平成28年9月23日


閣議後定例記者会見


1.冒頭発言

おはようございます。
連日、雨でございますが、今日は13時半から新国立競技場の建設予定地を視察いたします。
関係閣僚会議の議長として、今年10月にも始まる予定の準備工事前に現場を見させていただきたいということで、今日設定いたしました。
今どのような状況になっているか、中に入ってよく見させていただいて、契約の前にきちんとJSCによる整備のプロセスが進んでいるかどうかしっかり見てきたいと思っております。
こちらからの発言は以上です。

2.質疑応答

(記 者)
  大臣は就任インタビューのときに、真っ先に取り組みたいこととして交通インフラとサイバーテロ対策を挙げられたと思うのですが、先日港湾エリアを視察されて、進捗状況について何かございますでしょうか。
(大 臣)
様々なことを想定して、視察の中でも確認をしました東京の流通の大動脈をしっかりと生かしながら、オリンピックの開催にも互いに支障のない状況をつくっていくという観点から、計画が立てられて進められているということを確認した一方で、これから都として検討されることもおありになるようですので、その検討の進捗状況をよく見させていただきながら、全体としてスムーズに運営が進んでいくために、我々に何ができるかということはよく精査をさせていただきたいと思っているところです。
サイバーセキュリティに関しては、これまでも話を聞いてきているところですけれども、これからより詳細に少し状況を見させていただきたいなと思っているところです。
(記 者)
新国立の視察はどういった点を重点的にチェックするのでしょうか。
(大 臣)
ほぼ更地になっている状況の中で、いよいよこれからつち音が12月にもなれば響くという前の状況ですから、契約に当たってしっかりと確認するという意味でお邪魔させていただきます。 特に、この前の競技場よりもサイズが大きくなりますので、その点については、周辺にどういう見え方をするのかということであったり、あるいは私もあの近辺に住んでいたことがありますので、お客様の流れがどうなるのかというのはよく確認をしたいなと思います。
(記 者)
先週、小池知事も帰国しまして、豊洲の問題と五輪の問題に関してまた新しく取り組むということですが、たびたびの質問で恐縮なんですけれども、また今後の進捗状況について、スケジュール感について何かご意見があればお願いします。
(大 臣)
いよいよ東京都議会が始まりますし、また東京都の都政改革本部の中間報告も出てまいります。議会を通じて都政についてどういう議論が行われるかというのは、都民の1人としても大変注目をしておりますし、またその中で新たに確認ができることもあろうかと思います。そうしたことを受けて、もちろんご相談があってから動くのが前提だとは思いますけれども、どういう展開になるかということは、よく頭の体操をしながら、しっかりと東京都のやりたいことというのを我々の中で勘考していきたいと思っております。
(記 者)
スケジュール感に関しては年内に…。
(大 臣)
組織委員会が年末までに費用負担、役割分担についてお考えをお示しになるということですので、これを私どもはどちらかというと受け止める立場にあると思っています。ですので、この12月というのは一つの節目になると思いますので、ここはできる限り、後ろにずれないほうがいいと思いますし、早ければ早いに越したことはないと思います。
(記 者)
そうすると、12月がずれ込んで1月になっていくと、スケジュール的には厳しさが増していくということでしょうか。
(大 臣)
早ければ早いほどいいということは間違いないのですが、後ろに行けば行った分だけ、どういう知恵を出すかということだと思います。