平成29年3月17日


閣議後定例記者会見


1.冒頭発言
おはようございます。こちらからお話しすることはございません。

2.質疑応答
(記 者)
 2020年東京オリンピックの追加種目となった野球・ソフトボールについて伺います。組織委員会の武藤事務総長は韓国平昌での今日のIOC理事会に、福島県の県営あづま球場を提案するということを明らかにしていますが、政府として把握している現状と今後の見通しを、大臣は福島開催を希望されていましたが、期待のほどをお聞かせ下さい。
(大 臣)
 本日、武藤事務総長がIOCに、県営あづま球場を追加するという事について、理事会に提案されると伺っております。いよいよだなという思いで、心待ちにしており、いい結果を聞きたいなと思っているところです。
 開催が決まった暁には、福島の皆さんと一体となり、このオリンピック・パラリンピック、県民の皆さんに喜んで頂けるように、我々としても支援していきたいと思います。きちんと決まることがまず第一ですので、待ちたいと思います。
(記 者)
 一方で、その野球・ソフトの競技方式についてですが、組織委員会が出場6チームを2グループに分け、リーグ戦を1リーグ行うということに対して、世界連盟が総当たりのリーグ戦ということで、見解が違っている状況です。今日の理事会では、そういった競技方式も含めて決着する見通しだというふうに大臣は聞かれているかということと、政府として把握している状況を教えて下さい。
(大 臣)
 競技方式について、今日決着するということではなかろうかと思います。色々な事情を勘案しながら、しばらく協議を続けられると考えています。
(記 者)
 野球・ソフトボールの福島開催に関連して、審議は今やっている最中だと思いますが、大臣はこの福島開催が確定した場合に、向こうで競技を実施することによる被災地への効果ですとか、あるいは開催意義について、改めてお伺いします。
(大 臣)
 まず、オリンピックの実際の競技が自分たちの街に、あるいは福島に来たということの、心のレガシーが大変大きいだろうと思います。特に、子供たちに、選手の皆さん、あるいは競技に触れていただくような機会をセットして頂くことを心から願っています。加えて、世界中の人達に、競技の中継等を通じ、福島の映像を見て頂く、そして、競技が実際に行われるという情報、福島は大丈夫だという情報、帰還困難区域がその時どうなっているかというのは私も想像がつきませんが、今、少なくとも流通している食べ物は大丈夫だということ、福島県の中でも色々と様子が違うということ、復興に向けて前向きに進んでいるのだということを、情報としてメディアの方々に入手して頂き、それに基づいた情報を発信して頂くということは、福島の風評被害の払拭にとって、とても大きな意味があることです。例えば、選手村やVIPの皆様方に福島の県産品を見て頂く、あるいは賞味して頂くことも、前向きなメッセージとして受け取って頂くことができるので、やはり競技の開催というのはとても大きな意味を持つと思います。
(記 者)
 別件で、森友学園の問題ですが、籠池理事長の証人喚問が決まったことと、籠池氏が安倍首相から寄付金を受け取ったと発言したことについて、大臣のお考えをお聞かせください。
(大 臣)
 全く事情が分からないので、なぜそうおっしゃったのか、どういう状況だったのかというのはコメントすることができません。それは、多くの国民の皆様も感じていることだと思います。予算委員会で証人喚問という形でお話しになるということなので、その時にお話をしっかり伺い、また不審があれば払拭されることを望んでおります。
 
以上