平成30年3月6日


閣議後定例記者会見


1.冒頭発言
 おはようございます。私から申し上げることは冒頭ございませんので、何か御質問ありましたらどうぞ。

2.質疑応答
(記 者)
 平昌五輪、パラリンピックで、壮行会や報告会のPV公開が禁止された問題で、内閣官房の方で問題について整理するということでしたがそれの進捗状況についてお願いします。
(大 臣)
 先日事務的に、私立大学協会からいただいた陳情と要請の御意見を受け、それについて関係方面と協議をしていただいております。今後まだ動きがあると思いますが、その過程に基づいておりますが、やはり世の中の状況から見ると、あまり縛りがあると、これから機運醸成していくという大切なことがあるので、それとの兼ね合いをしっかりとっていかなければならないのではないかという思いでおります。今、色々と協議を進めている、その進行途上であります。
(記 者)
 関連してもう1問、去年の9月に組織委員会が自民党の議連に、五つの法案の作成を要請し、その中にアンブッシュ対策法案もありまして、これも20年の東京五輪に向けて、IOC、JOCの知財を守るということで、新たにアンブッシュの法案をつくってほしいという要請がありましたが、日本商工会議所などがこれについて反対しています。同様に機運醸成などの理由からですが、大臣はこの新法の作成についてはどのようにお考えでしょうか。
(大 臣)
 アンブッシュ・マーケティングに対する対応はいずれ必要なものと思いますが、今お話のとおり、日本商工会議所、特に東京商工会議所がこれに対しては強く、余りにも行き過ぎた規制ということで反対だというお立場だというようなことも聞いております。この扱いについては議員連盟でどうするかという検討をしているということですが、議連においても今、まだ結論に至っていないと聞いておりますので、今しばらく議連のそうした検討の動きの様子を見守りたいと思います。
(記 者)
 大臣としては、現行法以上に、法律をつくるということに意義があると。
(大 臣)
 実効性の話だと思います。つまり法律という形にこだわった形でやるというのか、それとも申合せと言いますか、そういう一定の範囲内で、きちんと皆がそれを守っていくという形にするのか、ということだと思います。いずれの形になるかということも含めて議連で検討してもらっていると思いますので、もうしばらくその様子を見たいと思います。
(記 者)
 レスリングの問題をお伺い致します。レスリングの伊調選手がパワハラを受けていたとされる問題で、今日レスリング協会の倫理委員会が開かれます。まだ事実関係についてははっきりしませんが、2020年が近づく中で、またメダルが期待されている選手の中で、こういった問題が起きていることについて大臣の受け止めをお願いいたします。
(大 臣)
 その報道については私も記事を読み存じておりますが、双方それぞれ言い分があるようで、実際どれが本当のところかというのは分かりませんので、今の段階で私の立場で物申すのは非常に不適切だと思います。今日そういうような協会内での委員会もあるということですので、まずそういうものをしっかり見たいと思っております。関心は持っております。

以上