め政府としては今の変更をする考えはないと、現行デザイン維持するという考えを強調されておりますけれども、改めて大臣としてどうお考えか、一言お願いします。
(大臣)
 所管する文部科学大臣を初めとして、政府として現行の方針で進むというふうに決定されておりますので、その方針に従って進めると考えております。
(記者)
 もう一点、関連で下村文科大臣が先日の記者会見で、今回のデザインに決まった経緯について検証する必要があるような趣旨の御発言をされたのですけれども、大臣としてこれまでいろいろ金額を変遷した経緯等も踏まえて検証する必要があるのかどうかについて現時点でお考えあればお願いしたいのですが。
(大臣)
検証というのがどういう意味かについては大臣から聞いておりませんが、少なくとも担当する大臣としてこれまでの経緯等について改めて把握するというふうなことではないかなと思っております。
(記者)
 先日来お伺いしております国と都等及び関係機関の事務方の協議についてなのですけれども、目途についてはいかがでございましょうか。もう実際スタートしているのでしょうか。あるいはスタートする目途等はありますでしょうか。
(大臣)
 どれをスタートと言うかですが、先週から都との交渉は始めております。ただ、メンバー等についてはそれぞれの状況もありますので順次詰めていきますが、ただ東京都からオリパラ推進本部事務局、私たちに対して、まずは新国立競技場建設のための経費、2,520億円の内訳について文部科学省からしっかりと説明を受けたい、そういう旨の意向は示されております。これを受けまして、なるべく早く文部科学省からの説明の機会を設定したいと思っております。
(記者)
 となると、すみません、関連して7月末までにはあらかた大枠のその協力関係というのをまとめたいということを先日大臣おっしゃっていましたけれども、その目途については変わらずということでよろしいでしょうか。
(大臣)
 できるだけそうしたいと思っていますし、東京都の舛添知事も、決まったからにはあとはできるだけ協力するとおっしゃっていただいておりますから、全体の計画を理解していただければ、おのずとその後のスピードは早めて、私たちが思っている形で進めていけると思いますし、進めていきたいと思っております。
 ただ、私がお伺いしたときに舛添知事がおっしゃっていましたが、舛添知事は東京都民の皆さんの理解を得るということが最大のポイントですから、そのために都議会でもしっかり理解のための努力ということで、できればそこら辺も踏まえて対応したいとおっしゃっておりますので、そこはこれから舛添さんとの協議かと思っております。
(記者)
 先ほどの代表質問なんかとちょっとかぶるのですが、これだけ新国立(競技場)に対する国民の理解が進まないことの一つの理由として、JSCが出していた計画書に、例えば2,520億の中に仮設の椅子の代金が入っていなかったりとか、20年後に改装するのに改装の期間のことも考えず収支の報告というか見込みが出ていたりとかいう、ちょっとずさんな計画書の部分があると思うのですけれども、この計画書、都知事に例えば理解を求めていく上でJSCから改めて計画書を再度というか、新しく提出させてもらうような話というの、お考えがありますでしょうか。
(大臣)
 今おっしゃったような新たな追加負担等が想定されるのがあるのかも含めて、それでJSCとしてよりも、そこは設置の責任は文部科学省ですから、文部科学省からそういう点も踏まえて聞き取りをするというふうなことになってございます。
(記者)
 本日一部の報道で先日有識者会議で承認された、実施設計で承認された2,520億円の中で立体歩行者デッキ、72億円分の経費が未記載だと、2520の中に含まれていなかったというような報道があったのですが、この点、一義的には文科大臣だとは思うのですが、大臣が把握されている中で事実関係としてこういうことがあるのか、またここに未記載分があったとすれば、それをどのように受け止められるかということについてお伺い…。
(大臣)
 まず最初に、有識者会議は承認をしたということではなくて、あくまでも2,520億円というものについては調整会議で文部科学大臣から方針の決定を示されたと。有識者会議については、こういう内容についてこういうことだよということを皆さんに報告をして、それで改めてそういう方向で進みましょうというふうな、お互いの共通認識を持ったということだと思っております。
 それから今のデッキについてはちょっと私も承知しておりませんでしたので、改めて確認したいと思っております。
(記者)
 国立(競技場)の関係ですけれども、大臣常々この国立(競技場)に関してはアスリート・ファーストという表現を使っておられて、競技をする方がいかに気持ちよくプレーができるかということをおっしゃっていましたけれども、最近この問題に関連して陸上の為末さんとかあるいはラグビーの平尾さん、こういった著名なアスリートの方々も批判をしていらっしゃいます。本当は一番重要視されるべきプレーヤーの方々からも異論があることに関しては大臣はどのようにお考えでしょうか。
(大臣)
 平尾さんは2人いて、神戸製鋼の、いわゆる日本代表の監督の平尾さんでない、別の方の平尾さんのようでありましたが、どちらにしてもいろんなアスリートの皆さん方から心配があることも承知しております。特に国立競技場が高額になって、そのために強化資金が減るのではないか、こういう御心配も聞いております。
 ただ、国としてそういう方針を決定して、競技場はつくるわけですから、それはそれとして強化資金については2020年のオリパラ並びにその後の日本のスポーツ振興のために、強化資金はしっかり確保しなきゃならないものだと思っております。