平成29年1月24日


閣議後定例記者会見


1.冒頭発言
 おはようございます。よろしくお願いします。
こちらから一点、お話し申し上げることがあります。平成28年度第2次補正予算の事業でありますオリンピック・パラリンピック基本方針推進調査として、ユニバーサルデザインの社会づくりに向けた調査に係る試行プロジェクトの公募を本日から行います。もうすでにいろいろとお取り組みだと思いますが、ぜひとも先進的な取組をわれわれのこの試行プロジェクトにご応募いただきたいと思っております。
公募の詳細については、皆さま方のお手元に資料でお届けしておりますので、何かございましたら事務方にお問い合わせいただければと思います。

2.質疑応答
(記 者)
 まず一点、昨日東京都の小池知事の政治塾を運営する都民ファーストの会が、今年の都議選に候補者4人を擁立するというふうなことを表明したんですが、大臣は東京選出の参議院議員でいらっしゃるんですが、自民党と対決のような形になるんですが、こういった状況をどのように受け止めていらっしゃるんですか。
(大 臣)
 いろいろな思いを持っている方が政治にチャレンジするというのは、それ総体としては悪いことじゃないと思いますけれども、一方で政治の安定というのは、特に今からオリンピック・パラリンピックを迎える東京にとっては非常に重要なことでもあると思いますので、そうしたバランスが都民の皆さまの選択のもとできちんと実現することが望ましいと思います。
(記 者)
もう一点、またオリパラとは別件なんですが、昨日政府の天皇陛下の退位を巡る有識者会議が論点整理をまとめました。課題と積極的な意見と併記している形になっているんですが、一代限りという意向が大分色濃く出ているのかなという見方も出てるんですが、大臣その辺はどのように受け止めていらっしゃいますでしょうか。
(大 臣)
まだあくまで論点を整理して、これからご議論をいただくという材料だという受止めでございますので、国民の代表が集まっている国会においてもよくご議論いただいて、いろいろな思いを持って今までの昭和・平成という時代をみんな生きているわけですので、議論が尽くされることを願っています。
(記 者)
すいません、文部科学省で再就職あっせんが組織的に行われていた件で、全省庁の調査が指示されたわけですが、どのように受け止めていらっしゃいますか。
(大 臣)
極めて遺憾です。われわれはこれまでも相当徹底してやってきたつもりでもあるにもかかわらず、こうしたことがまだ行われていたということです。「われわれが調査をやったからこそ出てきた」という総理の言葉もありましたけれども、やはり霞が関の皆さまによく自覚していただく、ルールを守っていただくということが大事だと思います。
(記 者)
内閣官房オリパラとしては、これから人事局の調査に全面的に協力していくという形。
(大 臣)
もちろんです。
(記 者)
官房独自でとかではなく、内閣人事局の調査にもちろん。
(大 臣)
政府全体でやっていることですので、当然のことです。

(以    上)