平成28年5月13日


閣議後定例記者会見


1.冒頭発言

おはようございます。
私のほうからは特にはございませんので、ありましたらどうぞ。

2.質疑応答

(記 者)
幹事社からお聞きします。フランスの検察当局が、2020年の東京五輪・パラリンピックの招致活動の関係で、汚職及び資金洗浄の疑いがあるということで捜査を開始したという声明が出されました。これに関する事実関係及び受け止めについてお願いいたします。
(大 臣)
報道があったことについては承知しております。これまでも同様の報道が何回かありましたが、そのたびにスポーツ庁を通じて東京都あるいはJOCに確認しておりましたが、そのような事実はないということでありました。今回このような報道を受けてスポーツ庁が、改めて東京都やJOCについて確認をするということでありますので、その確認を見守っていきたいと思っております。
(記 者)
確認ですけれども、フランスの検察当局から公式な捜査照会などの連絡等は、現時点では特にないということでよろしいですか。
(大 臣)
全く私は聞いておりません。
(記 者)
あともう一点だけ関連して、このような報道が出たことによる東京五輪への機運醸成への影響、あるいはマーケティング活動への影響について大臣は、どのようにお考えですか。
(大 臣)
報道があるということは決していいことではないです。ただ、少なくとも私もかつてオリンピック・パラリンピック議員連盟の役員として、招致活動の一翼を担ってきたつもりでありますが、その当時東京都の招致活動は、各都市の中で一番フェアな活動をしているという評価を頂いたと自負しておりましたので、そのようなことはないのではないだろうかと思っておりますし、今そのような話が事実としてあったかどうかについてコメントするとしたら、「ないんだろう」と思っております。
(記 者)
先ほどの件に関連してなんですけれども、昨日大臣が弊社の番組に出演されまして、この件で東京はきれいに招致活動をしているということをおっしゃっていたと思うんですけれども、大臣の目から見て具体的にどのような部分で、きれいで汚職がないと判断されているのか教えていただければと思います。
(大 臣)
我々も招致活動において常にいろいろな会合で、「フェアな活動をしていこう」といったことを皆さまへ常に言葉に出して、そしてやっていましたので、そのような意味でもまさしくフェアな活動をしていたと思っております。
(記 者)
このような部分が具体的に安心できるからと、大臣の目から見られて…。
(大 臣)
不正なことをしていないと思っていますから、一番フェアだと思っています。
(記 者)
招致の関連ですが、以前の報道のときにも、JOCなりオリンピック組織委員会なりが、フェアな活動をしてきたということを訴えていますが、更にその信憑性を持たせるために日本なり東京都なりJOCなりですけれども、独自の調査をするとか、本当に潔白だということをアピールするような材料を提示するとか、何かそういった活動を日本のほうからしていくという必要性というのは、大臣はどう考えられますか。
(大 臣)
先ほど申し上げましたように、東京都あるいはJOCにスポーツ庁が確認をするということですから、まずその結果を見守っていきたいと思っております。