平成28年11月29日


閣議後定例記者会見


1.冒頭発言
 こちらから特段お話しすることはないのですが、今日は4者トップ会合がございますので、皆さまお忙しいことと存じます。
 これまで3つの競技会場について、事務方で事実関係を整理して、今月上旬の第1回の作業部会での検討を踏まえて、一昨日は大変熱心な議論がなされたと聞いております。私としては、以前から申し上げていますように、ラフな形でいいので大会の総経費をなるべく早く国民の皆さまにお示しすることが必要であると考えておりますので、ぜひそれがトップ会合において示されるということを期待したいと思います。

2.質疑応答
(記 者)
 今の4者協議の話を巡ってなんですが、当初は東京都の小池知事は今日のこの議論の場をフルオープンという形を望まれていたんですが、結果、冒頭は公開で、その議論の過程というのは非公開という形で今日は行われることになりました。これについては大臣、どのようにお考えでしょうか。
(大 臣)
 「第1セッションでまず事実関係の報告があって、第2セッションをクローズにして…」という段取りはIOCのご希望だとうかがっております。やはり忌憚なく意見を述べ合いたいということだと思いましたので、IOCの考えを尊重したいと思います。
(記 者)
 先程、総経費を示してほしいという期待がありましたけれども、他には何か、今日結論が出るということは、3会場や総経費、その他に…。
(大 臣)
 おそらく、この忌憚なく意見を交換するというのは、正にそこできちんと議論をするということだと理解しています。
(記 者)
 もう1点なんですが、今日もしある程度、その3会場や予算の総経費等や、次はまた五輪は新しい段階に入ると思うんですが、その辺について、まず当面の課題というのは政府としてはどのようにお考えでしょうか。
(大 臣)
 正直、今日議論してみないと答えの出ないことだと思っておりますので、今日の議論を経て、またどういう課題があるかということは整理していきたいと思います。おそらく国会の方でも大変関心を持ってご覧になっていると思いますので、きちんとお答えできるよう、われわれとしての立場を整理したいと思います。
(記 者)
 また今日、3会場の話について結論が出るという期待があるんですが、これが今日持ち越しになって、更に交渉になるという可能性はどうでしょうか。
(大 臣)
 どうでしょうか。大会までのスケジュールを考えると、きちんとスケジュールに間に合うように決まることが重要だと思いますので、もし詳細に検討した中で選択肢が幾つかあるならば、そのスケジュール感がどうなっているのかということは、議論の中ではきっちり確認をしたいと思います。
(記 者)
 一昨日の4者会合の作業部会の中では、どのような議論が一番課題になったという報告を受けているでしょうか。
(大 臣)
 課題というか、とにかくそれまでに提示されたIOC側からの疑問点について、きちんとお答えをするという形で議論されたと聞いております。
(記 者)
 具体的にはどのような議論とうかがったか教えていただけますか。
(大 臣)
 コストに関してですね。
(事務方)
 具体的には内容を明らかにしないということになると思います。最終的にはポリティカル・ワーキング・グループでご決断いただく、そのための下作業であるという説明をわれわれは受けております。

(以    上)