平成29年12月26日


閣議後定例記者会見


1.冒頭発言
 おはようございます。いよいよ今年も残り僅かとなりました。本日最後の閣議があり、記者会見も最後になりますが、8月から大変お世話になりありがとうございました。また来年もよろしくお願い致します。私から申し上げることは特にございません。

2.質疑応答
(記 者)
 オリンピック・パラリンピックも1,000日を切り、着々と準備が進んでますが、V2予算も固まって、改めて今年を振り返り大臣も御所感と、来年に向けた抱負というか、それを聞かせていただければと思います。
(大 臣)
 私自身について言えば、8月3日この立場になり、就任記者会見でも申し上げましたが、2020年大会はかねてより復興オリンピック・パラリンピックと言われてきました。しかしタイトルだけが先行しているような部分もありましたが、被災県出身の私が担当大臣になりましたので、タイトルだけではなく内容のある復興オリンピック・パラリンピックにしたいと思いました。そういう中でホストタウンを進めるに当たり「復興『ありがとう』ホストタウン」をつくり、短い期間でありましたが、それまで被災地からのホストタウンで手を挙げるところは限定的でしたが、11件の市町村が手を挙げてくださいました。それともう一つ申し上げていたのは、夏のパラリンピックが同一都市で2度開催されるのは東京が初めてということですので、パラリンピックも是非成功させたい。パラリンピックが成功して初めて、トータルして東京大会の成功があるのではないかということも言ってまいりました。これについても先般「共生社会ホストタウン」をつくり、草の根でホストタウンを行うことによって、パラリンピックの選手に来ていただくことにより市町村レベルでの共生社会を前に進めるきっかけになるように、そして2020年大会のレガシーとして、共生社会をこの国にしっかり根づかせていくという思いもずっと持っておりました。就任してから、あっという間に経過しているわけですが、年が明けても、一つひとつそうした自分の思いを前に進めていきたいと思います。
自分のことを離れて言えば、IOCの調整委員会等が開かれ、その都度2020年に向けての進捗状況がチェックされており、今日までおおむね順調に進んでいるというIOCの評価もいただいております。国として一つのメインは新国立競技場の建設ですが、これも19年11月に向けて順調に進捗しているということで、年が明けてからも常にやるべきことをチェックしながら、しっかりと確実に前に進めていきたいと思います。
(記 者)
 本日安倍政権が発足して5年となりましたが、これについて大臣の御所感をお願いいたします。
(大 臣)
 最近では大変長い期間続いている政権だと思います。個人的な感想ですが、一つは、あまり他党のことは言いたくありませんが、やはり3年3カ月の民主党政権に対する国民の期待が非常に大きかっただけに、あの3年3か月に対する国民の皆さんの失望を受けての安倍政権スタートでしたので、そうしたことも一つの継続性に繋がっているのではないかという印象を持っております。そしてやろうとしていることがかなり明確で、例えば経済政策についていえば、デフレ経済からの脱却を目指そうという経済政策、外交でいえば、安全保障環境、厳しさは増しておりますが、そういう中で基軸となる日米関係、日米同盟。あの3年3か月で大分ずたずたになってしまったと思いますが、それを立て直すことができたと思います。この内閣がやろうとしていること、目指していること、そういうことが明確であるということが国民の皆さんの一定の支持や理解に繋がっていて、それがまたこの5年間続いてきたのではないかと、この5年間を振り返りそう思います。

以上